九里、3年6.5億残留にみるカープ球団の財布の中身と近年のFA事情。慰留も大事だけど補強にも予算を。誠也メジャー移籍報道過熱も本当にその通りいくのだろうか??

九里、3年6.5億残留にみるカープ球団の財布の中身と近年のFA事情。慰留も大事だけど補強にも予算を。誠也メジャー移籍報道過熱も本当にその通りいくのだろうか??

 

 

広島・九里亜蓮投手(30)が22日、スーツ姿でマツダスタジアムでの会見に臨み、今年取得した国内フリーエージェント(FA)権を行使せず残留すると明らかにした。球団…

情報源: 残留宣言の広島・九里「やっぱり愛着がある」

最近はCSのJ-SPORTSで今季のカープのベストゲームを再放送している。絶対負けないし、いいゲームばかりだからそれで一杯飲んでいい気持になる。いい時代になったよな。そこで改めて思うのはカープは本当にいい選手が多いなぁと。なぜ、優勝どころかAクラスを逃したのか??とシーズンが終わったからこそ冷静に分析できるよな。やはりバッテリーの攻め方、ピンチでのメンタル面のもろさ、長打の少なさ、中継ぎの層の薄さ、代打陣の貧弱化、それに3年もBクラスだと「負け犬根性」というかね、諦めが早い部分もある。3連覇時代はどんなにリードを広げても相手チームは安心できなかったという。その辺の粘り…じゃ、ないねぇ…上手く言えないけど、しいて言えば「最後は俺たちが勝つ」という自信と風格がにじみ出ているようなオーラね、これが対戦相手にビンビン伝わっていたように思う。この辺のオーラのパワーが年々落ちているように見える。特に打線の強いチームや対戦の少ない交流戦なんかにその自信の無さみたいのが見え隠れして圧倒される。こういうのを見ると首脳陣に「優勝を知っている」「修羅場を潜り抜けている」人材が選手のメンタル面での支えになると思うし、負けられないゲームの戦い方、勝ち方ね、コーチ陣だけではなく選手も含めて「外の血」を積極的に入れて活性化させたいというのはアタクシだけではなく多くのカープファン同志が思うところだろうねぇ。まぁすでに来季のコーチングスタッフも発表されたし、助っ人補強もこれで打ち止めだろう。どうしても物足りなさを感じてしまうよな。

九里 3年6.5億の大盤振る舞いで残留

今オフはFA権をもつ選手が3人いた。堂林、大瀬良と残留を発表。トリを務めるのは今季の最多勝投手・九里だよな。まぁ前回の記事九里、結論は「ほぼほぼ」決まった??野村は上限いっぱいのダウンで契約も来季も先発でいくのかね??でも書いたけど、この時期に発表するということは「ほぼほぼ」残留だったのだろう。ただ大瀬良が先に発表してタイミングを逸したというかね、会見でも言っていたけどやりづらさはあったのだろう。まぁ九里らしいと言えば九里らしい。
カープ球団からの提示は大瀬良と同じ3年、まぁこれは妥当だろうし、大瀬良は通算の勝利数は多いけど、今季の貢献度から言えば九里が上だよな。その辺は差をつけずに同じにしたのだろう。
驚いたのは金額。まぁ推定なので多少のずれはあるだろうけど、3年で6.5億ということは単純に3で割れば2億1600万円。今季の年俸が確か8700万円だからやく250%アップだよな。もちろんこの6.5億の内訳はわからんけど、カープ球団もかなり「奮発した」と言っていいだろう。
大瀬良は今季年俸が1.5億。3年で8億だから、こちらも単純に3で割れば2.6億位だよな。アップ率は174%。この辺のアップ率は今季の貢献度から言えば九里が上だよというメッセージにもなる。同期入団で折り合いが難しいとは思っていたけど、最多勝の九里に最大限の評価をして、エース・大瀬良の面目も保てたよな。
この辺、かつてのカープ球団のケチさはない。もちろん正当な評価で正当な金額での「大盤振る舞い」だと思う。その辺の変化は感じられるよな。

九里はまだまだ伸びる投手。来季は15勝以上を!!

