野村祐輔が「エース」と呼ばれるためには…

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野球情報満載デイリースポーツ/真のエースへ、広島・野村の覚悟 来季もエース対決投げ勝つ

情報源: 真のエースへ、広島・野村の覚悟 来季もエース対決投げ勝つ/デイリースポーツ online

秋季キャンプやパレードも終わって、契約更改が終了するまでは各選手いろんなところに顔を出して営業活動。また球団は来期に向けて主に助っ人選手のオファーを出したりして戦力補強を年内で終わらせてって感じで今年も終わるんだろうねぇ。そうした話題の記事が中心になるだろうから、年内は選手個人や今期の問題点、ニュースなどについて書いていこうかと思ってます。まずは昨季は16勝をあげたにも関わらず今季9勝に終わった「エース候補」の野村祐輔でいこうかと。

なぜ昨季は16勝できたのか?
確かに昨季は16勝で最多勝のタイトルを獲得。ただ「完投」が非常に少なかったし投球イニングも最多勝投手にしては物足らなかったよな。この数字から透けて見えるのは中盤まで投げてあとはブルペン陣がしっかり押さえて白星をゲット。そういう流れが多かった。いわば「勝ち運」を確かに持っていた。この「勝ち運」もタイトルを取るには重要な要素だよな。

もう一つは今季もそうだけど「逆転勝ち」が非常に多かった。特に6回、7回での逆転ってのが目立ったよな。そこまで野村も仮に打たれても我慢強く試合を作って粘った結果味方が逆転してくれた。気持ちを切らさずに粘りの投球を見せていた。普通なら負け投手の可能性が大きいにも関わらず、マウンドを降りたら味方が逆転した。ホームでの勝ち星が多いのが何よりの証拠だよな。

なぜ今季は9勝止まりだったのか?

ではその最多勝投手が今季なぜ、白星が伸び悩んだのか?一言で言えば昨季ほど「粘れなかった」。この一言に尽きるんじゃねぇかねえ?何も先発投手ってのは責任イニング投げて勝ってりゃ勝ち投手になれる展開なんてぇの美味しい部類に入る。なかなか野球ってのは思い通りにいかねぇからな、立ち上がりに1点取られただけで味方の援護がなく負け投手になる場合もあるよな。

責任イニングを投げ切って勝っていてもブルペン陣が打ち込まれれば、白星がヒョイと逃げてしまう。こういう場面も勝ち星が伸び悩んだ野村を筆頭に久里や大瀬良、中村祐もそんな展開が何度があったよな。ただこういう展開ってのは何もブルペン陣の責任だけじゃねぇと思うよ。時には連投であったり、球が走らない日だってある。決め球が決まらん日もあるのよ。彼らは毎日投げる準備をしているわけでフォームを修正するなんて暇はない。理想はやはり7イニング先発が投げ切れば、ブルペンも調子のいい投手を出すことができる。変則左腕あたりがいれば、左の強打者に当たりして残り2イングを3人で締める形が理想だよな。

野村は昨季は6回は投げ切っていたケースが多かった。ところが今季は5回がやっとという場面も多かった。すると残り4イニングとなるとブルペンは4,5人使わんといかん。こうなると一人や二人打たれるのが出てくる。何のために1週間のブランクをもらっているのか?先発陣がきちんと仕事をせんとブルペン陣の信頼関係が影響してくるよな。厳しいようだけど、エースと呼ばれる為には自分の事だけ考えているようじゃダメだよな。黒田がいい見本だった。ブルペンの負担を少しでもやわらげる為に行けそうなら志願してマウンドに上がっていたよな。そういった心意気が今季の野村からは感じ取ることができなかった。


打者に対しても粘れなかった

それと相手打者に対しても粘りが今一つだったような気がする。例えばベイスターズ打線はファールで粘る打者が結構多かった。こうした打者に対して「根負け」してしまい追い込んでいながらも四球を出したり、連打を食らったりてのが目立ったよな。

そういった場面が増えてくるとコントロールで勝負する投手だから、より際どいところを突こうする。それをボールと判定されると少し内側に入れてくる。それが甘くなって打たれる。1球1球の切り替えというのかねぇ?どうも一連の流れの中で一つ躓くと修正が利かなくなる。速いボールを持っていない投手の宿命と言えばそれまでだけどな。

今季4勝しかできなかったヤクルトのベテラン石川も速い球は持っていない。野村よりも体も小さい。やはりコントロールと変化球のコンビネーションでプロの荒波を乗り越えてきた投手だよな。入団して即5年連続二桁勝利。不調でそれが途切れると新しくシュートを覚え、それを武器にまた4年連続二桁勝利。2年ほど不調になると次はフォークを覚えて2年連続二桁勝利。16年のプロ野球生活の中で11回の二桁勝利をマークしているのは素晴らしいよな。やはり毎年毎年何かを変えていかねぇとな。野村にとっても最多勝から大きく転落した。ここは一つの転機にできるかどうか?ポイントになるオフじゃねぇかねぇ?

