惜別!引退・戦力外通告の季節。名セットアッパーたちの引退で囁かれる「酷使」「潰された」論に物申す。

惜別!引退・戦力外通告の季節。名セットアッパーたちの引退で囁かれる「酷使」「潰された」論に物申す。

野球情報満載デイリースポーツ/カープが4選手に戦力外通告 11年度ドラ4・土生「感謝の気持ちでいっぱい」

情報源: カープが4選手に戦力外通告 11年度ドラ4・土生「感謝の気持ちでいっぱい」/デイリースポーツ online

日曜日まで試合がねぇからな、皮肉だけど試合がない日は早めに記事更新に取り掛かれるからな、こうして更新できるんだよな(笑)。とは言っても今日は大きなカープニュースもねぇしな、ちょっと違った角度で書こうとかなと。

以前にも急増しているカープファンのマナーについてやビジター応援席分割問題、チケット問題など書いてきたんだけど、結構他球団のファンからお叱りをいただいたりしたんだけどな、今日もまた叱られるかもしれんけど、一プロ野球ファンとして「中継ぎ投手の登板過多」についてアタクシなりに思うことがあるんだよ。

毎年のことだけど、この時期になると引退や戦力外通告なんてぇ、プロ野球ファンが一番センチメンタルになるニュースがバンバン飛び込んでくるよな。カープでは新井さんや天谷の引退。土生、辻、佐藤が戦力外通告を受けた。引退する選手は球場でファンに別れを告げらるけど、戦力外はひっそりとユニフォームを脱ぐ。やっぱりちょっと気の毒な気持ちになるよな。

まぁカープは一度面倒見た選手は大事にする球団だけど、それでも新しい戦力を補強するためには犠牲はついてくるからしょうがねぇんだけど、やっぱり、何とかしてあげてくれんかと思うよな。

他球団にも引退や、え?あの選手が戦力外?なんて驚かされる選手もいる。まぁでも年齢を見ると結構いい歳だし、仕方ねぇかなんて思うけどやっぱり寂しいよな。

今年一番さびしい思いをしているのは中日ファンだろうねぇ。投手では岩瀬、浅尾、野手では荒木と落合政権時代の中心選手がこれでほとんど姿を消すことになる。あとは大島と平田、投手では山井くらいかねぇ。一つの時代の終わりを感じさせるニュースだよな。

アタクシ個人的にも岩瀬の1000試合登板のヒロインにはウルっと来たし、荒木の最終打席もホロリときた。浅尾の引退試合で久々に見たけど往年の剛速球の片鱗は跡形もなかったけど、やはりあのフォームは健在だった。森監督もイキな計らいで後をついだ投手が岩瀬。いい場面だったよな。

話を本題に移そう。今回引退を表明した投手の中にはセットアッパーを勤めていたのが多い。浅尾、岩瀬、巨人の山口鉄也、ヤクルトの松岡とね。どの投手も年間60試合以上投げた経験のある投手ばかり。各チームの掲示板やSNSを拝見したり、飲み屋で野球談議なんかするとよく耳にするのは「浅尾は落合に潰された」とかね、「元ヤクルトの伊藤智仁もノムさんに潰された」とかね、当時の監督や投手コーチにあの投手に潰されたなんてぇ都市伝説は各チームそれぞれ色々あるんだよな。

例えば今年のカープの場合、夏場からセットアッパーに抜擢され、大活躍のフランスワ。8月には月間の最多登板のタイ記録を作った。立派だよな。でもこの時点でもすでにフランスワは緒方・畝に潰されるなんてぇ意見がネット上に出てきた。確かに夏場から出てきて登板数が47でチーム5番目の登板数。ちなみに中崎が67試合でトップ。続いては一岡の59、アドゥワが53、ジャクソン48。こうしてみるとアドゥワの登板数の多さは先発陣の情けない投球が原因で、誰かしらケツを拭かなきゃわけで経験を積むという意味でアドゥワにお鉢が回ってきたというシナリオが原因だろうねぇ。その中でもアドゥワは結果を出してずっと1軍に帯同してきている。ベンチの信頼をある程度得たからこの登板数なんだと思うんだよな。

まぁカープだけ見ても登板数の多いのは「勝ち試合」に投げる投手が多い。そういうパターンで出てくる投手の登板数が多いということはそれだけ「勝っている」からに他ならんのよ。これは今回引退した他球団の中継ぎや時には抑えをやった岩瀬、浅尾は中日の黄金時代、山口鉄も原監督に見いだされて原巨人のブルペンの屋台骨を支えた。みんな同じだよな。それだけ投手分業の時代の中では必然なんだよな。

じゃ、カープファンから中崎や一岡は「酷使」されているのか?そう感じるカープファンは少数派だろうねぇ。だってそれが役割なんだからな。そういう投手が打たれ始めると「使いすぎ」「酷使」「潰された」という表現に変わってくる。まぁここなんだと思うわけよ。

じゃ、当の本人はどう考えていたのか?「え?またオレ?」なんて気持ちでマウンドに向かっただろうか?アタクシはそうではないと思うよ。ただ、ブルペンで今日は体にキレがないとか重いなんてぇ日もあるだろう。アタクシだって昨日飲みすぎて体が重いとか、飲みすぎてお腹の調子が悪いとかあるわけよ。まぁ非常に低レベルで比べる対象が悪すぎるけどな、人間だものも体調の悪いだってあるし時には打たれる時もあるよな。

