阪神さん、今日も勝っていただいて、胴上げ目指してくださいね!!と言わんばかりのユルユル野球
「阪神4-1広島」(6日、甲子園球場) 広島が2戦連続の逆転負けで3連敗を喫した。借金は今季ワーストタイの「11」に到達した。
情報源: 広島 拙攻連発で逆転負け 3連敗で借金11 常広は六回途中3失点で2連敗
昨日はCS放送の副音声で観戦した。解説にはカープOBの安部友裕さんと女性タレントか女性アナウンサーの雑談形式で甲子園の大歓声や阪神よりの実況・解説を避けての観戦。まぁ少しでもストレス軽減をということでの策だったけど、ゲーム内容がとにかくストレスかかりまくり(笑)。前日同様、追いつかれ、勝ち越された時点で勝負あり。見ても結果は同じとTVから離れた。今朝確認をすると「やはり」カープの反撃はなくそのままゲームセット。「新井カープの野球はつまらない」その典型的なゲームだったよな。
モンテロが先制打!!
連敗するとどうしても攻撃面で批判されるカープだけど2試合連続で初回に点を取った。まぁこの先制点をチーム全体で活かせない。これが「弱さ」の大きな要因でもある。まぁそれは後で書こう。
阪神の先発は門別。立ち上がり2番、ファビアンの投球を見る限りコントロールに不安があるような内容だった。それでも2死をとり順調な滑り出しと思いきや小園にバットの先でセンターへ運ばれてヒットを許した。この辺の小園の打撃はさすが首位打者狙うだけのことはある、思わずうなってしまったねぇ。
そして4番モンテロ。あたりは決していいとは言えなかったけど、森下が飛び込むも届かずライトファールゾーンを転々。これが3ベースとなり小園が先制のホームを踏んだ。2死からの先制だから門別にはそれなりのダメージを与えれたように見えた。まぁ現にこの日の門別はコントロールが定まらず、ストライクを取りに来たところをカープ打線にとらえられてはいたけど、勝負所では逆にカープ打線のヘボに助けられた。
モンテロは大きな体と裏腹に右方向へのヒットも目立つ。そろそろ助っ人の去就問題も浮上してくるだろうけど、個人的にはファビアンとともにもう1年見てみたい。そんな印象を持っている。まずはもう1本HRを打って2ケタ打ってほしいよな。
追加点が取れないストレス
2回以降も門別を攻め立てたカープ打線。しかし、まぁ毎度のことだけどヒットでチャンスは作るけど肝心なところでもう1本が出ない。まぁ「カープあるある」ではある。
冒頭に書いたけど、この日のTV副音声を担当した安部さんは3連覇した時と今のカープを比べて色々話してくれたのが印象的だった。それと打者の技術的な部分についても話があった。
3回ファビアンからの好打順。ファビアンがヘッスラで内野安打をもぎ取ると小園が続いて無死1,2塁だ。4番ファビアンがライナーを放つもショート正面。続く末包の打球は鋭くレフト方向へ。「こりゃヒットだろっ!?」と色めき立つも打球が失速してレフトに捕らえられた。続く菊池も凡フライで終わった。結局無死1,2塁のチャンスも全部フライアウト。走者を動かすことさえできなかった。阪神サイドから見れば「チョロかった」だろう。もうカープから、「どうぞ阪神さん、今日も勝っていただいて胴上げして下さいね!」と言わんばかりの拙攻だったよな。
末包が左飛に倒れた時、1塁ベース付近で末包が「なぜだ!?」というジェスチャーをしていたの見た安部さんが解説していたけど、結論から言えば末包の打球は基本「ドライブ」がかかっているそうで、ドライブというのは打球が鋭くとも上に行かずに落ちてくる打球。これは打球の回転の向きが飛ぶ方向ではなく反対の方向に回転しているからなんだけど、こういう打球が飛んでしまうのはバットがボールの下を叩いているから。じゃ、なんで下を叩いてしまうのか??と、言えば体の開きが早かったり、力んで体の浮き沈みが生じて真ん中を叩くつもりでも状態が動くから下を叩いたり、真上をかすったりするなんてことはアタクシも野球をやっているときに教わった。恐らく末包も「とらえた!」といった感覚だったけど、バットがボールの下を叩いてドライブがかかった分打球が伸びなかった。と、言うことだろうねぇ。
ドライブといえば、名球会はいるような打者はこのドライブ回転を活かして内外野どうかということを気にし過ぎだと。いいフォームで打てることなんて実際はなかなかないそうで、前にも書いたけどプロの投手は打者の打撃を崩す配球をしてくるので、崩されるのが当たり前の中で、フォームばかり気にしていてどうすんのか??逆にバットの軌道や角度の入れ方を聞いてくる人はほとんどいないそうで、この辺はもったいなさを内川さん、古田さんも残念がっていたのが印象的だった。カープの打撃コーチもこうした理論を持っている人にやってもらえれば少しは得点力上がるかもな。
まぁ話を戻そう。カープ打線は追加点をという意識が強すぎて相当力んでいるようにも見えた。末包の打球もしかり、4回も相手のエラーからチャンス。常広がバント失敗して1死1,2塁で中村奨が力みからかボールの下を叩いて凡フライ。ファビアン四球で満塁のチャンスも頼みの小園がやはり凡フライ。この辺、カープ打線はチャンスになればなるほど、イージーなフライで相手を助けている、そんな印象だったよな。
厳しい監督なら2軍落ち
