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カープはなぜ地元でこんなに弱くなっちまったのか?浮上のカギは先発陣の踏ん張り??

V奪回のキーマン
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広島九里亜蓮投手が阪神3連戦の初戦に先発する。今季チームは火曜日に2戦2敗。週の始まりで波に乗れず、苦しい戦いを強いられている。前回14日巨人戦で今季初めてカ… – 日刊スポーツ新聞社のニュースサイト、ニッカンスポーツ・コム(nikkansports.com)

情報源: 広島九里が阪神3連戦の初戦先発「自分の投球を」 – プロ野球写真ニュース : 日刊スポーツ

開幕して1か月。24試合を消化して9勝13敗2分けで5位。この位置ってのはなんとなく見慣れた風景。妙に落ち着く(笑)。

セリーグでは唯一二ケタ勝っていない。とにかく勝ちきれない。勝つときは打線が爆発して2,3日分点を取る。しかし相手投手がいいとどうしても接戦に。中盤以降粘れずに「勝ちきれない」。

アタクシが開幕前にカープを5位予想にしていたのは、まさにこういった試合が増えるだろうという予測があったから。まぁ予測が当たってもカープが5位ならちっともうれしくねえけどな。

日曜日のヤクルト戦で「勝ちきれない」ブルペン陣という典型的な展開だったよな。抑えについては劇的に変化をつけるのであれば、中継ぎ陣の横滑りではなく、先発からの抑え抜擢。これしかないと思うけど、あくまでも佐々岡監督はブルペン陣の復調を待つ方向に舵を切っている。この辺はやはり投手出身の監督だなぁと感じるよな。

しかしこの不調というのは本当に投手陣の不安定さだけが要因なのか?

実はもう一つ気になっていることがある。それは「地元でめちゃくちゃ弱い」ってこと。3連覇中のカープは地元で圧倒的な強さを見せた。他球団が広島に行くのを嫌がるくらいの熱狂的なファンの声援という強力な援軍が選手の持っている以上の力を引き出してくれたよな。

今季はコロナ渦の影響で無観客、そして上限5000人とかつてのムードは全く感じられない。その影響なのだろうか?

それとももっと深刻な事情があるのだろうか?ここからはアタクシの推測で書くけどな、この辺、地元に住んでいる方の方が詳しいだろう。今、コメント欄が記入できない状態になっているので、「お問い合わせ欄」でご意見を伺いたいですなぁ。

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地元で勝てなくなってきたのは昨シーズン後半から

3連覇中ってのはマツダスタジアムで毎年20以上の貯金を作ってきた。これが何と言っても効いてるんだよな。

昨シーズンを振り返ってみると、確かにマツダで貯金は作ったし、ある程度強かったけど、3連覇中ほどの貯金ができなかったよな。

そして、昨シーズンは夏場までは優勝の可能性は十分にあった。夏場までは競った展開だったよな。オールスター明けに9連勝、3連勝と巨人とDeNAの尻尾を掴みかけた。8月中旬には日程のいたずらか巨人とDeNA相手の6連戦が2度あった。ここを勝ち越していれば、逆転Vの可能性が高まったけど、両方とも負け越し。そして、下から追い上げてくる阪神にも負けはじめ、最後は阪神の勢いにゴール手前で差し切られた。そういう展開だったよな。

本当に8月、9月というのはカープにとって大事な試合が沢山あった。しかし、こういう試合をことごとく落とした。接戦での弱さというのは3連覇しても拭い去ることはできなかった。

そしてのこの8月、9月は3連覇中にはなかった地元の「大きなため息」が多くなった。これまで大きな後押しとなった、力となった「地元の声援」。この質が変化し始めた。これを一番肌で感じたのはもしかしたら選手だったのかもしれない。

大事な地元での試合を落とす。1日1日優勝から遠ざかっていく。地元マスコミを始め、カープファンのSNS上でも「まだ、あきらめない」という言葉が圧倒的に多かった。

「あきらめない」まさに前向きな言葉だよな。昨シーズンも出足が悪かったけど、會澤のヒロインで「選手は誰一人諦めていない」なんてぇ言葉がきっかけて借金を完済したよな。確かにプレーしている選手や監督、コーチが「あきらめない」気持ちを持つことは本当に大事だよな。

「あきらめない」連発でその言葉の価値と意味が変わってきた

でも、人には「気持ち」ってあるんだと思う。それも闘っている選手、監督、コーチにも当然ある。一つの負けで正直「厳しいかな」と感じたことは沢山あったはず。口では諦めないと言っていても腹の中では… そういう心境の変化はないといったらウソになるだろうねぇ。

地元広島ではワイドショー的な番組やニュース番組でカープの話題がない日はないだろう。特にシーズン中、順位がかかった時期に差し掛かればヒートアップする。恐らく昨年の8月くらいから「あきらめない」という言葉は相当使われていたように思う。

こういう広島の空気ってのが、選手にプレッシャーを与えているってのは本音の部分としてあるだろうねぇ。

「あきらめない」という言葉の価値と意味が選手とファンの間で変わってきた。そうなるとファンの声援が選手にとって「重荷」に変わる側面はあるのではないだろうか?

