主力の入れ替わりを痛感??林4打数4安打、中村奨プロ初アーチ、DeNAの怒涛の追い上げの原因はいったいなんだ??

主力の入れ替わりを痛感??林4打数4安打、中村奨プロ初アーチ、DeNAの怒涛の追い上げの原因はいったいなんだ??

 「DeNA11-12広島」(19日、東京ドーム) 若鯉がまばゆい輝きを放った。広島の3年目、林晃汰内野手(20)が3号ソロを含むプロ初の4安打4打点と大暴れ。今季4度目の猛打賞で、打率は・408となった。チームは終盤に猛追されて薄氷の勝利となったが、ともに今季最多の17安打12得点と打線が爆発。5月28日のロッテ戦以来の連勝を飾り、カード勝ち越しを決めた。

情報源: 広島・林、プロ初の4安打4打点 若き大砲が猛爆けん引 打率も驚異の・408

123456789R
広島東洋カープ
3
0
2
0
1
1
1
1
3
12
横浜DeNAベイスターズ
2
1
0
0
0
0
0
1
7
11

【広島】 ○森下(4勝4敗) バード 高橋樹 S栗林(14セーブ)
【DeNA】 ●ピープルズ(2勝3敗) 桜井 京山 三上 石田 砂田
[本塁打] 伊藤光2号(D) オースティン14号(D) 菊池涼7号(広) 林3号(広) 中村奨1号(広) 宮崎6号(D)

最終回のDeNAの怒涛の追い上げにハラハラドキドキの土曜の午後を過ごしたカープファン同志の皆様、本当にお疲れさまでした(笑)。完全に楽勝と思われた展開だったけど、やはり後攻めのDeNA打線にはこういう怖さがある。過去に大量点をひっくり返された経験は何度もあるけどな、9回の8点差を最後の最後でここまで追い詰められるってのはなかった。いみじくも昨日の記事先発崩壊を救った玉村がプロ初勝利!!ひっくり返されそうな展開を踏みとどまった若鯉たちでそんなことを書いたんだけど、この時は玉村がしっかり勝負して「三振」で相手に流れを渡さない「強さ」があったよな。このゲームでは逆に「弱さ」が顔を出し怒涛の追い上げを食らった。
野球の格言には「点は取れるだけ取っておく」ってのがあるけどな、最終的には最終回の3点がモノを言った感じだよな。このゲームね、若い野手達が大活躍した。でも、その陰で「弱いカープ」を体現していた選手もチラホラ見られた。コロナをきっかけに若手にチャンスが巡ってきたことでカープの戦力も世代交代が一気に進んでいきそうな感じだよな。今日はこの辺を整理してい見ようと思う。

林が「5番」で4-4!!中軸が打てばこれだけ点が入るってこと

まずはこの日5番でスタメンの林。その期待に応えて4-4安打4打点。素晴らしいよな。先制のタイムリー、突き放す一発とまさに中軸打者としての仕事をしっかりしてくれた。中軸が打てばこれだけ点が入るというお手本のような活躍だよな。林のいいところは感情が顔に出ない。そうだねぇ、西武のおかわりくんのように打席で何を考えているかわからない。気持ちが入ってガツガツするようなことはなく、いつでも自然体で打席に入っているように見えるよな。もちろん、本人の心の中や頭の中には「打つ」という感情はみなぎっているんだろうけどな。これが相手バッテリーにとって厄介なように思う。林自身は今のところ来た球をしっかり叩くことに専念しているのかもしれんけど、何を待っているのか??何を狙っているのか??非常にわかりづらい打者のように思うねぇ。もちろんこれから研究はされてくると思うけど、色々な経験をしてカープの主軸として成長してほしいよな。
豪快な打撃も見せてくれた。7回に飛び出した一発は「狙っていた」のだろう。非常に豪快なフォロースイングで「一発屋」の横顔を見た気がしたねぇ。この打席は先頭打者ですでにリードしている展開。全くのフリーで打席に立てる。一発狙いの打撃をするには条件が整っていたよな。それだけ、気持ちにも余裕が出てきたのだろう。打席の数をこなして、スタメン出場ということで焦りもなくなった。誰にも邪魔されない自分だけの打席でこういう結果を出すというのも大したものだと思う。今後も林から目が離せないよな。

奨成、プロ初ホームラン!!林に続け!!

