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交流戦最下位で感じる「緒方カープの曲がり角」

Mageちゃんが斬る!
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広島は0-0で突入した延長10回に9失点というショッキングな展開で3連敗となり、1試合を残して交流戦最下位が決まった。緒方孝市監督(50)の談話は以下の通り。… – 日刊スポーツ新聞社のニュースサイト、ニッカンスポーツ・コム(nikkansports.com)

情報源: 緒方監督、交流戦最下位確定「そういう結果、内容」 – プロ野球 : 日刊スポーツ

延長10回表のマウンドに菊池保が上がった瞬間、恐らくだけど球場もお茶の間も「え~!?」となったろう。

試合はこの時点で決着したといってもいいだろうねぇ。

これ、打たれた菊池保が悪いのではい。菊池保を起用したベンチがおかしいのよ。

同志の皆様方は延長10回のマウンドに誰が来ると思いましたか?一岡?島内?遠藤?中村恭?まぁ誰でもいいのよ(笑)菊池保以外なら誰でもいいのよ。みんなそれなりに結果を出してくれているからな。

つまりこの場面で一番選択肢としてあり得ない投手が出てきたということだよな。0-0の延長戦。これまでジョンソン、レグナルト、フランスワと0でつないできたチームメイトに報いるためにやはりこの時点で一番いい投手を出すべきなのよ。ホームゲームならなおさら。それでやられれば仕方ないのよ。

恐らくだけど、可能性があるとすれば10回に投げる予定の投手が思っていた以上にブルペンで悪かったりアクシデントがあった可能性。なのですぐに投げられる菊池保にお鉢が回ったというのは考えられる。でもマスコミにはそんな報道は現時点でない。

ホームゲームなのでいい投手から投げさせる。ここなら一岡なんだよな。別に連投もしていないし、解せない。一岡だって島内だって、遠藤だって前日は投げているけどその前は投げていないから3連投にはならない。連敗だって止めたいし、3タテだって阻止したいよな。なのに菊池保なのよ。

打順の巡り合わせを考えたのかもしれん。確か10回は8番からかな?4番の吉田も引っ込んでいるし、菊池保で大丈夫と「舐めた」のかもしれん。10回は菊池でしのいでそのあと一岡2イニングもありと考えていたのかも。

ってか結局遠藤や、島内は信用されていないということかね(笑)。まぁ実績からすればパリーグ出身でもある菊池保という選択にいたったんだろうけど、「違うなぁ」と。

選手というのは自分の出番ってのは、特にリリーフはある程度想定してブルペンで待っている。そこにハマると気合十分、しっかり仕事してくれてるけど、そうでない場面でお声がかかるとやはり心技体のバランスが崩れる。おそらく10回に自分がマウンドに立つというのは想定しなかったんだろうねぇ。選手が考えている場面で起用する。これは監督のセンスなのよ。

守備もそう。何点取られようが外野はバックホーム体制。その頭をどんどん超えられた。このイニングの外野の走行距離はかなりのもんよ。

何点取られようが菊池保を代えなかった。これもどうかと思う。懲罰のつもりか?その前に1点を守るためにやらなきゃならんことは沢山あったはず。さらにその前にサヨナラのチャンスがあったけど、あの場面でもやらなきゃいかんことはベンチに沢山あったはずなのよ。

パリーグのリリーフ投手の交代というのは先発を引っ張る分、早いよな。セリーグより早い。これは「攻めの継投」なんだろうねぇ。セリーグでもパ出身の監督さんは攻めの継投をする。その代表格がノムさんだよな。まぁあとはラミレス監督も早い。これは独自のデータ解析からくるものだろう。

セリーグの継投はどちらかというと1イニングを任せられるのかがリリーフの条件。まぁこれは先発投手が打順の巡り合わせでパリーグに比べて打者一巡位早く降りるケースが多い。先発を引っ張るパリーグはリリーフ投手の頭数に余裕が出る傾向があるからてっのもあると思うけどな。

10回表、先頭にツーベース。延長なんだからここで相手が左なら左投手とか、ストレートで押せる投手とかスパッとこの時点で代える継投策というのはカープは絶対にない。ないけど逆の立場でこれをやられると抑え込まれてしまう。一昨年のCSではラミレス監督の一人一殺の継投策に抑え込まれたのは記憶に新しいよな。

