ミスが失点につながるイヤな予感を吹き飛ばす森の2点タイムリーで連敗ストップ!!栗林復調気配!?島内無双でいい感じ!?
「阪神3-6広島」(31日、甲子園球場) 広島が首位・阪神に快勝し、連敗を7で止めた。また、同戦の連敗も10でストップ。16日・DeNA戦(マツダ)以来となる後半戦初勝利を挙げ、7月は4勝16敗3分けで幕を閉じた。
情報源: 広島がトンネル抜けた! 約2週間ぶり勝利で連敗「7」でストップ 末包が決勝打 森が5勝目
ようやく連敗が止まった。ホッと胸をなでおろしたカープファン同志も多かっただろう。Xでは喜びというよりは「やっと」という安堵のポストで溢れていた。よかったよな。
ただ、ゲーム内容から見れば外野のまずい守備が二つあったし、突き放した場面も森が打ったからよかったけど、あれで点が入らなければ、流れが阪神といった打順の巡り合わせや1死1,3塁のチャンスにショートライナーゲッツーとなど流れが変わりかねない場面もあった。ちょっとしたことで相手に流れを渡してしまう連敗中のカープだったけど、何とかブルペン陣の奮闘で阪神の反撃を抑え込んだ。やられる可能性は高かっただけに、この辺は野球の神様がそろそろ勝てしてあげようと魔法でもかけてくれたような「不思議な勝ち」だったよな。
末包が「満塁の呪縛」解いた!!
昨日の記事で書いたようにこの阪神との3連戦は満塁のチャンスをことごとくつぶしてきた。
その満塁がいきなり初回から訪れた。それも無死満塁だ。打席には打順の組み換えで4番に座った末包。まぁここでチャンスをつぶして無得点となれば、もう阪神ペースという大事な場面だったよな。
末包の打球は大きく跳ねてゲッツー態勢の二遊間の頭を越えていった。待ちに待った満塁でのタイムリー。これまでやられていた阪神先発・伊原をようやく攻略できたよな。続いてモンテロがセンター前で3点目。見事な先制攻撃だったよな。
モンテロはこの日3安打の猛打賞。いずれも鋭いライナー性のヒットだった。この辺はボール球に手を出していた時に比べるとストライクゾーンに来た甘い球をしっかり仕留められているように見える。打球も鋭い。いずれ打球が上がるようになると一発も増えてきそうだよな。
末包も最近ヒットが出始めての4番起用に応える形になった。ヒットは初回の1本だけだったけど、4番はそれでいい。そのヒット1本が得点につながればそれでいいのよ。この「4番・末包」が今後も続くのか??注目だよな。
森が投打の活躍で5勝目
カープ先発は森翔平。データは見ていないけど、比較的阪神打線を抑えている印象はある。あるけど、いかんせん打線が点を取らないことには勝つのは厳しいかなぁという立ち上がりだった。3点を先制してもらった立ちあがりはいきなり四球のスタート。その後サトテルに長打を浴びて1失点。ん~せっかくの3点先制が2点先制になってしまった。この辺、点を取ったらすぐ取られるという連敗中のイヤな流れを引きずった感じになったよな。
この日は浜風がキツかったようだねぇ。ライトへ飛んだ打球は伸び悩み、左中間方向のフライは伸びたり、風に流される。甲子園独特の風にファビアンと秋山に不味いプレーがあって、それが両方とも失点につながった。これも非常にイヤな流れだったよな。
しかし森は「打」の方でも存在感を示してくれた。送りバントの成功プラス野戦を誘ったり、5回には阪神を突き放す貴重な2点タイムリー。八面六臂の大活躍だったよな。森は浜風に助けられたといっていたけど悩まされた部分もあっただろう。甲子園、連敗中、そして厳しい追い上げを食らいながらもなんとか5回を投げ切っての5勝目。今季は何とか7,8勝は上げて欲しいよな。
島内圧巻の三者三振!!栗林も復調気配
森が何とか5回を投げ切った。点差は3点。しかしカープが勝つまではここからが長い道のり(笑)。勝ちパの継投に入った。まずは6回に栗林がマウンドに上がった。流れから言ってこの栗林の投球内容次第ではまだまだゲームが動く可能性が高かった。そんな心配をよそに栗林は阪神打線を三者凡退。継投策の先陣で見事な投球を見せてくれたよな。
特に大山を空振り三振に仕留めた球はクローザー時に見せてくれたキレのある真っすぐ。この球を見せてくれると「いよいよ復調か?!」と期待が膨らむ。いい内容だったよな。
中﨑も躍動。7回を危なげなく抑え、8回は島内が上がった。まぁこういう流れで島内が失点してひっくり返されるゲームをたくさん見てきたカープファン同志の皆様も「島内、頼む」とTVに向かって手を合わせていたことだろう。
