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「3連覇の鍵を握る男」4.菊池涼介 「隔年」の打撃成績。順番で行けば「吉」の年。

2018年記事
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広島・菊池涼介【写真:荒川祐史】 3月には1年ぶり侍招集でタイムリーを演出 今月上旬、オーストラリア代表との強化試合で2試合連続完封勝ちした侍ジャパン

情報源: 広島菊池が目指す「最強の2番打者」 こだわるのは「1試合1試合の貢献度」

昔から言われる「2年目のジンクス」「ノーアウト満塁は点が入らない」「替わったところに打球が飛ぶ」なんてぇ七不思議って話もある。

選手の成績についても面白い傾向がある。その一つとして「隔年選手」ってのがある。よい成績と悪い成績が交互にくる選手ね。例としては中日の大島。

2011 .243(300-*73)3本 18打点
2012 .310(555-172)1本 13打点
2013 .248(499-124)3本 27打点
2014 .318(585-186)2本 28打点
2015 .260(565-147)6本 27打点
2016 .292(599-175)3本 27打点

見事に好成績と不調が交互に来ているよな。ちなみに昨年は
2017 .313 (476-149) 3本 29打点
一見好成績に見える、いや好成績なんだけど、これまでの5年はほぼ全試合に出場も昨シーズンは119試合にとどまった。まぁ隔年選手を卒業したといってもいいだろうけど、本人は納得いってねぇだろうねぇ。

例えばカープも苦しめられた、横浜のロペス。
2013 .303 (429-130) 18本 55打点
2014 .243 (375-91) 22本 57打点
2015 .291 (516-150) 25本 73打点
2016 .263 (483-127) 34本 95打点
2017 .301 (569-171) 30本 105打点

打率だけ見ると前年を下回った翌年はしっかりと好成績をおさめているよな。まぁ本人の名誉のために言っておくけど2016年は打率は下がっているけど本塁打、打点は素晴らしい成績を残しているし、昨シーズンは最多安打を記録している。いずれにしても勝負強い打者であることには変わりない。だた打率だけみると隔年と言えば隔年だよな。

投手でも隔年投手ってのがいる。まぁ最近ではヤクルトのライアン小川。まぁ成績はもう面倒なんで書かねぇけど(笑)。古くは現ソフトバンク監督の工藤。ヤンキースの田中マーくんもそう言われていたよな。巨人・杉内も隔年投手だった。ただ投手ってのは故障の影響もあるから一概には言えんけどな、こうしてみると面白れぇよな。

ただ一つ言えることは隔年選手の方が選手寿命が長いってこと。隔年ってことは去年悪くてもそれを次の年にきちんと挽回できる「実力」があるってこと。2,3年好成績をおさめても若くしてユニフォームを脱ぐ選手も多いからな。「隔年選手」ってのはけっしけ悪いわけではないんだよな。

カープ不動のセカンド、いや日本を代表するセカンドだろうねぇ。我らが菊池涼介も何を隠そう「隔年選手」なんだよな。
2013 .247(538-133)11本 57打点
2014 .325(579-188)11本 58打点
2015 .254(562-143) 8本 32打点
2016 .315(574-181)13本 56打点
2017 .272(530-144)14本 54打点

去年の成績は2番打者という打順を考えれば決して悪くねぇ数字だと思うけど、前年の成績をみてしまうと見劣りしてしまうよな。なんせ2016年は最多安打打ってるからねぇ。

まぁ順番で言えば今年は好成績の順番になるから「吉の年」。今年も2番という打順を任されるんだろうけど、2番打者が最多安打ってのはなかなかねぇんだよな。バントや進塁打といった繋ぎ役も求めらるし、1番打者が凡退すれば、出塁っていう役割を担うこともあるから四球を選んだりってこともしなきゃならん。本当に難しい打順なんだよな。

