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カープ連勝ストップも再び「弱い野球」で大敗。投手の使い方も野球にも感じる「時代遅れ」「色あせた野球」

Mageちゃんが斬る!
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 「広島1-8日本ハム」(16日、マツダスタジアム) 広島は日本ハムに敗れ、交流戦を3勝12敗3分けの最下位で終えた。3勝は15年のDeNAに並びワーストタイ。また、18試合連続で先発投手が未勝利になった。前日15日に連敗を「8」で止めたものの、負の流れを止められず。借金も再び今季最多の「13」に膨らみ、リーグ最下位に再転落した。

情報源: 広島 交流戦ワーストタイ たった“惨”勝 再び借金「13」18戦連続先発白星なし
[ytmr_bb_scoreboard fsize=”1.2″ width=”900px” tm1=”北海道日本ハムファイターズ” tm2=”広島東洋カープ” scr1=”0/0/2/0/0/4/2/0/0″ scr2=”0/0/0/0/1/0/0/0/0″]
【日本ハム】 ○伊藤(4勝4敗) 河野 井口 秋吉
【広島】 ●九里(5勝4敗) コルニエル 中田 菊池保 高橋樹 島内

連敗が止まってチームのムードも変わり、少しは見ごたえのある野球を見せてくれるかなぁと思って期待していたけどな、結果は「期待していた自分がバカだった」と後悔したよ(笑)ゲームを通してみても野球に強さを全く感じないしな、打線は伊藤の前に沈黙、バッテリー間のミスも多かった。ビハインドで投げる投手も踏ん張れずにゲームを壊した。この負け方ってのはまさに「暗黒」そのもの。10年前にタイムスリップしたみてぇな野球をやっている。この「10年前の野球」ってことはね、カープは球界の流れに取り残されていることにもなっていないだろうか??ひょっとしたらカープの野球。目指している野球は時代遅れなのかもしれない。そんなふうに思わせてくれたゲームだったように思うねぇ。
この日東京五輪の選手の発表があった。なんとカープからは最多の5人が選ばれた。小1の息子が「カープは弱いのになんで一番多いの??」と聞いてきた。もうね、そら「いい選手はいるけどベンチがヘボなのよ」というのが精いっぱいだったよ(笑)

ルーキー伊藤に翻弄されたカープ打線

交流戦というのは普段対戦しない相手との戦いなわけでアタクシは条件はセパ同じと思っている。もちろん情報収集能力は各球団持ち合わせているだろうけど、プレーするのは選手。最終的にモノを言うのは選手個々の対応力と勝負勘によるところが大きい。一言で言えば選手たちがいかに勝負に集中し、思い切ってプレーするかどうか??そこにかかっているように思うねぇ。
昨日の日ハムの伊藤はオープン戦で対戦している。カープの各打者は「全く知らない」わけではない。しかし、シーズンで登板を重ねて成長した伊藤の前になすすべなくやられてしまった。この辺ね、まぁ佐々岡カープになってから、打線のつながりと豪快さが影を潜めているといった印象だよな。三振の仕方も思い切って振っての空振りではなく、投手に翻弄されての空振りが多いように思う。この辺ね、アタクシはカープの打者がどっち見て野球をやっているのか??不思議に思うことがある。思い切って振っての三振なら選手は悔しかろう。自分の力のなさに悔しさがにじみ出てくるはず。しかしカープの選手にはそういった「感情」がない。三振して呆然とベンチに帰る選手たちの表情に「やっぱ、ダメか…」というね、悔しさよりも諦めの気持ちの方が強いように思う。こう感じるのはアタクシだけかもしれないけど、カープの打者は打席で真剣勝負をしていないのではないか??色々とベンチからあぁしろ、こうしろという指示が多すぎるのではないか??知らない相手に対してはよりシンプルな考えで臨んだ方がいいし、選手の感性や力にある程度は任せるのも必要ではないかねぇ。
DeNAが交流戦好調だった。確かに親会社はIT企業だし、色々なデータを持っているだろう。前ラミレス監督はデータを駆使して、投手交代やスタメン・代打で思い切って動いていた。今季から三浦監督になり、あまりデータを打ち出した采配は観られない。むしろ選手を信じて任せている、各打者はシンプルに打席に立ち、打てる球をしっかり打っている。まぁDeNAに限らずカープ以外のどの球団もしっかりバットを振っているし、打撃に「感情」を感じる。このカープと他球団の温度差ね、これがそのまま順位に反映されたといっていいかもしれんねぇ。