「何言ってんだ!?プロだろ?そんなの当たり前だろ」と叱られそうだけど、アタクシも熱狂的カープファンを自任しているけど、最近のカープファンは選手をプロのアスリートとしてではなく、自分の子供やペットのように甘やかしてチヤホヤしすぎている部分もあり、一種の「気持ち悪さ」を感じることがある。

負けたら「ヘタクソ!練習しろ!」なんてぇヤジがあってもおかしくない。でも最近は負けても「お疲れ様~負けちゃったね」的なムードが多い。優しすぎるのよ。負けが込んでも「あきらめないで」なんてぇ青春ドラマの野球部のマネージャーみてぇな感じになっている。これって少し異様に見える。

例えば、別れたはずのカップルの片方が「まだ、諦めてないから」と言ったら、もう片方はどんな気持ちになるだろうか?少なくともアタクシは「気持ち悪さ」が体中に電流のように流れる。「うわ、どうしよう」と。

もちろんファンあってのプロ野球だからファンの声援には応えなきゃいかんだろう。でも、選手も人間。心のどこかで「厳しい」という1種の諦めを感じながら試合をやらなきゃいかん時もある。そうなると「頑張れ!」「諦めないで」というのが耳障りになり、プレッシャーへと変わっていく。

昨シーズンの後半、地元ではかなり「ヤジ」が飛んだと聞いている。SNSでも緒方監督辞めろという言葉で埋め尽くされていた。

これまで「頑張れ」「あきらめるな」という声援から、「ヤジ」に変わった瞬間、地元でのやりづらさ、難しさを感じてしまった。そこからカープは地元での大事な試合に力を発揮できなくなった。

3位の可能性がまだまだ大きかった9月15日16日の地元でのヤクルト戦。阪神が猛烈な追い上げをみせてきたけど、残り試合もわずか。ここで一つでも勝っておけばある意味、安全圏。阪神に引導を渡すことができただろう。

この大事な2連戦をカープは落とす。初戦は猛烈な追い上げも一歩及ばず。2戦目はエース大瀬良が打ち込まれた。

その後甲子園で阪神との直接対決があるもこれを落とす。ここで勝っておけばという試合をことごとく落とす。そして地元最終戦もジョンソンを立てながらも打線が沈黙し敗戦。この瞬間にカープのBクラスが決まった。地元でここを勝っていればという試合を落としまくった。恐らくマツダスタジアムからファンの怒号もかなり飛び交っただろう。大きなため息を選手たちは何度も浴びたに違いないよな。

この瞬間、カープにとってマツダスタジアムは居心地の悪い空間になってしまったかもしれん。

黒田、新井の存在はやはり大きかった

もちろんカープに限らず、地元の声援がプレッシャーになったり、その愛情の強さゆえに発せられる厳しいヤジに心が傷ついたりするだろう。カープに限ったことではないけど、ファンの声援で勝たせてもらった試合もあるだけに、他球団に比べれば逆に厄介なのかもしれない。

そんなサゲサゲな気分になっても、精神的支柱の選手やコーチがいれば前を向けるだろう。そういう意味では今のカープのそういった存在はいない。

そう考えると3連覇中の黒田さんや新井さんの存在というのは本当に大きかったんだなぁと痛感する。

今季は個人的にはカープは「誠也のチーム」だと思う。誠也の一挙手一投足がチームに影響を与える。そんなふうに見ている。もちろん、そういった役目を誠也に誰かが「やれ」と言っても上手くいかないだろう。それに「成績」と「精神的支柱」の両方を求めるのは酷と言えよう。あとは誠也がどれだけプレーでチームを引っ張っていくか?なんだろうと思う。

再び地元の声援を力に変えるには!?

では再び地元の熱い声援をバックにマツダスタジアムが選手にとって居心地のいい空間にしていくにはどうしたらいいのか?そら、もう「勝つしかない」(笑)。当たり前だよな。

そうなるとブルペン陣が不安なことには変わりはない。やはり先発陣の踏ん張りというのが大事になってくる。どれだけ長いイニングを投げるのか?ここがポイントだろうねぇ。

その先発投手が踏ん張っている中で打線がどれだけ終盤までにリードを広げるのか?でも、これって3連覇中にやっていた野球なのよ。

中崎も3連覇中は守護神として投げていたけど、1点差なら同点にされたケースは目立った。ひっくり返されない踏ん張りがあった。でも1点差で中崎は心もとなかった。

中崎が登板するまでに3点差、4点差というのが一番多かったように思う。そういう展開に持っていくことが大事なんだよな。

だから代打攻勢も仕掛けを早くした方がいいし、1点を取りに行くより3点、4点取りに行く。常に先頭が出れば1死2塁より無死1,3塁を作りに行く。こうしたことから始めないといかんだろうねぇ。

幸いなことに森下がこの阪神戦から上がってくる。出来は別にして先発の実績がある野村祐輔も上がってくる。先発の頭数はだいぶそろってきたよな。この先発陣の踏ん張りというのがね、カープ浮上のきっかけにしてほしいよな。

優勝するのであれば地元でどれだけ貯金ができるかがカギ。今季は2勝7敗。どれだけ盛り返せるか?

好調阪神を蹴散らして勢いに乗ってほしいもんだよな。

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