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スコアレスドローで築いた残塁の山は16。全く解消されていない長打力復活がカギか??

強いカープがみたい!
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 「広島0-0中日」(28日、マツダスタジアム) 両軍譲らずスコアレスドロー。開幕カードは1勝1敗1分けで終わった。情報源: 広島痛恨の16残塁で無念の引き分け…10安打も無得点 守護神・栗林投入も執念実らず

[ytmr_bb_scoreboard fsize=”1.2″ width=”900px” tm1=”中日ドラゴンズ” tm2=”広島東洋カープ” scr1=”0/0/0/0/0/0/0/0/0″ scr2=”0/0/0/0/0/0/0/0/0″]
【中日】 小笠原 福 谷元 又吉 祖父江
【広島】 野村 森浦 ケムナ 栗林

結構長くブログを書いているけど、一番書くのに困るのが0-0のドロー。昨日のゲームは完全にカープが押していたように思われたけど、結局は「あと1本が出ない」。困ったもんだよな。今度こそはとテレビに向かって手を合わせた同志もたくさんいただろうねぇ。築いた残塁の山は16。最終回もみんなでつないだ2死満塁のチャンスに堂林が三球三振。ゲーム開始が1時間半遅れて、宮島さんも歌えなかった現地のファンも消化不良の生観戦だったろう。明日から広島で生観戦予定だけど、いいゲームが見られるだろうねぇ??

野村は持ち味を出したベストピッチ!勝たせてあげたかった

試合を引き締めたのはカープ先発の野村。1週間前のソフトバンク戦に続いて好投を見せてくれた。この日は高めの球をあまり投げなかったけど、絶妙な低めのコントロールでゴロの山を築いた。6回を無失点。開幕ローテ「6番目の男」として滑り込んできた形だったけど、なんのなんの3本柱に匹敵する内容だった。気持ちも入っていたよな。ピンチらしいピンチと言えば6回表。この回は初めて先頭打者を出して2死3塁。ここでビシエド。結果的に申告敬遠を選んだわけだけど、この選択は結構難しかったように思う。ビシエドと平田。まぁ客観的に見てビシエドの方が怖いに決まってるんだけど、平田には前の打席でツーベースを打たれている。となればビシエド勝負の選択肢もあった。この辺ね、野村の気持ちの強さが平田勝負を選択したのではないか?と勝手に想像している。前の打席のリベンジと平田との勝負を熱望したの「かも」しれん。結果は見事に三振に切って落とした。立派だよな。
野村という投手は確かに真っすぐのスピードはないけど、コントロールとキレ、そして「気持ち」ね、この3つの力が一つになるとなかなか打者は打てない。特に「気持ち」の部分ではインコースをどんどん攻めていっていたのが印象的だった。野村が今後も先発としてやっていくには欠かせない大事な要素だと思う。昨日の投球は非常に気持ちの入ったいい内容だった。

気持ちと言えば6回表を投げ切ったところで佐々岡監督から直々に労いの意味で肩をポンと叩かれたシーンがあった。これでお役御免。そんなムードだった。ところがその裏の攻撃で2死2塁のチャンスで打席にはこの日2本のヒットを打っている8番の會澤。1塁が空いているから會澤との勝負を避けて野村で打ち取る作戦も十分に考えられる。マウンド上で話し込む中日内野陣。もちろん代打が出てくる可能性もある。その代打と會澤を天秤にかけた。どちらにするか?と。その目の前で野村がネクストバッターサークルでブルンブルンと素振りをしていた。會澤との勝負を避けてオレと勝負だな、よしいっちょやったるか!?というメッセージと気持ちのこもった素振りだった。もうすでに6回で終わりを告げられているから、当然この場面に野村にまわってきたら代打なのだろう??それでも中日バッテリーとベンチに対して野村は迫真の演技??で素振りをしていた。この辺にもね、野村の気持ちの強さというのが表れているよな。今季はキャンプでは出遅れたけど、今季は昨季よりは勝ちそう。そんな野村の投球だったよな。

