6点差を追いつかれた時点では「いつものカープ」。でもこのゲームを勝てたのは強いカープを予感させる大きな勝利

6点差を追いつかれた時点では「いつものカープ」。でもこのゲームを勝てたのは強いカープを予感させる大きな勝利

 「巨人8-9広島」(25日、東京ドーム) 点の取り合いを広島が制して、勝率5割に復帰した。九回裏はドラフト1位・栗林(トヨタ自動車)が若林、丸、岡本和を3者連続三振に斬って今季8セーブ目を挙げ、開幕から12試合連続無失点。両軍合わせて26安打という乱打戦を勝ち切って、勝率5割に復帰した。

情報源: 広島9-8で巨人撃破 栗林が三者三振!12試合0封で8S 新人記録の13試合に王手

123456789R
広島東洋カープ
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1
1
5
0
0
1
9
読売ジャイアンツ
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0
0
2
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6
0
8

【広島】 野村 コルニエル 森浦 大道 ○塹江(1勝1敗) S栗林(8セーブ)
【巨人】 今村 平内 高木 田中豊 大江 ●中川(1勝1敗)
[本塁打] クロン2号(広) 大城3号(巨)

今日は午後から在宅勤務。実は来月16日からアタクシはお店のオペレーションから完全に撤退することにした。21年、お店のオペレーションをやってきたが、若い人たちに思いきりお店の運営をやってもらうためには、トップがいつまでも店にいることはよくないと。完全に任せる方がみんなやりやすいだろうと。そんな気持ちで決断した。すこし寂しい気がするけど、これまで一緒にやってきた若い人たちが思い切りやってくれれば、もっといい会社になる。そう決断したんでね、これからは在宅勤務も増えるし、時間も増える。いいんだか、悪いんだかはその時になってみないとわからない。とりあえずやってみようという感じかねぇ??
若い人は沢山失敗する。その失敗が経験という大きな財産になる。そう考えられれば若い人の失敗なんてぇのはたいてい許せる。今日の巨人とのカード勝ち越しをかけた一戦は乱戦となった。この乱戦は若い選手たちのミスや若さがきっかけだったように思う。今日のゲームはね、若い選手が色んな経験をしたゲームのように思う。それでも勝てた。アタクシはこの勝利は非常に意味のある1勝のように思うねぇ。

4番龍馬が前日の1発でお目覚め。4打数4安打3打点で4番の仕事

この日のカープは前日誠也や龍馬に一発が出た。ようやく中軸が打って勝つゲームができた。これがきっかけで今日のカープ打線は非常に活発だったよな。特に上位打線が非常に機能していた。1番菊池、2番羽月は非常にいい流れでチャンスを作ってくれたし、誠也も今日に関して言えばつなぎ役に徹していたように思う。そうして作ってくれたチャンスに4番龍馬がしっかり答えを出してくれたよな。そら点が入る。どうだろう??今日の打線を見れば「あと一本が出ない病」は完治とまではいかないけど、そういった不安は掻き消すことができたように思う。やはり中軸が打つと点が入る。龍馬もどんどん打率も上がってくるだろう。
クロンにも一発が出た。打った瞬間は「アチャー」といった顔をしたけど、高く上がった弾道はそのままスタンドイン。いわゆるドームランという奴だよな。このクロンの一発も打線が活気づいた要因だったように思うねぇ。

巨人打線は怖い。そんな印象を残した野村の5回の投球

久々の登板だった野村。4回までは巨人打線を無失点に抑えた。その間に初回に先制、4回5回に追加点と野村の今季白星を打線がアシストしてくれた。これで勝たなきゃ野村の存在というのはね、チーム内でもかなり低下するだろう。昨日の記事でも書いたけど、この日の投球は野村という投手の「価値」を決めるマウンドだったように思う。
個人的な感想だけど、野村は決して良くなかったと思う。それでも4回まで無失点で抑えられた要因は球が低めに集まっていたからだろう。しかし、今季初白星を意識した5回に球が高めに集まりだした。別に勝ちを意識したわけではないと思うけど、この5回が野村の限界だったように思う。大城にツーランを打たれて1点差。なおもピンチを作った。チームの勝利を考えたら野村はこの時点で交代だったろう。このイニングを最後まで投げさせたのはやはり佐々岡監督の親心。白星がつけばいい方向に行ってくれる。そういう願いで5回最後まで投げさせたのだと思う。これに関しては全く異論はない。勝ち投手の権利を得てマウンドを降りた訳だからねぇ。
しかし、野村はかなり追い詰められていたように思う。この野村の5回の投球がね、アタクシはちょっとイヤな予感がしていた。これまで野村に抑えられていた巨人打線が簡単に1点差に攻め寄り、なおも攻撃を仕掛けてくる。この「圧」を野村が引き出してしまったように思う。それが終盤に投げる若いリリーフ陣に微妙な影を落としていた。振り返ってみるとそんな感じがするんだよな。最終的にその影を落とさせてしまった野村に白星がつかなかった。個人的には今日のような投球では難しい。次の先発があるかどうかは佐々岡監督次第だけど、アタクシなら怖くて使えない。そんな印象は持ったねぇ。

6回の5得点の集中打は見事。ただ、トドメが差せなかった!?

