ヤクルト日本一に見るベテラン・主力・若手の融合がチームの力に。カープにも欲しい「頼れるベテラン」

ヤクルト日本一に見るベテラン・主力・若手の融合がチームの力に。カープにも欲しい「頼れるベテラン」

20年ぶりの日本一を決めたヤクルトナインに涙があふれた。ベテランの青木宣親外野手は日本一決定の12回裏途中で既にベンチで目を赤らめ“フライング”。主将の山田哲… – 日刊スポーツ新聞社のニュースサイト、ニッカンスポーツ・コム(nikkansports.com)

情報源: 日本一で涙あふれるヤクルトナインに「もらい泣き」がトレンド入り – プロ野球写真ニュース : 日刊スポーツ

とうとう今季のプロ野球が終わっちまった。最後は東京ヤクルトスワローズが日本一に輝いた。久しぶりにセ・リーグのチームが日本一になった。心から祝福したい。
今季の日本シリーズは本当に面白かった。普段カープが出なければ、ポストシーズンは真剣には見ないけど、今季に限っては全てが好ゲームだったってのが手伝って結構真剣に見た。まぁ昨日は延長に入った時点でいい具合に酒がまわって寝ちまったのはナイショだけどな(笑)。
対するパ・リーグ王者のオリックスにも拍手を送りたい。両チームとも昨季最下位からのリーグ優勝、そして日本シリーズで本当に「野球って面白い」と再確認させてくれた戦いを演じてくれた。ゲーム開始時の気温が8度。やる方も観る方も大変だったけどな、本当にいいシリーズだった。両チーム、両チームのファンに拍手と感謝を送りたい。

両チームともまぁ特にオリックスね、若い選手が本当に多くて、頑張っていたよな。これまではFAやトレードで大物を加入させながらも結果が出なかった。中嶋監督・福良GM体制になって思い切って若手を抜擢。それが花開いた。「野球は顔でやるものではない」を体現してくれた。主力の吉田や福田、杉本、若手の紅林や宗がガッチリかみ合った。投手陣には平野や比嘉と中継ぎにベテランが多いけど、エースの山本もまだ若いしいい具合に主力と若手、ベテランがかみ合って力になっているよな。福良GMになって大きな変化が起き、それが結果につながったよな。いつまでもオーナーのお気に入りばかり集めて全く変化のないどこかのチームとは大違いだよな(笑)。

そして日本一になったヤクルト。こちらもベテラン・主力・若手がガッチリかみ合った。カープが全く歯が立たなかったよな。こうして優勝しているチームとカープを見比べてみると「足りないもの」が見えてくるから面白い。

負ければその責任は監督

敗れたオリックス中嶋監督のコメントが印象に残った。
「結局、結果なので、どうしても。毎回毎回打てるわけじゃないが、点を取れなかった。負けたのは受け止めるしかない。勝つか負けるか、どっちかしかないですから、そこに負けてしまったので、その責任は全部、監督の責任なので」
今季、負けが込んでいる時はなかなか点が取れなかったカープ。よく「あと一本が」というコメントを佐々岡監督は何度も残したよな。これ、「打てないから負けた」というふうに聞き取れる。つまり今日の負けは打線のせいだと受け止められても仕方ない「言い方」だよな。これは我々ファンから見てもなんとなくしこりが残った。この中嶋監督のように色々あったけど、負けたら監督の責任と言ってくれれば選手は救われる。あの選手のあのプレーがね…というのは「プロは厳しいんだよ」という角度で見ればそれはアリなんだろうけど、チームをまとめ、前を向く上では中嶋監督のような考えやコメントを継続していけば、自ずと選手から「監督を勝たせたい」という気持ちになっていくだろう。思い切ったプレーができないのはどこかで何か引っかかる部分、それが監督を筆頭とした首脳陣の日ごろの態度、言動だったりってのは絶対にあるだろうねぇ。負ければ監督の責任は当然だし、腹をくくれるというのは監督としての絶対条件なんだろうねぇ。

