「中日2-0広島」(8日、バンテリンドーム) 広島は散発3安打で今季14度目の完封負けを喫した。4位は変わらないものの、CS出場を争う阪神はこの日、試合がなかったためゲーム差は1・5に広がり、5位・巨人とはゲーム差なしとなった。
情報源: 広島・佐々岡監督、四回のコリジョン判定に「最高のプレー。ちょっと納得いかないところはある」
野球だけではなくどんなスポーツでもそうだけど、勝負はやってみなきゃわからないよな。この日の先発は森下と中日は未勝利の上田。この3連戦の流れから行くとどう考えてもカープ有利の下馬評だったと思う。しかしカープは上田を打てず、森下を援護できなかった。森下もローテ再編で自分が残りゲーム、ローテの中心ということで気合が入っていたし、それがヒットを打たれても点はやらない粘りの投球につながったよな。失点も判断が難しいコリジョンでの失点。悔しい気持ちはあるだろうねぇ。
前日はカープのルーキー・森翔平がうれしいプロ初勝利を記録もこの日は中日・上田にプロ初勝利を献上。世の中上手くできているよな(笑)
森下好投もコリジョンルールに泣く
改めて先発・森下はこのゲームに賭ける気持ちが前面に出たいい投球だった。ゲーム序盤は完璧に相手を抑えていたのは中日の上田だけど、球数は森下の方が少なかった。ヒットは打たれるもボール先行もなく要所をしっかり締めるいい投球だったと思う。やはりこの辺は今後の日程をにらんで3位阪神に森下をぶつけるローテ再編の中心人物としてかなり気合が入っていたように思うねぇ。
唯一の失点の場面は4回。先頭のマルチネスがヒット。続く阿部に右中間を破られる2塁打。まぁこれが余計といえば余計だったよな。ただ、得点力不足に泣く中日打線はここからがポイント。期待のかかる高橋周をファールフライに仕留めたあたり、森下はさすがといった投球だったよな。
打順は8番の土田。次が投手の上田ということで、中日ベンチは何としてでも土田で点を取りたい。ただ、作戦はセーフティスクイズとちょっと中途半端感は否めなかった。
2球目のセーフティスクイズも土田も3塁ランナーのマルチネスも動きが硬かったしな、スリーバントスクイズの臭いもプンプンしていた。それを森下はしっかりかぎ分けていただろう。スクイズの打球に対して非常にいいスタートでダッシュしてきた。打球方向の予測もできていたのだろう。転がった打球に一直線で来たよな。最後はダイビングでグラブトス。最高のプレーだったよな。
瞬間のプレーでのコリジョンは対応が難しい??
ここでコリジョンルールは野球規則にどう書いてあるのか??抜粋してみた。
(1)得点しようとした走者が最初から捕手に衝突しようとした(2)捕手が、まさに得点しようとしている走者の走路をふさいだりブロックした、と審判員が判断した場合、(1)は走者はアウト、(2)はセーフとなる。(2)抜粋 捕手がボールを持たずに得点しようとしている走者の走路をブロックすることはできない。もし捕手がボールも持たずに走者の走路をブロックしたと審判が判断した場合、審判員はその走者にセーフを宣告する。前記にかかわらず、捕手が送球を実際に守備しようとして走者の走路をふさぐ結果になった場合(たとえばね送球の方向、軌道、バウンドに反応して動いたような場合)には、本項に違反したとはみなされない。
…とある。
この場面3塁方向へ転がった打球を森下が好ダッシュで捕球、そのままグラブトスをした。曾澤はベース上に転がったバットを安全のために足でどけた。映像を見ると確かにホームベースをまたいでいるが完全にホームベース上は空いていた。ボールを持たずにベースをふさいでいるようには見えなかったよな。
バントしてからホーム送球まで時間にすれば2,3秒だろう。その間にホームベースを曾澤が意図して防ぐことができるだろうか??確かに最後は膝をついてタッチにはいったけど、それは守備しようとしてなった結果だろう。この辺は佐々岡監督や倉コーチも納得がいっていない様子だったよな。
コリジョンは見る審判によっても変わってくるだろう。この辺はルールが曖昧というかね、ぼんやりしている。瞬間のプレーに対してはそぐわないルールのように思うねぇ。
例えばタッチアップや2塁からヒットでホームに突っ込んくる場合は捕手にボールが来るまでは時間的余裕がある。そういうプレーは塁審がベースを塞いでいるかどうかチェックできる。でも今回のようなスクイズの場合はプレーの流れのなか、それもタッチに行ったプレー。これ、曾澤が足でホームベースを塞ぐブロックプレーならまだしも、ベースをしっかりあけながらもタッチに行っただけのプレー。これも「ブロック」と判断したらタッチなんてできないよな。この咄嗟のプレーにまで意図的なブロックを禁じたコリジョンルールを適用するのは無理があると思う。規則に書いてあるように「送球を実際に守備しようとして結果的に走者を塞ぐ結果」になったプレーだった。非常にいいプレーだっただけに残念だよな。
打線は初顔・上田に翻弄される
さて、森下がこれだけ頑張っていたんだから、打線が応えてほしかったゲームではあるよな。しかし突破口さえ見いだせず、完封負け。ちょっと5連勝しているチームとは思えないゲームだったよな。