そんな野村の5回の投球を吹き飛ばす攻撃が6回に飛び出した。久々のビッグイニングだよな。これで野村も今季初白星を確信しただろう。この攻撃は見事だった。ただ、得点に長打が絡まなかった点がその後の同点劇を生んだようにも思う。やはり相手に引導を渡すには長打が一番いい。6回の集中打は5本のヒットを集めたけど全て単打。この辺、内野の守備位置の関係で生まれたヒットも多かった。巨人ベンチも「打たれた」という感じはあまりしなかったように思う。最後に走者を一掃するような長打で8点目が入ったのなら、巨人もあきらめがついたような気がする。カープサイドもラッキーなヒットや相手のミスもあり巨人を叩きのめしたといった感じではなかったように思う。ただ、この時点で6点差。勝てるかな??といった気持ちは湧いていただろう。

森浦・大道・小園といった若手がプロの洗礼を受けた8回裏

さて、7回を終わって8-2。まぁ普通なら勝ちだろう。そう確信した同志もかなりの数に上っただろう。ただ、アタクシは5回の野村の投球ね、非常に引っかかっていた。6,7回をコルニエルに投げさせたのはアタクシはちょっと違うかなぁと。個人的には佐々岡監督が大量点を背景に投手を出し惜しみしたようにも思う。こういう勝てる試合は全力で勝って行かなきゃいかんと思うんだよな。コルニエルが2イニング投げたことでカープブルペン陣に変な「余裕」が生まれた。そんな気がしている。8回には森浦が登板。どうだろう??こんな点差で登板するのは初めてだったように思う。それも8回という慣れないイニング。先頭打者をどうするのか??ポイントはここだったように思う。先頭の松原を四球で出した。この時に投げた球種はストレートだけ。なんだろう?バッテリー間に妙な余裕があってそれが四球につながったように思う。非常に気持ち悪い四球だったよな。四球のあとの初球を狙うのは野球のセオリー。続く若林がそのセオリー通りに初球を狙ってツーベース。森浦はこれで6点差あるのに追い詰められてしまったように思うねぇ。点を失ってもいいからまずアウトひとつ。そういう考えで冷静に行けばよかったと思うねぇ。ところここで若さが出た。ことごとく初球を狙われて連打で失点。たった1点なんでどうってことないんだけど、これで森浦は頭に血が上っちまったように思うねぇ。予想外の降板。これは森浦自身もベンチもそして9回のマウンドに上がるであろう大道も想定外だっただろう。ここから歯車が狂いだしたよな。

ピンチを残して大道にスイッチ。ここで巨人ベンチは坂本を代打に出す。この辺の原監督の用兵はさすがだなぁと感じた。肝っ玉ルーキー・大道も坂本が相手ということで慎重になってしまった。持ち前の投げっぷりの良さが影を潜めてしまった。野村の勝ちを消してはいけないというプレッシャーもブルペン陣の頭にはあったように思うねぇ。役者の格が違いすぎる。大道は坂本に四球を出してしまう。ここもポイントだったように思うねぇ。気落ちした大道だけど2アウト。一つアウトをどんな形でもいいからとればいい。大道の投球を見るとそんなことさえ吹っ飛んでいたように思うねぇ。
そして続く吉川尚の三遊間のゴロ。こういう場面で内野手ってのはかなり緊張するものなんだろう。小園が外野へ抜けるのを阻止した!かのように思えたけど、その後ボールが足に当たって大きく転がってしまった。この辺も若さなのかなぁと。場面的に冷静に考えたらあの打球は止めるだけで良かった。それでも小園も一生懸命。何とかアウトにしようという気持ちがから回りしてしまったように思う。もちろん小園を責める気はこれっぽちもない。ただあのプレーでいよいよヤバい。そんな空気になっちまったよな。
こうなると勝ちパターンの投手を真剣に繰り出さないといけない状況になった。ここで恐らく今日の登板はないと思われた塹江がマウンドへ。その塹江もさすがにこういう展開の登板では力を出せない。真っすぐに力も気持ち入っていなかったように思う。これで同点。森浦・大道。小園に塹江。プロってのはちょっとした綻びで大量リードもひっくり返される怖さがある。痛感したんじゃねぇかねぇ??

