プロ野球の12球団監督会議が22日、都内のホテルで行われた。広島の佐々岡真司監督(52)は監督として初参加。会議終了後、打倒・巨人への思いを新たにした。V奪回を目指す今季は、王者巨人を倒さなければ道は開けない。昨季までの対戦は5年連続で勝ち越し中。その数字を6年連続に伸ばし、栄光へと突き進む。 全12球団の監督が一堂に会する会議に、佐々岡監督は指揮官として初めて参加した。開始前には他11球団の監督と握手を交わし、あいさつした。就任1年目。静かに闘志を燃やした。
情報源: 広島・佐々岡監督、6年連続G戦勝ち越す 原監督とエール交換もV奪回へ譲らん!
いよいよキャンプインまであと1週間。昨季はBクラスに終わり、ここ数年ではかなり長いシーズンオフに感じた同志も多いだろうねぇ。
まぁ個人的にはポストシーズンで疎かになっていた秋季キャンプを久々に充実したものにできたってのはプラスに考えたい。その影響もあって1軍キャンプ抜擢メンバーが結構いる。楽しみなキャンプになりそうだよな。
キャンプの話題に関しては今日は置いといて、昨日12球団の監督会議があったそうで、ある意味佐々岡監督の今季の初仕事。どうだろう?監督、緊張したかな?巨人・原監督とも握手を交わしたそうな。
昨季の覇者、巨人はカープにまた大きく負け越した。当然、連覇を狙うには目の上のたんこぶであるカープをやっつけることは念頭にあるだろう。
カープもV奪回するためには当然前年覇者巨人を倒すというのが必須だよな。今季もこの対戦は非常に注目だよな。
では、今季のカープ、巨人に対して6年連続勝ち越しができるのか?
個人的には今季は「危ない」とみる。それはなぜか?
理由は二つ。一つは昨シーズンの「終わり方」。
まぁ「終わり方」というよりはシーズン後半の対戦成績を見れば引用記事にあるように負け越している。これが巨人の優勝という勢いの影響なのか?それとも対カープに対しての苦手意識を払しょくできたのか?と言われればアタクシは前者だと思う。
4年連続カープ戦負け越しの負の遺産を引きずりながらも名将原監督で打開を図った巨人。蓋を開けたらシーズン前半はこれまでの対戦成績を物語るようにカープにやられっぱなしだった。
久々にカープと退治した原監督も自軍のカープに対する苦手意識とやはり3連覇しているチームの強さと両方感じただろうし、この状況を打開するために様々な手を打った。
結局昨季も負け越して5年連続負け越しとなったわけだけど、シーズン後半は大事な直接対決を制してリーグ優勝した。大事なところでエース大瀬良から大量得点したり、粘るカープを振りっ切ったりして引き離しに成功したよな。
確かにリーグ優勝の勢いはあったにせよ、この「実績」というのが巨人の選手たちにとって「自信」に変った可能性もある。ここ数年悩まされていた「赤ヘル恐怖症」からの脱却のきっかけとしてとらえられるとちょっと厄介かなぁと。ポイントの一つはこれよ。
まぁそれを以前のような恐怖症を呼び起こすことがカープにできるか?まぁこれは今季の最初の顔合わせで答えが出るとは思う。
日程を見ると4月3日~4月5日に地元で3連戦がある。この結果ってのが結構今季を占うポイントになりそうだな。
この日、アタクシは余程のことがない限りは広島にいる。チケット取れれば行くけど、取れなければカープ鳥でこの対戦を見守ろうと思っているよ。
もう一つの理由はカープの後ろの投手陣。ブルペンの状況。これがどうなるのかってのが現段階で見えてこない。これもポイントかなぁと思うんだよな。
連覇中の勝利の方程式は抑えの中崎が安定して、その前に助っ人投手陣、フランスワであったりジャクソンがいた。んで、その前に一岡、今村、ヘーゲンスと顔ぶれがかわってもある程度確率されていたし、この継投に入れば勝てた。
しかし今季はどうだろう?中崎はキャンプでダッシュを再開するというから開幕は間に合いそうもないし、試合に出られたとしてもかつてのような投球ができるかと言えば未知数だよな。
抑え候補には新助っ人のDJジョンソンとスコットのどちらかが抑えでその前ににフランスワが絡む形になりそうだよな。一岡も状態がどうなのかってのも気になる。岡田も中継ぎ転向だけど、あの馬力のある球を試合終盤の緊迫した場面で投げ込めるかと言えば、個人的には不安で不安で仕方ない(笑)。実績のある今村の復活や中村恭やヤッさんあたりが安定してくれれば光も見えようが。
そんな感じだからな、本当に開幕してみないとカープがどういうリレーでゲームを支配していくのか本当に未知数ってのは久しぶりなんだよな。
で、ここが安定していないとやはり昨季のシーズン後半のように白星を取るのに相当苦労するだろうねぇ。特に打撃の強いチームに関してはモロに対戦成績に影響してくる。
例えば投手陣はメロメロだけど打線がスゴイヤクルトには13勝12敗とほぼ五分五分だった。シーズン前半はカープ先発陣が早々にヤクルト打線にやられて大量リードを許す試合が多かったけど、シーズン終盤は「競り負け」て落とすケースが目立った。負け越した阪神やDeNAはブルペンの差がモロに出ているよな。
こうしてみるとやはり試合後半のブルペンのレベルによっては試合開始からゲームを支配されてしまう傾向にあった。9月の失速の原因はまさしくここなのよ。
そうなると各チームは対カープとの戦いにおいて試合前半で先発を叩けば勝てる確率がかなり高くなる。仮に負けていても2,3点差ならあきらめる点差ではないという、妙な安心感と粘りを生む可能性が出てくる。
粘りと言えばカープの真骨頂。でもその粘りを発揮するには中継ぎ陣の踏ん張りが不可欠だよな。打線が粘って点差を詰めても肝心の投手が引き離されてしまっては戦意喪失。つまりカープも持ち味を発揮できない展開になるケースが多くなる。
特に巨人打線はかなり強力ではある。先発陣に不安があるけど、それならなおさら攻撃を前面に押し出して、ある意味試合を前半で決めるくらいのプランを立ててくるだろう。
もし、巨人がこういう闘いでカープを下すことができるようになると完全に「苦手意識」はぶっ飛ぶだろうねぇ。それが怖いし、そういう展開になる要素は現時点では沢山ありすぎる。
もちろん、首脳陣はキャンプオープン戦を見据えながらブルペンを構築していくだろう。今からあぁだこうだ言っても仕方ない部分もある。
ただ、抑え候補のDJジョンソンやスコットは奪三振率だけみれば抑え候補となるけど、四球の多さやこれまでの防御率を見ると果たして「守護神」の役割が担えるかとなればやはり不安だよな。もちろん日本来て成長する助っ人もたくさんいるし、アメリカでの成績があてにならない、日本にフィットする選手もたくさんいる。
でも、「コイツがいれば」という存在が今のところゼロ。フランスワだって抑えにまわって一発浴びる場面が目立った。決して鉄板ではないのよ。小心者のアタクシとしては大きな不安材料よ。ここを巨人に限らず他球団がついてくるとすれば、かなり苦しいシーズンになるだろうねぇ。
まぁその辺は投手出身の佐々岡監督の腕の見せ所だよな。逆にブルペンがしっかりして、最初の対戦でしっかり巨人を撃破できれば、6年連続巨人戦勝ち越しも見えてくるだろう。そんなことに注目しながらキャンプ、オープン戦見ていきたいよな。
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