情報源: 優勝決定・9月26日(広島10-0ヤクルト)/デイリースポーツ online
年内にあと4,5本くらい記事を書こうと思いつつも後回しにしていたら、あっという間に今年もあと2日。本当は野手編、投手編、ベンチ編、球団編と今シーズンの総括的なことを書きたかったんだけどな。仕方ねぇ。ダイジェスト版でまとめるかねぇ。
2018年のシーズン。開幕前は戦力の充実ぶりからすれば、3連覇の可能性は高いと感じた。ところが4番誠也の調子が今一つでスタメンから外れていたし、丸も故障で1カ月離脱。タクローコーチと河田コーチが移籍してね、正直投手陣よりも野手陣の方が心配だった。
誠也のいない4番を松山がつとめたよな。これは非常に大きいよな。去年の8月に誠也が故障で離脱してからも4番を任されて結果をだした。左投手が出てくれば引っ込められた選手が4番の代役を立派につとめあげるというのはね、やはり他球団ではなかなかできる芸当ではない。不動の4番が抜けるとどうしても外国人を据えたり、日替わり4番なんてぇ話になるところを松山がしっかり対応してくれたよな。自分の努力でつかんだ地位。時間はかかったけど報われてようやく1億円プレーヤーの仲間入りをした。うれしいよな。
丸の故障の穴は野間が埋めてくれた。
正直打撃に関しては丸の足元にも及ばんと思っていたけど、なかなかの成績で規定打席に達していなかったけど3割を超えていたし、丸が復帰してからも外野の一角を担うまでとなりシーズン終われば打率.286 5本塁打。立派な成績だよな。
野間の頑張りで丸の離脱ショックを払しょくしてチームが脱落せずに切り抜けたのは本当に大きかったよな。
丸の後釜にはもちろん野間が筆頭候補になるだろうねぇ。左打者ということもあるし緒方監督お好みのジグザグ打線を組むには丸の後にポコッと入ってもらうのが一番楽だよな。
ただ、今シーズンのように来期も打てるのか?相手も研究してくるだろうねぇ。その辺を野間がどう対応していくのかってのがカギになる。それと盗塁が17あるけど失敗が10ある。盗塁の精度と30盗塁以上するような選手になると相手が勝手に警戒してくれる。そういう選手になれるかどうかってのがアタクシは4連覇への一つのカギじゃねぇかなぁと思っているよ。どうか、このオフ、気を緩めんで頑張ってほしいよな。
去年15勝した薮田にもちろん今年もという期待を誰もが持ったと思うんだけどさ、それにしても酷かったよな。ストライクが入らねぇってのが困る。何がどうなっちまったのかわからんけど、フォームも独特だからな、一つ歯車が狂うと全体に影響及ぼすんだろうねぇ。
個人的には今のフォームにこだわるのであれば、浮上は難しいような気がする。腕を下げるとか球の出どころを変えるとか何かしないとこのまま終わっちまう気がするよ。頑張ってほしいよな。
スッコーンと飛んだ薮田の15勝をカバーしたのは大瀬良。タイトルも取れて本当に飛躍した年になったよな。まぁ薮田の例もあるし、本当にカープのエースとして君臨するのなら来期も同様の成績を残すことが大事。もちろん4連覇するのなら最低15勝以上せんといかんよな。
きっかけはフォームを2段モーションにかえたことでストレートの威力が増したよな。これが本当に大きかったよな。来期は当然警戒されてくるだろうし、もう一皮むければ間違いなくエースの称号を手にすることができるだろう。来期はまず開幕投手の座を射止めるべくしっかり調整してほしいよな。
ジョンソンも二桁かった。まぁこのくらいは毎年やってもらわんとな。どうだろうか?今シーズンはメンタル面も少し落ち着いて投げることができたんじゃねぇなぁ。来期もしっかりローテを守ってな、少ない先発左腕だからな、しっかりやってもらいてぇもんだよな。
九里の9勝というのも見逃せねぇよな。シーズン前半はリリーフに回ったりと相変わらず便利屋扱いだったけどな、特にシーズン終盤はしっかり試合を作ることができたよな。来季こそローテをシーズン通して守り切ることができれば二桁勝利は十分期待ができる。頑張ってほしいよな。
それ以外の先発陣ってのはパッとしなかった。岡田は8勝したけど防御率は5点台。野村も2カ月くらいの離脱があって7勝止まり。5回を投げ切るのがやっとという内容が多かったよな。
その不甲斐ない先発陣をしっかりフォローしてくれたのがアドゥワと一岡だよな。特にアドゥワは中継ぎで6勝してる。本来中継ぎが白星をあげるってのはあまりいい傾向ではないんだけど、「逆転のカープ」と異名がつくくらい逆転勝ちが多いチームカラーだからな、自分が頑張ればチームが勝てるという気持ちで投げてくれたんだろうねぇ。それが実になった。本当に苦しい場面での登板が多かったけど、これも経験。行く行くは先発という気持ちもあるだろう。ぜひ狙ってほしいよな。ただ今シーズン53試合に登板している。チームで3番目に多い。この辺の疲労を来季に引きずらないようにしてほしいよな。
一岡は本当に頑張ってくれた。勝っている場面も負けている場面も本当に難しい立ち位置で大変だったろうねぇ。こちらも疲労が心配。しっかりケアしてほしいよな。
これまで中継ぎの屋台骨を背負ってきた今村とジャクソン。この二人が不調ということで今シーズン夏場に失速の予感もあったのは事実。特に勝負の9月に8回を任せるのが不安だとかなりの厳しさを予感させた。それをぶっ飛ばしてくれたのがフランスワだよな。とにかく投げるの大好き。イニング跨ぎもなんのその。とにかくバッタバッタと三振の山を築くってのが痛快だったよな。春には先発で投げていたけど、まだまだ感満載で時間がかかるかなぁとおもったけどな、中継ぎに転じて吉と出た。珍しく畝コーチの配置転嫁がヒットしたよな。