森浦、昨日は顔面蒼白、今日は涙目。いい経験だよ

7回に登板したのは森浦。前日の登板では自作自演のサスペンス劇場を演じた。ベンチに戻ってきた顔は顔面蒼白だったと佐々岡監督が証言している。「これも経験」と温かい目で見ていたようだねぇ。そしてこの日の登板。0-0だからな、1点もやれないマウンドだったよな。ところが先頭打者にヒットを許しピンチを招く。2死2塁まで漕ぎつけるもここで代打・福留。おっかねぇよな。かなり動揺があったように思う。ワイルドピッチをやらかして2死3塁。そして福留に四球を与えて打者は大島。昨日も最後は大島で打ち取っただけにこちらの方が森浦的にはよかったのかもしれん。ここでこの日のテレビ中継の解説者、中日OBの岩瀬さんと石原さんの話は興味深かった、まず、森浦のフォームが岩瀬さんの現役時代に似ているという話。スライダーを武器にしているのも岩瀬さんと同じタイプだよな。そういわれればフォームも足を挙げたところで一旦制止するシルエットもよく似ている。そして背番号も岩瀬さんの現役時代と同じ13。中日のユニフォームを来ていたら岩瀬さんと見間違うんじゃないかというくらい似ていた。そんな岩瀬さんが大島を迎えた場面でインハイの真っすぐで攻めたら??というようなことを言っていたのが印象的だった。確かに森浦はスライダー投手だし左打者は厄介だよな。配球も最後はスライダーでという方向性になる。大島ほどの打者であればその辺の読みは確実にしているであろう。だからこそ、インハイの真っすぐが効果的。そして大島が唯一苦手にしているコースだと岩瀬さんはバラしていた(笑)。
この場面はやはりスライダー攻めもストライクが入らず2ボール。苦しいよな。ここで一つ真っすぐでストライクを取った。何とか森浦は並行カウントに持って行きたいよな。ただ、スライダーが決まらない分この2つ目のストライクをどうとるのか??大きなポイントだったように思う。真ん中内寄りの真っすぐを投じてファール。これで並行カウント。大島もそうだけど、見ている人もこれで外のスライダーか真っすぐの2者択一といった配球を予測していただろう。次に投じた5球目はインハイの真っすぐ。大島も思わずバットを出してしまったといった感じでファーストゴロ。見事にピンチを脱した。よかったよな。ベンチに戻って映し出された森浦は心なしか涙目だったように思う。オープン戦とは明らかに違う打者との対戦。簡単には打ち取れない難しさ、福留や大島のような実績十分の実力者から感じるオーラなど公式戦ならではの緊張感を連日味わったことだろう。非常にいい経験だよな。こういう経験をしっかり積んで、行く行くは岩瀬さんのような鉄腕に成長してほしいよな。

ガッツ石原のプロ初打席は気合でもぎ取った四球

もう一人の若手選手も貴重な経験を積んだことだろう。9回表から守備についた石原。1軍での初マスクが0-0の9回表。マウンドには新守護神の栗林。1点もやれない緊迫した場面での初マスク。かなり緊張しただろうねぇ。この栗林を石原は非常にいいリードで9回を切り抜けたように思う。栗林は真っすぐとフォークの印象が守護神になって定着している。経験の浅い捕手はどうしてもこの球種に頼ってしまう傾向にある。ところが石原は栗林とのコンビであえてフォークを封印しているような配球をしてきた。ここで効果を出したのがもう一つ武器であるスライダーだよな。これもヒョイと落ちるいいスライダーだよな。150キロの真っすぐの組み合わせでツーアウトを取った。最後の打者武田に対しても真っすぐでグイグイ押して最後にフォークでクルッと振らせるあたりね、非常にいい内容だったように思う。
そしてその裏にはプロ初打席。それも2死1,2塁と一打サヨナラという場面で回ってきた。「ヤベェ」。そんな気持ちもあっただろう。この場面ではミート中心に打てる球を待つといった選手が多いだろう。ところが石原は違った。持ち前の長打力をこの場面で出そうという気持ちの入ったフルスイングを初球、2球目とやってきた。結果は空振りだったけど、中日バッテリーはこの2度の空振りで警戒を強めたように思う。追い詰められた石原だけど、ここから冷静に球を見極めていったように思う。祖父江の武器はスライダーだよな。外のギリギリから外に逃げる球。これを意識させて真っすぐをインコースに投げこめる腕は持っている。どっちが来るか??これ、この場面でカリカリしていたら相手の術中にはまっちまう。そこを石原は非常に「丁寧に」見極めていったように思う。追い込まれながらも四球を選んだあたりね、非常に周りが見えているなぁと感心したよ。これからもグングン伸びてくる捕手のように思う。坂倉も磯村もウカウカしてらんねぇよな。いいものを見せてもらったよ。

