広島中村恭平投手(31)が先発復帰にチャレンジする。14日、マツダスタジアムで自主トレを行い、明らかにした。19年に中継ぎとしてブレークしたが、昨季は故障離脱… – 日刊スポーツ新聞社のニュースサイト、ニッカンスポーツ・コム(nikkansports.com)
情報源: 広島中村恭平「長いイニングを」先発復帰に挑戦 – プロ野球写真ニュース : 日刊スポーツ
プロ野球選手は1年1年が勝負だよな。何年か続けて成績を残せなければ、余程のことがない限り契約を切られてしまう。シーズンオフにはその年の反省を踏まえて、来季をどんなシーズンにしていこうかと思いをはせる。特に故障でシーズンを棒に振ったら、そら危機感もじわじわと大きくなってくる。果たして今のポジションで自分の力を本当に発揮できるのだろうか?そう自問自答しながらトレーニングに励んでいる選手もたくさんいるだろう。
アタクシも20代の若いころ、旅行会社の社員だった時代ね、まぁサラリーマンだから会社が配属先を決めるんだけど、営業職だった。決して大きい会社ではなないので営業してきて企画を提案し、添乗、精算まで一人でできたのはいいんだけどな、どちらかというと控えめで相手に気を使う性格上、「仕事ください!」と相手の都合も考えずに「営業マン」を演じることにどうしても抵抗があった。転職することになると営業の経験があるとどうしても「営業で使いたい」と言われてしまう。そういった企業にはお断りを入れてね、技術職の会社に入った。まぁそこでパソコンやデザインなんかを覚えたんだけどな、営業に空きが出て、異動を打診された。まぁその時は会社が困っているならと引き受けたけどな、やっぱり性に合わないことを再確認したよ。その辺から独立を考えて店を構えて待ちの商売が一番むいているんだろうなぁと。もともと30歳で独立しようと決めていたし、その時の資金状況でできる商売がコンビニだった。お陰様で22年目を迎える。やってよかったなぁと思うよ。おっと、話がそれたねぇ(笑)。
中村恭平が先発再転向を直訴!
昨季はわき腹痛でシーズン後半しか出番がなかった中村恭平が先発に再転向というニュースが飛び込んできた。やはり19年に中継ぎでブレークしたあと、故障で20年シーズンはほぼ棒に振った。年齢も30歳を超えてきた。そんな状況で中村恭は色々と考えたんだろうねぇ。佐々岡監督との面談で先発転向を直訴した。そういった行動を見ても危機感を持っているなぁと感じるよな。
まぁ大体の選手はどうだろう?与えられたポジションを頑張るというのが無難というかね、ゲームに出られるのであればなんでもやります!というスタンスなんだろう。ましてや中村恭は実績というものが19年くらいしかない投手。これまでは出番を得るために中継ぎでもということだったと思うけど、自分の置かれた環境を考えれば、思いきりやってみたいポジションで勝負したいという気持ちね、これはアタクシはよ~く理解できる。却下されても仕方ない立場ながらも、佐々岡監督からOKが出た。思い切って言ってみて良かったよな。でも裏を返せば自分の希望を通した分、失敗もできない。この行動はある意味、退路を断ったといってもいいだろう。中村恭も余程気合入れてやらんとな。
先発転向するなら新たな武器を
先発に転向ということだからな、これまでのような150キロの真っすぐを投げ込むスタイルでは息切れしてしまうだろう。中村恭が先発する上で、身につけなきゃいかんものはいくつかあるだろうねぇ。もちろん中村恭もそこのところはよくわかっているようで、カーブやチェンジアップといった緩い球の習得に励んでいるようだねぇ。
中村恭は入団の頃と比べると最近ではひじが上がっているように思う。まぁ真っすぐの威力を高めるために投げ下ろすスタイルを意識していたんだと思う。ただ、先発となれば少し事情も変わってくるだろう。真っすぐの威力よりもコントロール、左右の投げ分け、緩急の使い分けなどを駆使しないと長いイニングは投げられないもんな。これまでのように投げ下ろすスタイルならカーブが有効だけど、コントロール重視で少し腕を下げるならチェンジアップの方がいいように思う。この辺の選択も中村恭には迫られるよな。いい決断ができることを祈っているよ。