本人はメジャー志向があるみてぇだな。まぁ6年契約位結んでるんだろうけど、来季も大活躍となればポスティングなんてぇ話が出るかもしれん。ま、来季も今季のような活躍をシーズン通してやってくれるのなら言い出すかもしれんよな。
中﨑は年間通して守護神として投げてくれたけど、防御率だけ見れば不満が残るよな。特にシーズン終盤、ポストシーズンは非常に不安定な内容だった。少し勤続疲労が出ているのかもしれん。コントロールとインサイドワークで勝負する抑えは珍しいけど、まずは真っすぐが基本だからな。そのスピードとキレが悪ければ並みの投手。結婚もしたみてぇだし、来季もしっかり守護神を務められるかってのが4連覇のポイントになるかもしれん。
打線に話を戻すけど、交流戦以降誠也が4番を守り通したってのは大きいよな。優勝する条件だろうねぇ。タナキクマルは菊池の不調、広輔の不調で解体を余儀なくされたけど、この辺のこだわりってのを緒方監督が案外バッサリと決別できたってのも大きなポイントだろうねぇ。
丸が抜けたわけで残りのタナキクをどう使うのか?まぁそれは来期の話の楽しみに取っておいてだ、あと特筆すべきは元気のない上位打線に比べて下位打線の高打率と繋がりってのは驚異的だった。アタクシは3連覇の要因はここにあるような気がするし、相手からすれば下位打線がつながると大量点という怖さとの戦いにもなるわけで主に下位打線を担った野間、西川、會澤といった面々の活躍ってが大きかったよな。西川は守備の不安がありながらも離脱した安部の代役をしっかり務めてくれたしな、會澤は一発もある。バティスタも25本塁打と好不調の波を短くすれば40本打てる可能性を感じさせてくれるよな。この辺の何人かは来季は上位打線に食い込む可能性もあるわけで本当に楽しみだよな。
ベンチに関して言えば、今シーズンは攻撃のバリエーションが去年に比べて減ったような気がするよな。エンドランやスチールといった場面は減ったような気がする。それが連覇しているチームとしての風格が出てきて腰を落ち着けて野球をやっているのか、それともタクローさん、河田さんが抜けた影響なのか何とも言えんけど、選手のポテンシャルから考えるともう少しできたような気がするんだよな。
それとここぞという試合、短期決戦の戦い方は相変わらずといった感じだよな。
特に日本シリーズの敗戦を緒方監督は中継ぎ左腕の差とまで言い切っていた。そんなん、昔からそうだろ?と。ずっと指摘されていたのに何をいまさらって話なんだよな。まぁこの辺は編成の問題よ。球団フロントの問題。前にも書いたことがあるんだけど、チーム編成というのはアタクシは絶対に「日本シリーズで勝てる」編成を意識していくべきなのよ。短期決戦、ここはどうしても勝ちたいという試合に繰り出せる駒を準備しておくことが編成の仕事だと思うわけよ。
25年ぶりの優勝を決めた年は中継ぎはオール右だった。それでシーズン勝てちゃった。まぁこれがそもそもの間違いみてぇなもんでね、それは右の中継ぎ陣の力があったからに他ならん。その副作用でここぞの場面で一人一殺の継投なんてできやしないのよ。だから日本シリーズCSなんか見ていると継投策に監督の勝ちたいという意図がソフトバンクやDeNAとは対照的だったよな。結局その迫力に今年も去年も押されて負けたって感じは否めないよな。つまり同じことの繰り返しで短期決戦負け続けているのよ。この辺の違いがシリーズの3戦目4戦目あたりからジワジワ効いてきてベンチの判断も難しくなって来る。それが選手に伝わってしまって妙に構えて戦っていたような気がしてならんのよ。ここは本当に課題だと思うわけよ。ま、この辺は来季への課題だから年が明けてからまた書こうかねぇ。
今シーズンのリーグ優勝はその前の2連覇とは違った戦力の台頭で奪い取った3連覇だったような気がする。だから丸が抜けようが漠然とだけど「何とかなるでしょ」という同志も多いんじゃねぇかねぇ?カープはそうあってほしいもんよ。
丸のFA離脱でアタクシはケチョンケチョンに丸のことを書いたけど、これはあくまで多くのカープファンの気持ちを代弁したつもり。本心は丸を筆頭にこれからどんどん主力が他球団へメジャーへと出ていくってのが本当のところだと思うし、またそれに対して心を痛める同志もたくさんいることだろう。これからも続くであろうFA問題に心を痛める同志の為にもカープ球団は経営方針を変える必要性があると説く記事はこれからも書くつもり。それとは別に個人的には血の入れ替えでどんどん新しい魅力ある選手がカープからわんさか湧き出てくることを望んでいるわけよ。そこがカープファンとしての誇りなのよ。そしてアマチュアの選手や他球団の選手がそんなカープでプレーしたいと思ってくれるような球団になってほしいと願っているんだよな。
まぁ長くなっちまったけど、この記事で今シーズンは終わりだな。こんなめちゃくちゃな文章を長々と書き散らしたようなブログにお付き合いいただきありがとうございました。このブログを通じて沢山のカープファンや他球団のファンの方と議論させていただき感謝申し上げます。
来季はいつからというのは決めてませんけど、ブログの模様替えや来年のコンセプトなんかが固まりましたら再開させていただきますな。とは言っても1月は仕事はヒマだから1月中には出来ると思いますよ。
それでは同志のみなさま、よいお年をお迎えください。アタクシは元旦早朝から昼まで一人で店番です(´;ω;`)
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