石川がシュートを覚えたのは右打者の内角を見せる球。そして持ち球であるシンカーを生かすためだったらしい。同じような速度で向かってくるのか落ちるのか?左投手は右打者をどれだけ抑えるのかがポイントだからな、きちんと自分を見つめなおして足りないものを覚え、そして結果を残す。フォークにしても真下に下に落ちるのか、内側に落ちるのか?惑わすことで空振りは取れないけど打者のタイミングを外す投球術。やはり長い間プロでやっているには自ら真価を求めなきゃいかんのだねぇ。

野村が復活し最多勝争いを演じるためには?
ヤクルト石川の例を挙げたのは言うまでもない。野村にも来期ぜひ自分の持ち球を生かす新球、それが出来なければぜひ投球術を磨いてほしい。そう思っているよ。

今は便利なサイトがあるもんなんだねぇ。詳細はこちらを見ていただければと思うんだけど、野村はもともと球種は多彩なんだよな。真っすぐに加えてカーブ、シュート、スライダー、カットボールとチェンジアップ。データを見る限りは決め球はスライダーでゴロを打たせるかチェンジアップで三振を取る投球スタイル。被打率が悪いのはシュート、ストレート、カットボールといった速球系だよな。

恐らくシュートはスライダーを生かすために投げる球だと思うんだけど、そのシュートを打たれているってことはその球が甘いのか、それとも配球を読まれてしまっているのかだろうかねぇ。

緩急をつけるために投げるカーブも被打率が悪い。それと左打者によく打たれている。どの辺が打たれているかと言えばインコースの高めと低めの左打率が非常に高い。ひざ元に投げ込むスライダーが甘くなったところを打たれているのかねぇ?同じく左の外角低めも打たれている。これはチェンジアップや勝負球で投げた真っすぐを左に軽打されている印象があるよな。

これだけ見るとやはりどれだけインコースに投げ込むシュートや速球系のボールを厳しく行けるかってのが一つポイントなんだろうねぇ。それと配球も少し考えないといけねぇかねぇ?これだけ多彩な球種を持っているんだから、試合の中で偏った配球のイニングがあってもいいし、勝負球を変えていくっていう工夫も必要なんじゃねぇかな?一言で言えば「投球術」。野村のピッチングは基本勝負球をどう決めるか?から逆算して組み立てている感じがする。打者もそれを読む。次、シュート来るんじゃね?と思っているとその球が甘く来ればプロは打つよな。

ベイスターズで感心したのはバッテリー間で非常に意思の疎通が図れていて、イニング毎、または2イニング毎に配球パターンを意識して変えている節が感じられた。非常に勇気のいることだろうけど、これにカープ打線は結構やられていたよな。カープもバッテリーで攻める投球ってのができるかどうか?野村が二桁勝てる投手に返り咲くにはここが大きな課題だと思うんだよな。

カードの頭に投げるケースが多かったから当然、相手のエース級を当たる試合が多かった。防御率はリーグ4位でも白星に恵まれなかった要因の一つだよな。でもここを勝っていけば、相手のエース級に白星がつかないわけだから、いかに相手のエース級から勝てるかってのが大きなポイントだろうねぇ。

味方が点を取った後の失点も目立ったよな。これは野手からの信頼を失う一番やっちゃいかんこと。CSでも見受けられたけど、今季の野村のピッチングを象徴するかのようだったよな。

まずは決め球を生かす見せ球を厳しくいくこと。そしてそのキレを磨くこと。そしてバラエティ感のある配球・投球術を磨くこと。これが出来れば自信も湧いてくるだろうし、カウント負けして追い込まれてしまう場面も減るだろうねぇ。打者との勝負は早めに仕掛けるのも、今までとは違う野村を見せることができるかもしれん。あーっもうぐちゃぐちゃになってきた(笑)

いずれにしても3連覇するには野村の復活は絶対に必要だよな。来期は再び最多勝をとれる野村に戻ってほしい。今季始まる前にも野村とジョンソンが二ケタ勝てるかってのを一番のポイントにあげたんだけど、来季も同じ。野村が「エース」としてマウンドに仁王立ちする姿を何度もみれれば、そんな難しいことじゃねぇと思うけどな。頑張って復活してほしいよな。