中村奨のツーベースを確実に勝ち越し点に結びつけた野球がカープのやりたい野球

さて、6点差が一気に同点。コアなカープファンなら、「これ、負ける」とピンと来た同志も多かったように思う。8回を同点でしのいでも最終回でサヨナラ負けというのを長いファンなら何度も見せられている光景だよな。まさに今日のゲームのような展開は完全な負けパターンだったように思う。恐らく最終回の攻撃もあっさり終わって巨人のサヨナラ勝ちにビクつく展開を予想していた同志も多かっただろうねぇ。
ところが9回表代打で出た中村奨がツーベースを打った。この打撃は本当に素晴らしかった。この辺は若い力がプラスに作用した。そんな感じだよな。そして続く三好が誰もが送りバントという場面をしっかり決めてくれた。その後に菊池が犠牲フライでね、何だろう??あっさり勝ち越せた。びっくりした同志も多かっただろうねぇ。こういう点の取り方ってのは河田ヘッドが推し進めてきた点の取り方。イヤな展開の中それぞれの選手が役割をしっかり果たしての勝ち越し点ね、これ、カープサイドはなんとなく点が入ったように思うけど、巨人サイドから見ればやっとこさ同点に追いついたのに…という絶望感を植え付けたような点の取り方だった。結構ダメージが大きかったように思うねぇ。

守護神・栗林が「大明神」になった9回裏

これまでのカープだったらこうした乱戦も勝ちきれないというパターンが多い。Bクラスに喘いだこの2年だけではない3連覇中もこうした接戦には勝てなかったように思う。そこには1点差を守り切る絶対守護神がいなかったというのはあると思う。中崎も3連覇中は守護神として君臨したけど、3点差や4点差の登板が多かったように思う。なのでセーブのタイトルは取れていない。安全圏の点差で最後を締める守護神といった印象が強いよな。その前は助っ人陣が守護神を務め、さらにさかのぼれば「永川劇場」。長らくこういったゲームの最後を締める守護神はカープにはいなかったように思う。
仮に今日のゲームで最後が3連覇中の中崎でも「勝ちきれなかった」ように思う。そんなゲームを三者三振で締めた栗林ね、本当にすごいなぁと思うねぇ。恐らく栗林の中でも一人でもランナーを出したらイヤな空気が漂うのを予想していたように思う、だからこそ、敢えて三者三振を狙ったような投球内容だったように思う。前日は真っすぐを多投したけど、今日はフォークボールを多投して巨人打線にバットにすら当てさせないことを意識していたように思う。どうだい??ルーキーながらもゲームの流れで守護神というのはどういった投球をすればいいのか??そこまでわかって9回のマウンドに上がったように思う。本当に大したルーキーだと思う。もう守護神なんて言葉は安っぽく感じる。もう、大明神だよな。大魔神になる日もアタクシは近いように思うよ。栗林の存在は本当に大きいと思うよな。

追いつかれたカープはだらしないのか??いやいや、こういうゲームを勝てたのはムチャクチャ大きい

話は全然変わるけど、ウチの嫁さんは旦那が熱すぎるカープファンの為、一歩下がった目線でカープを見ている。同点に追いつかれてのた打ち回る夫を冷たい目で見ていただろう。しかしカープがあっさりと勝ち越し点をもぎ取り、栗林が締めて「勝ちきった」。このカープの姿を見て「こういう勝ち方珍しくない!?」とつぶやいた。アタクシは思わず嫁さんを抱きしめたねぇ(笑)。そうよ、さすがアタクシの嫁。これまでのカープはこういう展開で「勝ちきれない」展開が多かったし、下手すりゃサヨナラ負けという無様な姿を何度も見せてきた。
ところがどうだろう??打線は打つべき人が打って、若手が失敗をたくさん重ねて追いつかれたけど、最後はカープが河田ヘッドが追求してきた1点をもぎとる野球で勝ちきった。こんな形で勝つカープを見るのはかなり久しぶりのように思う。アタクシはこういう勝ち方ができたカープは捨てたもんじゃないと思う。むしろこういう勝ち方ができたことは短期決戦やこのゲーム絶対勝たなきゃいかんというゲームを勝ちきれるチームになれそうな予感が芽生えたゲームだったように思う。
ヒーローインタビューで菊池が「疲れました」と言っていたのが印象的だった。こういうゲームを形はどうであれ「勝ち切れた」というのは大きな財産になるように思う。若手は大いに反省のゲーム。そんなゲームを勝つのと負けるのとでは大きな違いなのよ。こういう展開でも勝てたということでチームメイトの絆や信頼感が高まるだろう。こうすれば点が取れて勝てるという成功体験ができただろう。打たれても仲間が取り返してくれると若い中継ぎ投手陣には次回勇気をもってマウンドに上がれるだろう。これが負けゲームだった次の登板もビクビクしながらマウンドに上がることになるだろう。このゲームを「勝ちきった」ことで得た財産は大きいように思う。

なんて思っているのはアタクシだけかねぇ(笑)これがカープ浮上のきっかけになるゲームになるような気がするけどねぇ

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