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代打策ズバリ!!の逆転勝ち!!栗林は苦しみながらも監督のゲキに応えた!!やっぱりデビッドソンが打つと点が入るね

Mageちゃんの「熱視線」
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 広島の松山竜平外野手が逆転の二塁打を放ち、今季初打点を挙げた。

情報源: 【広島】代打・松山竜平、逆転の走者一掃二塁打!2点ビハインドお釣りなしで今季初打点!新井采配ズバリ

監督の仕事で一番評価が分かれる、話題になるのは「継投策」だろうねぇ。投手の代え時、左右、打者との相性、ゲーム展開の読みとね、色々な要素が詰まっているよな。やれ、「あそこで(先発を)代えんと」「なんでアイツを出さない??」などなど、野球談議をするうえでは継投策というのは一大テーマだろう。それ以外にも打順なんかも盛り上がるよな。
この日のゲームは両チームの先発が乱調。この先発の見切りや継投策、今後のゲーム展開も非常に読みづらかった。まさに「監督泣かせ」のゲームだったろう。そんな展開で百戦錬磨の岡田監督率いる阪神に対して新井采配の継投策、そして代打策ね、ズバリだったよな。こういうゲームを取っていくというのはチームの成長、そして新井監督の成長にもつながる、そんな印象が残ったゲームだったよな。

打たれだすと止まらないアンダーソンは相変わらず

難しいゲーム展開にした張本人はまさに両チームの先発投手だろう。カープ先発のアンダーソンね、まぁ一言で言えば「相変わらず」といった感じだよな。
とにかく打たれだすと止まらない。いい時は本当に全く打たせない投球をするけど、打たれ始まると瞬く間に連打を食らう。2イニングで8安打、この日阪神打線が放ったヒットが13。13の内8本が2回までに打たれている。まぁこれだけ連打を食らう投手というのは本当に珍しいよな。では、なぜアンダーソンはこれほどまでに打たれるのか??
一番の要因は全体的に球が高い。もちろんアンダーソンの持ち球で一番威力があるのは高めのストレート。これを打ち返すのは非常に難しいだろう。ただ、打ちやすい高さに来る球はプロだもん、そら、打つのよ。それと真っすぐの威力がこの日はそうでもなかった。威力が弱く高いがゆえに詰まった打球でも野手の間に落ちてしまうんだよな。ポテンヒットが多いのもそこが一番の理由だろうねぇ。
この日アンダーソンが投じた球は66球。このうち打者の膝から下に投げた球はたったの9球。この9球はすべて変化球だ。こうした配球の傾向からも阪神サイドからすれば、低目は捨てて高めに目付することになる。これ、アンダーソン攻略のためにはどこの球団もやっていることのように思うねぇ。じゃ、ないとあれだけ打たれるわけがないだろう。じゃ、アンダーソンを活かすためにはどうしたらいいのか??
一つはストライクゾーンで勝負を焦らないことだろうねぇ。例えば2回に井上を三振に取った配球は参考になるだろう。初球は高めの真っすぐ。150㌔だ。これは高めに外れてボール。その後は変化球、真っすぐは高めのボールでも打者は手を出してくる。これでカウントを稼ぎ最後は低めにスライダーが決まって空振り三振に仕留めた。ポイントは初球のボール球の真っすぐだったように思う。高めで勝負するのであれば、ボール球を投げることも大事。目線を高めにしておけば、低目がボールに見えるし、追い込まれれば手を出さざるを得ない。高めにストライクを入れようとするとストライクゾーンが非常に狭くなるし、打者も的を絞りやすい。ボール球でもファールでカウントを取れることをもっと重要視して打者を追い込むことは大事だろうねぇ。
それと低めにも真っすぐが決まるとたぶん打てないと思う。そのコントロールがアンダーソンにあるかといえば、現状ではないのだろう。そこを磨いていく必要はあるだろうねぇ。ナックルカーブもカットボールも投げられるわけで、緩急をつければ十分戦えると思う。この辺は捕手のリードもあると思うけど、アンダーソンの高めの真っすぐね、これが彼のウィニングショットなんだから、逆算して効果的に真っすぐが使えるようになるともっといい投球ができるだろうねぇ。また、ファームに行くことになるかもしれんけど、勉強してきてほしいよな。

ケムナが乱打戦のムードをシャットアウト!!

