「広島東洋カープ-読売ジャイアンツ」(20日、マツダスタジアム) 広島のマット・デビッドソン内野手が14号2ランでリードを広げた。
情報源: 広島“Gキラー”デビッドソンがバックスクリーンへ14号2ラン 巨人戦は8本目「シンプルな気持ちで」
記事は朝のうちに書いたんだけど、アップし忘れてしまってね、今、8月21日の17:00だ。ま、せっかく書いたし、継ぎ足して書いたのでお付き合いを。
前回の記事でも書いたけど新井監督 矢崎を登録抹消もこれでさらにチームの結束が強まった!!末包が矢野が躍動!!長打を捨てた野間にも注目やっぱり一発っていいもんだよな。これは本当に同じようなことを考えているカープファン同志が多いと思うけど、カープに20発打てる打者が2、3人さえいれば、アタクシはかなり強いと思っている。もちろん今の投手陣くらいのレベルがあればの話だけど。カープはどうしても若い選手の伸びしろに期待しすぎて、大事な部分の補強がおろそかになってしまう歴史をだどってきている。古くは浩二さん、衣笠さんが引退した後、右の強打者を作れなかった。それでも投手陣を前面に出して昭和の時代は戦えていた。
ようやく江藤、前田、緒方、野村、金本と20発以上打てる打者が揃ったと思ったら今度は投手陣がズタボロ。この時はドラフトでなかなかいい投手が取れなかったというのもあるけど、この辺から左投手が不足しだしていたにもかかわらず右投手ばっかり取っていたのを思い出す。江藤が巨人に、金本が阪神に移籍、前田もケガしがちということでその打線の勢いが衰えた。そこで4番に抜擢されたのが新井監督だ。その新井監督も阪神に移籍。その後は栗原が4番を打っていたけど、故障もあって成績を落とした。この後は一発は助っ人頼み。その間にタナキクマル中心のチームになり、エルドレッドという助っ人、黒田さん、新井さんの復帰なども重なって3連覇。エルドレッドが引退、バティスタ薬物、丸がFAで巨人に移籍。ざっと数えても50発くらい出ていった。ここでも一発打てる打者の補強を怠った。4番に座った誠也もメジャー移籍で4年連続Bクラス。現在に至る。そんな感じだよな。だから1試合に3発も出るなんて最近見ない(笑)。困ったもんだよな。
そんなカープだけど、昨日のゲームは一発期待で獲得したデビッドソン、誠也の後の和製大砲候補・末包、そして入団から期待されていた堂林と3発出た。この長打力に機動力や投手を中心とした守りの野球ができれば、アタクシは相当カープは強いと思っている。この巨人とのカードは適度に一発がでてね、「強さ」を感じさせてくれる勝ち方で勝ち越した。よかったよな。
デビッドソン打った瞬間から「ゴマスリ」
先発は玉村とメンデス。メンデスには前回やられているからな、リベンジを果たしたいところだった。そのメンデスにカープ打線が初回から襲い掛かった。先頭の野間が四球で出塁。2番の矢野が送りバント。個人的にはコントロールを乱しているメンデスにアウト一つ上げるのはどうかなぁというのと、最近の新井采配は早い回からの送りバントが多くなってきたように思う。この姿勢が今度どう出るかは注目しておきたいよな。
3番菊池は粘りに粘って13球目をレフト前に運んで1死1,3塁。ここで4番龍馬が犠牲フライ。1点を先制した。ただ、やはり送りバントでアウトを一つ上げたんで、初回は1点どまりかなぁと。ところが巨人キラー・デビッドソンに一発が飛び出した。バックスクリーンに飛び込む14号。打った瞬間確信したのだろう。バットを放り投げるとベンチに向かって「ゴマスリ」ポーズを披露。乗っているなぁと。このツーランは本当に大きかったし、こういう場面で一発が出るチームというのは強いなぁと思うねぇ。こういう攻撃ができるのであれば、初回から送りバントの策も悪くないと思うねぇ。
末包も2試合連発!!監督にシバかれた!?