九里は今季初めて2ケタ勝った。プロ8年目で「ようやく」といった方がいいのかもしれん。まぁ中継ぎをやっていたりという時も長かった。ただ、中継ぎをやっていたということは先発としては「今一つ」という評価でもある。ここで大瀬良と差がついたよな。
ただ、九里は大きな故障をしないでここまで来ている。無事之名馬という言葉もあるように、ベンチとしてはこういう投手は本当にありがたいのよ。あとは肝心の九里が「ピッチング」というものを覚えてくれれば、まだまだ伸びる。そんな目でアタクシはずっと見ていた。
九里が先発にシーズン通してやり切ったのは昨シーズンから。その前の年の2019年6月25日の楽天戦でプロ初完封を記録した。2-0のロースコアでの完封ね、まぁ裏を返せばこの年のカープは抑えに苦労した。今季の日本シリーズ第2戦で高橋奎を同じく2-0で完封させた高津監督の心境と似てるかもしれんねぇ。ただこの時は楽天も九里の多彩な変化球を初めてみる選手が多く戸惑いもあっただろう。言葉は悪いが「たまたま感」が強かったし、この年の九里は開幕ローテをつかみながらもGWで中継ぎ降格。交流戦から先発復帰という流れだった。ただ、この楽天戦の完封は一つのきっかけだったよう思うけど、そのシーズンは8勝8敗で終わった。結局はいつもの九里だった。
先発ローテを守り切ったのが実は2020年、昨シーズンだよな。それでもシーズン前半は負けが先行していた。そんな中、9月28日のDeNA戦で完封劇を演じた。九里マニアのアタクシはここで九里は何かをつかんだ。そんな気がしたんだよな。
九里、完投を経験して一皮むけた大人の投球で菅野に投げ勝つ!そろそろ抑え候補の若手を試してみては??
九里の完投・完封を援護する。これが「一体感」。佐々岡監督が九里を代えなかった理由がここにある??
そして完封劇もそうだけど、九里の自信になったのは恐らく「規定投球回数」をクリアしたこと。ここで初めてプロで、先発でやっていけるという自信が身についた。そんな気がしている。そして今季は規定投球回数を2年連続でクリア、最多勝投手になった。
これまでの九里の軌跡を見ていると、まだまだ「のびしろ」があると思う。この「最多勝」というタイトルが九里をさらに成長させるように思う。ぜひとも来季は15勝以上でカープを優勝に導いてほしいよな。

九里・大瀬良残留で先発陣は問題なし??

正直なところ、ここまでの流れを見れば、大瀬良・九里の残留は大体予想は出来たけど、実際に残留が決まるとホッとするよな。まぁ一番ホッとしたのは現場を預かる佐々岡監督かもしれん。これで先発ローテーションの青写真がだいぶできてきたように思うねぇ。大瀬良、九里が対角、そこに森下、今季やはり何かつかんだ床田、若い玉村、髙橋昂の左腕コンビ、助っ人ではアンダーソン、そこに若手や復権を狙う選手も絡んでくる。野村は来季も先発で行くのなら当然食い込んでくるだろうし、中村祐だっている。ルーキーの黒原、森の存在も面白いよな。
ただ、昨季の今頃も先発いっぱいいるじゃんみたいなムードだったけど、玉村や高橋昂がいなかったらと思うとぞっとするくらい先発が足りなかった。高いレベルで開幕ローテだけではなく、シーズンとしいて安定したローテで戦いたいよな。そう考えれば大瀬良・九里の残留は非常に大きいよな。

FA引き留め策に見るカープの財布の中身

振り返ってみれば、この2人の先発投手の引き留めにはカープらしからぬ好条件を提示した。個人的には少々驚いている。まぁ若い選手はチマチマ上げるし、今季大幅に成績を落とした選手もいるし、まぁバランスの範囲内なんだろうけど、それにしてもカープにしては大盤振る舞いと言う印象ある。「大丈夫なの??」と心配するカープファン同志は多いだろうねぇ。

