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九里が「勝てる投手」になる3つの条件

2017年記事
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情報源: 九里、4敗目 「粘れたことは良かったが」と唇かむ/カープ/デイリースポーツ online

 他球団の話で申しわけねぇんだけどね、アタクシが十代の頃、巨人のエース争いってのは熾烈を極めていてね、いわばエリートの江川卓。片やドラフト外で入団した雑草・西本聖。この二人のライバル心というのは凄かった。今、漫画になっているみてぇだけどな、個人的には江川は好きなピッチャーだけど、なんとなく西本を応援していた。スピードはないけどマウンド度胸と右打者の内角をエグるシュートが持ち味。

 丁度そのときはカープの黄金時代と重なる。残念ながらこの両雄はカープが苦手でね、あまり投げてこなかった。他球団は勝てないけど、カープ戦に関しては先発・西本は美味しかったしね、江川とくれば小早川のホームランで江川引退のきっかけになったのは有名な話。カープ戦ではよく首をかしげる仕草が多くてね、あぁ江川、カープ嫌いなんだなぁと思ったよ。でも引退を決めたホームランは江川じゃなくて小早川のバッティングが素晴らしかったわけで、あの力を持ちながらも、引退を決意した江川に「プロ」の覚悟というのかねぇ?そういうものを強く感じたことを覚えているよ。

 今日の先発九里はね、アタクシはその「西本」とダブって見えるときがある。気持ちで投げるタイプ。シュートや内角に大胆に攻める投球が印象的だよな。今シーズンは先発スタート。幸先よく2勝を上げるもその後3連敗。これは九里が入団から繰り返しているパターンなんだよな。去年もロングリリーフで好投してアピール。先発の座を得た後は残念ながら苦しいピッチングが続いた。なかなかいい成績が持続しない投手だよな。

 引用記事でもあるようによく投げたとは思うけど『勝ち星」が付いてこない。これは悩ましいよな。同期入団の大瀬良もそう。それなりの投球をするけど勝ち星がついて来ない。実はこれってのは先発投手に沢山の「問題点」があると思うんだよな。もちろん、リリーフが打たれて勝ち星が消えるってのはあるんだけどな、でもアタクシは試合というのは先発投手が作るもんだと思う。リリーフが打たれてしまうのも先発投手が作る試合の流れってのは多分に影響すると思っている。例えば去年の祐輔は先発でありながらも投球イニングってのはモノ足りなかった。でもリリーフの協力をあおいで16勝した。どちらかと言えば、九里は祐輔のように勝ち星を積み重ねる投手だと思うんだよな。なので素人の意見でアレなんだけど九里が勝てる投手になる3つの条件を簡単に書いてみようと思うんだよな。

1.ノーアウトで出したランナーを返さない粘り
 確かに今日の九里は粘った。でも粘りが足りないから負けたんだよな。打線の援護って話も聞こえてきそうだけど、長いシーズン、打者が打てねぇ試合もあるのよ。そんな展開でも投手が粘って少ない点差で勝つ。今日の中日の勝ち越し点はゲッツーの間での得点。この1点を守りきったわけだから、素晴らしいよな。黄金時代を築く上でこういう勝ち方ってのは出来ないといけねぇ。そのためにも投手は粘りの投球、もっとわかりやすく言えば、点を与えていけない場面で0に抑えること。これが勝ち星をゲットできる最低限の条件だと思うわけよ。

 失点した場面は両方ともノーアウトで出したランナーだよな。もちろん守備のチョンボもあったけど、九里の場合、こういう形でランナーを出すと残念ながら失点に結びついてしまう。その最低条件としてはランナーを簡単に3塁にやらないこと。もちろん、2回の場面は広輔がサードに送球しているれば先制点は防げた可能性は高い。はっきり言って広輔のチョンボ。ランナー3塁にいれば得点の条件が広まってくる。なにもヒットやホームランじゃなくてもね、エラーやバッテリーエラー、あまりないかもしれないけど、ボークや守備妨害でも点が入る。相手へのプレッシャーを与えるには十分な場面なんだよな。九里が勝ち星を増やすにはこういう場面での粘りなんだよな。失点してしまうと野手はその試合引きずってしまうだろうしな。野手陣からの信頼を得るにはこの場面での粘り。是非身につけて欲しいよな。

