広島のドラフト2位・宇草孔基外野手(22)=法大=が8日、廿日市市の大野練習場での新人合同自主トレ初日に参加した。ひときわ大きい声が目立った元気印は、一日も無駄にしないよう“無休”で戦い抜く姿勢を示した。 足を使って投げるというルーティンを全うしながらキャッチボールをするなど、終始笑顔で行った全体練習。その後の個別練習では、マシンを相手にフォームを確認しながら一球一球、黙々とバットを振り続けた。初日は合同練習を含めて約5時間、汗を流した。
情報源: ドラ2・宇草 無休で戦い抜く「0ではなく、1でもやることは大事」
年が明けて最初に飛び込んでくるのが、昨秋ドラフトで指名された選手の入寮の話題。毎年初々しい若鯉たちが緊張した面持ちで入寮するシーンを見ると「がんばれよ!」と自分の息子を見るかのような気持ちになる。歳かねぇ(笑)。
佐々木や奥川と言った高校生の大物ではなくカープは森下という、恐らくこの年のアマNO.1投手を一本釣りで来た。佐々岡監督も希望していたそうだから、森下を獲れただけでもこのドラフトは成功と言っていいだろう。
森下を見ていると将来プロで活躍する絵が容易に想像できる。なかなかこういうルーキーはいないよ。普通に開幕ローテで投げてね、ポストシーズンでも活躍する姿も浮かぶ。サムライジャパンのユニフォーム姿も想像できる。本当にいい投手を獲ったよな。
素材のいい高校生投手も獲れたけど、個人的には4位指名の韮澤に注目していきたい。
4位ながらも11球団から指名の通達があった。U18W杯の3番打者。もっと評価は高くてもよかっただろう。まぁ体がそれほど大きくないってのはあるんだけど、バッティング技術に関してはいいものを持っているよな。
そう思わせたのはU18W杯で10安打を放ったこと。この大会は木製バットが使用されている。夏場まで金属バットをブンブン振り回していた高校球児にとって木製バットというのは案外、高いカベなんだよな。
高校生野手で入団した選手で一気に結果が出なくなるもの木製バットに順応できなかったっていうのが結構多い。そういう中できちんと結果を出してきたってのは非凡なものを持っている証だろう。小園との将来の二遊間ってのも十分あり得るよな。
ドラフト会議が終わって、指名選手の動画を色々見たんだけど、案外化けそうなのが2位の宇草。なんでも大学に入ってから3センチも身長が伸びたんだってな。アタクシなんか中二で止まっちまっただけにうらやましい限りよ。
この選手は赤松さんの背番号を受け継いだように足が自慢。加えて大型外野手。打撃もいいものを持っているし、何しろスケールの大きさがプレーの端々から伝わってくる。こら、将来凄い選手になるかもしれん。
肩も悪くはないんだろうけど、精度という部分においては粗削りな部分もある。まぁ法大の先輩である廣瀬コーチにこの辺はキャンプでみっちり鍛えられるだろう。
まだ完成されている印象はなく、プロに入ってもどんどん伸びる選手になりそうだよな。
まだまだレギュラーを獲れるとまでは言い難いけど、2,3年のうちに間違いなく1軍に定着する選手だろう。
同じようなタイプで野間がいる。まぁアタクシが監督やヘッドコーチならこの二人を同時に1軍というのはタイプが似すぎていてあり得ない。当面の間は野間との1軍の椅子争いということになるかねぇ。
宇草に期待しているのはやはりスケールの大きい選手になる素材であること。イメージで言えばソフトバンクの柳田のように打っても走っても守ってもファンの度肝を抜くようなね、そんな選手になってほしいもんよ。
誠也は恐らくカープで終わる選手ではないだろう。当然、誠也の後をどうするかというのがカープの課題にもなる。
一番いいのは誠也の後釜を任せられる4番候補の出現だろうけど、まぁそらなかなかうまくいかんだろう。
来期のドラフトは恐らく右の長打を打てるような選手の指名もあることだろうけど、この宇草も順調に成長して「ポスト誠也」を担えるような選手に成長してもらいたい。そんな思いでこの宇草に目を付けたよ。
もちろんプロの世界は厳しいし、結果を求めて自分の長所を封印することになったり、打撃フォームを変えたりと試行錯誤することだろう。性格は前向きのようだしな、その辺「プロの壁」に潰されるような選手ではないだろう。期待してみたいよな。
カープの外野争いというのは12球団で1,2を争う激戦区。ここを切り抜けるのは大変だよな。それでもこの宇草という選手はそれを潜りぬけてこれるポテンシャルを持っていると思う。
今季の開幕メンバーがどうなるか?楽しみだよな。
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