野球情報満載デイリースポーツ/鯉投大シャッフルで反撃じゃ 交流戦初カード勝ち越し&最下位脱出へローテ再編
情報源: 鯉投大シャッフルで反撃じゃ 交流戦初カード勝ち越し&最下位脱出へローテ再編 /デイリースポーツ online
SNSを見てっとさ、色々なご意見を拝察できる。中には「うむぅ…」と思わず唸ってしまうものもあれば、突拍子もないアイデアのものもあるし、思わず笑っちまうものもある。
野球というのは奥が深い。そして野球というのはプレイするというのももちろん楽しいんだけど、傍らであぁでもねぇ、こうでもねぇと語らうのもまたいいよな。
昔は飲み屋でそんな野球談議をやっていたけど、最近はネットの普及でその主戦場がSNSになってきた。ただ、やはり、顔が見えないだけあって、それぞれの意見に対してリスペクトしない態度やコメントをする輩もやたら多い。ここが飲み屋なら胸ぐらつかんで「外へ出やがれ!」なんてぇ言われそうなことを平気で書く。困ったもんだよな。
アタクシが球場へ行かなくなった理由の一つとしてはやはりファンの気質ってのがカープが強くなってきて変わってきた気がする。一言でいえば「巨人ファン化」「にわか阪神ファン化」している。これを赤いユニ着てやっているのが一番イヤなのよ。
巨人ファンってのはアタクシのおふくろもそうなんだけど、チャンスで打てなきゃ「こいつはいらねぇ」。ボカスカ打たれりゃ「こいつもいらねぇ」。もちろんすべての巨人ファンがそうではないけど、40年前から東京ドームや後楽園球場に通っているアタクシの感想はそんな感じ。ファンの目が非常に厳しいし全勝しなきゃ気が済まない感じ(笑)
その意味は巨人は「勝たなきゃならん、だからこいつはいらねぇ」となんでいらないのか頭の部分が省略されているんだよな。巨人軍は常に強くなきゃならん。勝って当然。だから巨人が好きなのよ。強くなるためには他球団の主力を引っ張ってきてもなんら引け目も感じてない(笑)。強くなるに当然のことなのよ。
だから、うちのおふくろに言わせると丸もいらないそうだ(笑)。打ってもちっとも喜ばない。「当然」なんだそうな。
カープ関連のSNSにはそんな言葉が一昔前に比べればずっと増えている。それと3,4年前から球場に足を運ぶと赤いユニ着ている人からもそんな言葉が喫煙所でまったりしていると耳にする。ん~感じ悪いね、この人。となる。
アタクシの飲み仲間や飲み屋さんのマスターは生粋の阪神ファンが多い。暗黒時代もずっとずっと応援してきた。カープも弱かった時代もあるし、よくどうやったらお互い強くなるのか?なんてぇのを肴に朝まで飲み明かしたこともある。
彼らはカープをディスったりしない。阪神の選手を「こいついらん」なんて言わない。むしろトレードや戦力外で他球団に行っても阪神に関わった選手を応援している阪神ファンは多い。
カープってのは昔から若手を鍛えてっていう伝統のせいか、若いうちから目をかけるファンが多いよな。阪神は「タイガース」というチームがやはり可愛くて仕方ない。でもチームを愛するという意味ではカープファンと通じるところはあると思う。巨人ファンとは分かり合えないけど阪神ファンは個人的には受け入れられると思う。まぁ人それぞれだけどね。
その阪神ファンが苦々しく思っていたのは金本や現監督の矢野、下柳、JFKが全盛のころの星野・岡田阪神時代にやはりにわかファンが急増。他球団のファンをディスったり態度が悪いのが増えてきた。「カープは阪神の2軍」なんてぇ言葉も聞こえてきたのはこの時代。金本、シーツ、新井とカープの選手が次々にタテジマに袖を通したシーンを悔しい思いで見ていた同志も多いだろう。アタクシの友人の阪神ファンは揃って「あぁいうのはにわかや」と言ってたよ。
強くなってからファンになった同志は強いカープしか知らない。と、同時に強い阪神や巨人も知らない。まぁだから上から目線になってしまうのも仕方ないといえば仕方ないけどな、やはり古いファンから見るとマナーが悪いとかリスペクトがないと感じてしまうよな。
逆に最近ファンになった同志から見れば、球場やお茶の間での選手へのヤジね。あれはあれで若い人から見れば見苦しいんだろう。イヤな思いしている投稿は結構見かけるよな。おじさま方も反省しなきゃならん。でも逆にラッパの応援がうるさいと思っているファンもいることも忘れてはいかんけどな。だからお互い様なのよ。大目にみましょうよと。
前置きがかなり長くなっちまった。(笑)そのSNSの投稿の中で話題になるのが「なぜこの選手が1軍で、あの選手はすぐにファーム落ちなのか?」という意見。まぁ平等を好む若者の意見が多いよな。
最近では野間がその標的になっているし、その前は中崎。シーズン入ってからずーっと広輔がヤリ玉に上げられているよな。まぁ広輔に関してはこのブログでずっと書いてきているんで緒方監督が田中広輔を使い続ける理由はたぶんこうだろう。割愛すけどな、よく言われるのが「中崎があんなに結果を出していないのに、アドゥワは中継ぎにまわって2試合でファーム、薮田は1試合でファーム、不公平じゃない?贔屓だ!」的な話。まぁ野間にも同じように贔屓論ってのが渦巻いているよな。
アタクシはファーム落ちってのは様々な意味がある。そしてその理由は選手によって違いがあって当然だと思う。
仮に2試合連続中継ぎで失敗したらファーム行きってのが自動的に行われていたら、Bクラスのチームは投手がいなくなっちまうよ(笑)。投手で苦しんでいたり、継投を好むチームは先発と勝ちパターンしかいなくなるよ(笑)
中崎がファーム落ちしないのは…いや、アタクシはファームで調整して「抑え」として戻ってくるか、先発転向派なんだけど、やはりベンチの思惑は中崎のこれまでの実績、抑えは厳しいが経験を買って中継ぎ起用でということだろう。結果は別として「印象」として若手の不安定な投手よりも中崎という選択なんだろうねぇ。
アドゥワは何故ファームか?
