勝負の9月。緒方監督の真価が問われる時

NO IMAGE

野球情報満載デイリースポーツ/中村祐 バースデー安打 二回に先制弾食らうも…

情報源: 中村祐 バースデー安打 二回に先制弾食らうも…/デイリースポーツ online

「お得意様」である巨人に連敗。東京での6連戦、個人的には一つのヤマというかね、どういう戦い方を緒方監督が仕掛けてくるのか?ここを負け越すようなら正直、優勝へのプレッシャーにプラス世紀の大逆転の悲劇の主人公になるのでは?という余計なプレッシャーも覆いかぶさってくる。

1歩下がってみてみれば、来週火曜からの阪神3連戦が大一番だし、ここを3タテ食らわなきゃ連覇への視界が開けてくる。大事なのはこの阪神戦前のゲーム差ね。ここが大きなポイントになるだろうねぇ。

阪神は最下位ヤクルトに取りこぼしをしなかった。これもプレシャーになるとは思うんだけどな、阪神は阪神でしんどいと思うよ。果たして金本監督以下阪神の選手がもし、カープを見て戦っているのであれば(もちろんそうだろうけど)連勝を続けていきながらもまだ5.5ゲーム差。差が詰まってきているのは事実だけど、残り試合も少ない。カープがひとつでも勝てば逆転の道が険しくなる。選手は一生懸命プレーしているから試合に負ければプレッシャーが増すし、勝つことがこんなに大変なんだって身に染みてるだろうねぇ。連敗は喫したけどこれは選手のせいじゃねぇと思うよ。

ここからの戦いってのは監督の采配ってが勝敗の行く先を大きく左右すると思う。采配といっても攻撃面の采配や継投策じゃなくてね、チームをどうやってマイナス思考にさせないか、選手を試合に集中させられるか?そしてどっしりと構えられるか?

恐らくだけど、明日もカープ負け、阪神が勝ちで5ゲーム差を切ったら、マスコミも「奇跡の大逆転」の可能性を煽ってくると思う。これはさっきも書いたけど選手にとっては余計なプレッシャーになる。そして完全に受け身の中で戦うとどんなチームでも脆さを露呈するもの。カープもかつてはメイクドラマをやられた口だからな。古いファンはそれを真っ先に思い出す。こうなってしまってはチーム全体はマイナス思考に陥ってしまい歯止めがかからなく可能性は大いに考えられる。

大事なことは監督も一緒になってマイナス思考に陥ってしまうか否かだと思う。ここで監督の真価が問われる。さぁ緒方監督はその器なのかどうか?ここを間違ってしまうと選手が試合に集中できなくなる。例えば選手の起用について気になる点がいくつか。

以前の記事で書いたように30日の先発大瀬良の出来ね、あれを見て緒方監督は抹消を決めたよな。アタクシはここでローテ投手の抹消ってのがチームにどれだけ不安というか動揺を与えるのかをよく考えてほしいと思うんだよな。だからローテを1回飛ばして中9日くらいで休養を与えることを提案したんだけどな。もう一度ローテ通りで試して同じ結果⇒抹消ってね、来週も6連戦があるし、実は岡田も同じような状態でいるわけで、仮に岡田よ、オマエもか⁉なんて結果になったらどうすんだべか?先発が不安定なら攻撃にも影響を与える。この辺てどうなんだろうねぇ?

今日の試合でも8回のチャンスで菊池に代打を出したよな。この回はピッチャーはマシソン。先頭の安部が粘って粘ってライト前。続く磯村の打球はピッチャーゴロ。これがラッキーなことにゲッツーを免れた。マシソンにしてみればイヤなランナーが残っちゃったわけよ。広輔も粘って四球を選んでさぁ菊池!頼むぞ!という場面で岩本を起用。ここにアタクシは緒方監督焦りを感じたんだよな。もちろん菊池の調子もよくない。岩本には代打での打率、長打が打てるって部分を期待してってことだろうけどな、これまでそんな野球をやってきたのか?全員が後ろにつなぐ意識で数々の逆転劇を演じてきたんじゃないのか?マシソンの立場で考えたときに何をやってくるかわからん菊池の方がイヤだったんじゃねぇかなぁ?ま、どっか痛めたんだらしょうがねぇけどな。

自分たちの野球に徹することが緒方監督の野球なら、この代打起用ってのは少々路線から外れていたように感じたのはアタクシだけかねぇ?マジック点灯か?ってあたりから緒方監督の攻撃面での采配の消極さが気になっていた。今までバントなんかやらんでもタナキクマルで1アウト1,3塁なんてケースはいくらでもあった。それができるメンツがそろっているにもかかわらずバントで送って先取点てね。前監督の怨霊でも乗り移ったのかね?こういう消極性を感じる采配をすると選手は敏感に感じ取る。ここのところ打線のつながりが鳴りを潜めているのもこうしたところが影響しているように感じるんだよな。

こうしたところを見ると監督が少し浮足立ってるんじゃねぇか?と感じずにいられん。ま、こういう追われる戦いってのは緒方監督も初めてだろうしな、そうなっちまうってのは仕方ないことかもしれん。でも去年の日本シリーズの敗戦から誓いをたてた「日本一」を実現するには、ここでどっしりと構えられなくてどうするのか?去年の日本シリーズでの采配、選手起用で身動きできなった反省は全く生かされていないといわれても仕方ねぇよな。

緒方監督、ここからが勝負よ。明日から勝負の9月。もう一度カープナインがカープファンが笑顔になれた野球をね、選手を信じてやってほしい。どっしりと構えて王者の力を見せつけてほしい。慌てることはない、あと数試合「自分たちの野球」で勝てばゴールは見えてくるのよ。ここが頑張りどころ。選手も下を向かず前進あるのみ。苦しい試合が続くけどな、これが覇者への道なのよ。

(Visited 52 times, 1 visits today)
にほんブログ村、ブログランキング参加中です!ポチっとやってくれるとありがたいです!
にほんブログ村 野球ブログ 広島東洋カープへ