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阪神OB鳥谷氏が広輔を激励!!一度カープを出た新井監督だからこそ実現できた異文化交流はきっと選手にプラスになる

2023キャンプ
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2人の鉄人が太鼓判を押した。2年ぶり1軍キャンプスタートの広島田中広輔内野手は順調な調整ぶりを示す。打撃練習後に新井監督と鳥谷氏と3者会談。現役時代にセ最年長… – 日刊スポーツ新聞社のニュースサイト、ニッカンスポーツ・コム(nikkansports.com)

情報源: 【広島】今年34歳田中広輔に2人の鉄人・新井監督&鳥谷氏が太鼓判「まだバリバリでできる年」 – プロ野球写真ニュース : 日刊スポーツ

先日、トヨタ自動車の豊田社長が長年勤めていた社長職を退き若い人にバトンタッチをすることを発表した。創業家の出だからずっとやっていても問題はないんだろうけど、世の流れに乗っていくには若さも必要と感じたようで、やはり経営者というのは自分のことばかり考えていてはダメなんだろうなぁというのを痛感したねぇ。
丁度というかアタクシも今月いっぱいでお店の業務から完全に離れることにした。若い人にお店の運営は完全に任せ、アタクシは一歩引いて各店舗を見ることになる。20年以上お店に立ってお客様と関わっていくことが本当に楽しくてね、それがなくなるのは本当に寂しいんだけど、コンビニ業界もこの2,3年で大きく形を変えていくことになる。若い人に託すいいタイミングだと思って決断したのよ。

そこで新たな悩みというかね、困ったことが出てきた。今度お店を任せる店長・副店長ね、もちろん優秀な人材で学生の頃からアタクシについてきてくれてね、彼らのおかげで今の自分や会社があると思っている。ところがいざ人の上に立たせるとちょっと問題が出てきた。二人とも悲しいかな今の職場、今のお店しか働いた経験がない。もちろんいろいろなことを教えてきたつもりではいたんだけどやはり圧倒的にこれまでの人生で関わってきた人の数が少なく、人と接する引き出しというかねぇ??少ないなぁと。先ほども書いたように社会経験はアタクシのお店だけ。店の代表としてはどんな人に対しても対応できる力と経験は持ってほしいというのがあってね、ちょっと物足りないし、それも従業員さんが気づいている。これはマズいかなぁと。なので今後は色々なお店に連れて行って他店のオーナーさんとの交流やビジネス研修みたいなものにどんどん参加させてね、勉強してもらうことにしたよ。やはり外部の人と会って色々なことを吸収することも成長するうえで大事なことだと思うしね、こういった経験をさせることもこれまでアタクシを支えてきてくれた若い人に対しての恩返しのつもりでやっていこうと思っているよ。

カープにも吹き込んできた「新しい風」

やはり人に教える立場の人間というのはその分色々な経験が必要だろうし、それは様々な環境を経験することでそうしたものが培われていくように思う。アタクシもこのブログで盛んに「外部の血」を入れろと叫んできたわけだけど、相変わらず選手を指導するコーチ陣の顔触れは変わらんし、カープしか経験していないコーチが多いという部分がずっとずっと気になっていた。いい時はその流れに乗って一体感が生まれるけど、歯車が狂うとそれを立て直す手段の乏しさに「なんとならんものか」と頭を抱えるカープファン同志も多かったことだろう。指導法もマンネリになりがちだし、別の人が見たらガラッと変わる選手だっているはずだしな、成績が残せなければクビになる危機感も他球団に比べると薄いような気がしてなんとなく時間を使っている印象もあった。プラス面よりもマイナス面の方が多いと感じたからこそ「外部の血」の必要性は本当に強く感じていた。

今季から新井監督が就任した。監督が代わるということはある意味チームが一度「リセット」される。これまで干されていた選手だって再びチャンスが巡ってくるだろうし、若手にとってもアピールのし甲斐があるだろう。チームが活気づくよな。他球団だとコーチ陣も大幅に入れ替わるんだけど、カープはその点は控えめ。それでも新井監督になってパ・リーグ、阪神で活躍した藤井コーチを入れたし、カープOBだけど他球団でタイトルを取ったこともある福地コーチ、実弟の新井良太コーチとこれまでになく外部の血が入ってきた。昨日のキャンプ中継でも藤井ヘッドが羽月と打撃議論を交わしていたシーンが映し出された。羽月のイキイキとした目が印象的だった。藤井ヘッドも「指導」というよりは羽月の話をしっかりと聞いてね、それに対してアドバイスを送っていたように見えた。押しつけの指導ではなく、選手がどう考えているのかを聞いたうえでのアドバイス。きちんとキャッチボールができている感じがしていいなぁと。もちろんこれまでのカープのコーチがこうした指導をしてこなかったわけではないけど、新しいコーチからの意見というのは新鮮だし、違った角度からの意見は多いに参考になるだろう。こういう新しい風は若い選手が多いカープにとっては本当に必要なことだよな。