8回には代打の中村奨にプロ初ホームランが生まれた。うれしいだろうねぇ。プロ4年目でようやく1号。まぁ期待されて入団も「捕手」というポジションがこれだけ遅くなった要因のひとつだろうねえ。もちろん捕手というポジションは成長するまで時間がかかる。どうしても大学や社会人出身の捕手の方が早く使えるんで各チームそっちの方に行ってしまってなかなか高卒捕手が1軍のゲームにでるまで時間を要してしまう。4年目なら早いほうかもしれんねえ。個人的には打撃を活かしてコンバートするべきだと思う。坂倉が先にファーストについてプチコンバートを始めたよな。サードは林が定着となれば、奨成はそのまま捕手で行くか外野手で行くかとなる。捕手は會澤が故障後は石原がマスクをかぶっているよな。ベンチには磯村もいるし、こうなると1軍での出番は「代打」に限られてしまうよな。プロはゲームに出てなんぼ。この辺の決断を球団も考えてあげた方がいいように思うねぇ。
やはり打球を遠くに飛ばす天性のものを感じるよな。それほど力感なく林のように体全体を使ってスイングするというよりはインパクトの瞬間でほぼ決まるようなタイプ。古い話になっちまうけど、西武にいた秋山さんみたいなホームランの打ち方だったように思う。欲しいのは打席。林に続いてブレイクしてほしいよな。

森下、久々の4勝目。これできっかけがつかめたか!?

ゲームを振り返ってみると初回から乱打戦の様相だったよな。初回にカープが3点を先制。今日は森下だし、「いただき」と感じた同志も多かっただろう。しかしその直後に2発喰らって2回には同点に追いつかれた。初回に打線が作ってくれた貯金をいとも簡単に吐き出してしまった。まぁ明らかに捕手・石原の構えているところにはなかなかいかず、右打者の外角要求もみんなシュート回転して中へ中へと入っていった。球も低めに決まらず全体的に高かったよな。今季の森下は開幕からずっとこんな調子だったよな。本人は体の開きの修正に取り組んだ。足を上げる方向を打者にスパイクの裏を見せるようなイメージでタメを作る工夫をしていたし、登板ごとに色々試してみてはいたんだろうねぇ。
3回くらいから真っすぐ主体の配球に変えてからシュート回転が収まった。これを機に7回まで無失点。時折ギアを上げる森下特有の投球も見られた。立ち上がりの課題は残ったけど、かなり前進できたように思う。久々に白星もついたしな、次の登板が楽しみになってきたよな。

バードの乱調からムードが一転!?やはり四球は流れを狂わす

7回で森下が降板。8回裏のマウンドにはバードが上がった。西武戦が初登板だったけど、コントロールに苦しんだよな。まぁ日本初登板ということを考えれば多少の緊張もあっただろう。この日の登板でいったいどんな投手なのかじっくり見極めるいい機会になった。一言で言えば「スライダー投手」なのだろう。スライダーを武器に少し変化する真っすぐ。ツーシームだと思うけどこの投げ分けだよな。まぁ典型的なリリーフタイプだろう。ただ、コントロールにかなり苦しんだように思う。これがある程度の本来の姿ならば、個人的には「使えない」と思う。ただ、化ける可能性は秘めているように思うねぇ。スライダー投手なのでスライダーが自在に操れて、スライダーでカウントを取れるようになれば、ツーシーム系の真っすぐのスピードも上がってくるだろう。この日の登板はスライダーが定まらずにツーシームでカウントを取りに行かざるを得なかった。力よりもストライクを置きに行く感じだったからな、スライダーが安定すれば自信がつき、ツーシームの速度ももっと出るようになれば結構いい感じになるかなぁと。上手くいけばかつて阪神でJFKを構成したジェフ・ウィリアムズのような中継ぎになってくれるといいよな。まぁ…ちょっと…アレだけど(笑)
ただ、この辺からDeNA打線の怖さがジワリと顔を出してきた。バードが佐野、オースティン、宮崎と連続四死球を出したあたりからスタンドのムードもDeNA押せ押せになってきた。本当に「四球」というのは怖い。まぁそれが9回の怒涛の追い上げにつながったように思う。