アンダーソンが阪神打線に火をつけてしまったような流れになった。2点先制もあっという間にひっくり返された。スコアは2-4。これ以上点を取られたら甲子園だし、そのままワンサイドという流れになってもおかしくなかった。その流れを食い止めたのは3回のケムナのピッチングだったように思う。非常にリズムよく12球で2三振を含む三者凡退に仕留めた。この投球がその直後の逆転劇の流れを呼び込んだように思うねぇ。
ケムナも今は残念ながらビハンドの展開での出番が多いよな。カープ投手陣の課題である中継ぎの肉付けにはケムナがリードの場面で投げられるようになると非常に大きいだろう。こういう場面での出番もしっかりこなして、首脳陣の信頼を得てね、もっともっといい場面で出番が回ってくるようにしていきたよな。ケムナ自身も目指すところはそこだろうしな、どんどん結果を積み重ねていってほしいよな。

4回で切り札投入の新井采配がズバリ!

このゲーム、阪神の敗因は何だろうと考えると恐らく先発の西純を引っ張りすぎたという声が聞こえてくるだろう。立ち上がり乱調だったけど、3回表、カープのクリーンアップを3者凡退に抑えたことで、阪神ベンチももう少し行ってみようということになったのだろう。3回裏に打席が回ってきたけど、チャンスなら代打もあり得ただろう。しかしケムナが2死ランナーなしで西純に打順が回ってきたのでそのまま打たせた。できればリードをキープして5回まではという目論見だったのだろうねぇ。そういった角度から見てもケムナの3回の投球というのは本当に大きかったと思うねぇ。
そのケムナの好投を受けての4回表、カープは続投の西純を攻め立てた。龍馬・デビッドソンの連打+坂倉四球で無死満塁。ここで満塁男??の広輔登場もセカンドフライ。2匹目のドジョウはいなかった…(笑)。
無死満塁というのは点が入らないと言われる。満塁になって最初の打者で動きがないと後続の打者にプレッシャーがかかり、案外点が入らないというもの。なので広輔の凡打でこのイニングの得点が怪しくなったのは確かだろう。ここで打順はケムナだから当然代打だろうねぇ。4回というイニングから小園当たりかなぁと思ったけど、新井監督が勝負に出た。切り札の松山を送り出した。
この場面で松山代打というのはリスクもあったと思う。内野ゴロなら確実にゲッツー。小園位の足ならゲッツー崩れの可能性も出てくる。このイニング無得点だと阪神に流れが行くだろうし、西純も乗ってきてしまう可能性も高くなる。それでも新井監督は松山で勝負に出た。勝負師だよな。結果、センターオーバー・走者一掃のツーベースで一気に逆転。見事だよな。
恐らく松山は真っすぐを狙っていたのだろう。伏線はその直前の2球目。スライダーに体が早めに反応してハーフスイングを取られた。この松山の動きを見てひょっとしたら変化球狙いと阪神バッテリーが感じたように見えた。ならば、真っすぐをもう一つ同じような高さで様子を見ようとなったところ甘く入ってきた。まぁこれを松山が見逃さなかったのと、ひょっとしたらスライダーに反応したのは餌を撒いたのかなぁと。変化球狙いと見せかけて実は甘い真っすぐを待っていた。ベテランといえど松山は真っすぐに強い。ひざ元の変化球打ちが代名詞だし、阪神バッテリーもそこに警戒していたのだと思う。それを逆手に取ったように見事に真っすぐを打ち返した。素晴らしかったよな。新井監督の代打策がズバリ当たったよな。