2.「気持ち」と「プレー」のブレをなくせ!
 マウンドに立つ九里の印象はやはり気迫と言うものを感じるし、その度合いが大きければ大きいほどいいピッチングをする。でも勝つにはそれだけではダメだよな。今日の試合でも送りバント失敗の場面があったよな。もちろん、プロのピッチャーは投げることに専念すればよろし。そう思いますよでも、打てねぇならせめてバントや粘って球数を投げさすとかね、黒田もバッティングはお世辞にもいいとは思わんかったけど、打席に立てば何とかチームのためにってのが伝わってきたよな。九里もどちらかと言えば黒田に近いタイプ。気持ちはあるけどプレーがそこについてこない。信頼を得る投手になるにはそこんとこヨロシクって感じだよな。自分に白星が転がり込むのは投球だけじゃない部分もある。そこをもっと大事にして欲しいよな。

3.アウトコース低めのコントロールを磨け!
 先制を許した場面。打者は藤井。本当にコイツはカープ戦で打つよな。オチヤイ政権時干されていた時期があってね、なんならトレードでカープに入れてしまえ!とブログで書いたことがある。まぁそれは置いておいてさ、あの場面の九里の投球ね、本当にインコースをいい具合で攻めていた。インコース、インコースと攻めて最後はアウトコースの甘い球を打たれた。この仕上げのアウトコースのコントロールね、ここが甘いケースが目立つんだよな。

 折角インコースをいい具合に攻めてだ、打者は当然アウトコースに来るってのはある程度わかってるのよ。そこをインコースをズバッと真直ぐで来られて見逃し三振ってのもアリだけど、回は序盤。ランナーためての一発は怖いんで当然外勝負。でもインコースが効いているからさ、外いっぱいのボールは手が出せないのが打者心理。打たれたのはやや外の手が届くコース。結局決め球が甘かったんだよな。

 実は九里はこういうケースが多い。いわゆる自慢の内角攻めをいかせる外のコントロールね、ここが勝てる投手になるポイントだと思うんだよな。それは真直ぐでもいい、スライダーでもいい。とにかくベースの外側上手く使って勝負できるコントロールね、これが身についたら二ケタ勝てると思うよ。ここで最初に出てきた西本の話。九里はああいうピッチャーになれる条件は持っていると思う。頑張って欲しいよな。

 まぁ個人的な想像の範囲だけど、九里が苦しんでいるのがここ。いわゆる「キメ球」なんだよな。これって例えばフォークであったり、シンカーであったり落ちる球を想像しがちなんだけど、九里の場合はそれはいらないのよ。折角度胸よく内角責められるんだからな、外のボール、それがそのままベースの上を来るか、スライダーで振らされるか、打者が見極めが難しいと感じる外角のコントロールね、これを磨いて欲しいし、これが出来なければプロでは生き残れない。アタクシはそう思いますな。

 体も強いし、スタミナもある。気迫も周りに伝わるほ強いものがある。外のコントロールを身につければ抑えやらせても面白いと思うんだけどねぇ。

 最下位中日に連敗。腸煮えくり返っている同志もいらっしゃるんだろけど、今日は完敗。又吉がよかったし、カープは主軸に迫力がなかったよな。それにバント失敗や守備の記録に表れないミスが出ててしまうとこういう結果になるわな。そら相手もプロ。同じ相手に負け続けるわけにはいかんし、そうじゃなきゃ面白くねぇよな。

 個人的には昨日のサヨナラ負けより、今日の負け方ってのは打線が下降気味かなぁと思わせるムードも無きにしもあらずで痛いといえば痛いよな。菊池が出てねぇと勝てねぇっていういらんプレッシャーを背負う形になってしまったってのも少し気がかりだけどな、まぁ負ける試合はこういうもの。ただ明日の先発福井ってのがね、3タテ喰らいそうな臭いがプンプンしてくるけど、いい意味で期待を裏切ったピッチングを密かに楽しみにしているよ。

 

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