継投策にしても何が何でも守るんだ。1点は取られたけど2点目は絶対にやらない。そういうベンチの姿勢が感じられない。ヤクルトに延長で12点取られた試合もそう。「次は絶対にやらない」という姿勢ではなく。「ダメか…」で固まっている。何度同じことをやらかすんだと思うわけよ。

サヨナラ勝ちのチャンス、あったよな。

9回裏の1死1.3塁の場面で打者は今、最も頼りになる會澤。

疑問なのはここでベンチの「策」はなかったんだろうか?

ごめんなさい、この場面だけは席を外して見ていなかったんでごめんなさいなんだけど、1死1,3塁、1点取られたら終わりの場面なら、ギャンブルスタートに備えるのとゲッツーで終わらせる両方に対応できるように内野は中間守備だったと思う。

この守備体系を崩すのがまず先にやるべきことだろうねぇ。

この辺は昭和カープならやるだろうけど、まずは打者へのサインを長めにする。打者が理解してももう一度のサインを出して、「スクイズもあるよ」と臭わす。

すると恐らくスクイズに対応するためにファースト、サードは中間守備でも早めに前に出ようとする。その動きを見極めて1塁ランナーの誠也が盗塁。

まぁ細かい演技をせんでも、パリーグのチームなら初球、または2球目で走ってくるだろう。だって1塁ランナーが2塁に行こうが構わんのよ。3塁ランナーを返さなければいいんだからな。

仮に2,3塁になれば會澤は敬遠。満塁策をとるだろうねぇ。

満塁ならゲッツー取りやすい反面、怖いのは押し出しだよな。当然、投手はストライクを取りに来る。きわどいところには投げられない。そこを長野のカオで仕留めるか押し出しを誘う。そういうシナリオはアタクシだけじゃなく野球経験者なら大体考えつくよな。

それを會澤は初球から打っていった。打った會澤は責められない。要は「積極的に行け」ってのがベンチの意向なんだから。

結局こういう場面でどういう攻撃の姿勢を見せていくかっていう日常の積み重ねなのよ。この辺はいいたかないけど琢朗さんや河田さんがコーチだったら徹底していたと思う。この辺ていうのが、疎かになっているんだよな。きっとさ。

ショートゴロだからギャンブルスタートという声も聞こえてこよう。アタクシはその場面を見ていないのでショートの守備位置、打球の速さでスタートを切るかってのはなんとも判断しづらいんだけど、行ってもいい気もするよな。点を取ったら終わりなんだから。

もちろんスクイズという手もあったろう。ダブルスチールってのも若いオリックスの内野陣なら行けたかもしれん。様々な点の取り方ってのを想定できるよな。

でも、それができんかった。ここよ、ここなのよ。

アタクシはこの辺、「緒方野球が曲がり角に来ている」そんな印象を持った。もっと言えば、緒方監督が色んなものを抱えすぎているような気がしてならん。

もちろん緒方監督の性格もあろう。頑固なところもあるし、一度決めたことをなかなか曲げない。いい時はそれでいいんだけど、柔軟性に欠けているので、うまくいかなくなるとどうしても立ち止まってしまう。それを助言したり、手一杯な部分をサポートする人材もいない。ある意味、監督に丸投げの印象すらある。だからヘッドコーチや打撃コーチは「打て」「バント」しかない。これまではタナキクマルが並んでこの3人の野球センスでランエンドヒットを決めたりやっていたけど、とてもコーチのサインとは思えん。

琢朗コーチが去り河田コーチが去り、黒田さんが去り、新井さんが去り、丸も去った。「野球」を知っている人材がどんどん減っている。進言せずとも行動で緒方監督をサポートして来た人材がいなくなっている。

代打、代走も監督の一声を待つだけ。コーチ陣が進言していると思えない。8回の無死でバティスタがヒットで出ても、2塁に行くまで代走を出さんかった。塁に出た時点で即代走なら相手投手に与えるプレッシャーはより増していただろう。2塁に行ってから代走なんて、ぼんやりして忘れていたんだろうに。それを取り巻きのコーチたちはなんも言わん。これって監督の指示待ちってのが浮き彫りになってるよな。