コルニエルの真っすぐに感じない「怖さ」。だから打たれる

先発の九里は5回を2失点でマウンドを降りた。コロナ感染後初の先発ということもあり、ベンチも球数やイニングである程度「ここまで」と決めていたのだろう。後はゲーム展開次第でリリーフ陣を繰り出す計画だったのだろう。これに関しては異論はない。問題は6回に出す投手ね、ここなんだよな。6回の登板を任されたのはコルニエルだ。スコアは1-2。コルニエルのなんちゃって剛速球で日ハム打線を沈黙させ流れを持って来ようという起用は理解できる。ただ、肝心なのは今のコルニエルにそれだけの信頼感があるのか??というところ。この6回というのはこのゲームの肝だったように思う。
ここの所のコルニエルは出れば失点する投球を繰り返している。残念ながらこういう展開を任せるのには「怖さ」がある。ただベンチで決めた役割上、コルニエルだった。ただ、それだけのような気がするんだよな。
このブログでもなぜコルニエルは155キロ以上の真っすぐを投げるのにポンポンとスタンドに放り込まれるのか??そんなことを書いたことがあるけど、球速はスピードガンでは150キロ以上を連発するけど、打者はそれほど速さを感じていないのだろう。ある意味「棒球」と言っていいかもしれない。まず球に力がこもっていない。それと真っすぐの質だけど、スピンがほとんどかかっていないので球に伸びを感じない。コルニエルの156キロより栗林の150キロの方が球がうなっているというかねぇ、伸びも感じるし打者を空振りに取れる力が球に込められている。これがコルニエルにはないのよ。この秋の課題だと思う。160キロ投げるってのは天性のもの。練習してできることではないのよ。でも球の質を変えることはできる。下半身を鍛えて腕の振り方、手首の使い方、リリースでの力の入れ方など工夫すれば「本物の剛球」を投げる素質はある。育成から今の位置まで上り詰めてきた。日本球界で食っていくならもうひと頑張りしないとな。素質があるだけにもったいないよな。

投手編成も古い考えでカッチカチ。ダメなら2軍、だけでいいのか??

このゲームの肝はさっきも書いたけど6回だった。ここを誰に投げさせるのか??ベンチの頭の中にある投手編成ではコルニエルだった。いや、今のカープのブルペンの編成を見ると大道が先発にまわったからな、6,7の2イニングを任せられそうな投手はコルニエルしかいない。そっちの方が本音のように思うねぇ。コルニエルが失点するといつものように中田廉、高橋樹、保っさん、島内と「いつものメンバー」。この辺が出てくると「今日は負け」をファンは受け入れなきゃいけないのが最近の流れだよな。アタクシはこの辺もね、戦力を活かせてないなぁと感じる。
セ・リーグダントツ首位の阪神。開幕ローテにいた藤波を今は8回で使っている。これで藤波が生き返っていたよな。他球団でも先発でダメなら中に入れる編成をよくやっている。しかしカープはどうだろう??先発でダメなら中継ぎへの配置転換ではなく、みんなファームにいるよな。床田、野村、中村祐とかね、それで間をあけてまた先発でと。そしてその投手たちは同じことを繰り返している。中にはこのゲームのように6回以降勝負の展開なら「第2先発」じゃないけど、ゲームを立て直す落ち着かせてこっちに流れを持ってこれる投手起用ね、こういう発想が全くないよな。アタクシはこういうカッチカチの頭は戦力をうまく活用できていないと思う。先発で調子を崩している投手は中継ぎで思いきり腕を振ることをやらせるのもいいと思うし、安定した中継ぎ陣を構築する上でも頭数が増えていいと思うよ。戦力不足のカープにとってみれば全員でやりくりしていくしかない。下手に先発と中継ぎを分けて選択肢を狭めるってのはね、もったいない気がするけどな。