プロ野球ってのは1軍の試合に出て初めてプロと認められる。年俸も上がる。毎日マウンドに上がればそれはそれでチームに必要とされている充実感もあるだろし責任感もあるだろう。力の限り相手打者を打ち取ることに集中するわけよ。黒田が言っていたけど、この1球で腕が壊れてもいいと思って投げているなんてぇのは投手の本音だと思うよ。どの投手だって「オレをこき使いやがって」なんて思って投げる投手なんていないっての。

話は変わるけど今年の夏の甲子園に旋風を巻き起こした金足農の吉田投手。決勝で打ち込まれるまで夏の大会は一人で投げぬいた。甲子園だけでも800球以上。予選を含めれば1000球は軽く超えている。アタクシはこっちの方が大問題だと思うし、体が完全に出来上がっていない高校生なんだから、せめて甲子園大会だけでも投手の球数制限はやるべきだと思う。将来の野球界を背負って立つ投手が甲子園で燃え尽き、選手生命を縮めることはあってはならんと思う。でも高校野球ファンはそれを是としているわけで、あれは周りの大人たちが何とかしなきゃならん問題だと思うし、それを見て悦に浸って感動だ!なんてぇのが個人的には嫌いなんだよな。

巨人にいた桑田真澄氏。彼は独特の投手論を持っていた。投手生命を考えて「肩はヒジは消耗品」と言っていたよな。メジャーも同じような考え方だよな。これはこれで一理あるし、批判はしない。でもほとんどの投手がチームの為に勝利のために身を粉にして投げることはその投手にとっては「やりがい」であり「使命」であり自分にとって最高の「仕事」なんだよな。だから酷使されて潰されたっていう表現はある意味、その投手たちが聞いたらどんな気持ちになるだろうかねぇ?

「潰された」「酷使」というのはその投手の意向ではなく、チームのボスや投手陣のボスからの命令だから逆らえないという意見もわかるよ。本来であれば選手はチームの財産だし、まぁ人間だから何でもやりすぎは体に毒だからな、ボス的な役割の人が調整したり、連投を投手コーチが拒んだり、今日は完全に休ませるなんてぇ方針を監督が打ち出したりしながらバランスを取っていることを実際にしていると思うしな、それでも年間70試合投げる投手は必ず出てくるんだよな、どこのチームもさ。だからその表現は適切ではないと思うわけよ。

「潰された」ってことは潰れちゃっているわけだからもう投げられないってのを意味する。じゃ岩瀬は15年連続50試合以上を投げている。山口鉄也も9年連続60試合以上投げている。カープの中崎だって抑えを任されてからはずっと60試合以上は投げているよな。

浅尾も4年連続で60試合以上投げている。2010年11年は2年連続70試合以上投げている。その後故障を繰り返しながらもプロ生活は12年。岩瀬に至っては1000試合投げて20年。

ここで面白いデータがある。平均8.9年。プロ野球選手のタイム・リミット

これによるとプロ野球選手の平均勤続年数は8.9年だってよ。タクシー運転手(9.3年)、調理師(9.0年)、プログラマー(7.9年)と大体同じくらいの勤続年数らしい。面白いデータだよな。

これに当てはめてみると酷使された投手たちはこの平均より大きく上回っているよな。決して「潰れて」いないと思うよ。選手たちはフル回転した体をオフにはしっかりケアしているし、シーズン中だってトレーナーに体調管理をサポートしてもらい次の登板でも最高のパフォーマンスを出せるよう努力を怠っていないよな。

アタクシはプロの投手ってそういうものだと思っているのよ。8.9年で引退する選手たちの引退理由は決して酷使されての故障が原因じゃねぇし、ロクに投げてもいねぇのに故障する選手もいる。故障してもしっかり治して1軍のマウンドに上がってくるのもいる。これは一言で言えば「選手寿命」だよな。結局はここに行きつくわけよ。

アタクシ達一般人だって「健康寿命」を伸ばすために運動したりサプリメント飲んだり体のケアをしている人は沢山いるよな。でも、残念ながら若くして亡くなってしまう人もいれば、タバコを1日60本吸っても元気で90歳以上の人もたくさんいるわな。これと同じよ。

なんてアタクシはそう思っているからな、あの投手はあの監督に潰されたとか酷使されて選手寿命を縮めたなんてぇ話を聞くとちょっと残念に思うわけよ。それはシーズン143試合を体をはって戦い続ける選手に対して大変失礼な話だと思うし、選手がかわいそうだよな。まぁそういう話で野球談議が盛り上がるのもわからなくもないけどな。

浅尾、岩瀬、山口鉄と全てカープを苦しめた他球団の選手たちだけど、やはり彼らの活躍ってのは野球ファンとしてのアタクシを痺れさせてくれたし、本当に頑張ってくれたと思うよ。心からお疲れ様、ありがとうと言いたいよな。そしてまた彼ら以上に記録・記憶に残るスゴいセットアッパーが出てくるのを楽しみにしているよ。

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