首位攻防戦で連敗!!床田に白星上げたかった佐々岡継投は失敗に…明暗を分けた「四番の差」とワイルドピッチ??

首位攻防戦で連敗!!床田に白星上げたかった佐々岡継投は失敗に…明暗を分けた「四番の差」とワイルドピッチ??

 「巨人5-3広島」(20日、東京ドーム) 先発した広島・床田寛樹投手が今季3勝目を逃した。

情報源: 広島の先発・床田は3勝目ならず 八回途中での降板に「イニングを投げ切れるようにしたい」
毎週水曜は子供の習い事の送り迎えでゲームが見られるのがどうしても19時近くになってしまう。もうその時点で昨日のゲームは5回の攻防。ゲームが始まって1時間経っていないのにゲーム中盤。それだけ両チームの先発、床田とメルセデスがいいテンポで好投していたというのがよくわかるよな。一度ゲームが動くと後半はポンポンと点が入る。カープが先制も最後は逆転負け。見ごたえのあるいいゲームだったけど、こういう勝ち方は本当はカープがやっていかなきゃいかんよな、というのが正直な感想だし、やはり巨人に負けるというのは本当に悔しいよな。

西川龍馬、読みと技の一発で先制!

ただ、こういう展開になると先制点は案外一発で入るパターンが多いよな。そうなるとリーグ1位の本塁打を打っていてる巨人の方に分がある。そんな風に読んでいた。しかし予想は覆された(笑)5回表、カープの「得点パターン」がさく裂した。1死後上本が四球で出塁。続く床田が送りバントを2度失敗しながらも冷静にスリーバントを決めた。この辺は自身への白星をグッと引き付けるいいバントだった。打順は1番の西川龍馬だよな。ここで巨人バッテリーは龍馬の対して外での勝負となった。龍馬も一発はあるし、インコース甘く入るのは怖い。ただ、外一辺倒だと踏み込まれる。どこかで1球、インコースを、それも「ボール」で見せておく必要がある。初球はスライダーでストライク、2球目はボール。これは真っすぐ。そして3球目に捕手・小林がインコースに構えた。解説の野村謙二郎さんが指摘していたけど、小林のミットはボールゾーンに構えていた。それがやや中に入ってきた。それを待ってました!!とばかりに龍馬が肘を上手に畳んでジャストミート。打った瞬間にそれとわかるツーランホームラン。今季チーム5本目の一発が本当にいい場面で出たよな。
巨人バッテリーのインコース要求は3球目だったわけだけど、これは決して間違えじゃないと思う。ただ、これまで好投を続けてきたメルセデスにも疲れというか微妙なコントロールミスね、このコントロールミスってのは逆球に代表されるように投手の力がうまく伝わっていない。球速は139キロの真っすぐらしいから本来のメルセデスの球ではないだろう。
龍馬もどこかでインコースが来るのはわかっていた。ただわかっていても手が出なかったり、タイミングが外れて凡打というパターンもある中、見事に一発で仕留めた。この辺は龍馬の読み、そして今季は下半身でタイミングをとれているので崩されないし、持ち前の技術で見事にライトスタンドへ放り込んだ。読みと技の一発だったよな。