バッテリーのレベルが落ちたよな。バッテリーコーチしっかりしないと

6回の2失点がゲームを決めたと言っていいかもしれない。これがガツンと一発打たれた2点なら切り替えられるけど、ミスと無警戒から失った点となれば、その重みは後者の方が重いだろう。この「重さ」は反撃しようという戦意を喪失する上ではメガドン級だったように思う。ただ、この2点はバッテリーの教育がしっかりしていれば防げたように思う。この辺のバッテリー間の守備であったり、野球の知らなさというかねぇ??相手がどんなことをしてくるのか??バント処理をどうするのか??教育されていないのかなぁと不思議に思った。かつてのカープはこういうところはしっかりしていたように思う。
まずは石原のパスボールで追加点を許したけど、これはサインミスのだったようだし、この辺の打ち合わせはきちんとやらなきゃダメだよな。かりにスッポヌケでも石原は後ろにやっちゃダメだよな。これは準備不足と石原の経験不足と言っていいだろう。守備面でも余裕がない。この前の送りバントの処理、そして7回の中田廉の野選もそうだけど、バント処理に「余裕」が感じられない。もちろん3塁で刺せれば大きなプレー。フォースプレーなら可能性はあるけど、どちらの場面もタッチプレーなんでね、余程おいしい打球でなければ3塁をアウトにするのは難しいのよ。コルニエルも中田ももちろん三塁で刺せればという欲はあっただろう。でも、ここはまずはアウトを一つ取ることを「確実」にやることがチームの為のように思う。コルニエルは打者をアウトに取ったけど、三塁を見たことで送球が乱れたし、中田廉も三塁を一度見て一塁に送球もセーフ。傷口を広げたよな。コルニエルもアウトにはしたけど、日ハムベンチから見れば「コルニエルはフィールディングに難あり」と呼んだのだろう。守備のバタバタ感を露呈してしまった。その後、あっさりとスクイズを決められたよな。
このスクイズもお茶の間で見ていたカープファン同志も予測できた方は多かったように思う。しかしパスボールでの失点でバッテリーが動揺していたように思う。カウントは2-1当然日ハムベンチはストライクを取りに来るだろうとスクイズのサイン。それを読み切れずにど真ん中に投げさせてしまうこの警戒心のなさね、質が落ちなぁと思うねぇ。
これ、捕手の石原が読めなかったか??という意見もあるけどな、これは石原の判断というよりもバッテリコーチが危険を察知して伝えるべきだろう。お気づきの方もいるかもしれんけど、捕手が石原や中村奨、坂倉もそうだけど、投手にサインを送る前に必ずベンチを見るよな。その先には倉バッテリーコーチが捕手にサインを送っている。ここは外せ、ここは牽制といったバッテリー間の守備について指示を出している。會澤ほどの経験があればそんなサイン出さんでもわかっているだろうけど、経験の浅い石原や奨成には教育の部分もかねて指示を出している。この辺ね、ベンチも思いきり無警戒だったように思う。何もスクイズが読めなかった石原のせいだけではないだろう。もし、倉コーチが打者勝負とシグナルを送っていたとなれば、スクイズは決められて当然だよな。カウントを悪くしても次が投手の伊藤だから1球外すサインを送ってやらなきゃいかんだろうねぇ。
投手のフィールディング、バント処理の際の声掛けね、どこへ投げろという指示を捕手は出すけど、こういう教育がきちんと施されているのか??こういう部分はカープは昔からしっかりできるチームと自負していたけどな、このプレーを見させられると「レベルが落ちなぁ」と痛感せざるを得ない。非常に重たい6回に失点だったよな。

ミスで失点が多いのは「弱い野球」。開けるも閉めるもベンチの教育次第

こうしたバッテリーミスや状況判断のミスってのは弱いチームが連発する、「弱い野球」なんだよな。オリンピックに5人も選ばれていればそれこそカープは「いい選手の揃った強いチーム」となるけど、やはりチームや選手を動かすのはベンチ。このベンチのレベルがそのまま、チームのレベルに反映されるといっていいだろうねぇ。そういう意味ではカープのコーチの質というのが改めて問われる。いや、もうカープファンは問うているよな。球団はこのオフ、動かなきゃウソだろう。
河田ヘッドが復帰して野球が変わるかなぁと思ったけど、そうでもない。SNSでは河田ヘッドの力量を疑問視する声も出始めている。昨季河田ヘッドがいたヤクルトが最下位。抜けて今リーグ2位。河田ヘッドがいるカープが最下位。なんて投稿もあった。河田ヘッドは就任時に選手の教育も必要だけど、コーチの教育も自分の仕事ということを言っていた。この辺は時間がかかるように思うねぇ。その実現が先か?監督交代が先か?まぁ佐々岡監督は来期以降も続投は既定路線だからな、なんとかベンチの質を上げて欲しいよな。

交流戦、その野球を見ているとカープベンチが繰り出す野球に「色あせ」を感じる。何か古めかしい、固定観念にコリッコリに固まった野球。何かアクシデントがあるともう対応できない野球とベンチの引き出しの少なさ。コロナショックはあったろうけど、それを克服しようとするどころか、流れるままに敗戦を重ねる姿を見せられただけに余計にその思いは強くなる。残りゲームはまだ80試合以上あるんだけど、希望よりもあと80試合以上もこんな野球を見せられるのか??と思うと気が重いよな。これを吹き飛ばすには選手たちの元気ハツラツにプレーする姿が一番の薬。どうしても下を向きがちだけど1日休んでリーグ戦再開。きっかけにしたいよな。

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