4番が決めて遠藤850日ぶりの白星!!ひっさびさのカード勝越しは反撃の狼煙か??

「広島2-1中日」(3日、マツダスタジアム) 広島が9カードぶりの勝ち越しを決めた。先発・遠藤淳志投手が2年ぶりの白星。4番・末包昇大外野手が決勝弾を放った。

情報源: 広島・遠藤が850日ぶり白星 6回2安打1失点 チームを9カードぶり勝ち越しに導く好投 坂倉が先制二塁打、4番・末包が決勝の8号ソロ

あくまでもこれはアタクシ個人の意見だけど、毎シーズンタイトル争いをするとか記録に残る選手以外は基本実力は五十歩百歩だと思っている。プロのスカウトが全国を歩き回って獲得した選手。下手くそがいるはずがない。ただ、その時々の調子だったり、時の首脳陣の目に留まったり、構想にハマる選手だったりかどうかで使われるか決まってくるし、それこそまさに「運」なんだと思う。そしてその「運」が巡ってきたときに結果が出るか否かでプロ野球選手の価値は決まっていく。
中にはその「運」すらつかめずにユニフォームを脱ぐ選手もいる。
「運」は何度かつかんだけど、なかなか結果を出せない選手、つまずく選手もいる。昨日のゲームで850日ぶりの勝利投手となった遠藤はそんな投手だった。本人も周囲も今季だめなら…という状況で「最後のチャンス(運)」が巡ってきた。今度こそこのチャンスをモノにする…そんな気持ちのこもった投球だったよな。

850日ぶりの前は522日ぶり

この日のTV解説は佐々岡前監督。投手コーチ時代から遠藤に目をかけてきた。遠藤にとっては師匠みたいなものだろう。佐々岡さんも遠藤をずっとみてきたからこそ「違い」を見抜いていた。パッと見気が付かないけど、今季から若干腕を下げたようだねぇ。確かに以前は真上から腕を振り下ろす「超本格派」だった。ゆえにハマると手が付けられない投球をするんだけど、コントロールが乱れて自滅という投球を見せて首脳陣の信頼を失ってきた。それが腕を下げたことでコントロールが安定し、腕の振りも真っすぐと変化球、同じよう振れるようになり打者は打ちづらくなってきたようだねぇ。
また、真っすぐの球速が落ちてしまい、体重移動などのフォーム修正も行った。その成果が出始めたこととこれまで先発ローテを担ってきた玉村や佐藤柳の登録抹消のタイミングがズバッとはまっての今回の先発のチャンス。これを見事にモノにしてくれたよな。

この白星は何と850日ぶりだそうな。長くブログをやっていると「遠藤」というタグで過去記事を検索してみると「遠藤522日ぶり」というタグが出てきた。見ると2022年4月に遠藤は522日ぶりの白星をあげた記事が出てきた(笑)そのシーズンはローテの一角を担い17試合に登板、4勝7敗とキャリア2番目の成績をおさめている。522日ぶりで4勝。今回は850日ぶりだから、ひょっとしたらもう少し勝てるかもしれん(笑)

遠藤よ、アタクシも「ジーンと来た」。522日ぶりの白星でさらなる飛躍を!!カープは1-0でも勝てるんです!!

笑いを堪えながら…??

この日の遠藤の投球は「完璧」といっていいだろう。真っすぐ中心の組み立てはこれまで通り。そこにカットやチェンジアップ、カーブを織り交ぜながらという内容だった。どの球種もしっかり腕が振れているので打者が合わせづらい。真っすぐかと思うと微妙に変化したり、そこを気にすると真っすぐに押される。時折投げるカーブも非常にいいアクセントになったよな。
中盤は中日打線を寄せ付けなかった。ズバズバ決まる自分の球に手ごたえを感じたのだろう。途中、思わず笑顔がポロリと出た。ピッチングが面白くて仕方ない。そんな感じだったよな。師匠の佐々岡さんも「思わず(笑顔が)出た」と目を細めながらの解説だったろうねぇ。
アタクシのブログを長年読んでくださっている方ならお分かりかと思うけど、アタクシは遠藤が若い時から「推し」の投手だった。ただ、ちょっとしたことで「カリっとくる」ところがあってそこから崩れていく。それを何度も指摘したこともある。そんな時代を知っているからこそこの遠藤の笑顔は自分の事のようにうれしくなった。遠藤本人も「この1勝に満足してはいけない」と兜の緒を締めていたけど、苦労した分これからどんどん取り返す活躍を期待したいよな。

中軸が打てば勝てる

打線は中日先発の松葉に「やはり」苦しんだ。しかし松葉の立ち上がりを見事に攻めて先制した。これはよかったよな。
ファビアンのヒットを足掛かりに坂倉が低めの難しい球を逆方向にライナーではじき返してタイムリー。いい打撃だったよな。あれは打たれた松葉も「仕方ない」と割り切れただろう。願わくばこの初回にもう1点取って松葉をもっと早めに降ろせたように感じたねぇ。
その後打線はファーストストライクを積極的に打っていくも凡打の山。驚異的なハイペースでゲームが進んでいった。6回先頭の小園も初球を打ち上げて1アウト。この辺、ちょっとマズいかなぁと思っていた矢先に飛び出したのは4番・末包の一発だ。打った瞬間といった豪快なアーチ。これで勝ち越した。見事な一発だよな。ここの所2番ファビアン、3番小園、4番末包、5番坂倉と打線が固定されつつある。一つの攻撃の形が実を結んだのが初回だったと思うし、4番に一発の可能性を秘めた打者を「固定」したことでこうした1発で決まるゲームをモノにできる。今季は大きな連敗という「犠牲」を何度も払ってきたけど、やはりある程度の打線の固定というのはチームを形作る上では本当に重要なこと。少しずつ花開いてきた感じだよな。

それと特筆したいのは「守備」。これも遠藤をはじめ投手を助けたよな。特に8回の1死1,2塁のピンチ。ブライト健太の打球は難しいバウンドのサードゴロ。これを小園がグラブを下から上に打球を吸い込むような捕球。見事なグラブさばきだった。すかさず3塁ベースを踏んで1塁送球。慌てることなく冷静にゲッツーを成立させた。
9回もあわや頭を抜けるかという打球を末包が好捕。これでゲームセット。この辺、チームが乗ってきた印象だよな。

若い投手の台頭は森下・床田の負担軽減に

夏場に来て森下がマメやったり、大瀬良の足がつったりと投手陣に「疲れ」が見え始めた今日この頃、初戦の高や3戦目の遠藤のような若い戦力が台頭してきたということは非常にいいことだよな。今、中継ぎやっている高橋昴なんかにも先発をやらせてみたいよな。今、ファームに行っている玉村やルーキーの佐藤柳も含めて若い投手にはどんどん台頭してきて欲しいし、こうした台頭によってヘバリの出ている森下だって休ませることもできる。床田も含めて左右の先発の両輪の負担も軽減できるだろう。まだまだ暑い夏は続くし、こうした若い投手の台頭はこれからの順位争いに向けて大きな戦力になってほしいよな。
これで9カードぶりにカード勝越しを決めたし、流れが変わりそうな予感もする。2位以下はみんな借金生活だし、7月の負け越しを8月取り返すことができればまだまだ戦えるだろう。若い選手たちがどんどん出てきてムードを変えていってほしいよな。

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