8回にも代打策が成功した。敵失で追加点後、広輔に送りバントを命じて成功。投手の所に代打・上本を起用をした。もちろんベンチにいるメンバーで考えたら上本は十分可能性はあったんだろうけど、堂林も残っていた。同じ右なら堂林でもよさそうなところ、送りバントをして得点圏で上本の起用は相手からすると比較的楽かなぁと感じてもおかしくないだろう。しかし新井監督は前日のゲームでもタイムリーを打っている上本を指名した。
その指名に応える形で上本はライト前にヒット。野手の正面だったので2塁ランナーは生還できなかったけど、続く菊池の内野ゴロで3点差とする7点目を奪った。栗林を少しでも楽な形でマウンドに送り出すうえでは非常に大きい1点だったと思う。この上本起用もズバリだったと思う。新井監督、冴えていたよな。

栗林、失点するも新井監督のゲキで6セーブ

3点差で9回。当然守護神・栗林の登場だ。このカード初戦では悔しいセーブ失敗。モヤモヤしたままでの登板にカープベンチもカープファンもドキドキの登板だったと思うねぇ。まぁ一番緊張していたのは栗林本人だと思うが。
先頭はサヨナラ打を打たれた中野。イヤだよな。やはりそういった気持ちが勝ってしまったのかこの中野にヒットを許した。秋山のエラーで無死3塁。続くノイジーには打ち取った打球だったけど、ライト前にポトリと落ちるタイムリー。これで失点。続く大山にもヒットを打たれて無死1,2塁。一発出れば逆転サヨナラのピンチになった。
ここで新井監督が直々にマウンドへ。「お前で打たれたら本望」とゲキを飛ばした。これね、本当に真面目な男・栗林には刺さった言葉だったんじゃないかなぁと。この新井監督の言葉は新井監督だけではなくカープベンチ、カープナイン、そしてこれまで絶対守護神を見届けてきたカープファンも同じ気持ちだろう。栗林の野球に取り組む姿勢ね、ラインをまたぐ前に帽子を取って一礼する姿はおなじみ。グランドを去る時もベンチ前でしっかり一礼。そのお辞儀の仕方からも人柄が伝わってくる。野球に真摯に取り組む姿勢はみんな見ている。その栗林が精いっぱいやって負けたのなら納得。栗林の代わりなんでいないんだからねぇ。
これで栗林も吹っ切れたのだろう。後続を断って見事にチームを勝利に導いた。一番ほっとしたのは栗林だろう。早い段階でセーブを記録してよかったよな。
ただ、栗林自身「納得」はしていないだろう。失点してしまったのは今後の課題として栗林の中では残るだろうねぇ。腰の違和感でWBCを欠場。開幕に合わせて調整してきたけど、まだ本調子ではないのだろう。まだシーズンは長い。投げながらにはなるんだろうけど、無理せず調子を上げていってほしいよな。

デビッドソンがマルチヒット!!この男が打つと点が入る

カープファンの心配の種の一つであったデビッドソンがこの日マルチヒットを記録。この2本のヒットは得点に絡んだ。これまではデビッドソンで切れる印象が強かっただけに、この2本のヒットはうれしいし、ここが打つと点が入る、そんな感じだよな。
1本目は西純のカーブをうまくためて引っ張れた。2本目は石井のやはりカーブを叩いて長打。両方とも外角低めのストライクをしっかり打てたよな。こうなると相手バッテリーの攻めも変わってくる。ボール球を見極めて、ストライクゾーンの変化球が打てるとなると配球が変わるのは当然。こうなると今後はデビッドソン主導での打席が増えてくる。相手が警戒してくれればそれだけ、甘い球も増えてくるしな、今後が楽しみな結果を出してくれたよな。

甲子園での3連戦は1勝2敗に終わった。負け越したのは残念だけど、3連敗しないでよかったし、新井監督が言うように3連敗は絶対にしないという気持ちが伝わってくるゲームだった。一つ気になったのはカープバッテリーが必要以上に阪神打線を警戒しすぎているかなぁというところ。ホームランが出にくい甲子園だからな、もっと思い切って攻めの投球をしてほしいというのはある。そういう投球をしないと1,2戦目のように序盤接戦の展開をモノにできなくなってくる。反省も多い3連戦だったよな。
警戒といえば、今日から戦うDeNA打線。こちらも必要以上に警戒し、ストライクゾーンで勝負すると火だるまになる可能性はある。今日の先発はコルニエルと今永。厳しい戦いになるとは思うけど、攻める気持ちは忘れないで欲しいよな。

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