その環境でも菊池涼介は何かをやってくれそうな予感が漂う男。3連覇の鍵を握る男になるだろうねぇ。

菊池の打撃ってのは見ていて面白い。体は決して大きくねぇけどホームランを二桁打てるパンチ力もある。最多安打を打った年も、このタイプの打者はセンターから逆方向へ打つイメージが強いんだけど、甘い球をパシっと引っ張って三遊間をライナーや強烈なゴロで抜けていくヒットも打てる。案外「広角打法」の持ち主なんだよな。個人的にはこの引っ張る打撃ができるか否かが好不調のバロメーターの様な気がしてるんだけどな。

昨シーズンはWBCにも参加。いい経験も悪い経験もあってのシーズンインだった。体への負担は大きかったと思うよ。今年も銭集めの強化試合に駆り出されたけど真剣の度合いが違うから疲労も昨年と比べ物ならんだろう。ある意味ベストな状態で開幕を迎えられそうだよな。

打撃もそうだがやはり守備での存在感ってのが本当にデカいよな。個人的な懸念としては菊池の背中を追いかけるセカンドがいないってこと。まぁ安部にしろ、西川にしろ、庄司にしろね、いるっちゃぁいるんだけど、みんな、帯に短し襷に長しって感じでね、「菊池の後継者」「菊池の首を狙う」存在ってのがいない。まぁ菊池が凄すぎるから無理もねぇんだろうけど、仮に菊池が抜けたときのセカンドのポジションもさることながらその存在感の大きさがどうしてもチームに動揺を与えてしまう。

昨シーズンの甲子園の悪夢ね、9点差をひっくり返されてそのカード3タテ食らったやつよ。あれは本当に頭に来たんだけど(笑)恥ずかしい、本当に恥ずかしい。そんなに阪神が怖いのか!?あの3連戦は菊池が体調不良で欠場したんだよな。西川がセカンドでまずい守備があって大逆転のきっかけを作っちまった。点差を考えればなんてことねぇんだけど、投手が「あぁ菊池がセカンドだったらなぁ…」なんてことが頭を過ってしまうとその辺の動揺がチーム全体に広がってしまう。やはりセカンド・菊池の存在の大きさってのを印象付ける3連戦でもあったよな。

そんな菊池の打撃が好調となればチームに勢いが出てくるだろうねぇ。他球団もカープ戦にいい投手をぶつけてくるだろうからな、尚更菊池の攻撃的な2番ってのは強力な対抗策になるだろうねぇ。そういう意味からも今年の菊池の打撃次第で3連覇への視界が開けてくるような予感がするんだよな。

もう一つ特筆すべきはグラウンドだけではなくベンチでもチームを明るくするムードメーカー的な存在でもあるってことだよな。菊池やマエケンが入る前のカープってのは結構暗かったというか、雰囲気が重かった。みんな真面目過ぎてというか真面目に野球に取り組むのがカープのスタイルだった。菊池やマエケンが決していいムードとは言えないところに一石を投じてくれた。この辺の変化ってのも25年ぶりの優勝に大きな影響を与えてくれたと思うんだよな。

特に打撃陣はチャンスが来れば来るほど「ピンチ」みてぇな顔して打席に立ってた。これじゃ甘い球来ても打てねぇよな。適度にリラックスしてベンチで打席に立つ選手に声を掛け、集中できる環境を作っていく。凡打でもいいから思い切って振っていくスタイルに今のカープの選手は変わってきているよな。得点力アップもこうしたベンチのムードっても影響しているだろうし、その輪の中にはいつも菊池の笑顔がある。こういう部分でも菊池の貢献度や存在感ってのは本当にデカイと思うよ。

まだまだ選手としてはこれからが脂がのってくる年齢。とは言え決して大きくない体で毎試合、精一杯のプレーで蓄積された疲労もあるだろうけどな、「吉の年」で是非、打撃も日本記録を持つ捕殺も「自己ベスト」を記録してくれる成績なら「3連覇&日本一」をグッと引き寄せることができるだろうねぇ。頑張ってほしいよな。

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