続く2回に今度は末包にも一発が出た。こちらも2試合連続だ。調子が上がってきたよな。新井監督によると末包は今日も打ちますと宣言。まぁ宣言通りになったわけだけど、新井監督も嬉しそうだったよな。ベンチに戻って祝福を受ける末包の頭に手洗い祝福。よほどうれしかったのだろう。前日のゲームは末包の頭をナデナデしてあげていたけどな、チームにとっても先発・玉村にとっても本当に大きな4点目だったよな。
今季カープは左投手に抑え込まれているというデータがある。この巨人とのカードも初戦はエース戸郷だったけど、横川、メンデスと左をぶつけてきたし、次カードのDeNA戦も今永、濱口は間違いなく来るだろう。しかし今のカープにはデビッドソンと末包という右の大砲がいる。この辺の左投手を打って勝って行くと勢いも出てきそうだよな。期待したいし、頑張ってほしいよな。
玉村、守備のミスから失点を許す
4点のリードをもらった玉村。立ち上がりは非常に良かったように見えたけど、守備のミスから一発や連打を食らい6回を投げ切れなかった。ここは課題だろう。
4点リードの4回、打順が2巡目にまわるけど、玉村が今後勝っていくには2巡目くらいまでね、しっかり抑えていくことが重要だろうねぇ。
先頭の吉川にヒット、続く秋広の打球をショート矢野がファンブル。これで無死1,2塁で岡本だ。岡本は2球目の高めに抜けたチェンジアップを完璧にとらえた。スリーランでたちまち1点差になった。
5回に堂林のスリーランで再び4点差とした直後の6回は先頭の岡本にツーベースを打たれるも後続を打ち取り2死まできた。続く岸田の2球目はサードのファールフライ。しかしデビッドソンがベンチを気にして落球してしまった。このミスをきっかけに岸田、門脇に連続タイムリーを打たれて2点差。代打に坂本が出てきたところで交代を告げられた。いずれも味方のミスを帳消しにすることが出来ずに失点。この辺は課題だよな。また登録抹消になったけど、この辺は新井監督の戦略だろう。またチャンスがあると思うからな、頑張ってほしいよな。
プリンス・堂林が豪快なスリーラン
玉村の失点はあったけど、ゲームを決めたのはプリンス・堂林のスリーラン。カッコよかったよな。打った瞬間はセンターフライかな?といった感じだったけど、打球がグングン伸びてバックスクリーン横に突き刺さった。素晴らしかったよな。もちろん、スリーランという最高の形であることは間違いないんだけど、このイニングのチャンスは先頭の菊池が四球で歩いた。それもストレートの四球。巨人からもらったチャンスだった。しかし龍馬が走者を進めらず、デビッドソンがヒットでつなぐも坂倉が還せなかった。相手からもらったチャンスをフイにすると流れがどうしても向こうに行ってしまう。このゲーム1点差に攻めよられている展開上、流れが巨人に行くとかなり厳しくなる。その向こうに行きそうな流れを堂林が「一発」で再び引き寄せた。そういう意味では非常に価値のある一発だったし、このおかげで勝てたという形になったよな。
堂林自身、夏はあまり得意ではないそうな。それでも7月8月と一発も出て好調だよな。デビッドソンや末包といった右の大砲と並んで、堂林の好調は左投手には脅威だろうねぇ。
島内はお休み、ターリーも登録抹消
この日は玉村の後、大道が代打・坂本を見逃し三振に斬った。素晴らしい球だったよな。その後はアンダーソン、中崎、最後は栗林で巨人の反撃を断った。勝ちパの島内、ターリーを新井監督は最初から「使わない」つもりでゲームに臨んでいたようだねぇ。その気持ちに中継ぎの3投手が見事に応えた形になった。これはこれで中継ぎ陣の底上げという意味ではこの継投で勝てたのは一つ自信になるだろう。
今、この記事を書いている時にターリーが登録抹消のニュース。理由はわからないけど、恐らくリフレッシュで勝負の9月にフル回転といった流れになるだろう。左の中継ぎが薄くなるけど、アンダーソンの馬力に期待といったところかねぇ。
再び貯金10に戻した意義は大きい
最大貯金14あったカープだけど、6連敗で貯金が8まで減った。その状態で首位阪神を迎えて勝ち越し、そしてこのカードも勝ち越して貯金を再び10に戻した。アタクシはこれ、結構デカいと勝手に思っている。それはなぜか??
阪神はDeNAに勝ち越した。マジックも着々と減っている。それでもアタクシはカープの貯金が増えてくれば、阪神は後ろを見ざるを得ないと思っている。9月に入ってからカープが大型連勝なんてしようものなら、アタクシはモロさを見せてくるかなぁと思っている。このブログで何度も書いているけど、岡田監督には9月の失速という苦い経験がある。マスコミを通しては非常に余裕があるように自分を演出している印象もあるし、まだまだ2位以下の追い上げを警戒しているだろう。
正直、カープが6連敗中はズルズル行くかもと思っていた。しかし首位阪神に勝ち越した。ここからカープは息を吹き返してきた。いい野球が出来ているし、チームのムードもいい。ポポーンと貯金15くらいになると阪神がコケてくる。そんな気がしている。あくまでも貯金15に到達したらの話だけど、新井監督が勢いを作り出して選手がノッてくれば、不可能ではないだろう。9月中旬までにそんな展開なら「ひょっとしたらひょっとする」。そんな展開を期待しているよ。
個人的には3連覇の時よりも今のカープの方が見ていて楽しい。3連覇時代は夏前からしっかり2位を叩いて独走状態で勝っているだけに、こうやって優勝に向けて追いかけるカープの姿を見るのは本当に久しぶり。過去にカープはこういう展開で逆転優勝しているのが2回あるからな、2度あることは3度あるかもしれん。そういう期待感をもって夏から勝負の9月に挑めるってのはファンとして幸せだなぁと思うねぇ。明日からハマスタでDeNA戦。この時期のハマスタはいい思い出がない。誠也が守備でケガしたのもこの時期のハマスタだし、よくここで3タテ食らってシーズン終わりというシーンも何度も見てきたように思う。本当に負けられない戦いが続く。ここを勝ち抜いて今季カープが大きな成長を遂げてくれれば、向こう5年位は本当に楽しみなチームになるだろう。まずはDeNA戦をしっかり勝ち越して引き離したいよな。
コメント
おはようございます。
記事のアップ、ありがとうございました。
今日からの横浜戦、どうなるかなあ?
九里投手、大瀬良投手、床田投手、どうなりますかねえ?
ローテンションの編成や再編成、様々な戦略があるのでしょうが、まるで想像はつかず。ネット記事やコメント欄を読みながら、九里投手、大瀬良投手に勝ちを!