昨年11月に右足首を手術し、2軍で調整中の広島西川龍馬の1軍合流は見送られた。佐々岡監督は「教育リーグもあるので、その試合も見て(判断する)」と説明。患部は順… – 日刊スポーツ新聞社のニュースサイト、ニッカンスポーツ・コム(nikkansports.com)
情報源: 広島西川の1軍合流見送り「教育リーグもある」監督 – プロ野球写真ニュース : 日刊スポーツ
キャンプから広島に戻り昨日は久々のマツダスタジアムでの練習。選手もファンも開幕が近づいてくる足音を感じる季節になってきたよな。今週からオープン戦が本格化。開幕1軍のベンチ入りをかけてまた厳しい競争が始まるよな。大瀬良が期間中に沖縄キャンプ入りして実戦で投げられた、そして開幕投手に指名されたのはファンから見ても非常に心強い。そして日南でしっかり調整してきた西川龍馬も6日のオープン戦から1軍に復帰してくる。これまた楽しみだよな。
西川龍馬はカープ打線には欠かせない存在
個人的には龍馬はカープ打線には欠かせない選手だと思っている。それは何番を打たせても面白いから。龍馬自身もほとんどの打順を経験しているし、色々な「顔」を持った打者。そんなイメージを持ってるんだよな。その龍馬が復帰してくるということでね、かなりのワクワク感がある。同志の皆様方も同じような気持ちの方も多いだろうねぇ。
実際、キャンプでアピールしてきた選手の本当の勝負はこれから。キャンプでは「競争」だった。この競争というのは何を争っているかといえば、「開幕1軍確定」ではなくあくまでも「候補」。本当の勝負はこの数少ないオープン戦でどれだけアピールできるかってのがカギになる。打者は1本でも多くヒットを打ち、守備や走塁をアピールしていかなきゃならん。投手も「炎上」は絶対に御法度。打者一人一人をしっかり抑えていかなきゃならんよな。ここに龍馬が入ってきた。順調なら文句なく開幕1軍、それもスタメンに名を連ねることだろう。若手にとってはライバルというよりは壁が一つできた感じだろう。龍馬が復帰となれば若手の出番がまた減ることを意味する。本当にプロの世界は厳しいよな。
龍馬の「定位置」によってオーダーもベンチ入り選手も大きく変わってくる
間違いなく龍馬は打線に組み込まれるとは思うけど、肝心の守備位置がどうなるのか?アタクシは今シーズンの行方を占ううえで首脳陣は結構重要な決断を下すことになるように思う。足の故障ということで、これまでの負担の大きいセンターでシーズンやっていけるのか?守備の負担で打撃に影響が出るのではないか?そんな懸念があるよな。と、なればレフトは龍馬という考え方も出てくる。レフト争いは松っちゃんと長野、そしてキャンプで結果を出してきた正髄がいる。それぞれが長打が期待できる選手ばかりだよな。これだけ同じタイプの選手は不要だろう。松ちゃんは左の代打の切り札、長野も右の代打としては魅力的だし実績は十分。となれば、正髄が弾かれることになる。正髄は少ないチャンスで相当な結果を出さないと厳しいよな。
いやいや龍馬、センター大丈夫よ。となれば、大盛、野間との争いになる。大盛もキャンプで結果を残してきた選手。そう簡単に引き下がる訳にはいかないだろうねぇ。野間だってキャンプではいいところ見せられなかった。奮起を誓っているだろう。それと代走・守備要員で内外野はもちろん捕手の練習もしてきた上本や曽根も龍馬加入の影響で1軍ベンチに残れるかどうかという立ち位置だろう。この辺がどうなるのか興味深いよな。
クロンの出来次第でもかなり変わってくる
守備位置だけで今まで考えてきたけど、打線、打順という側面から見るとまた変わってくるようにも思える。そのカギを握るのは新助っ人のクロンだろうねぇ。この選手がオープン戦も不発なら開幕オーダーも大幅に変わってくる。そんな感じで見ているんだよな。クロンがある程度打てるという計算が立てば、文句なく4番に座るのだろう。誠也⇒クロンの流れはベンチとしても作っておきたいもんな。中には誠也⇒松山⇒クロンのクリーンナップを主張するファンもいる。これはこれで怖いよな。まぁ自画自賛だけど。いずれにしてもクロンがスタメンに名を連ねるとなればポジションはファーストかサード。ファーストなら松ちゃんがレフトとなるし、サードをやるとなれば堂林と松ちゃんでファースト争いになる。と、なればポジションの被る若手の林も相当苦しい立場になるし、龍馬のポジションもどこになるか?何番を打つのか?だいぶ複雑になってくるよな。逆にクロンが使えないとなれば、それぞれのポジションがキッチリハマるけど、それじゃぁ昨季と同じだもんな。まぁこうなればキャンプで頑張った若手に大チャンスが訪れる。いずれにしても面白い展開だよな。
龍馬も1軍復帰でも決して安泰ではない。でもスタメンには入れたい打者