投手コーチはやはりリリーフの挟みどころや代えどころってのはわかっている。できるピッチングコーチは監督が交代を告げる前に監督「代えます」といってベンチを出る。そこまでの権限を投手コーチに与えることは必要だと思う。外野手出身の監督に投手の何がわかるかっての。本来なら投手コーチが投手部門の全責任を負うべきだと思うわけよ。おそらく菊池保を打たれても変えなかったってのはその辺は全権、緒方監督が握っているって証拠なのよ。

結局緒方監督がそこまでやり切れていないのが現状だろう。勝っているときならまだしも、チーム状態が悪い時にはそういう体制ってのは身動きできなくなる。緒方監督が固まる要因てのはそこなんだと思うわけよ。

じゃぁどうするか?って話だけど、ここまで書いたことが全て当たっているのなら、役割分担をしっかりすること。権限をしっかり分けることだろう。投手に関しては佐々岡コーチが試合の流れを読んでリリーフの人選、起用法、代え時の判断を任せること。作戦面は高コーチが監督に色んな選択肢を提案すること。打線の組み方、代打の出す順番は打撃コーチに提案させる。決断は緒方監督が下す。たぶん、巨人以外のチームはみんなやっていると思うけどな。3連覇の監督っていう肩書が組織の風通しを悪くしているんだろうねぇ。だからアタクシは「緒方カープの曲がり角」という表現をしてみたわけよ。

あれだけ負けていてもセリーグでは2位だし、3位との差も余裕がある。首位巨人だって手の届かない位置にいるわけでもない。ただ、今後も交流戦のような戦い方なら優勝どころかCSも厳しいだろう。ここらでどうやって立て直すかは監督の腕の見せどころよ。

選手も自信と誇りを失っているんだろうねぇ。申し訳ないけど、オリックスはこれまで金で集めた選手をほとんど放出して若手育成に切り替えたせいで知っている選手が吉田正と田嶋、それとディクソンくらいしかいなかった。T岡田もいなかった。それだもんしょうがねぇ、パリーグ最下位のチームだよな。

片やセリーグ3連覇。交流戦前にはぶっちぎりで首位だったカープ。本来ならば、試合をする前から勝負あったくらいの貫禄があってもおかしくないのよ。決して相手をなめきっているってことではなくで見下して野球をやらなきゃいかんと思う。

ある意味交流戦に強いソフトバンクのように故障者がいようが、パリーグ首位でなかろうが、俺らは交流戦は強いんだ、去年の日本一のチームだってので野球をやっている。セのチームを見下してやっているのよ。

カープだってそのくらいやっていいと思うし、そういうつもりでね、ある意味3連覇のプライドを前面に出して野球やってもいいと思う。そうすれば相手が勝手にビビるのよ。パリーグ5位6位との6連戦、そういう立ち位置で野球をやるべきなのよ。

まぁそれができていないわけだからチームの状態はそれどころではねぇんだろうねぇ。計算している選手が働かなくなると、もうお手上げってんじゃぁ、お先真っ暗よ。今までのやり方を変えることで膠着したチーム状態を上向けてほしいよな。

今日は交流戦最終戦の楽天戦。最後くらい勝ちてぇよな。

怖いのはリーグ再開直後のハマスタ3連戦。ここね、特に初戦は絶対に勝ちたい。これで初戦落とすと交流戦を引きずるムードに陥ってしまうと思う。そうなると取り返しがつかない展開になりそうなんだよな。

さぁ 緒方監督、もう少し身軽になろう。腹心達を信じよう。任せよう。そして監督はゲーム全体を見渡して采配すればいい。緒方カープは曲がり角に来た。間違いなく来た。ここからは長い上り坂が続くかもしれん。そしたら重い荷物は手分けして持とうや。ここからは分かれ道が続くかもしれん。そしたらどっちに行くか道案内をしてくれる人に頼ろうや。みんなの力で乗り越えようや。これからの曲がり角の先、4連覇、日本一を向かう道はね。

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