先発崩壊を救った玉村がプロ初勝利!!ひっくり返されそうな展開を踏みとどまった若鯉たち

先発崩壊を救った玉村がプロ初勝利!!ひっくり返されそうな展開を踏みとどまった若鯉たち

 「DeNA4-7広島」(18日、東京ドーム) 広島がリーグ戦再開後の初戦を白星で飾った。DeNAと入れ替わり5位に浮上した。

情報源: 窮地救った20歳左腕 広島・玉村が初勝利 19試合ぶり先発投手に白星ついて5位浮上

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広島東洋カープ
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7
横浜DeNAベイスターズ
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4

【広島】 ○玉村(1勝3敗) 森浦 塹江 S栗林(13セーブ)
【DeNA】 ●浜口(4勝5敗) 桜井 平田 三上 石田
[本塁打] 桑原5号(D)

このカードは恐らく今後は絶対にないであろうDeNAのホームゲームを東京ドームで開催。オリンピックイヤー、それも、次にもし東京でオリンピックをやる時は恐らくアタクシはこの世にいないだろう。DeNAの主催ゲームを東京ドームで、そんなレアケースな交流戦明け最初のカードの初戦を玉村のプロ初勝利で白星スタート。よかったよな。正直、玉村の投球内容はこれまで5度の先発をしているけど、あまりよくなかったように思う。それでも要所を攻めの投球で押し切った。2軍で再調整している先発陣に参考にしてほしい投球だったように思う。打線も序盤で濱口を攻略して大量リード。ただ、このDeNAホーム、序盤でカープが大量リードとなれば過去にひっくり返された経験は1度や2度じゃない。このゲームでもそんなムードが漂ってきたシーンはいくつかあったように思う。そのムードを払しょくしたのは菊池や誠也といった主力ではなく「若鯉」たちだったように思う。

オースティン、ソトをしっかり抑えた玉村。DeNA打線を封じるお手本

先発の玉村の立ち上がりは良くなかった。球が全体的に高かったよな。先頭の桑原に出鼻をくじかれた。そして宮崎にタイムリー。このゲームでの玉村に間違いなくこの二人は合っていたように思う。ただ、初回に1点で済んだのは間違いなくDeNA打線の肝の部分を打たせなかった。4番に入ったオースティンと6番のソト。このどちらかに打たれていればもっと失点をしていただろう。ここを玉村は打たせなかったのが大きい。それも初回はこのオースティン、ソトを三振に仕留めた。気持ちよかったよな。
これが今2軍にいる同じ左腕の床田だったらもっと大怪我してただろうし、初回から大量失点となればカープ打線に反発力がないからな、DeNAのワンサイドになっていただろう。とにかくこの二人の助っ人に対して玉村は真っ向勝負した。10回のうち3回成功すれば打者は御の字なんだから、立場は投手が絶対有利。その有利な立場をしっかり理解して攻めの投球をすればそうは打たれない。やはり投手の「気持ち」というのは本当に大事だなぁと思うねぇ。

自分の球を信じているからこそできるピンチを三振で切り抜ける技

7回を115球2失点でまとめた玉村。立ち上がりの1点と桑原の一発だよな。ただ、7回のうち桑原の一発を含めて4回先頭打者に出塁を許している。野村や床田、中村祐あたりだったら2失点ではおさまらなかっただろう。じゃ玉村とこの辺の先発陣との違いは何なのか??アタクシはピンチで「三振」が取れる投球ができるかどうか??ここが大きな違いだと思う。振り返ってみよう。初回のピンチも宮崎にタイムリーを許したもののその前後のオースティンとソトを三振に仕留めた。3回は先頭の桑原に一発を浴びた。この辺、床田あたりだと次の打者も出塁を許したりと再びピンチを招く可能性は高い。しかし玉村は2番の伊藤光を三振に仕留め流れを渡さなかった。この伊藤光に四球でも出すと一気に崩れるだろう。大量リードを奪った直後のDeNAの攻撃を三振で沈めた格好になった。ゲームを落ち着かせたポイントだったように思う。
4回もタイミングのあっていた宮崎にツーベースを浴びて無死2塁。しかし玉村は次のソト、田中俊を連続三振で進塁させなかった。6回もオースティンにヒットを許すも今度はこれまで打たれていた宮崎を三振、ソトをサードライナー、代打知野をこれも三振に仕留めた。この辺のピンチや先頭を出した後、しっかり「三振」で流れを引き戻す投球ができる。非常に「強さ」と「粘り」を感じさせる投手だよな。先発投手として必要なハートを兼ね備えている。これからもっと勝つだろうねぇ。逆にこれまで何度もDeNAに大量リードをひっくり返される展開を繰り返してきたのは大量リードがありながらも先頭から二人位ランナーが出るともう止められないといった投球をする。慎重になりぎて四球を重ねてランナーを貯めてドカンとやられる。まさにこの日のDeNA先発濱口のような投球を繰り返してきた。ここでランナーが動けない三振を取れれば展開もかなり変わる。これがカープ投手陣には交流戦でもみられなかったよな。それが20歳の実質1軍でプレー1年目の玉村が実践してくれた。投手はマウンドで戦えなきゃ話にならん。こういう投球ができる若手がいるということは暗黒カープに少し光が差し込んだような気がするねぇ。