きっかけはエラーと投手の弱気から。ここにカープの「弱さ」を垣間見る

8回にジワリと来たDeNAの流れを9回表に3点取って引き離したカープ。いよいよ勝利確実なものになってきた。もう誰が投げても問題ない。まぁ能天気なファンはそう思うのも仕方ないだろう。しかしこの最終回を誰に投げさせるのか??この点差なら投手の選択はかなり難しかったように思うし、投げる方も難しいマウンドだったように思う。誰が見ても楽勝な場面でのリリーフは難しいのよ。むしろ先発投手が大量リードを背景に完投してくれた方が楽なのよ。投手の選択も勝ちパターンを出すのか??ビハインドの投手を出すのか??この点差なら栗林は無駄遣いになる。ここでカープベンチが指名したのは高橋樹だった。個人的には森浦かなぁと思ったけど、そういえば森浦もこの東京ドームで巨人相手に大量リードを追いつかれるきっかけを作った前科がある。もしかしたら佐々岡監督はその辺が頭をよぎったのかもしれん。
6点差を追いつかれた時点では「いつものカープ」。でもこのゲームを勝てたのは強いカープを予感させる大きな勝利
まぁ高橋樹にしてみえば、朝飯前の仕事のような気分でマウンドに上がったかどうかはわからんけど、気持ち的には少し緩んでいたのかもしれん。大和に粘られるもファールフライで1死を取った。先頭を抑えればまぁ大丈夫。そんな感じの流れだよな。ただ、この大和に9球粘られたのが後の対オースティンにつながったのかもしれん。正直、この日の高橋樹は決め球に苦しんだ。真っすぐ、スライダーの切れがあまりなかったように思う。この辺がオースティンや佐野といった強打者に対峙した時に弱気になってしまったのかもしれんねぇ。
きっかけは堂林のエラーから。続く桑原にも粘られて四球を選ばれた。ここでガラリとムードが変わったよな。野球というのはムードが変わると不思議と打ち取った打球も野手のいないところへボールが飛んでいく。代打細川の打球はショートへの内野安打。ここからDeNAの中軸にまわってくるよな。佐野には追い込みながらも桑原や大和と同じように決め球に苦労し、ファールで粘られて投げる球が無くなるパターンね。佐野は何とか打ち損じてくれて2死。高橋樹はここで腹をくくってオースティンと勝負するべきだった。しかし高橋樹の頭の中でオースティンを抑える自信がなかったのだろう。これまでも大和、桑原、佐野と追い込んでおきながらも決め球がなく球数を要していたことが引っかかっていたように思う。それが投球の幅を狭くさせてしまったかもしれない。もちろん一発警戒はしなきゃいかんかんけど、一発打たれてもまだまだ点差はある。腹をくくって大胆に行って欲しかったよな。いいんだよ??この時点でまだ8点差ある。一発打たれても4点差ある。そのあとアウトを一つ取ればいい。一番いけないのは繋がれること。そうなるまえにオースティンに打たれてもリセットできるならそれはそれでいい。だから高橋樹-石原のバッテリーにはもっと大胆にオースティンを「攻めて」欲しかったよな。
しかしバッテリーの配球は長打警戒。オースティンには誘い球のオンパレード。攻める投球は全くなかった。すべてがベース上の低めの球。あれだけ同じコースに投げられればオースティンでなくてもストライクボールの見分けはつけすい。低めの球を振らせるならもっと高めの速球だったりを見せなきゃいかんだろ??でも投げ損じからの一発を警戒するあまりに低めに集めてしまった。初球からボールが2つ続いたのも痛かったよな。結局押し出しで1点を献上、その後宮崎に満塁弾を浴びた。満塁弾を打たれるならオースティンで良かった。4点差と3点差では大違いなのよ。結局この3点差になって尻に火が着いた。こうなると守護神栗林を投入してもなかなかアウトひとつが取れない。流れ、ムードというのは怖いよな。ただね、カープはこういう大量リードからひっくり返されたり、追いつかれたりってのが多いよな。ここにアタクシは「弱さ」を感じるのよ。なんてことないのに一つの綻びから一気に崩れていく姿に「弱さ」を感じてしまう。大量リードしているのに怖がって野球をやっている。何に対して怖がっているのだろうか??交流戦で勝てない部分と一致しているように思うねぇ。

弱いカープを象徴する堂林のエラーや高橋樹の投球。いやいやそういう選手はまだまだたくさんいる

このゲームを見て世代交代の波を感じる場面があった。9回の攻撃時に二人の代走が送られたよな。広輔と堂林。これまでなら、ここに若手が起用されていた。ついこの間までね。コロナ、交流戦大敗を機にベンチも起用法を若手に切り替えた。左の先発に対して右打者を揃えることを辞めて選手の調子重視に舵を切ってきた。DeNA戦の連勝はその成果と言っていいだろう。ベンチがそうした形で舵を切ったとたん、「弱いカープ」を象徴するプレーをする選手が浮き彫りになってきた。この日追い上げのきっかけを作ってしまった堂林も表情がさえないし、プレーに気持ちが入っていない。なんか浮いているように見えた。高橋樹も勝負できずに大量点を奪われるきっかけを作ってしまったよな。日ハム戦で炎上した中田廉、ファームにいる床田や野村、中村祐あたりと若い玉村や栗林、大道、途中から立て直しに成功した森下などと見比べるとやはり「何かが違う」んだよな。自分で流れを引き戻せない。何かリズムが変わると一気にグダグダになる。短期決戦で流れを引き戻せない3連覇時代のカープと何か似ている。今、若手がどんどん出ている中で、こうした選手たちが淘汰されていくのかなぁと。ゲームも乱戦だったけど、カープの選手構成も大きく変わっていく予感を感じたゲームでもあったな。ただ、堂林にしても高橋樹にしてもやり返さないと。置いてかれてちゃダメだ。何とかガムシャラにしがみついてチームの勝利に貢献してほしいよな。
さて、これでリーグ戦再開を連勝でスタートできた。カープはとにかく一戦一戦「総力戦」で借金を返していくしかない。久々のカード勝ち越しだからな、乗っていきたいよな。今日の先発は大道。前回のオリックス戦のような投球ができればゲームになるだろう。立ち上がりがカギだよな。借金を返すには「連勝」が必要。若い選手が引っ張ってね、大型連勝で乗ってきたいよな。

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