プリンスが追加点のタイムリー

投手戦の展開からカープが先に2点を先制した。ただ、巨人が相手、場所も東京ドームとくればまだまだ2点はセーフティリードではないよな。追加点を取って終盤に持ち込みたい。
6回、先頭の小園がセンター前にヒット。打撃不振が叫ばれていて試練の時期だよな。小園の不調の原因は同じ左打者の龍馬と対照的に下半身でタイミングが取れていない。上半身だけで打っている印象だよな。とらえた!!と思って振りに行ってもその時に下半身が地についていない。体がブレるから打ちに行ってもタイミングがずれる。そこを修正するとよくはなると思っていた。この打席のタイミングの取り方はそこを意識していたように見えた。並行カウントの2-2からメルセデスはカーブを投じた。当然小園の打撃は崩されたけど、バットが残っていい具合にセンター前に運んだ。ただヒットは出たものの小園本来の打撃で打ったものではないよな。怖いのは結果を求めすぎて、こうしたチョコンと当ててヒットをという打撃に走ってしまうこと。こうなると本来の自分の打撃を見失うことになる。ヒットが出てホッとはしているだろうけど、まだまだ本来の打撃ではないだろうねぇ。
その小園を内野ゴロ2本で2死ながらも三塁へ進めた。ここでスタメン出場、メルセデスに相性がいい堂林の登場だよな。最初は力みからか、甘い球を打ち損じていたけど、フルカウントからの8球目を狙いすませたように右打ちで1,2塁間を抜いた。貴重な3点目だよな。この打席はボール3つで少し集中力が散漫になってしまってもおかしくない。四球を選ぶ選択肢も出てくるからねぇ。それでも堂林は自分のバットで決めるという意思を感じた打席だった。打ち損じもありながらもファールを打ちながらタイミングを合わせていたように思う。そして得意の右打ち。堂林も打席でこうやって冷静に駆け引きができるようになるともっと結果が出るだろう。ナイスタイムリーだったよな。

床田、パームが抜けきらずに岡本に痛打

さて、これまで好投を続けながらも白星には恵まれていない床田。味方が3点のリードを取ってくれた。あとは自分の投球をするだけだろう。ただ、ゲーム展開上、前半の投手戦の疲れみたいなものが出始めたのがこの6回裏だったように思う。メルセデスが5回、6回と失点したように床田にもそういったモノが襲い掛かってきたように思う。
床田の今季の飛躍は何といってもパームボールが低めに、それも非常にいい感じで決まる。これが右打者は非常に厄介。そのパームボールをこのゲームは序盤は「封印」。小林に対して1球だけ。あとは真っすぐとツーシーム、スライダーと球の力で巨人打線を封じ込めた。
ゲーム中盤からは組み立てを変えて決め球にパームを使い始めた。右打者の外角低めに非常によくコントロールされていたよな。しかし6回、1死後から吉川尚、坂本に連打を許し、ポランコの1塁ゴロで2死2,3塁。ここで岡本を迎える。ただ、床田はこの岡本をよく抑えている印象がある。右打者だから魔球・パームをどこで使うか??がこの勝負のポイントだろうねえ。ツーシームと真っすぐで簡単に追い込んだ。ボールを一つはさんで4球目。ここで床田はパームを投じるも、なんと投じられた球は低めに行かずに高めに入ってしまった。パームのような抜く球というのは高めに入ると非常に危険な球になる。また岡本も決して大きいのは狙わずにコンパクトに打つことを心がけていたのだろう。高めに来たパームは素直にセンターへはじき返していた。タイミングからして岡本は十分にパームを警戒していたのだろう。ただ、それが低めに決まっていればバットは空を切っていたのかもしれない。大事なところでのコントロールミス。この2点が非常に悔やまれるよな。
それでもやはり岡本は大したものだと思う。4番はどうしても一発を期待されがちだけど、この場面はヒットでいい。そういう場面では打点狙いでコンパクトに打ってくる。4番打者にこれができる選手がいるというのはいいよな。カープの4番マクブルームはまだまだ修行中といった感じでね、この辺、4番の差を感じたゲームでもある。マクブルームがこういう打撃ができるようになるとカープも得点力が上がるだろうねぇ。

