新井監督　矢崎を登録抹消もこれでさらにチームの結束が強まった!!末包が矢野が躍動!!長打を捨てた野間にも注目

11戦ぶり先発の広島末包昇大外野手が、3号ソロを含む2安打2打点で勝利に貢献した。2回2死一、二塁は巨人横川の浮いたフォークを捉えて右中間を破る先制二塁打。6… – 日刊スポーツ新聞社のニュースサイト、ニッカンスポーツ・コム（nikkansports.com）

情報源: 【広島】末包昇大３号ソロ含む２安打２打点「“スリーマン”で教えてもらった」新井監督ら直接指導 – プロ野球写真ニュース : 日刊スポーツ

毎週土曜日は大体家族で子供たちの好きそうなメニューで夕食なんだけど、昨日は下の坊主が柔道の合宿、町内の盆踊りがあって妻はその手伝い、娘は浴衣を着て友達と盆踊りに繰り出した。ということでアタクシはカープを見ながらひとりで夕食ということになった。おかげさまでじっくり見ることができたけど、1人飲みは酒が回るのが早い（笑）。夜8時くらいを過ぎるとだんだん寂しくなってきてね。盆踊りを覗きにいったよ（笑）。

新井監督　矢崎の登録抹消を決断

ゲーム前「矢崎登録抹消」のニュースが飛び込んできた。まぁ昨日の記事島内・矢崎が打たれて自力V復活がスルリ…4試合連続失点の守護神にカープファン界隈がざわつき始めたけど…新井監督、どうする!?でも書いたけど、今後の戦いを考えると矢崎登録抹消はタイミング的にも今しかないといった感じだし、かといって矢崎が抜けた時のブルペンをどう編成していくのか??という問題も出てくる。指揮官としてはどちらを取るのか??決断を先延ばしにすると勝負の9月を戦えないしな、新井監督も悩ましかったとは思うけど、スパっと決断してくれた。この辺の思い切りの良さも新井監督のいいところだろうねぇ。10日で戻ってこいとリフレッシュ休暇。恐らく投げてもファームで1回くらいであとは休養に当てる形になるだろう。矢崎もここまでフル回転してきたシーズンは初めてだろうし、気持ちはあっても体がついて来れないとなれば、いい結果も生まないからな、しっかり体を回復させて戻ってきてほしいよな。

森下「60年ぶり」を狙って一人で投げぬく覚悟

先発は森下。前回の巨人戦ではアタクシの目の前で完封劇をみせてくれた。。このゲームで巨人を完封すればなんと60年ぶりの巨人戦連続完封となるそうで、ゲーム前からかなり期待をしていた。しかしいざゲームが始まると立ち上がりはコントロールに苦しんでいるようだった。前回のヤクルト戦は初回に5連打浴びて慎重にもなっていただろう。1回～3回までは森下らしくない投球だったよな。しかしやはり森下は森下だ。4回、下位打線をたった5球で仕留めてリズムに乗った。そこからは「一人で投げぬく覚悟」をもって気持ちの入った投球を見せてくれたよな。
6－0で迎えた8回に岡本にスリーランを浴びた。まぁこれは打った岡本の凄味というかね、2ストライクから外に外そうとした変化球が中に入ってしまった「失投」なんだけど、それを逃さずにとらえた。普通は2ストライクから1球外してくると考えてストライクゾーンに入ってきたらカットしたりとなかなか自分のスイングができないカウント。にもかかわらず完璧な打撃を見せるんだから脱帽だよな。森下も打たれた瞬間「マジか!?」となっていたよな。まぁこの3失点で8回でマウンドを降りることになり「60年ぶり」の記録は無くなった。もう少しだったけど、巨人の伝統と意地に阻止されたような気がしたねぇ。
それでも8回まで投げて栗林に直接つなぐことができた。これは非常に大きかったしブルペンを休ませることができたわけだから、本当によく頑張ってくれたよな。

矢野が「出番」で躍動!!可能性を感じる存在感

上本が登録抹消、小園も本調子でないとなれば、いよいよ矢野の「出番」だ。この日は1番野間2番矢野の1，2番を組んできた。野間のことは後で書くけど矢野もこのスタメン、そして2番という打順で躍動した。守備では高く弾んだ打球を菊池と二人でシンクロするように高いジャンプを見せてくれたし、守備範囲の広さも見せてくれた。打撃では送りバントをしっかり決めてくれたし、5回の3得点のおぜん立てをするヒットも打った。盗塁も決めたしな、躍動感ある活躍を見せてくれた。この矢野のプレーね、ベンチもすごく盛り上がるんだよな。それに見ているファンも矢野の動きに釘付けになる。非常に可能性を感じるプレーヤーだよな。本職はショートだけど、小園との二遊間ね、可能性を非常に感じさせてくれる。上本もうかうかしてられない。楽しみにな選手が出てきたよな。

