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坂倉と奨成と會澤と石原

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情報源: 37歳・石原慶幸vs.29歳・會澤翼!広島を牽引する2人の熱血捕手。

2軍キャンプではルーキーの中村奨成目当てに1500人集まったらしいねぇ。まだまだ両頬にニキビを残すあどけなさとは裏腹に持ち前の強肩を披露してスタンドを沸かせていたよな。まぁキャッチャーというポジションは本当にやることが沢山あるからねぇ、1年目からってのは1軍では非常に難しいだろうけど、キャッチャーとしてのポテンシャルは非常に高いものを持っているのは誰もが認めるところ。今後の成長が楽しみだよな。

その中村奨成(以下奨成)の成長に必要なのはライバルの存在。まぁルーキーだからランクは一番下なんだろうけど、年齢的にはこれまた期待の2年目坂倉の存在が色んな意味で奨成に刺激を与えるだろうねぇ。もちろんその逆に坂倉も奨成という存在はこれからのプロ野球人生に大きな影響を与えるだろうねぇ。

打撃に関していえば坂倉に軍配かねぇ?左打ちのキャッチャーってのはオーダーを組むうえで大きい存在になる。8番ってのがキャッチャーの指定席、特にカープの場合、キャッチャーは打撃より守備重視の傾向にあったからな、打撃のいい左打ちのキャッチャーとなれば7番辺りに座ると接戦の終盤に下位打線からチャンスを作れたり、8番、9番と代打攻勢にでることができる。坂倉の後に右のいい代打がいれば、坂倉に左を出しづらくなるし、好投の投手に対してキャッチャーを途中で変えるリスクが軽減する。セリーグの野球で打てる左のキャッチャーは色んな意味で重宝する。

守備に関しても結構上達しているように感じるよな。昨シーズンの終盤には1軍に上がってきたわけだし、これは打撃を買われただけじゃなくて、守備もある程度の水準に達してきたからだろうしな、本当に期待できるいいキャッチャーが出てきたよな。

坂倉が打撃の素質を持っているとすれば奨成はキャッチャーしての素質を持った選手だろうねぇ。確かに甲子園で記録を塗り替えた打撃も注目だろうけど、カープのスカウトが惚れたのはそこよりもキャッチャーとしての資質。強肩であったりフィールディングやリーダーシップと言った部分ね。この辺は奨成の方に軍配が上がるんじゃねぇかねぇ。これに打撃がついて来ればいいキャッチャーになるだろう。

坂倉と奨成。この二人が切磋琢磨しお互いをライバルとして成長してくれればカープのキャッチャーは向う15年は安泰だろうねぇ。

ライバルと言えばカープの黄金時代には投打にこうしたライバル関係があった。浩二さんと衣さん、大野さんと川口さんなんてぇのはチーム内のいいライバルとして、仲間としてチームにいい影響をもたらしてくれた。坂倉と奨成もそういった関係でカープを背負ってほしいよな。

しかし…これが投手や野手なら二人とも活躍できるがキャッチャーというのはある程度固定した方がチームのためになる。となるとどちらかが正捕手になれば一人がベンチ。これも悩ましい問題だよな。個人的には奨成の内野コンバートなんてぇのを描いていたんだろうけどどうやらしばらくは競わせる方針なんだろうねぇ。

だたね、アタクシは3,4年後、どちらかがコンバートする可能性は十分にあると思ってる。むしろそうした方が両選手のためになるような気がするんだよな。

キャッチャーから内外野にコンバートして成功した選手は沢山いる。2000本安打を達成した選手だけでも元中日・西武の和田氏、現中日2軍監督の小笠原氏、カープがらみで言えば衣さんもキャッチャー出身、巨人に行った江藤もキャッチャーだった。2度のホームランキングに輝いた元楽天の山崎武司もそう。こうしてみるとキャッチャーからのコンバート組は中軸を担える可能性を秘めているよな。

現役では楽天の銀次、中日の福田、昨シーズン故障するまで4割以上の打率を残した日ハムの近藤とこれまた中軸を担える選手が多いよな。

そういう意味では坂倉と奨成は二人とも高卒入団だし、今はしっかりプロの水に馴染むために時間を費やしてからでも遅くない。カープ球団もその辺を考えての2年連続高卒捕手獲得だったのかなぁと思うんだよな。

こうした楽しみな若手について語れるのもその上にいるキャッチャーがしっかりしているからなんだよな。會澤と石原。石原は昨シーズンはジョンソン専属+抑えキャッチャーとしての起用が多かった。やはり打者の観察力と経験は天下一品。なんかの番組で落合氏が2017年のベストナインにキャッチャーは石原を上げていた。理由は規定打席に達しているキャッチャーがほとんどいない。いないならリードやインサイドワークで石原って言ってたよ。まぁその辺に関してはリーグでも三本の指には入るだろう。投手も安心して投げられる。キャッチングも素晴らしいもんな。まぁ打つ方はからきしだけどな(笑)

正捕手となるとやはり會澤だろうねぇ。まぁ會澤については次に書こうと思っているだけど、持ち前のパンチ力のある打撃は定評があったけどリード面では難があった。石原の背中を追い続けて成長してきたよな。課題のリード面もよくなってきて投手陣の信頼も得られるようになった。會澤も若い若いと思っていたら30歳になるのかな?中堅どころになってきた。まぁ少なくとも向こう5年は正捕手として頑張ってくれるだろうねぇ。

坂倉と奨成が追いかける背中はとてつもなくデカイ。もちろん磯村や船越も黙っちゃいねぇだろう。そう考えるとカープのキャッチャー陣は本当に充実しているよな。

この記事の見出しの引用記事にこんなことが書いてあった。

 まだ會澤が一軍で出場したばかりの2009年のシーズンオフ。会食のひとつである「バッテリー会」が行われた数日後、石原は會澤を食事に誘った。1対1の“サシ飯”だった。

当時まだ駆け出しの若手捕手は、当時すでにチームの正捕手だった先輩を前に最初は緊張で固まっていたという。

当時の會澤はまだ一軍デビューしたばかりで、石原とはグラウンドでもほとんど言葉を交わしたことがなかった。食事に誘われても、他にも誘った選手がいるのだと思っていた。それが……目の前に石原ただ1人。心中では、怒られるのかなと思っていた。

だが、違った。

想像もしない言葉に會澤の胸は熱くなった。

「お前は2番手を目指すな。2番手を目指したら、そこまでの選手になる。お前は1番手を目指せ」

驚きとともに喜びでもあった。憧れだった先輩の言葉は激励だった。

挑んでこい、という気持ちがうれしかった。

 

恐らく次の正捕手候補には石原が會澤にしたようなことが、何年か後に會澤から誰かに引き継がれるだろうねぇ。

カープのいいところはお互いがライバルとして競い合うことが自分の為だけじゃなく、常にチームの為であると選手たちが理解していところ。いい伝統だと思うよ。
そうした中で坂倉と奨成が競い合って成長する姿を妄想するのもカープファンの醍醐味。
とにかく二人とも大きなケガをせずマツダスタジアムを沸かせてほしいものだよな。

 

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