勝ちに向かう姿勢を監督が見せることが大事

ニッカンスポーツのWeb版でヤクルト・高津監督の手記を読んだ。アタクシも正社員、パート、アルバイトを気がつきゃ50人使っている身として共感する部分が多かった。支配下登録は70人だけど、まだまだ1軍には程遠い若手や故障者を引けば、50~60人くらいの選手を動かすことになるから50人と言えば大体プロ野球の1,2軍で使える選手の規模と同じくらいと勝手に考えている。この監督と選手の「距離感」というのは本当に難しい。アタクシも2店舗のオーナーとしてパート、アルバイトさんと接するけど、近くてもいけないし、遠くてもいけない。偉そうにするのもいかんし、媚びたり、親身になりすぎるのもいけない。難しいんだよな。
そんな戸惑いを感じながらも高津監督は「(監督は)勝ちに向かう姿勢を見せることが大事」だと。シーズン終盤に定着した「絶対大丈夫」はまさにその姿勢を体現するようなフレーズだよな。この辺は選手として、コーチとして様々な経験と沢山の監督の下でやってきた土台がしっかりしているからできた。そんな印象だよな。まぁどんな監督でも勝ちに向かう姿勢は持っているんだろうけど、監督の独りよがりでは選手はついてこないということ。こういう部分を果たして佐々岡監督は持ち合わせているのだろうか??となると多くのカープファン同志の皆様は「??」なんだろう。佐々岡監督続投のニュースの反応がまさにそれだったよな。佐々岡監督も人柄はいいんだろう。だから、なおさらこうした言動で「勝ちに向かう姿勢」を見せて欲しいというのはあるよな。

象徴的なシーンが今季はあったよな。10月18日の甲子園でのゲーム。2点差つけられて終盤8回だったかな??堂林のツーベースと長野のタイムリーで1点差に詰め寄り、なおも無死1塁で代走は大盛。代打會澤の打球はレフト前に落ちたかと思われたけど、ダイレクトキャッチ。2塁ベース手前で打球を見守っていた大盛が1塁へ戻れずゲッツー成立。当然佐々岡監督がリクエストを要求するも判定は覆らずそのまま敗戦。巨人を猛追していた時期だっただけに痛い1敗だったよな。大盛曰く、(キャッチかワンバンか)審判のジャッジが何もなかったのでどうしようもなかったとコメントしていた。そう、これ審判の不手際がこの場面は一番の問題なんだよな。取った、取らないじゃなく、プレーの流れを審判が止めてしまったようなものなのよ。
翌日のSNSでは會澤の打球がワンバンしている証拠映像が拡散されていた。まぁ、ただ、判定は判定。リクエスト制度もありそこまでやって出た判定は尊重する。と佐々岡監督はそれ以上は食い下がらなかった。

その約1か月前にバンテリンドームでの中日対ヤクルト。ランダウンプレーでやはり審判のジャッジがなくチャンスをつぶしたヤクルト高津監督がリクエストの判定が下されても15分間審判団に食い下がった。「ジャッジが遅い」と。
この辺にね、優勝チームの監督と4位の監督の勝利への執念と選手のために矢面に立つと言うね、そういう気持ちの熱量を感じるよな。

大盛の走塁は決して飛び出したわけじゃない。けど、結果は走塁ミスで片付けられてしまったら大盛もたまったもんじゃないよな。審判のアウト、セーフのジャッジがないから戸惑っていた。キャッチした板山は必死だから1塁ランナーが飛び出しているのを見てファーストに送球。1塁塁審がアウトのジャッジをしたけど、そのプレーが成立するには板山の捕球を認めるジャッジが無ければ始まらない。そのスタートの時点が曖昧でプレーが進んだ。これは選手は悪くないよな。ならば、佐々岡監督はリクエストの結果ではなく、審判団に文句のひとつや二つ言わんと大盛が可愛そうだよな。ヤクルトの場合もそう。ランナー1、2塁の場面で打者はセーフになっているからランダウンプレーの中ショートの京田が2塁ベースを踏んでそれをきちんとジャッジしていれば1,3塁のチャンスは残った。このジャッジがなかったからランダウンプレーが続きホームを陥れた2塁ランナーがタッチアウトでゲッツー成立してしまった。ジャッジしていればランナーは3塁で止まるからねぇ。これ、高津監督が猛抗議せずに終わってしまったら、ひょっとしたら脱落の要因になったかもしれん。猛抗議があったからこそ、選手はスッキリできたというのはあるだろう。この時は巨人、阪神とゲーム差がほとんどない三つ巴状態だったからな、抜け出したきっかけになったゲームかもしれんよな。
カープもこのゲームは大逆転3位を狙っていた時。ここをあっさりと佐々岡監督は引き下がった。後にセ・リーグに意見書を出したけど、あの時、あの場所で佐々岡監督の執念のようなものを見せて欲しかったというのはあるよな。まぁ佐々岡監督の人の好さが出た場面でもあるけどな。