野間「長打を捨てて」しぶとい打撃

こちらも秋山の離脱でスタメンの場面が増えた野間。この日は1番打者として打線を引っ張った。4打数1安打1四球。特に3得点のきっかけになった5回のヒットはしぶとく食らいついてもぎ取ったヒットのように思えた。今季の野間はバットを非常に短く持ってね、外野の前に落とすヒットが目立つよな。そういった単打を心がけている分チャンスでもしぶとさを発揮しているように思う。
この日のTV放送の解説はOBの安倍さんだったけど、野間から「長打は捨てた」という話を聞いていたそうな。ドラ1で入団してきたけど、なかなか打撃の方がうまく行かなかった時期が長かった。守備でもドデカイのをやらかすし、ファンからの批判も多かった。今季も守備の方ではいろいろやらかすけど、打撃、ことチャンスの場面の打撃は非常に良くなっているように思う。まぁその辺の打撃に関する基本的な考え方がしっかり固まったから、しぶとい打撃に徹することができるんだろう。今後もキーになる選手になるだろう。頑張ってほしいよな。

末包先制打&うれしい一発でチームを盛り上げる

さてゲームは森下と横川の投げ合いから2回にカープが先制した。それも2死からの先制ということで1点ではあるけど、巨人サイドにはグサっと刺さった1点だったろう。2死からデビッドソンが久々のヒット。これがツーベースとなった。続く曾澤四球を選んで打席には末包だ。3球目の高めに抜けたフォーク。少しインコース寄りだけど右方向に打ち返した。まぁこの辺は逆方向の打撃をこの打席では意識していたんだろう。それを打てる球をしっかり仕留めることができたよな。
この男の飛球は飛ぶ。伸びる。やはりパワーがあるんだねぇ。ライトフェンス直撃のツーベースで先制打だ。
これに気を良くしたのか6回には堀岡からややインコース寄りの低めの真っすぐを今度は引っ張ってレフトスタンドへ。うれしい一発が飛び出した。両手を上げてガッツポーズ。それを嬉しそうに見守る首脳陣。ベンチに戻ってチームメイトとハイタッチする姿を見るとチームメイトからも愛されているのがわかる。ヒーローインタビューでは苦しい胸の内を語ってくれた。表裏ない性格というかねぇ??新井監督の若い時にどことなく似ている感じもする。これで調子を上げて「恐怖の8番打者」として一発を量産して欲しいよな。

2発がダメ押し点に。やはり一発が出ると強い

このゲームは巨人相手に先制、中押し、ダメ押しと非常にいい形で点が入り、その点差を背景に森下が好投。もうまさに「勝ちゲーム」の典型だった。これで前日のイヤな感じの負けも吹っ切れただろう。まぁそれにしてもダメ押し点が「一発」となると本当に相手の戦意を喪失させるよな。7回に飛び出したデビッドソンの一発ね、あれは巨人にとっては物凄いパンチを食らった感じになっただろう。デビッドソンは相変わらず巨人戦に強い。13本中7本だからな、原監督は顔も見たくないだろう。その後に末包にも一発。ダメのダメ押しだ。やはり一発の破壊力ね、カープには備えておきたいよな。
ダメ押し点が入った後だけど、例えば7回には2死満塁のチャンスがあったけど、曾澤が倒れて無得点。こういう攻撃が続いてなかなか点が取れないと相手に流れが行ってしまうよな。まぁなかなかヒットをつなげて点を取るというのは難しいし、残塁が増えれば増えるほど、チャンスには選手も硬くなったりするもの。しかし一発は作戦も何もない。ノープレッシャーで1点入るわけだから大きいよな。こういう戦力をしっかり持っておくことは非常に大事だろうし、このゲームに関してはデビッドソンや末包が担ってくれた。巨人の岡本のように逆境でも一発でムードを変える選手。こうした一発を打てる選手ね、こういう選手が常時スタメンにいるとまたカープは強くなるんじゃないかと思うねぇ。

矢崎抹消でチームがさらに結束

このゲーム、クローザーは栗林が務めた。2三振を含め3人でゲームを締めくくった。見事だったよな。その栗林が「矢崎さんが戻ってくるまで情けない姿は見せられない」と。本来なら栗林は矢崎の不調で守護神の座を奪い返すチャンスと考えてもおかしくないんだろうけど、そういった自分の居場所よりも大事なものを矢崎の頑張りがチームにもたらしていくれていたような気がするんだよねぇ。今、自分たちがこの位置で戦えているのは、矢崎の頑張り、島内の頑張りがあったからこそと考えている選手が沢山いるのだろう。だからこの矢崎の登録抹消はね、「矢崎のために」とチームにとってプラスの作用をもたらすような気がしている。森下だってリリーフを休ませるために一人で投げ切る気持ちを持ってくれた。先日完封した床田もそう。これが大瀬良や九里なんかも「俺も」となってくれるといいよな。野手陣も投手陣を助けるために早めに点を取っていこうという気持ちになるだろう。このゲームに限ってみると矢崎の抹消はチームを一つにする効果があったように思うねぇ。そして矢崎もしっかり休んでね、復帰後のポジションはどうなるかわからんけど、チームの勝利に貢献して欲しいよな。
もうね、首位阪神の動向なんてどうでもいい。カープは目の前のゲームをみんなで勝ち取る。この1点に集中していけば、まだまだ秋にはどうなるかわからないと思っている。相手が勝手にコケる可能性もあるし、カープだけではなくDeNAや巨人も元気づいて阪神を叩くような形になれば、変わってくるようにも思う。カープは自分たちのために前進していけばいい。本当に今季はまだ何があるかわからない。そんな期待を持たせてくれた一戦だったよ。

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