こうしてみるとたとえ天才・龍馬とてそう簡単にレギュラー確約とはいかなそうだよな。もちろんそれがあるべき姿だと思うし、こういったポジション、打順の争いがなければチームはあっという間に衰退してしまう。今、カープのその瀬戸際にいると言ってもいいだろう。龍馬もうかうかしてられないよな。とは言え個人的にはさっきも書いたけど打線には組み入れた打者なんだよな。結局は佐々岡監督を筆頭とする首脳陣がどんな野球をしていきたいのか?守備重視なのか?攻撃重視なのか?どんな形で点を取っていきたいのか?機動力を使ってとなれば、走れる選手を並べることになる。龍馬の足はそういった方針に耐えられるのか??考えるとキリがないよな。ただ、色々ご意見はあるとは思うが龍馬はカープの中で誠也の次に「強打者」だと思っている。これを使う手はないと思うんだよな。龍馬はどうしてもバットコントロールに目が行くし、打率に関してはそこそこ物を残すだろうとみんな思っているけど、いやいや長打だって打てるし、チャンスにも強い。中軸を打たせたいなぁと思わせる選手なんだよな。もしくは1番。2番も面白いかもしれない。攻撃的なオーダーを組むならね。河田ヘッドはタナキクの1,2番を示唆するような発言をしているけど、あれを100%額面通りに受け取る必要はないだろう。その発言には若手への「ハッパ」の意味も込められているし、広輔と菊池に対してまだまだ老け込む歳じゃねぇぞ!というメッセージも込められているように思う。決してタナキクの1,2番が「決定」ではないだろう。むしろ今、チームを引っ張っているタナキクを引きずりおろす、1,2番構想を崩さざるをえないくらい魅力的な選手がどんどん出てこなきゃダメだと思うし河田ヘッドもそれを望んでいると思うよ。龍馬もこれから競争の渦に飛び込んでいく。そういうことだろうねぇ。
打順を組む上で大切にしたいセンターライン
SNSを覗いてみるとすでに開幕オーダーやベストオーダー、そして開幕ローテションといった持論を展開する投稿をたくさん見かける。この時期の楽しみだよな。そして各チームの戦力を見極めて順位予想も桜の開花と共に花盛りとなることだろう。ファンの間で様々な考えがあっていいと思うし、それがプロ野球の楽しみ方のひとつでもある。開幕オーダーってのはある意味、駆け引きなしでこのオーダーで今季は戦うという意思表示でもあると思う。今後故障者など出てくるかもしれんけど、みんな元気に開幕を迎えるとしてベストオーダーを考えてみる。とは言ってもやはり打順のカギはクロンなんだろうけどな。ここではクロンがアメリカでの実績通り働くという前提で組んでみようと思う。
その前にアタクシが大事にしているのは「センターライン」。3連覇の時もタナキクマルでセンターラインを固定できていたのは非常に大きかったと思う。あくまでもアタクシはセンターライン固定派。その前提もあらかじめお伝えしておこう。
となると一番不確定なのはセンターということになる。センターを誰にするかで打線のイメージも相当変わってくるだろうねぇ。まぁ折角龍馬の記事を書いているのでセンターは龍馬ということにする。いや、これは別に龍馬びいきで書いているわけではなく、龍馬がセンターの定位置で安定した成績を残すことがカープにとって一番いいと思うからなのよ。守備も上手くなってきているしな、「肩」という部分では野間に劣るかもしれんけど、「総合力」で龍馬という判断をしたいと思う。
- ショート 田中広輔
- セカンド 菊池涼介
- センター 西川龍馬
- ライト 鈴木誠也
- レフト 松山竜平
- ファースト ケビン クロン
- サード 堂林翔太
- キャッチャー會澤 翼
- ピッチャー 大瀬良大地
なんか、代わり映えしねぇ打線だねぇ??(笑)
もちろん恐らく首脳陣は誠也を3番で使いたいだろうし、それが現実的なのかもしれん。ただ、クロンが4番でというのは現時点では少し怖い気がする。開幕してクロンがある程度、4番に座らせても大丈夫というものがあれば、3番誠也、4番クロンで走ってもいいように思う。ただ、アタクシは龍馬には3番にぜひ座ってほしい。そんな気持ちも結構強い。それと本来なら松山は代打で使いたいのが本音。クロンが使えるのであれば3番誠也、4番クロン 5番龍馬という打順に変化して行ってもいいように思う。結局はクロン次第だけどな。さて、同志の皆様方はいかがですかな??そしてこの予想をブチ破ってスタメンに名乗りを上げる若手がどんどん出てきて欲しい。それがチームの底上げになるわけだからねぇ。
なのでこのオーダーはあくまでも現時点での話。シーズンが進むにつれてタナキクがヤノキクにいやいや矢野と羽月になっているかもしれんし、ファーストには林が守っているかもしれん。それを予感させるキャンプだったしな、龍馬も決して安泰じゃない。高いレベルでレギュラー争いをやってほしいよな。
コメント
こんにちわ。
西川がいないと打線が貧弱になりますね。
西川は先発でも代打でも使えるので、絶対必要ですね。
ところで、鯉速を見ていると、この10年で20本以上のホームランを打った日本人は、丸と鈴木だけだそうです(よく調べたなと思います)。
