「DeNA11-8広島」(19日、横浜スタジアム) 広島がリーグ4連覇を逃した。7点リードからの大逆転負けに、緒方孝市監督は「こういう展開になってしまって悔しい。あさっての阪神戦からまた切り替えてやっていきたい」と懸命に前を向いた。
情報源: 緒方監督 大逆転負けで4連覇逃し「結果は受け止めている」
昨日はラグビーのワールドカップ、日本対ロシア戦で少々飲みすぎちまったよ(笑)。ラグビーもいいよな。アタクシは高校進学時、バレーボールで推薦の話がいくつかあったけど、中学最後の大会で足を負傷。それが長引いてセレクションを受けられずに一般入試で進学。晴れて鈴木誠也の先輩になったわけだけど(笑)、身長が中学2年止まっちまってね、バレーボールを続けていく自信がなかった。
先日、父が亡くなった。火葬後、骨壺に骨が入りきらなくなった。職員の方がこの年齢でこれだけの立派な骨はあまりないとのこと。確かに体がごっつい感じでね、その血をアタクシも弟も引き継いでいる。この年になって運動もしないけど、服を着ていると周りからは「鍛えてるんですか?」と聞かれる。まぁ胸板はかなり厚く、ワイシャツなんかは首と腕の長さで買うとボタンが閉まらないことがよくある。
ちょうど高校進学時にラグビーブームがあった。新日鉄釜石の日本選手権7連覇、大学ラグビーも盛り上がった。早慶明の対抗戦の伝統校のつばぜり合い、西日本の雄、同志社には大八木や平尾といったスター選手もいた。個人的には明治大学の「前へ」というキャッチフレーズのもと、頑なに前進あるのみみてぇなラグビーが好きだった。華麗なパス回しより、ゴツゴツした肉弾戦に心躍ったもんよ。
その流れで体格を生かして高校行ったらラグビーもいいなと思った。とりあえずラグビーの強い高校も受験したし受かったんだけど、鈴木誠也の先輩になるために断念した(笑)。
ラグビーに興味はあったし、機会があればテレビ観戦はずっと続けていたけど、アジアでは勝てるけど世界では勝てない。そんな時代が長く続いた。
それでも日本代表は世界を目指した。特に日本でワールドカップ開催が決まったころから強化が始まった。オーストラリア代表のヘッドコーチの経験もあったエディー ジョーンズを迎え強化を図った。2015年には南アフリカ代表を世紀の番狂わせと言われる大金星。これまでワールドカップで1度も勝ったことのない日本代表が予選リーグで3勝もした。その勢いを持って日本開催のワールドカップでロシアに快勝。今後も楽しみだよな。
このラグビー日本代表のこれまで歩みとカープの万年Bクラスから3連覇への歩みというのはなんとなく似ている気がする。
東京スタジアムが満員だったのも、連日満員のマツダスタジアムとダブって見えた。
しかし残念ながらカープは4連覇を逃し、Aクラスも危うくなっている。どこでどう間違えたんだろうか(笑)
まぁオフになれば色々書こうとは思っているけどな、やはり大事なのは「指導者」なんだろうと思うわけよ。同志の皆様も今季の緒方采配に「???」というご意見が多いよな。
ミスター赤ヘル・山本浩二さんの第2次政権の最終年は最下位に終わった。当時のネットでは浩二さんを罵倒する書き込みも多かった。
浩二さん引退の年の日本シリーズでホームランを打った。その新聞の切り抜きは今では大切に持っている。それくらい浩二さんはカッコよかったし、あこがれだった。だから、監督となって優勝もしているし、そんなカープにとって大事な人を最後は罵倒されながらユニホームを脱ぐというのがね、とてもつらかった。
と、同時にカープもどん底に落ちた。ちょうどそのころかねえ?球界再編問題が話題になり、カープが無くなるんじゃねぇかって話になった。その時に就任したのがマーティン ブラウンだよな。
確かに監督してどうなのか?ってのはあったけど、熱い男だった。1番緒方、2番前田なんてぇ打線を組んで驚かせた。まぁ一番驚いたのが選手でこの打線は全然機能しなかった(笑)。
ブラウンが残したのは戦う姿勢だろう。これを呼び起こしてくれたのは間違いない。CSに行けるかどうか?ってところまで引き上げてくれた。ここでチームもファンも目標ができた。「CS出場」だよな。
ブラウンを引き継いだのが野村謙二郎監督。若い熱血監督だよな。
ブラウン監督に理論的な野球は出来んかったけど、アイデアは沢山あった。内野5人態勢とかね(笑)。カープが前を向き始めた。そこに野球というものは何なのかを注入したのは間違いなく野村謙二郎監督だと思う。
ただ、野村謙二郎監督の「采配」にファンは疑問を持った。あまりにも左右にこだわりすぎて「昨日のヒーロー、今日ベンチ」みてぇなのが多かった。選手起用の不透明さも話題に上がった。選手の「気持ち」に寄り添わない采配にアタクシはこのブログで相当批判したよ(笑)。それでも念願であるCS出場を果たした。
でも、この野村謙二郎監督が一生懸命耕した畑を緒方監督が引き継いで沢山の実をならせたのは、間違いない事実だろうねぇ。野村謙二郎が鍛えた選手たちが一斉に活躍してリーグ3連覇。10年位の年月をかけてようやく強いチームができた。