もう一つは「ストライクが取れる球」。これを見つけられるかどうか、これも重要なポイントのように思う。中村恭はどちらかと言えば入団以来球の力で勝負してきた投手。なので若い頃は四死球で自らピンチを作り、コントロールに苦しみ、ストライクを取り行ったところを痛打されるパターンを繰り返していたよな。スタミナの配分も恐らくやっていなかっただろう。電池が切れるまでムキムキに投げていた印象があった。先発に再転向するわけだからな、同じ失敗をやっちゃぁいかんよな。
そうなると中村恭が先発で生き残っていくには「ストライクを取れる球」を作っていく必要があるだろう。それがスライダーなのか、新たに習得したチェンジアップなのか、外角低めに投げ切れるのであれば真っすぐでもいいだろう。こういう球をいかに生み出していくのかがキャンプの課題になってくるだろうねぇ。
貴重な先発左腕。ハマれば大きな戦力に
中村恭は確かドラフト2位。2010年だったと思う。この時のドラフトも投手陣を立て直すため、磯村以外は全員投手を指名した。1位は早稲田大学三羽烏(古い)の一人、福井(現楽天)を一本釣り。2位にこの中村恭平、3位に同じ左腕で社会人の岩見を指名した。この時もカープは深刻な左腕不足。いいドラフトができたと喜んだ記憶がある。ちなみに同期入団には磯村や中崎がいる。
ただ出身の富士大学は地方大学で決して有名校ではない。野球の名門大学でもない。最近では西武の山川や外崎といったいい選手が出てきているけど、中村恭の時代はそういった選手はいなかった。どちらかというと「素質」で入った印象が強い投手。それでも左腕不足のカープに久々に本格派の左腕が入ってきたと喜んだものよ。ただ、そこからは伸び悩みの時代が長く続いた。コントロールを意識するあまり真っすぐの球速が落ち、魅力が半減した。19年にリリーフで戻ってきたときの真っすぐには久々に痺れた。個人的には中継ぎで生きる道を見つけてくれてことがとてもうれしかった。
今季もジョンソンが去り、先発左腕候補は床田と高橋昂くらいになっている。ドラフトで森浦を取ったけどまだ未知数。ここにスキありと中村恭が名乗りを上げてきた。ハマれば貴重な先発左腕だけに大きな戦力になるよな。
中村恭が狙っているのは「先発6番手」だそうな。1,2番手だと相手のエースに当たる確率が高くなる。そうなれば勝ち星が伸びないから6番手でいいそうな(笑)。そんな中途半端な…なんて苦言を呈する人もいるだろうけど、いいんじゃないの?その椅子を狙っていくことは悪いことじゃない。中村恭には悔いのないようにチャレンジして、そして成功してほしいよな。
カープの投手陣はもっと配置転換を活発にした方がいいのでは?
今回の中村恭といい、昨季も遠藤が先発直訴でローテを守り抜いたよな。まぁこれも監督が投手出身、それもエースも抑えも経験している佐々岡監督だからって部分も大きいように思う。個人的にはもっと投手の配置転換を活発にした方がいいくらいに思っている。
長きに渡ってクローザーを務め、その疲労に悩んでいる中崎は先発転向した方が本人の為にもいいと思っているし、九里のクローザーはぜひ見てみたいと思ってもいる。先発から抑えに、中継ぎから先発へと役割を区切ることなくもっとオープンな環境にしたら活性化するように思う。まぁ賛否両論あるけど、3連覇のブルペンがここのところ機能していないのを見るとなおさら、やるべきなんじゃねぇかなぁと思う。
そんな中で中村恭は自分で先発転向を決断して、今季にかけている。応援してやろうじゃねぇか、頑張っていいシーズンにしてほしいよな。
コメント
こんばんわ。
ジョンソンなきカープに左腕先発は急務ですが、床田くらいしかいないのがカープの現状。ベイスターズのように左腕をドラフトで取らないカープのドラフトは???ですね。
管理人さんなら、ご存知かと思いますが、里崎チェンネルで、先発投手に絶対必要な条件を言っていました。その条件は、最低「3種類」の球種(ストレート、チェンジアップ、その他)を「狙いとおり」に投げれること、だそうです。
2種類では、一つが悪いと、もう一つに頼ることになり、打たれてしまう、とのこと。
3種類では、一つが悪くても、もう二つでかわせるし、悪い球種は見せ球につかえる、とのこと。
中継ぎ1回なら、球種が少なくても抑えられる、とのこと。