巨人6人、阪神3人、中日0人、横浜5人、広島2人、ヤクルト4人だそうです。
つまり、西川も松山も20本打てない…ことになります。丸がいなくなって、カープ相手だと鈴木だけマークすればいいので、他チームには楽でしょうね?新井エルドレッドがいたので、2016-2018の3連覇ができたのでしょうね?松山をドラフトで取ったのは、どんな意図があったのでしょうか(松山はもう35歳ですが、この世代の野手が皆無なのは、ドラフトの失敗でしょうか?)。
ドラフトで大砲を取れない、育てない(育てられない?)のがカープの現状ですね。若手野手が台頭すればいいのですが、去年、もう優勝は無理になった時点で、若手を1軍スタメンで使っておけばよかったですね。多分、若手は打てなかったでしょうが、3連覇出涸らし組で打てない、守れない、勝てないで無為にシーズン後半を消化したのは、残念というかもったいないことをしましたね。
開幕スタメン予想は、また同じ面々で期待度は低いのですが、いつ若手をスタメンで我慢して使うのでしょうか?佐々岡監督に覚悟があるのでしょうか?選手が頑張るのは絶対必要ですが、今の首脳陣は我慢できるのでしょうか(古場監督は、高橋慶彦の成長に、自分の首をかけていた、との記事を読んだことがありますが)。
ただのじ~さま。
貴重なデータ、ありがとうございます。カープは実質誠也しか20本打てる選手がいない。これは問題ですよね??一発というのは流れを変える大きな武器だと思いますし、20本打てる選手は2,3人は必要です。その補強を怠ってきた。ドラフトにしても助っ人にしても、です。個人的にはバティスタが抜けた時にドミニカ路線からアメリカルードに切り替えておけば、変わっていたように思います。松山はドラフトの時、ソフトバンクで三冠王を取った松中さんのような選手にと期待の高かったのを覚えています。まぁ結果を求めるあまりに長打よりもミート中心に打撃スタイルが変わりましたね。35歳ですから今更一発狙いも難しでしょう。個人的には松山はホームランが打てなければ代打でいいように思います。
この秋のドラフトはどうやら野手中心でという方針のようです。特に1位は右の大砲候補を考えているようです。投手も大事ですが将来打線の核になるような選手も大事です。
開幕スタメンのオーダーはどうしても実績を優先しがちです。ただ、大事なのはここからでシーズンを戦いながら新しい選手が出てきて、戦力アップになればいいと思っています。仮に秋に優勝争いをしていた場合、ひょっとしたらヤノキクの二遊間になっているかもしれませんし、林がファーストを守っているかもしれません。そうなるのが理想だと思います。目先の勝利だけにこだわってベテランや実績組に頼るようではチームの成長は見込めませんからねぇ。
コメント、ありがとうございました
こんにちは。
一応日ハムが調子の上がらないレアードを我慢して使ったりしてたので、クロンも打たないからと8番とかにするのは違うかなと思います。
それとクロンは打率よりも打点や本塁打を意識してほしいです。
打率は高いに越したことないですけど、3割打ってもランナーいなければ本塁打打たない限り打点はないですし、後続が倒れれば無駄になりますから。
西川にしてもちゃんと体が動くならスタメンあり得ますが、これはオープン戦や実際の試合を見てみないとわからない部分はあるのかなと感じます。
いずれにせよ、何もなければ一軍の外野は誠也、長野、大盛、西川で十分だと思います。ワンチャンで正随が入るかなぐらいかと。松山は代打枠で。いずれにせよ一塁はやめてもらいたいです。
サブでも曽根と上本が外野できなくはないですが、増田大輝みたいな便利屋で使ってこそだと思います。
自分の中では開幕スタメンはこんな感じです。
あくまで一例ですし、理想としてはショートに矢野を置いてもらいたいですし、菊池は7番か8番なんですが。
1 田中(遊)
2 菊地(二)
3 誠也(右)
4 クロン(一)
5 西川(左)
6 堂林(三)
7 大盛(中)
8 翼(捕)
9 大瀬良(投)
MAXさま。
開幕スタメンのご提案、ありがとうございまず。
まぁどうしても開幕スタメンは実績組というか年俸の高い順になりますね。これは仕方ないことでしょう。
大事なことはおっしゃる様にシーズンが進むにつれて矢野が出てきたり、菊池や広輔の打順が変わってきたりするのは当然でしょう。開幕スタメンと仮に優勝争い真っただ中の打順が大きく変わっていれば、カープが進化している証にもなります。どうなるか楽しみですし、変わってくれなきゃ困りますもんね。
クロンはおっしゃる様に一発を期待されての入団ですから小手先の打撃に走ってほしくないですね。年々ホームラン数が減少していることがここぞという時の得点力不足やゲームの流れを変えられない要因でしょう。打率よりホームラン・打点ですよね。交流戦くらいまでは首脳陣は我慢して使うでしょうねぇ。
コメント、ありがとうございました