色々な迷いが生じた佐々岡監督の継投策

さて、これで1点差となった。こうなると勝っている方は継投策がポイントになってくる。この継投策にね、佐々岡監督はかなり迷いが生じたように思う。7回終わって床田の球数は98球。もう1イニング行ける。理想は8回を床田が投げ切って最後は栗林だろう。ただ、この回は床田にタイミングが合っている坂本に打順が回る。1死後吉川尚がツーベースで出た時点ですぐに高橋コーチと佐々岡監督がベンチを出たところを見るとこの坂本を迎える場面がどんなシュチュエーションなのかで交代を決めていたのだろう。ランナーなしで迎えるのであれば、床田は続投だったと思う。たぶんランナーが1塁でも続投だったように思う。そう考えると吉川尚のツーベースね、これがカープベンチとしては「誤算」だったと思うねぇ。

島内の投球を変えてしまった「ワイルドピッチ」

1死2塁の場面で床田は降板。非常に悔しい降板だよな。火消し役に抜擢されたのが島内。個人的には中崎よりも一発を浴びるケースが少ないパワーピッチャーの選択はアタクシは間違えていないと思う。現に坂本に対して非常に力のある真っすぐを投げ込んできていた。その島内の投球をガラリと変えてしまう事件が起きた。カウント2-2から真っすぐで押して押して最後は落ちる球で仕留めにいった7球目。フォークかな??チェンジアップかな??ひっかけてしまいワイルドピッチ。労せずしてランナーを3塁に進めてしまった。1死3塁。結局坂本は四球で歩かせて1,3塁のケースを作ってしまった。その後はポランコ、中島にヒットを許すんだけど、個人的にはこのワイルドピッチ後に島内の球に力がなくなったというかね、コントロールも球1個くらい高くなってしまったし、島内はかなり引きずってしまったように思うねぇ。巨人もここがポイントとばかりに坂本に代走を送ったり、5番の打者に代打を送ったりとね、この辺は原監督のここだという場面で畳みかける選手起用ね、さすがだったよな。

根っこにあるのは揺らぎ始めた中崎への信頼感

今季の巨人はすでに逆転勝ちが9試合あるそうな。この辺、勢いが落ちてきたカープを餌にしてチームの地力がついてきた。そんな感じもするよな。さて、結果からみると8回頭から床田を代えておけば…という意見も聞かれるだろう。その策も決して間違えていないと思うけど、今回の佐々岡監督の床田を坂本まで続投させる策も決して間違えていないと思う。何度も書くけど、吉川が「ツーベース」で出た。ここが誤算だったのだろうねぇ。仮に中日のように8回、9回に強力なリリーフがいるのであれば、迷わず継投策に出ただろう。継投に出れなかったのはやはりセットアッパーを担う中崎に不安というか、ベンチの信頼感が揺らいできたということじゃないかなぁと思う。これ、3点差なら当然床田は完投を意識させるだろう。2点差なら継投でもいい。ただ、今回は1点差なんで一発を打たれやすい中崎をマウンドに送るのは非常に怖い。そんな計算が働いていたようにも思う。この辺、若い黒原や、松本がビハインドのゲームで実績を積み重ねて入れ替わるようなら面白いかなぁと思うし、新助っ人のターリーあたりもこのポジションで投げてくれるとありがたいよな。いずれにしても8回というのが今のカープの継投のポイントになりつつある。そんな印象を持っているよ。ただ、このゲームは非常に判断が難しかったと思う。結果は逆転負けを喫したけど、両チームの駆け引きも楽しめたし、面白いゲームだったよな。

さて、首位攻防もカープは連敗。これで3連敗だよな。ちょっといろんなところでボロが出始めた。そんな気もしないでもない(笑)。昨日のゲームも8回ね、あれ捕手が曾澤だったらどうかなぁというのもある。別に磯村がダメと言っているわけではなく、ワイルドピッチ後の島内を曾澤ならどう立て直すかなぁというのに興味がある。一つのミスから崩れていくのは初戦も同じだったし、どう切り替えて立て直すのかはベンチの腕だろうけど、佐々岡監督も3年目。ここでズルズルいかずに何とか踏ん張って貯金を維持してほしいよな。今日は遠藤が先発。まずは打線ね、どんどんつながって点を取っていくスタイルを早く思い出してほしいよな。

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