(セ・リーグ、中日2-4広島、21回戦、中日12勝9敗、6日、バンテリンD)広島が継投で逃げ切って4連勝。三回に秋山の3点本塁打など打者9人の攻撃で4点を先取し…
情報源: 広島が逃げ切って4連勝 三回に秋山の3点本塁打などで先取
このブログで再三出てくるフレーズ「勝負の9月」。各チーム優勝争い、順位争い、そして個人タイトルとね、監督の采配というのがカギを握る時期だよな。残り20試合を切って我らが佐々岡監督もローテを再編してきた。まぁ佐々岡監督はどちらかというとあまり動かない監督だけに、たまに動くとあまりうまく行かないケースが目立つんだけどな、さて、どうなりますかな??
九里、中5日で好投!!6勝目
この日の先発は九里。前回の球数が少なかったということと、今後の日程をにらんで森下をどう使うのか??色々考えた末の中5日での登板だった。
チームは3試合連続完封勝ちで球団記録もかかっていたけど、九里の投球を見るとそっちの方はどうでもいい、とにかく自分が投げるゲームは勝つんだという気持ちにあふれていたよな。
序盤はそれほどよさそうには思えなかったけど、3回あたりから右打者へのスライダー、左打者へのチェンジアップが面白いように決まりだした。カウントを悪くすることなくいいペースで投げ込んでくれた。リズムもあったよな。
4回には阿部に一発打たれたけど、崩れることなく6回2/3を2失点。中5日としてはよく投げてくれたよな。これからは変則日程となるし、中5日の登板も増えるかもしれん。今季は最多勝投手の面影を見ることはできなかったけどな、残りゲーム意地を見せてほしいよな。
堂林が天敵ぶりを発揮!!
中日の先発は柳。前回打ち込んではいるけど、カープにとっては天敵だよな。どうも打てない。ところがそんなカープのメンバーにもこの柳を得意としている打者がいる。堂林だよな。その相性を買って1番でスタメン。これが結構柳にとっては厄介な存在になったよな。
初回もツーベースで出塁。印象的だったのは3回。1死後に登場し四球を選んだ。堂林にしては珍しくファールで粘って8球目を選んだ。堂林はどうしても追い込まれるとあっさりと三振してしまう傾向があるんだけど、やはり柳に対してはボールがよく見えているというかね、完全に堂林が終始優位な形で進められた。柳も堂林に対してはどうもイカンといった感じでね、表情にも余裕がなかったよな。3打席目もセンター返しでヒット。対柳の対戦打率は5割を超えている。いい仕事をしてくれたよな。
秋山、先制3ランで柳を撃破!!
この堂林の四球は柳にとって相当ダメージがあったのだろう、いつもの柳じゃなかった3回表だった。続く菊池が曲芸打ちで続き1死1,2塁。ここで3番秋山がライトへ先制の3ラン。大きな先制点になったよな。
もちろん、打った秋山は賞賛すべきだったと思うけど、やはり柳がこのピンチで少し、ムキになったような印象だった。
初回の1死3塁のチャンスで秋山は高めの真っすぐに手を出して凡退した。そしてこの2打席目も柳の真っすぐに秋山はタイミングが合っていなかった。追い込んでからは2球真っすぐを続けたけど、それでもタイミングが合っていなかった。6球目に投じたカットボールが真ん中に入ってそれを打たれたわけだけど、個人的には真っすぐで押した方が抑えられたように思えたねぇ。この辺は柳が今一つ調子が出ない中、焦りというか、早くアウトを取りたいと急いでいた感じもある。勝負球が甘くなったよな。
秋山も復帰してからはなかなかヒットが出なかったけど、前カードの3戦目くらいからようやく快音が聞かれ始めた。この一発はチームにとっても秋山にとっても大きな一発だったよな。
何気に効いた4点目。これが大きい
確かに秋山の先制3ランは相手の中日ベンチも柳も痛かったとは思うけど、もっと痛かったのは4点目。マクブルームのボテボテの投ゴロで追加点をもぎ取った。これが結構大きくのしかかった結果になったよな。
秋山に一発打たれた後も連打を許した。それでもこのイニングを秋山の一発だけなら何とかなっただろう。マクブルームの打球も打ち取っただけにこれが4点目というのはキツかったろうねぇ。
阿部のツーランで2点を返したわけだけど、この1点が無ければ1点差だったし、バンテリンドームでは接戦になるとやられる傾向があるだけに、2点差で終盤に持って行けたというのは大きかったよな。よくホームラン打たれても1点は1点というけどな、この当たり損ねで取られた1点も1点だけど、目に見えないダメージというかねぇ?本当にこの4点目は大きかったと思うねぇ。
度重なる好機も追加点を奪えず
このゲームは終始カープペースだったように思うけど、流れを手放しかねない場面は何度かあった。4回には柳を攻めて1死満塁場面で根尾に見事な火消をされた。
続く5回にも根尾を攻めて無死満塁のチャンス。ここで打者は投手の九里。打撃はハッキリ言って期待できないよな(笑)。個人的には九里には「何もせんで三振してこい」というのが一番いいとは思った。しかし九里は難しい球に手を出して1塁ゴロ併殺。2イニング連続で追加点のチャンスを潰してしまったよな。この場面でカープベンチには九里に何か指示を出したのだろうか??まさか普通に打てということだったのだろうかねぇ??舞台がバンテリンドームということでイヤな予感がしたカープファン同志も多かったんじゃないかねぇ??