カープのコーチが、これをきちんと伝えているかどうかは、???????かと。
ただのじ~さま。連続コメントありがとうございます。こちらでまとめさせていただきます。
まずカープの左腕不足ですが、おっしゃるようにドラフトで積極的に左腕を取りませんよね?これは昔から不思議でしょうがない。ベイスターズのように戦略的に大卒左腕を取っていくような戦略があってもいいように思います。ただ、ベイスターズの先発左腕陣は故障が多いですね。その辺でカープは敬遠したのかもしれません。
里崎さんはやはり捕手の目線なので説得力がありますよね。ただ投手というのはそこをなかなか理解してくれない。捕手は受ける方ですから言うのは簡単かもしれませんが投手の心理から考えると場面場面で力の入り方や、メンタル面での不安や自信といったものが微妙に指先に影響してくるものなんでしょうねぇ。「狙い通り」というのは本当に難しいんだろうと思います。
ドミニカのアカデミーですが、そもそもスタートは松田家の新し物好きの道楽から始まったようなものです(笑)。あまり真剣にというか、カープ球団自体はあまりそこから選手を安定的に供給しようという使い方をしません。いいのがいたら連れてきて…といった感じです。ですからお金もそれほどかけていないのが実情ではないでしょうか?ここに投資をしていい選手を集めるというのも難しいのでしょう。ただ、何年か前に1億かけてアカデミーの改修をしたらしいですから、まだまだ続けるつもりでしょうねぇ。個人的にはもっとお金をかけて3軍制、助っ人はアメリカルートでいいように思います。もっと質のいい選手をアカデミーが送り出してくれるのなら話は別ですけどね。
コメント ありがとうございました。
ピッチャーの話が続きましたね。
大瀬良、九里、森下、野村、栗林、遠藤、中村裕太、床田、高橋昴
すごいじゃん!
それぞれ、いろいろな事情で、覚悟を持っているハズ。
「100%納得できなかった」なんて訳のわからん事を言ってメジャー断念のヘタレには覚悟がうかがえません。あのチームよりは上に行けるはず!(桑田コーチはちょっと恐いけど…)
衣笠さんが4番だったさま。
これも昨季の投手崩壊という大雨が降って地が固まった結果でしょうねえ。ポイントは遠藤や床田、中村祐あたりが昨季よりも成長してくれること。ここが大前提でしょう。みんな昨季の勝ち負けが逆転するような数字を残せば、かなり強力な投手陣と言えます。
アチラさんは菅野残留にはかなり必死だったのではないでしょうか?メジャーの条件以上のものを出すとかなりしつこく横やりを入れていたように思います。ただ、巨人の先発陣は今季も苦しいでしょう。昨季のようにはいかないと思います。そこにぜひカープが立ちはだかってもらいたいものですね。
コメント、 ありがとうございました
こんばんは。
どのチームも思うのですが、とりあえず中継ぎで使ってから先発やらせるみたいなのが多いように思います。
今ではオープナーもありますし、きょーへーは先発でもオープナー的な役割でもいいのではないかと思います。
オープナーやらせるなら評価基準は登板数や奪三振数、アウト数になるかなと思うので、そこを評価するなり出来高つけるなりすればできなくはないかなと思います。
まあ今のカープはとりあえず先発ができそうな選手は多いですよね。
森下、九里、中村裕、床田
故障が治れば大瀬良、ノムスケ、昴也
新人の栗林、森浦、大道もとりあえず先発らしいですし。
これを考えたらきょーへー先発でもいいですけどオープナーが向いてるのではないかと感じてしまいます。
まあ新人に負担をかけさせないためにきょーへーがオープナーして2回以降を新人が投げるみたいなのでもいいかもしれませんね。
MAXさま。
なるほど、そういう使い方もアリですねぇ。投手にも様々な特徴、得手不得手ありますし、オープナーやショートスターターのような戦術も先発候補の多いカープなら導入しても面白いかもしれませんねぇ。ただし、そういった戦術を使いこなすベンチがどうかって問題も出てくるのではないでしょうか?オープナーやショートスターターに佐々岡監督が理解を示せるでしょうかねぇ(笑)。むしろ野手出身の監督の方がこうした戦術に柔軟さがあるようにも思えます。
コメント ありがとうございました。