ふん詰まりを一発解消!!林の走者一掃が「主砲の仕事」

カープが大量リードのきっかけを作ってくれたのはDeNA先発濱口の乱調だよな。これまでも相手投手の乱調というのはあったけど、カープ打線が助けてあげている側面はかなりあったように思う。ヒットは打てど点が入らず。イライラしながら見ていたカープファン同志も多かっただろう。
3回は先頭の野間と小園が連続ヒット。これまで濱口を始め左投手に対して無理くり右打者を並べなくなってからは左投手にやられるケースが減ってきたよな。いかに今まで無駄なことをやっていたのか??もったいないよな。これで濱口が動揺したのかストライクが入らなくなった。続く誠也、松ちゃんと連続四球で勝ち越し。その後坂倉も選んで3点目。まぁ今季のカープ打線ね、残念ながら良くてここまでといったパターンが多かった。後は上手くいってゲッツーの間や内野ゴロの間にに1点、で終わっていたよな。こういう場面で誠也や西川にまわって来ても凡フライを打ち上げてランナーが進めずといった展開も多かった。アタクシが勝手に名付けた「ふん詰まり打線」の典型的な光景だよな。
このたまったランナーを一掃してくれたのが若き主砲候補の林だよな。高めの外の球を逆らわずに鋭いライナー。あっという間に外野の間を抜いて行った。「クリーンアップ」とはたまったランナーをキレイにすることからつけられた中軸に対しての呼び名なんだけどな、これまでのカープ打線の中軸でこういう仕事ができなかった。これが得点力不足の原因だった。3連覇のメンバーや助っ人クロンができなかった仕事を林がやってのけた。若鯉が大きく飛び跳ねた瞬間だよな。もう林を中軸に入れてもいいだろう。誠也を一度外してみるいいきっかけかもしれない。ベンチも相手が左でも林を引っ込めないところを見ると左投手を苦にしないのだろう。アタクシはいいタイミングだと思うねぇ。

4回以降追加点なしのイヤなムードに玉村・森浦・塹江が踏ん張った!!

乱打戦の様相を呈していたゲームは4回以降落ち着いた。4回から登板したDeNAの平田に完全に勢いを止められた。イヤな展開だよな。ところが玉村が負けじとDeNA打線を封じ込めた。こうなるとポイントは「アフター玉村」。玉村が降板した途端にゲームが動くのではないか??そんな読みをしていた。このゲームの解説をしていた大魔神・佐々木さんが「初勝利のかかるゲームのリリーフは投げづらい」というようなことを言っていた。一足先にプロ初勝利を今季手にした森浦も玉村の勝ちを消してはいかんと妙に力が入ったかもしれん。8回頭から登板した森浦は先頭の佐野にいきなりのツーベース。これでちょっと動揺してしまったように思う。ただ、投げている球自体は悪いとは思わなかったんでやはりメンタルから来るものが色々あったように思うねぇ。それに佐野が難しい球をうまくさばいて長打にした。さすがといった印象だった。
宮崎のタイムリーで1点は失うも2死まで漕ぎつけた。何気にこの回もオースティンとソトには打たれていない。この試合のカギだったように思うねぇ。しかしあとアウト1ひとつが遠かった。連打を食らい塹江に交代。最後はこのゲームでホームランを打っている桑原を3球三振に仕留めた。フォーク3連投。こういう勝負ができるのが若さの特権だろう。
振り返ってみると先発の玉村が20歳、森浦が23歳、塹江は長くやっているように見えるけど24歳。そして最後の栗林も24歳。アンダー25。若い投手たちでDeNA打線を食い止めた。これは自信にしてほしいし、投手陣のお兄さん方もいかに勝負することの大切さ、逃げたらやられるということ、そして苦しい時に三振を狙う大切さね、アタクシはいいもの見せてもらった気になったよ。この回一気にやられるムードがあっただけに本当によくやってくれたよな。

これまでならやられていた展開を食い止めた意味は大きい

追加点が取れない展開はベンチもそうとうイヤな予感がしただろう。ひょっとしたら8回は大量リードということでコルニエルや中田廉といった投手を繰り出すことも十分に考えられた。もし、この辺を出していたらやられていたかもしれん。ベンチがどうしても安全策を考えてしまい、調子云々よりも実績や経験で場違いな投手を送り出す失敗を歴代のカープ首脳陣は繰り返してきた。そしてそういった投手が出した綻び、例えば四球や先頭打者に出塁を許す、守備の乱れであったりといったものに思いきり突け込まれてひっくり返される展開を何度も見てきた。このゲームも「やられるかも」という怖さを感じながら観戦していた。確かに森浦は打たれたけど、逃げなかったよな。おっかねぇオースティンやソトに対してあくまでも「勝負に徹底していた」ように思った。特にソトを三振に打ち取った場面でアタクシは「これで大丈夫」と確信したからねぇ。カープ投手陣のお兄さん方はこうした助っ人選手の圧力に屈してきた。100%と言っていいほどオースティンやソトに四球なんか出すと思う。それを勝負してくれた森浦、それと一発打っている桑原に3球勝負した塹江ね、この「勝負する」姿勢がカープには投打ともに欠けているんだよな。その欠けている部分を若い投手、そして林を筆頭に小園や宇草も決してひるむことなくバットを出していく姿にね、アタクシは感動すらした。凡打を繰り返す主砲を横目に勝負に集中する若鯉たちに目を細めたカープファン同志も多かっただろう。さぁ3連覇戦士たちもこの若鯉たちにおいて行かれないように、相手との勝負に集中してほしい。自分の調子なんか気にしている時点で負けているのよ。
アタクシはこの展開で我慢して勝てた。いや、我慢じゃないね、投手陣が攻め続けて勝てたのが非常に大きいと思う。こういうゲームをしたらまた次のゲームが大事になる。関東は雨だけど今日は東京ドーム。先発は森下だからやはり取って久々のカード勝ち越しを狙いたいよな。DeNAはピープルズ。決して打てない相手ではない。早々に攻略して森下にも久々の白星をつけて欲しいよな。

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