今季のカープはコロナ禍にある中、首都圏、関西圏に比べれば比較的影響の少なかった広島がフランチャイズというのも大きいけど、観客動員は12球団でNo1。自治体のコロナ対策に関しては比較的緩めだった影響はあるだろうねぇ。まぁ他球団よりは儲かったのだろう。とは言え、パイは小さい。
まぁこれまでの儲けもあるだろうし、まぁまさかとは思うけど、今から誠也の移籍金を当てにするのは経営者としてどうなのか??ってことを考えれば、それなりの「原資」はあるんだろう。
もちろんエースと最多勝の引き留めに金を使うのは異論はない。けど、財布にそれだけあるのであれば、ウィークポイントへの補強にもっと銭は使ってほしい。と、いうのはあるよな。何度も書くけど野手の助っ人はマクブルーム一人でいいのか??コーチングスタッフは万全なのか??誠也が抜けた時の穴は本当に大丈夫なのか??丸が抜けてからの3年の体たらくをみれば、誠也の抜けた穴は限りなくデカイのは目に見えているよな。財布の中身よりもアタクシはこっちの方が心配だよな。
これはアタクシ個人の考えで共感してくれるカープファン同志はいるかどうかわからんけど、ここ3,4年、まぁ25年ぶりのリーグ優勝してからアタクシはユニを新調したくらいでカープグッズを購入していない。それはなぜか??

非常に姑息かもしれんけど、カープの補強策について不満だからに他ならん。カープを強くすることを怠っている球団に儲けさせるのは抵抗があるのよ。
もし、カープが「強くなるため」に誠也の穴を埋めておつりがくるような補強策をやったら、アタクシは「夢」のお返しにガンガングッズ買うよ。広島にも行く。球場にどんどん足を運ぶよ。別にマネーゲームに参加しろとは言わん。強くするためにできる限りのことを目一杯やってほしい。アタクシにはその姿勢がカープ球団から感じられない。ただ、今回の2人の引き留めに関しては大きく評価している。でも、まだ補強と言う部分では全然足りないけどな。

残留の方がお得??最近のFA事情

FAというのは選手の権利。昔は大物選手のFAとなれば争奪戦が行われていた。もちろん札束が飛び交うFA交渉に関してはカープは蚊帳の外。むしろせっかく育てたFA選手が引き抜かれていく。ある意味草刈り場みてぇになった。この経験を踏まえてカープ球団も残留交渉については様々な「知恵」が身についた(笑)。ここ2,3年は3連覇戦士を中心にFA権取得ラッシュだった。こうしてみると菊池、會澤、野村、広輔、大瀬良、九里と成功しているし、失敗は丸だけ。この1敗だけというのはカープ球団の努力の賜物だろう。
ただ、他球団を見渡せば、今季も宣言する選手は少なそうだよな。昨季もDeNAの梶谷と井納だけだったと記憶しているし、年々FA宣言する選手は少なくなっている印象があるよな。この辺は以前と変わってきているように思う。
この辺は各球団FA選手を獲得するより、慰留に力を入れてる傾向にあるというのは大きいし、FA移籍した選手も成績がパッとしないというも大きいだろう。各球団、FA選手獲得に消極的になっているのも大きいよな。FA宣言しても「再就職先」が見つからない可能性もある。それなら、誠意を込めて慰留して年俸を上積みしてくるこれまでの球団の世話になることを選択するのは「普通の流れ」のように思うねぇ。と、なると選手の移籍の自由や活性化を目的に作られたこのFA制度も曲がり角に来ているよな。もっと選手の移籍を活性化させるのであれば、取得年数の短縮はもちろんのこと、現役ドラフトやトレード期間の延長といったことが必要だろうねぇ。まぁ選手の移籍の自由とプロ野球ファンの願いと言うのは必ずしもリンクしないと思うし、この辺ね、色々知恵を出していかなきゃいかん時期に来ているようにも見えるよな。

誠也争奪戦??誠也のコメントが本当のところ

FAの短縮と言うのは海の向こうのメジャーでも労使交渉が紛糾しているようだねぇ。この辺、ポスティングでメジャーを目指している誠也にとっては気になるところだよな。交渉が決裂するようであれば、移籍市場が一気に冷え込む。報道ではやれ、ジャイアンツだ、レンジャースだ、メッツだと大騒ぎだけどな、この辺、マスコミの言うことと言うのは話半分どころか、飛ばし記事位の思っていた方がいい。その辺は張本人である誠也が一番わかっているようだねぇ。誠也自身「野球がやれればいい」「大谷君なら選べるけど、僕ですから」「無理なら無理で…」とね、誠也は待つ身だからな、手を上げてくれるところを待つしかないのよ。これはこれで心細いよな。
とにかく、うまくことが運んで早い段階で話が進むといいよな。期限は12月23日かな??その前の感触次第では菊池のように残留するかもしれん。どちらにしても誠也は誠也。ただ、早く決まるといいよな。

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