一つは疲労だと思う。先発調整して2軍で開幕。1軍の中継ぎの崩壊を救うべく中継ぎとして1軍昇格。少し投げた後は先発に。好調は長続きせず中継ぎに。そして2試合結果が出なくてファーム。この流れからすると相当アドゥワには負担がかかっていたことが想像できるよな。
幸いなことに中崎が抑えから外れて中継ぎにまわることでアドゥワが頭を冷やし、体を休め、調整する意味でファーム行きを命ずることができた。ある意味首脳陣がアドゥワを大事に使いたいという思いの表れのような気がする。それまで先発中継ぎ先発中継ぎとたらいまわしにした反省もあるだろうねぇ。リフレッシュしたアドゥワは先発で調整してまた1軍に上がってくる。ファーム行きというのはマイナス要素だけではなくてプラスに持っていくための冷却期間の意味のものもあるってことだよな。
もう一人、ファーム行きを命ぜられたのが野村だよな。
野村は3回連続で大量点を許した。もし、若手投手なら最初の大量失点でファーム行きを命ぜられるだろう。でも野村はすぐには落ちなかった。この辺は「経験」をあるからだろうねぇ。実績があるからその登板での球威やコントロールってのはある意味「その時だけ」で次回はやってくれるだろうと。まぁそれなりに年俸もらってるんだから次、ちゃんとやってもらわんと困るわな。
でも結局は仏の顔も三度まで。とうとうファーム行きを命ぜられた。アタクシはこれは「懲罰」だと思う。いや、そうされて当然とも思う。それだけローテ投手の責任は重いのよ。試合を作るのが仕事だからな。
野村は恐らく1軍に上がるハードルは高く設定されるだろう。ファームで1試合くらいじゃ上がってこれない。失った信頼の大きさというのは若手の比じゃない。ひょっとしたら今シーズンは登板がないかもしれん。余程ファームで3試合くらいいい投球をせんと信頼回復とはならんだろうねぇ。だからこのファーム行きは故障が原因じゃなければ、ある意味最後通告よ。上がってきても、また同じことをすれば、今度は一発で降格。今後は若手でとなるだろう。野村も正念場だと思うよ。
投手は投げての結果になるけど、野手はそうはいかん。もちろん打つことを期待されている選手は打てなきゃいかんけど、広輔の場合は守備と走塁でも貴重な戦力だよな。野間は外野手ということもあるし、打てなきゃ話にならん。守備は素晴らしいけど、野間がいなきゃ外野が組めないということはない。アタクシは一度ファームに行って真っ黒になって帰ってきてもいいんじゃねぇかなぁと。まぁ 野間のためを考えるとここがさらに上の選手になるかどうかのポイントなんだろうねぇ。
一言でファーム行きといっても色んな意味合いがある。故障、調整、懲罰にリフレッシュ。逆に調子が悪くても試合に出続けなきゃならん選手もいる。それが長いシーズンを戦い抜く「チーム」なのよ。記録のためみてぇな声も広輔に浴びせられているけど、そんな中、広輔は歯を食いしばってプレーしている。1番打者を打ち続けた選手が時には8番、9番打っている。精神的にも堪えていると思うよ。それでも広輔は出続けるのよ。背中を押してやるファンがいてもいいだろう?
ファンの在り方ってのはどんな形でもそのチームが好きなら立派なファン。古いも新しいもないし、球場に行く行かないもないのよ。それでファンの優劣をつける資格は誰にもない。アタクシはそう思うんだけどねぇ。
さぁて、今日から交流戦11位のロッテと12位のカープ。最下位攻防戦、逆天王山だよな。ロッテ戦ってのはあまりいいイメージがない。21点取られた試合をマリンスタジアムで見た経験もある。アタクシにとってはとても気が重い相手なんだよな(笑)。
今日の先発は九里。あまり細かいことを考えずに投げ込んだ方がいい結果がでるんだから、いけるところまで飛ばしたらいいのよ。対するは涌井。去年はやられているよな。岸を攻略したように涌井にも打線がどれだけ本来の投球をさせないかがカギだろうねぇ。とにかく交流戦残り7試合。7連勝すれば勝ち越しよ。連勝ができるチームだからな、ここらで目を覚ましてほしいよな。
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