阪神OB鳥谷氏がグランドレベルでキャンプ視察

昨日のキャンプ中継ではカープキャンプでは珍しいシーンが映し出された。田中広輔の打撃練習をケージの横からスーツ姿で見守る人がいた。阪神OBの鳥谷さんだよな。その傍らには新井監督。カープOBならわかるけどカープにかかわったことのない解説者があそこまで近づいて視察というのは見たことがない。この辺は新井監督が阪神時代チームメイトだった縁から来るものだろう。新鮮な光景だったよな。

広輔はカープのショート、鳥谷さんは阪神のショートとしてしのぎを削ってきた仲。ライバルでもあり、同じショートでゲームに出続けてきた共通点もある。二人にしかわからないものもたくさんあるだろう。

ここ数年、打撃で苦労している広輔はかなり出番も減ってしまったけど、まだまだ老け込む歳じゃない。小園のチーム内の最大のライバルとしてまだ頑張ってほしいよな。新井監督もその辺は気にかけているところだろう。そんな広輔に刺激を与えるべく、かつての仲間である鳥谷さんに「ちょっとみていってよ」と声をかけてくれたのだろう。こうして広輔、鳥谷さん、新井監督の「三者会談」が実現した。広輔にとっても刺激になったんじゃないかねぇ??

よそを知っているからこそのメリット

こうした芸当を佐々岡前監督、その前の緒方監督ができただろうか??と考えると正直「ないかな」と思う。もちろん二人とも名選手であることは間違いないけど、どちらかといえば口数は少ない方だし、あまりよその球団の人とも交流がないだろう。浩二さんのようなオールスターの常連で顔が広かったり、野村謙二郎さんのようにオリンピックを経験し他球団の選手とも交流があるような人いるけど、他球団OBをキャンプでアテンドした監督は新井監督ならではといった感じだよな。それもこれも新井監督は一度カープを出て、他球団で主力としてプレーしたからこそできた「人脈」なんだろう。

キャンプ中継の解説をしていた金石さんもカープOBだけど、その後は日ハムの守護神として活躍した。その金石さんも「よそを知っている強み」の話をしていた。カープに入った選手にはずっとカープにいてほしいという気持ちもあるけど、将来首脳陣としてやっていくのであれば、やはり外に出て勉強して戻ってきてほしいというのは強く思うねぇ。万年Bクラスにあえいでいたころにもアタクシは昭和の黄金時代のOBが他球団のユニフォームを着て指導者になっている姿を見て、なぜこの財産を使わんのか??と何度もボヤいたことがある。慶彦さん、長嶋さん、正田さん、投手でも川口さん、清川さんなどなど。色々事情があったにせよ、最後はカープ球団の懐の深さで何とでもなるような気がしていたからね、もったいなぁと思ったもんよ。

広輔には再び輝いてほしい

話を戻そう。広輔も鳥谷さんのアドバイスというか当然、広輔自身もどこが悪いのかは把握しているとは思うし、鳥谷さんだって、三連覇時代の1番ショートに今更アドバイスする必要性も感じないだろう。ただ外の人の目から見てどうか??というのは非常に参考になるというか心強い気持ちになったんじゃないかなぁと。そして最後は恐らく「頑張れ」という言葉ももらっただろう。ぜひとも広輔には奮い立ってもらって、小園とガチのショート争いをしてほしいよな。それがチームのレベルアップにもつながるんだからな、鳥谷さんも見守ってくれるだろう。

まだキャンプは2日目。この日はルーキー3投手がブルペンに入ったり、WBC出場の栗林もブルペンに入った。ちょっと中継の都合で投手陣はまだ見ることができないんだけど、ブルペンよりは実戦で見たほうが仕上がり具合がわかるからもう少し辛抱だろう。

新井監督もこれから色んなカープOB、阪神OBが視察に来るだろう。そうした人脈を上手に使って選手に刺激を与えてくれるというのは選手にとって、特に若い選手にとってはプラスになるだろう。さて、次はどんな人がカープキャンプに来てくれるのか??新しい楽しみが増えた感じだよな(笑)。

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