やはり頼れるベテランの存在は必要

この日本シリーズでね、勝敗を分けたのはヤクルトに頼れるベテランの野手がいたというのは大きいように思う。経験のない若手が零れ落ちないように支えていたように思う。青木、代打の切り札川端、優勝経験豊富な内川、投手では石川が本当に頑張っていたよな。こういう存在がいるからこそ、主力である山田、中村、若手の村上や塩見が思う存分できたというのはあるだろう。その存在がオリックスにはいなかった。まれにみる接戦を制した要因は最後は「経験」がモノを言ったように思うねぇ。
さて、カープを見てみるとやはり「頼れるベテラン」の存在がいない。3連覇時の黒田さん、新井さんのような存在がいない。まぁこれは球団が作ろうと思ってもできない。ベテラン選手が普段の言動やプレーでそれを意識してくれるしかないんだよな。そういった意識を持った選手が今のところいないんだよな。残念ながら松山はベテランになってもいじられキャラだし、長野はどうしても一歩引いた立ち位置。となれば、ベテランの域に入りつつある選手がそういった意識を持ってくれるといいよな。
個人的には會澤、そして安部ね、この辺に頑張ってもらいたいと思う。もちろん菊池にもそれを期待したい。いわゆる3連覇時代の主力ね、彼らがかつての新井さんや黒田さんのような存在になれるかどうかってのは大きいと思う。
會澤は今季は故障に悩まされた。まぁベテランの域に入ってきた選手が出場機会を減らす典型的なパターンだよな。ここで一気に老け込んでしまう選手が多いのも事実。ただ、會澤は故障から戻ってきてからは存在感があった。まだまだ十分やれるだろう。オフにしっかり体を治して全試合マスクをかぶるつもりで準備して欲しいよな。
そして安部。小園や林の台頭ではじき出される格好でファーム暮らしが長かったけど、シーズン終盤には1軍に上がってきた。もう若手ではないけど、持ち前のがむしゃらさを忘れずに若い選手を引っ張って行って欲しいよな。そして菊池は打撃もかつての形に戻りつつある。プレーでもっと引っ張って行って欲しいよな。

ヤクルトの胴上げ時にベテラン勢の目に光った涙が印象的だった。青木は決まる前にベンチで涙を浮かべていたそうな。クールな川端の涙も印象的だった。長いシーズンしんどかっただろう。その緊張感を一気に解放した瞬間の安堵の涙だったように思う。チームの為に、高津監督を胴上げさせるためにベテラン勢の努力と言うのは計り知れないものがあったと推察できるよな。
やはり、優勝するチームというのは様々な角度からみてバランスが取れているよな。戦力的にもチーム構成から見てもね。そこに助っ人野手が上手くハマってくれた。カープの補強を見ると助っ人野手は一人と言う部分では不満が残る。噂では日ハムをノーテンダーになった大田獲得の話があるとかないとか。とにかくカープを強くするための補強はね、しっかりやってほしい。結果、バランスの取れたチームになればV奪回だって夢ではないだろう。今季の日本シリーズ、いいものを見せてもらったし、カープの課題を再確認させてもらうこともできた。とにかく12球団の選手、首脳陣、裏方さんも含めてね、今シーズンお疲れさまでした。ゆっくり休んでまた来季、いいプレーやゲームを見せて欲しいですな。

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