再三チャンスがありながら得点できないのはもちろん本職である野手陣の責任ではある。しかし、攻撃の流れを止めてしまった、相手を楽にさせてしまったという部分ではこの日の先発・常広の2打席連続の送りバント失敗。これが得点だけではなく、好投を続ける自身の首も絞めてしまったように見える。
2回は1死から石原が外の球をうまくさばいて右前ヒット。続く常広には当然送りバントのサインだ。ただ、1死だし、それほどプレッシャーのかかる場面ではなかったけど、真ん中の球、阪神バッテリーもどうぞ、やってくださいという言わんばかりのストライクをバントできなかった。まぁこの2球を見ただけでバントが苦手というのが伝わってきた。
4回は無死1,2塁の回ってきた。ここは自信の投球を助けるためにも送りバントは成功させなきゃいかん場面。しかしスリーバント失敗でアウトとなった。このシーンの副音声で安部さんが「バントの時に腕が伸びる」「当てに行ってはダメ」と指導。まぁ常広に伝わる術はなくバント失敗となった。ん~どうだろう。この辺は練習不足というかね、プロで、セリーグで勝っていくためにはこうしたバントというのは本当に大事な部分になってくる。4回なんかはバントさせると流れが相手に行く可能性があるので1打席目のバントを観たら送りバントのサインを出せない監督もいるんじゃないか??くらい酷かった。まぁ新井監督だから「次、頑張れ」となるんだろうけど、厳しい監督ならバントできるまで1軍には上げないといわれても仕方ない、そんな常広のバントだったねぇ。投手は投げるだけではないということを痛感したゲームだったんじゃないかねぇ??結局のこの2打席連続でバントを失敗し、常広自身の首を絞めてしまった。もう4回裏からは心境は「まな板の上の鯉」。いつかはやられるだろう、そんなプレッシャーを自身が作ってしまったよな。
新井カープは練習がユルいそうな
投手のバント練習なんかも大事だけど、カープの今季の失策数は62。リーグで3番目に少ないんだけど、2位の阪神とは10個以上離されている。むしろ3位以下の失策数がどんぐり背比べで、巨人が71と飛び出ている。この辺ね、投手を中心とした守りの野球をやるのであれば、物足りない数字ではあるよな。
このゲームのインターバルで安部さんが気になる話をしていた。若い選手の練習態度ね、これ緒方監督だったカミナリものだと。一番真剣に取り組んでいるのがベテランの菊池だったり秋山だったりで若い選手はノックを受けても片手で捕球して送球もいい加減。こんな練習をしていたら本番でいいプレーなんかでやしないし、失策が多くなるのも当然だと。そんなムードにルーキーの佐々木も汚染され始めていることに無茶苦茶危機感を持っていた。この話を聞いて今のカープの勝負弱さ、勝負の9月での大失速の要因がわかるような気がした。
キャンプでは猛練習なんて言っているけど、球界OBに聞くとカープの練習は相当ユルくなったという話を聞く。まぁ昔は練習しすぎて調子がよくても「こいのぼりの季節まで」であとは疲れて失速なんて揶揄された。オールドカープファンにとってはそういわれても一生懸命練習するカープの選手たちを誇りに思った。そんなカープの選手が好きだった。猛練習で昭和のカープは強くなった。リーグ優勝5回、日本一2回。素晴らしかった。あの当時のカープは今のような「家族」なんてのはなく、チームメイトでも嫌いな奴は嫌いと公言し、それぞれを「ライバル」としてみていた。アイツが打つならオレもとギラギラしていた。だから練習も苦にならないし、手を抜いたら負けだという意識が強かったのだろう。まぁ昭和のど根性。今は否定されがちだけどな。
新井カープの弱さは佐々岡監督時代の弱さとは違うと思うし、野村謙二郎、ブラウン時代とも違う気がしている。その違いというのが安部さんがいう「ユルさ」というフレーズがビシっとはまったような気がしている。ミスをしても次頑張ろうは決して悪いことではない。でも「プロ」だからな、前の話の常広のバントね、バントできるまで1軍には上げないくらいのことは言わんといけないと思うし、それがプロの厳しさだよと。オマエがこれからプロで稼ぐならバントや牽制、インサイドワークなど練習することは沢山ある。チンラタやるな。と。練習態度という部分でも一生懸命やっている選手がベンチを温めるなんてことなら、それこそチーム内に不協和音が起こってもおかしくないだろう。選手に逃げ道を作ってあげるのはいいけど、それは「厳しさ」という前提があってこその事。その辺を新井監督を筆頭に首脳陣は少しはき違えている。それが新井カープの弱さなんじゃないかねぇ??
昨日のゲームも1-3となった時点であきらめたファン、1-4で勝負ありと判断したファンも多かっただろう。その先の進展が今のカープでは期待できない。「新井カープの野球はつまらない」と言わる大きな理由だろう。この阪神との2試合を見ても全然戦えていない。ロクに練習もしていないのに「打たなきゃ」「走らなきゃ」なんて一丁前の事をやろうとしているから、こういう大事な時に「本当の実力」が露呈してしまうのよ。今更そういっても遅いし、今後も新井カープには期待ができない。困ったもんだよな。
他球団は本当にしのぎを削っている。巨人は敗戦濃厚から中日守護神・松山を打ち崩す逆転勝ち。ヤクルトもDeNAから星を奪い返した。スコアだけみても必死さが伝わってくる。この必死さが新井カープの野球にはない。取り残され始めている。ヤクルトに飲み込まれる日が来るかもしれん。決して笑いごとではないと思うねぇ。