こういう姿と日本ラグビー代表の姿ね、やはり目標を持ってそこに突き進むってのは、応援している方もやりがいがあるし、選手たちももっとうまくなりたい、もっともっととなる。いいもんだよな。
残念なことに今季のカープはその成長が止まったシーズンになっちまった。さぁ これからどうする?って話なんだよな。
アタクシは緒方監督はもうここらで辞めた方がいいと思う。
現役の時は緒方と前田と言えば前田派だった。でも大好きなカープの選手には変わりないし、低迷期を支えた三拍子そろった選手。何度も声援を送った選手だよ。
監督になり、今季の成績をみれば批判されて当然だろう。それが監督の仕事みてぇなもんよ。心無いファンからはその「人間性を傷つけるコメント」や中には「死ね」なんてぇ書くのもいる。まぁ腹の虫がおさまらんので発散で書いているんだと思うけどな、あぁこういう奴がSNSでも平気でクラスメートに「死ね」とか書くんだろうなぁと。イヤだねぇ。
緒方監督は高卒で入団。恐らく今季でユニホームを脱ぐだろう。ユニホーム生活30年以上。この長期間ファンを喜ばせた人はカープにはおらんだろう。カープにとっては立派な功労者。もう少し考えてほしいよな、ファンもさ。
後任には佐々岡コーチの名が上がっている。黒田さんや新井さんの声も上がっている。前田智の声も上がっているけどな、昨今のこういった人の道を逸した監督批判をみるとね、個人的にはこういった面々に監督をやらせるのに抵抗がある。我らがレジェンド前田に「死ね」なんていったら殴り込みに行きたい気持ちになっちまう。それはイヤなのよ。胸が痛いのよ。
3連覇でファンも舞い上がりすぎた。今季のV逸はいい薬だろう。優勝するのが当たり前みてぇになっちまってはいなかったかったか?優勝するってのは大変なのよ。優勝ってのはそれだけスゴイことなのよ。その功績ってのは認めなきゃいかんし、勝てなくてもリスペクトせんとな。人格攻撃は最低よ。
こんなんなら、全くカープに関係ない人にやってもらったほうが個人的には変なストレスを貯めんでいい。新井さん黒田さんのように「カープの為に」という思いが強い人にはなってほしくないよ。こんなんならね。
さぁ ここからは現実的な話。個人的にはカープはすでに過渡期に来ている。これまでの3連覇のメンバー中心から次の世代というのもあるし、ウィークポイントを徹底的に改善できる指導者が望ましいだろう。
その担い手として佐々岡コーチが適任なんだろうか?
キャンプ時に一岡と中崎以外は先発候補という方針を打ち出した。それが成功か失敗かってのは根拠がないので答えはわからん。でも投手陣のやりくり、ブルペンの編成なんかを見るとね、どうもうまくいっていない。投手陣の立て直しは急務だと思うし、今季投手コーチとしてその辺の手腕というもに疑問を持たざるを得ない中、次期監督というものに大きな不安を感じるよな。
新井、黒田両氏に関しては指導者としての経験がない。この体制をカープ球団が将来望んでいるのであれば、新井さんはファームの監督からやらせて次の次位を見据える方がいいだろう。そこに黒田さんが入って監督なり、投手コーチなりってのが一番いい流れだろう。なので「次」ではないだろう。
野村謙二郎再登板の声もある。これは個人的にはいいと思う。前回監督の時は野球は知っていても、ケンカの仕方ってのがまだ甘い感じがした。頭でっかちの感は否めなかった。一度カープから出て、外からカープの優勝を見て、色々な野球観を吸収しているだろう。その辺を見てみたいというのはある。
個人的には二人いる。まぁ今の松田元がオーナーである限りはないとは思うが一人は高橋慶彦氏。オールドファンは涙もんだろう。
野球に対しては厳しい人。案外、この人ならついていこうという選手が多いかもしれん。菊池引き留めにも効果がありそうだよな。
もう一人は「西田真二氏」。だれ、それ?という声も聞こえてこよう。四国アイランドリーグ、香川オリーブガイナーズの現監督。もう結構長きに渡って監督をやっているよな。
昨今独立リーグからNPB入りする選手が多い。その独立リーグの監督なら若手育成にはもってこいだろう。
それと現役時代の勝負師的なバッティング。代打稼業から始まり4番まで打った選手。豪快なスイングは今でも思い出す。
また投手として甲子園の優勝投手でもある。「逆転のPL」の異名がついた時のエースだった。
年齢的にも59歳。こういう人を監督に据える人事ってのは個人的には粋だと思う。まぁ賛否両論あろうけどね。
3連覇の偉業で緒方監督続投の話も消えていないし、わからん。でもチームが過渡期に入った以上、これまでの体制を一新しないと暗黒に入るだろう。
でも現場だけではない。球団も編成は大いに見直していく必要があるだろう。伸び悩んでいる選手もたくさんいる。トレードを積極的に仕掛けることもあっていいと思う。ドラフトでは高校生投手に目が行ってしまうけど、カープは絶対に即戦力投手で行くべき。
現場・編成、そしてファンも「カープの立て直し」という一つの方向に向かっていかんとな、また、暗黒時代になるよ。でも、チケットは取りやすくなるだろうな(笑)
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