前日は中日打線がカープの森翔平を打てなかった。やはり対戦が少ない投手に対しての対応は難しいのだろう。でも、そこを何とかしていかないと順位は上には上がれないんだよな。ただ上田もよかった。真っすぐとカットのコンビネーションだけど、ここの見分けが難しかったのだろう。腕をしっかり振っていたし、初見ではなかなか打てないだろう。ただ、ヒットが森下と堂林の2本だけ。四球ももらったけどなかなか突破口がなかったよな。投手がコリジョンと押し出し死球と打たれたわけではないだけに、打線が奮起して欲しかったよな。
連勝時に打線をいじるのは誰かの悪い癖
連勝というはいつかは止まるものだけどな、結構その「止まり方」って重要な気がするねぇ。相手投手が素晴らしく手も足も出ないまたはもうボコボコに打たれて終わるってのであれば、ある意味切り替えができる。一番いけないのは采配ミスで負けること。
アタクシはこのゲームは打てなかったというのはあるんだけど、ベンチの不可解な動きね、納得いかない部分があるんだよな。一つはスタメン。このゲームいじくってきたよな。1番でいい活躍をしていた堂林を6番。6番を打っていたマクブルームを下げた。また小園をスタメンから外して、矢野を起用した。アタクシには連勝中にやることじゃないように見えたねぇ。
マクブルームはここの所不調だからな、わからないでもない。でも小園を引っ込めたのはなぜなんだろうか??今季は絶不調でも絶対に外さなかった小園を連勝中の今、なぜスタメンから外すのだろうか?故障ならしょうがないけど、途中からゲームに出ているわけで、なぜ外すのか全く理解不能だった。
いやいや矢野が調子がいいからという話もあるかもしれんけど、調子が良くて矢野を起用したのであれば、なぜ5回の2死3塁の場面で代打を送ったのか??全く理解不能なんだよな。まぁ調子のいい時には動きたがるのは愚将の証拠。スタメンをいじるのは佐々岡監督の仕事じゃないからな、また、あの人の悪い癖が出たんだろうねぇ。
もっと解せない代打・マクブルーム
この日はCS放送で観戦した。NHKのBSでもやっていたようだねぇ??CS放送では副音声で中日OBでもある金村義明さんの言いたい放題の解説でこの地味なゲームを楽しんだ。まぁカープの采配についてはかなり苦言を呈していたよ。
その金村さんが「アホか」といった場面があった。5回の攻撃で矢野に代わって代打マクブルームを送った場面だった。アタクシもここでなぜマクブルームを代打で送ったのか全く理解不能だった。「カープのこういう采配が全く分からない」と金村さんも苦笑いだった。
この場面で中日ベンチはマクブルームを申告敬遠。その後代走を出されてこの日のマクブルームの出番は終わった。もったいない使い方はもちろんだけど、マクブルームへのリスペクトが感じられないベンチの起用法だった。金村さんは自分だったら、このままホテルに帰ると言っていたよ。
まずこの場面で申告敬遠される可能性は誰が出ても高かったように思う。矢野をそのまま打席に送ってもカウントが悪ければ歩かせていただろう。なんせ次は投手の森下だからねぇ。
もう一つ。場面がまだ5回ということ。マクブルームは不調とは言えずっとカープの4番を任されていた選手。これが終盤のチャンスに出てくれば相手からすれば脅威なのよ。どこでマクブルームというカードを切ってくるのか??相手に考えさせることができるカードなんだと思うわけよ。それを誰が打席に立ってもいいような場面でなぜ代打起用するのか??そのまま8番で起用を続けるのであれば問題ないけど、アタクシはこの代打策を進言したコーチに話をじっくり聞いてみたいよ。
この代打策はチームメイトもなぜ??と考えたことだろう。せっかくチームは5連勝でトラのしっぽをつかみかけているところでね、そういうことを何でやるのかねぇ??残りゲームのマクブルームのモチベーションも心配だよな。
さて、実はアタクシ、本日神宮球場へ行ってきます。村上のホームランを見に。(笑)。まぁ子供を連れて外野席の観戦なのでじっくりゲームを見ることはできないけど、楽しんで来ようと思ってるよ。今日の先発は大瀬良。ヤクルトは小澤。また対戦の少ない投手だけにちょっと心配だよな。とにかく連勝ストップは切り替えて頑張ってほしいよな。
コメント
mageさん、こんにちは。
今日もいい記事をありがとうございました。
mageさん、どうしてこうなるんでしょうか?
→まぁ調子のいい時には動きたがるのは愚将の証拠。スタメンをいじるのは佐々岡監督の仕事じゃないからな、また、あの人の悪い癖が出たんだろうねぇ。
これが、あの人の悪い癖なのですね。「愚将の証拠」をつきつけれました。
そして、あのシーンです。
咄嗟のスクイズに対応した森下投手
立浪監督リクエスト。
コリジョン適用アナウンス
佐々岡監督は何もアクションなし。
「退場覚悟で審判に詰め寄れよ」これが私の意見です。パフォーマンスでいいんです。(物足りないなあ)
なんかもう、残念で仕方ないんです。
さらに、マクブルーム選手の起用
チームに良くない流れを呼び込んだんじゃないかな?
マクブルーム選手はどう感じてるのかなあ?
まさか!
癖の強いあの人の来期の予行練習?
まさか❗️考えすぎでした。すみませんすみません