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カープはなぜ日本一を逃したのか?③3番・丸を動かせなかった引き出しの少ない緒方采配

2018ポストシーズンの戦い
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野球情報満載デイリースポーツ/鈴木 4四球と勝負避けられる「勝つしかない」

情報源: 鈴木 4四球と勝負避けられる「勝つしかない」/デイリースポーツ online

今日からFA交渉解禁だよな。渦中の丸はどんな決断を下すのか?巷では巨人が最有力と聞くがどうも理由が胡散臭い(笑)。やれ、セリーグの広島一強を崩すには丸が巨人に行くしかねぇなんて思いっきり願望が入っているところが笑えるよな。家族が東京に引っ越しただの家を買っていたってのも本人が否定しているな。個人的にはまだ五分五分だと思うよ。

巨人は原監督が口説き落とすなんてぇ話だけどな、また明日の新聞の見出しはどうしても巨人へ誘導するようなものが目立つんだろうねぇ。

体調もだいぶ良くなった。おかげで日本シリーズの総括がだいぶ遅くなっちまったけどな、もう話題的には色あせているんだろうけど、書くっていったから書くよ(笑)

日本シリーズ、カープの攻撃ってのを振り返ると自慢の打線のつながりってのを見るシーンが少なかったよな。どちらかといえば一発攻勢。つないでつないでのビッグイニングってのがカープの象徴。それが不発に終わったよな。それはなぜか?

一言で言えば3番丸の不振。これに尽きるだろうねぇ。4番の誠也が非常にいい状態だっただけに丸で攻撃が終わる展開が目立ったよな。

長いシーズンは試合に出しながら調子を取り戻すってのもありだろうけど、短期決戦でそんなのんきなこといってたら終わっちまう。いや、終わっちまったよな。

同志ブロガーさんやSNSを覗いても丸の起用継続に疑問を投げかける声が目立った。でも、緒方監督は1番から5番までは固定。曾澤と石原のからみで下位打線は変わってはいたけど、安部と野間もほぼ固定。ファーストの起用を誰にするかって感じのスタメンだったよな。

まぁこの辺が緒方監督の引き出しの少なさを物語っているよな。なぜドミニカコンビを並べて使うとか、調子のいい選手を使うとか、相手を惑わす打線を組むとかね、短期決戦は先手必勝。仕掛けるほうが優位に試合を運べるわけで、その辺の創造力というかねぇ、その辺が緒方監督に苦手とする部分なんだろうねぇ。

ただでさえ、ソフトバンクベンチはカープの打線のつながりを恐れていた。ピンチやポイントと見るや投手をどんどん変えてきたよな。まぁカープ打線がそれに翻弄されたってのは、去年のCSで実証済み。相手は違うけど同じ戦法でやられたようなもんよ。

でも緒方監督は頑なに打線のつながりを求め、それで勝つ野球に固執した。一発で点が入るなら、それでいい。とはならんかったんだろうねぇ。

話は変わるけど、去年の日本シリーズ、ソフトバンクとDeNA戦ね、アタクシは1試合も見なかった。悔しくて悔しくてね。パリーグの試合もほとんど見ない。だからお恥ずかしい話、ヤフオクドームに「ホームランテラス席」が出来たことを知らんかった。

「へーこんなので来たんだぁ」なんて言ったら行きつけの居酒屋のマスターにもう2,3年経ちまっせと笑われたよ。ヤフオクドームはホームランの出やすい球場に変わっていたよな。

マツダスタジアムもレフト方向はホームランが出やすい。ならば、バティスタやメヒア、個人的には下水流あたりを使うってのもアリだと思っていたんだよな。

特に3~5戦目はDHが使える。カープが1勝1分けで来ているわけで敵地に乗り込んでも一つ勝てば絶対に流れが来るわけでどうしても3戦目は欲しかった。あの試合は打ち合いになったんだけど、先発の九里が先に重圧に屈した感じで4回に崩れた。もしカープが先制していれば九里の投球内容も変わっていたかもしれんし、あのような打ち合いにならんかったかもしれん。いや、カープのワンサイドだったかもしれん。

そういう意味では連打や足を絡めての得点に固執する必要なないのよ。一発があれば十分。試合の主導権を握ることを最優先に考えれてスタメンをくめばもう少し違った結果になった。アタクシはそう思うんだよな。

もちろん、安部や野間の足は魅力だよ。特に終盤に彼らが塁に出れば例え1塁ランナーでも点が入る可能性がある。それはそれで相手にとっては脅威だし、使うなとは言わんよ。

両助っ人の守備の不安もあろうけど、試合序盤で「一発回答」が出なければひっこめてもいい。安部や野間が力を発揮できるのは何もスタメン起用だけじゃねぇし、試合中でも方向転換できるだけの選手層をカープは持っているわけでね、その辺を見るとやはり緒方監督の固まりグセってのは何とかしてほしいもんだよな。


もう一つ打線のバリエーションが代り映えしなかった理由の一つとして不振の丸をずっと3番で使い続けた。これが打線を硬直化させたよな。

アタクシは別に丸を使うなとは思わん。ただ、あの調子で3番に座らせたことで好調の誠也と松山の勝負強さを点に結び付けることができなかったよな。誠也に至っては丸が安パイだから、勝負してもらえんかった。丸の本来の出塁率からすれば、塁に出れば誠也と松山は勝負せざるを得なくなってくるわけで、ここがポイントだったよな。

この辺も恐らくだけど緒方監督の頭の中に「じゃぁ 誰が3番打つの?」となるんだろう。いいじゃない、松山で。5,6番にドミニカンで丸を7番あたりに置けばいいのよ。ひっこめて代打でもいいのよ。

まぁそれじゃぁ 足を絡めた攻撃ができないとなるんだろう。だから3番丸は譲れなかったんだろうねぇ。どうも点の取り方、シーズン中の野球に固執しすぎ。アタクシはそんな印象を受けましたな。

まぁ3連覇してるんだからベンチもそろそろマンネリだよな。だから緒方監督にモノを言えない環境になっているのかもしれん。

このシリーズの反省を踏まえれば、ヘッド格の交代ってのが一番いい。まぁ3連覇した偉大な監督?だから、誰もモノを言えない状況なんだろうねぇ。その辺を球団が主導で人事を考えんとさらにマンネリ化は進むだろうねぇ。リーグで何度優勝しても日本一にはなれない。そんな新たな負の遺産を作りかねない。アタクシはそんな気がするんだよな。

正直緒方監督では日本一になるのは非常に難しい。今のままではね。この経験で緒方監督がさらに「変化」「進化」するのか?それとも、新たにヘッド各のコーチを入れて緒方監督が「化学反応」を起こすのか?いずれにしても緒方監督にもっともっと引き出しを沢山作ってもらわんといかんな。そんな思いがした日本シリーズでしたな。

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