その島内が圧巻の投球を見せてくれた。島内らしい「剛球」を次々と投げ込んでいく。2番からという非常に難しい打順も何のその、見事力でねじ伏せる投球球を見せてくれたよな。
まずは2番・中野はオール真っすぐ。最後はチェンジアップにヤマを張っていたのだろう。そこにズバッとインコースの真っすぐ。振り遅れ気味の空振り三振だった。
森下にも1球チェンジアップを挟んだものの高めの真っすぐで空振り三振。4番・サトテルもチェンジアップを2球続けた後は高めの釣り球で空振り三振。オール空振り三振に仕留めた。9回のマウンドに上がる予定で心臓バクバクの森浦にも大きな勇気を与える内容だったよな。
ここの所、ビハインドだったり、アクシデントだったり難しいマウンドが続いて勝ちパの投手陣がそれぞれに見事な投球を見せてくれた。この継投の成功も8月戦線に向けていい流れができたんじゃないかねぇ??楽しみだよな。
不味いプレーもあった「不思議の勝ち」
このゲーム、前半は点の取り合いになった。まぁ両チームとも守備の乱れから失点ということで連敗中のカープも外野のまずい守備が2つあったし、負けたとしても不思議ではな内容ではあったよな。
その辺は森がそのミスがあったにもかかわらず、最少失点にとどめたのは大きかったし、ブルペン陣がゲームを落ち着かせてくれたのが大きい。一番大きいのは5回に飛び出した森のタイムリーツーベースだったろう。これもカープらしいというか、迷走采配から生まれた産物で決して狙って得点できたわけではないというところがミソのような気がしている。
ここまで4-3でリード。イニングは5回。1死からモンテロがヒットで出塁。菊池の時に暴投で2塁に進塁も菊池は三振で2死。矢野がヒットでつないだ。まぁここでモンテロが生還していれば問題なかったけど、3塁ストップ。2死1,3塁で9番の森に回ってきた。
イニングは5回表。ここで森に代打を送ったとしても残り5イニング。ブルペンの顔ぶれを見れば森にはもう1イニング行ってほしい。しかし点差は1点リード。代打を出してリードを広げていきたいという気持ちもあっただろう。これが2,3点リードなら迷わず森で行っただろうし、同点や負けていれば当然代打だった。この「1点リード」というシチュエーションは本当に判断が難しかったと思う。なんせ連敗中のカープにとっては1点リードなんてあってないようなもの。その虎の子の1点を守って勝つには森にどうしてももう1イニング行ってもらわなきゃいかん。代打を出して無得点ならその後継投策が非常に難しくなる。ある意味このチャンスを「捨てる」覚悟で新井監督は森を打席に送ったことだろう。ただ、やはり1点差。ここから薄氷を踏むような展開が待ち受けているのは間違いなかったよな。
投手だろうがバットを持っていれば何が起こるかわからない。新井監督がそれに賭けたわけではなく、この回無得点もやむなし。そういう気持ちで送り出されたにもかかわらず、森は前進守備の外野の頭を抜ける長打で阪神を引き離す2点タイムリー。まぁこれだから野球は面白いんだけど、阪神サイドから見れば痛い2点だったよな。ちなみに5回裏は1番の近本からだったんで、この回カープが無得点なら阪神が追いつき追い越すムードが甲子園に充満していただろう。森のタイムリーはそれを打ち砕くには十分の効果だった。本当に野球は何が起こるかわからない。そんなシーンだったよな。
7回にも1死1,3塁から矢野の痛烈な打球もショート正面。大盛が飛び出してゲッツー。まぁあの大盛の飛び出しはフルカウントでスタートのサインが出ていたのでチョンボではないんだけど、こうした不運な攻撃がありながらも逃げきれたのは森がたたき出した2点が大きかった。この辺、失点につながる外野守備のミスが二つあっても、不運な攻撃があっても逃げきれたのは本当にこの2点の重みが勝利に導いたのだろう。不思議な勝ちではあるのだが、これも野球。よかったよな。
「満塁の呪縛」も解けて、連敗も止まった。対阪神戦の連敗も止まった。今日から地元に戻って今季苦手にしている中日との3連戦だ。前回の対戦はバンテリンで3タテ食らっているし、ゲーム差も1.5差で追う相手。やり返したいよな。
森下がマメの影響で登板回避。先発はプロ初先発の高だ。ファームではいい投球を続けているようで成長を見届けるのが楽しみだよな。月も変わって負の連鎖も断ち切れた。ここから8月戦線、頑張ってほしいよな。