ベンチが強硬策に出てこの結果なら流れをベンチが変えたと言われてもおかしくない攻撃だったよな。
勝負の9月は内容よりも「勝てばいい」
中日サイドから見れば柳が4点を失うものの阿部のツーランで2点差。再三のピンチを根尾が防いでとなれば、風がこっちに吹き始めたと盛り上がったことだろう。8回にも連続四球でチャンスを得た。しかし結局は無得点に終わってしまった。
カープサイドから見れば、不味い攻撃はあったし、その後追加点は奪えなかった。終盤には連続四球からのピンチもあった。中日のチーム状態次第ではひっくり返されてもおかしくなかった。それでも勝った。この「勝った」ことが勝負の9月は大事。だからアタクシは九里のゲッツーも何も言うまいと。まぁ喉まで出かかっているけどな(笑)
阪神はカープに甲子園で3つ勝った。9月は1日引っかかっているけど、それは8月のハナシ。9月に入ってからはカープは4勝1敗だ。ライバルの阪神は1勝3敗1分、巨人は2勝1敗1分。今のところはカープがいい形になっているよな。
プラス材料も多い。コロナで離脱した選手たちが完全に戻ってきているし、何と言っても前回の記事で書いたように強力DeNA打線を3試合連続完封勝ち!!勝負の9月に遠藤・玉村に白星は大きな力に??玉村と遠藤に白星がついたのは大きいよな。
とにかく目の前のゲームを勝ち切ること。どんな形でもいい。勝つこと。これに徹することができるチームが最後にAクラスに滑り込むことになるだろう。
今、阪神は結構苦しいというかね、追いかけられている感じでしているだろう。一時はカープを3タテして引き離したかに見えたけど、その後なかなか勝てていない。死んだと思ったカープがDeNAに3試合連続完封勝ちで息を吹き返した。阪神はゾンビでも見ているようだろうねぇ。
問題は仮にカープが阪神を案外早い段階で追い抜いた場合の直接対決ね、これをどう戦うかだろう。案外早く追い抜いて13日からの甲子園は2連戦。3ゲーム差つければ、安心して戦えるというか集中できるだろう。1,2ゲームくらいなら立場逆転で追う者の強みが阪神に生まれるだろう。いずれにしてもカープはこういうデッドヒートや追いかけられると弱いので、できればつかず離れずで最後の甲子園、マツダで1試合ずつある直接対決ね、ここを連勝してゴールテープを切るのが一番理想のような気がする。まぁそうはうまく行かんだろうけどな(笑)。
巨人はDeNAとのゲームがなんと8試合ある。昨日もDeNAにやられているだけに、この3連戦をスイープされると相当ツラいかもしれんねぇ。
まぁ色々と想像してしまうけど、どのチームも負けられない戦いが続く。本当に勝てばいいのよ。形なんてどうでもいい。カープは今できた連勝の流れにどんどん乗っていきたいよな。とにかく1-0でも10-9でも勝てばいいのよ。
今日の先発は初先発の森だよな。このルーキーが流れに乗って勝つようなことになれば、ますます勢いがつきそうだよな。対する中日は松葉。柳同様今季はやられている投手。だからこそやっつけられれば、勢いがつく。カープベンチも奇策は必要ない。まだ右ばかり並べる打線なんか組むと成功すればいいけど、失敗した時のリスクや反動はいつもよりも大きいだろう。今いるベストなメンバーで目の前に勝利に向かって一丸となって戦う。勝負の9月はとにかく乗ったもの勝ち。このいい流れに乗っていきたいよな。
コメント
佐々岡政権になってから、後半はそれなりに仕事してるんですよね。
シーズン諦めてから選手が契約のためにしっかり働いてるとも取れますけど。
投手に強行させるのも悪くないですけど、ノーアウトだし見逃し三振でアウト1つあげてもよかったかもしれませんね。
無論、次の打者でゲッツーの可能性もありましたが。
今日の森の登板、あまり期待はしていませんけど勝てるよう祈りましょう。