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長野の笑顔、白い歯の輝きから感じる「今季から本当にカープの一員」としての決意

2020年キャンプ
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 「広島春季キャンプ」(13日、沖縄) 広島の沖縄2次キャンプが13日、スタートし、1軍に合流した長野久義外野手(35)が早速、存在感を示した。フリー打撃でドラフト1位の森下暢仁投手(22)=明大=から安打性の打球を4本放つなど快音を響かせ、貫禄を見せつけた。実戦守備のメニューでは左翼の守備にも就いて順調な調整ぶりを示したベテラン。し烈な外野手争いを勝ち抜くためアピールを続けていく。

情報源: 広島・長野1軍合流即!貫禄ドラ1撃ち 森下から8スイングで4安打

今季のキャンプは天候にも恵まれて、非常にいいキャンプができているよな。

いよいよ実戦中心の2次キャンプが始まった。沖縄で調整してきた菊池、長野も加わって2020年のカープの全貌が明らかになってくる。楽しみだよな。

菊池も順調のようだねぇ?ポスティングでのメジャー移籍を断念、カープと4年契約を結んだ。これまでカープの為だけではなく、プレミア12でもジャパンの中心的選手として心身ともにすべてを使い果たした2019年の疲れを取りながら温暖な沖縄での調整。仕上がり具合もいいようだねぇ。

それほどの選手だから調整も完全に任された。若い選手に交じってのキャンプというのもまた、菊池にとってはいい刺激になったんじゃねぇかねぇ?2次キャンプも恐らく若手を中心に実戦練習やゲームということになるだろう。セカンドを脅かす存在は今のカープにはいないわけで、いわばここだけ無風状態。なのでじっくりと開幕に合わせて調整すればいいだろうねぇ。

長野の状態が非常にいいという報道が続いているよな。昨年は「スロースターター」の印象でカープ首脳陣も「そのうちよくなるだろう」なんて遠慮がちに長野を見守ってきたものの、結局ゲームにしっかり出始めたのは9月に入ってから。

長野加入で色めき立ったカープファンも拍子抜けといった感じだったし、何よりも長野自身が今までとは全く違うシーズンを経験した。この反省に立って、今季はすでに体は出来ている感じだよな。今季はやってくれそうな予感がするよ。

とは言っても長野にとって昨シーズンは本当に戸惑いの1年といった感じだったろうねぇ。ある意味、少し気の毒だったようにも思う。

丸がFAで巨人に移籍。その人的補償のプロテクトリストに長野は漏れた。それを果敢にカープが取りに行ったよな。

人的補償リストが出される前に、鈴木本部長が「高年俸の選手でも漏れていれば行く」と宣言していたのが現実となった。痛快だったよ(笑)

この辺はどうだろう?巨人フロントがカープフロントを誤解していたんだろうねぇ。「どうせカープは高年俸やベテランに行かんだろう」と若手と投手をプロテクトした。まぁ長野はある意味、犠牲者だよな。

これまで他球団の中心や実績のある選手には見向きもしなかったカープが長野を獲った。そら、ファンもそうだけど、アタクシも色めき立った一人よ。球場での長野に向けられた歓迎の大声援がそれをうかがわせてくれたよな。

しかしながら、張本人の長野は戸惑っただろうねぇ。

入団してからも調整は長野に任せた感じだった。キャンプでも独自メニューで調整していた。というよりは首脳陣が遠慮していた印象もあったよな。

打撃の調子も上がらず、ポジションもライトには誠也がいるし、センターは空いてはいたけど、緒方監督のイメージするセンター像に長野は当てはまらなかったのだろう。不慣れなレフトの守備に就くのがほとんどだった。

これはある意味、必ずしもカープが長野が欲しくて、長野が入ればウィークポイントが埋まる、長野ならカープにフィットするという観点で長野を指名したわけではなかったということが浮き彫りになったよな。

もちろん実績のある選手だし、カープにはいないタイプの選手。経験も豊富。間違いなく戦力になる。それが獲得理由の核心だとは思う。

でも、それだけではなく巨人に対してのメッセージも込められていたように思う。

「今までのカープとは違うよ」と。

人的補償で一岡や引退したけど赤松さんも当時は期待の若手、ポスト赤星と期待されていたほどで年俸の安い若手を指名する傾向があったよな。それはもちろん高年俸の選手をとる財力の問題と生え抜き若手を鍛えていくというチーム方針からくるもの。それは自他ともに認めるカープの経営方針だよな。

ここからはあくまでアタクシの推測の域を出ないけど、恐らくだけど、2013年大竹の人的補償で巨人から出されたリストには結構高年俸選手が抜けていたのではないかと思う。当時のカープはその高年俸選手を獲り行かなかった。というよりは獲りに行けなかった。結果、一岡を指名。でもこれは一岡にとってもカープにとってもいい結果になったよな。ただ、リストを見たカープ球団首脳は「舐められた」という感情をもったのかもしれん。それはある意味、屈辱だったのかもしれん。

その時以来、カープフロントの中で「次、中心選手を獲ったら、こっちも獲り返すよ」という想いを温めていたのかもしれん。だから今回の長野獲得にはカープの意地と抵抗のようなもを感じたんだよな。

たぶん、だけどそれはカープ首脳陣も長野自身にもその辺の微妙な空気が色んな意味で「遠慮」というものつながっていったようにも思う。

そしてカープも首脳陣、選手、そしてファンもね、長野に対して非常にハードルの高いものを期待し、押し付けてしまったような気がする。

「丸の穴」として「打撃」「守備」、そして経験から来るチームリーダー的な役割、若手の手本と丸の役割だけではなく、新井さんや黒田さんのような「精神的支柱」といった役割も長野に期待してしまったように思う。

何かのインタビュー記事で見たけど、長野自身もそれを肌で感じたそうな。でも長野自身「そこまでの選手ではない」し、期待されるのはうれしいけどやはり重たい」といったニュアンスのコメントをしていた。その辺を見るとやはり昨季は「やりづらい」1年だったんだろうねぇ。でも、これについては長野を責めることはできないよな。

1年経って、長野もカープの水に慣れた。地元のバラエティ番組にもちょくちょく出てるみたいじゃねぇか(笑)

チームは一度Bクラスに転落、チームの作り直しを迫られている。監督も変わった。色んな意味で今季気持ちを新たにスタートできる環境は整っているよな。

長野自身も昨年重く感じた「期待」「遠慮」「戸惑い」とった邪念も年が変わり振り払えただろう。昨季の反省も踏まえ、調整を任されながらも、昨季の同時期とは見違えるような状態だそうな。1年かかってようやく「カープの一員として」という気持ちに整理がつき野球に専念できる。今季はカープの為にという決意をね、笑顔からこぼれる白い歯の輝きがそんな想いを発しているように見えるよ(笑)。

今季の長野には期待していいと思う。

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