投手が頑張るも16残塁の「ふん詰まり打線」

今季開幕戦の大瀬良の突然の乱調以外は投手陣は非常に粘り強く投げている。そんな開幕3連戦だった。ただ、課題はやはり打線だろうねぇ。チャンスは作れどあと一本が出ないふん詰まり打線。残塁の山は16残塁とまさに「あと一本が」と愚痴りたくなる内容だよな。やはりポイントはクリーンナップだろうねぇ。この日の先発は左腕の小笠原。それでも5番に松ちゃんを起用したのはどうしてだろうか??過去のデータをググってみたけど別に小笠原との相性がいいというデータを見つけることができなかったし、不思議に思った。初回小笠原の立ち上がりを攻めて2死1,2塁。ここで松ちゃんが登場。個人的にはこの起用は小笠原との相性がいいという無理やりだけどそういう理由で納得しようとしていた。しかし答えは初球、2球目で見えたように思う。小笠原の繰り出すカーブに全くタイミングが合っていない。あ~、これ相性じゃないね、そう感じたねぇ。結局はこの打席2球のカーブで追い込まれ、3球目のボール球に手を出して凡打。2打席目もカーブに翻弄されてる印象だったよな。なぜ、5番に松山を起用したのか??その理由を見つけられないまま終わってしまった。
3回。広輔四球、菊池の1,2塁間のヒットで無死1,2塁。この場面で得点できなかったのが最後まで響いた。そんな印象だったよな。3番龍馬の捉えた打球は痛烈なサード方向への打球。これを高橋周が好捕。敵ながらあっぱれだよな。5-5-3のゲッツーで一気にチャンスがしぼんだ。大きなプレーだったと思う。その後もチャンスは作れど点に結びつかない。困ったもんだよな。

完全な「長打力不足」誠也もクロンもあてにできない

この日のカープは10安打6四死球を選んでいる。普通なら5,6点入ってもおかしくない。むしろ0点に抑えたドラゴンズサイドは不思議な気持ちだろうねぇ。それと粘ればなんとかなるという「自信」をも芽生えさせたように思う。
確かにカープ打線は10安打は打ったものの全て「単打」。これではかなり連打を連ねないと点にはならんよな。この10本のうち2本くらい長打なら点は入っていただろう。打線を見回してみるとタナキクの1,2番はしっかり機能しているように思う。特に菊池は最多安打を打ったシーズンの打撃に近いように思う。力を抜いて叩ける球なら思い切って引っ張って三遊間を抜けていく打球を見るとあの時を思い出す。龍馬の3番もそれなりに機能しているように思う。ここまでは単打を連ねられる打線ではあるように思う。ただ、4,5,6番だよな。まずは誠也。どうも長打が出る気配が感じられない。新打法がしっくりいっていないのがよくわかるよな。この打法にしてからバットがなかなか出てこない。苦しんでいるように思える。5番に入った松ちゃんも開幕から長打どころかいまだにノーヒット。6番のクロンも初めての投手にはなかなかついていけていない。打線がここで切れる。上手く循環していない感じだよな。このクリーンナップで長打が出始めないとアタクシはこうしたふん詰まりが続くように思う。特に誠也はオープン戦でも一発が出ていないし、この辺が悩ましいところだよな。それでもこのチームは「誠也のチーム」。誠也やクロンに長打が出ればいい方向にまわるだろう。我慢が続きそうだよな。

しばらくブログはお休みします

さて、明日からの阪神3連戦。阪神は開幕3連勝と好調だよな。投打がガッチリかみ合っている印象がある。強敵だよな。その3連戦をアタクシは生観戦予定。何とか勝ち越して欲しいよな。ただ、今回は家族旅行なんでブログを書く時間はなかなか作れないと思う。なので明日から日曜日くらいまで記事の更新はお休みしますな。30日はライト外野指定、31日は1塁側テラス席、3戦目は1塁側内野指定席Aと席を確認してみると全部上の方なんだけど楽しんで来ようと思う。10年ぶりのマツダスタジアムの観戦。一つくらいは勝ってほしいよな。

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コメント

  1. カピバラさん より:

    ブログがアップされないのは残念ですが家族旅行楽しまれてきてくださいね~

  2.   より:

    広島楽しんできてね~

  3. MAX より:

    もう分かりきってるじゃないですか
    背番号55の不良債権が邪魔なんですよ、疫病神そのもの
    代打で十分です(多分代打でも二ゴロでしょうけど4打席二ゴロされるよりましです)
    翼やクロンでさえヒット打ってるのに未だノーヒット、まぐれで1回出塁しただけ
    スタメンで出てたら勝たないのが確定する選手だと思います

    明日の森下登板時、というか坂倉が出る時は5番坂倉、6番長野、7番ドーバ、8番クロンにしてもらいたいですね
    クロンがからっきしなら奇策で8番森下9番クロンとかもありかもしれません
    クロン全然打たないですけど守備は現状安定していると思うので、もうちょっと様子をみてもいいと思います

    • MAXさま。
      確かに5,6番で打線が切れますね。勝負強さという部分では松山、クロンの今の調子ならメスを入れるのもいいでしょうねぇ
      アタクシもクロン8番でいいんじゃないかなぁと思いますねぇ。長野も代打でヒットを打ちましたし、次の相手は阪神ですし、点を取っていきたいですものねぇ。
      コメント、ありがとうございました。

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