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新庄さん参加で久々に盛り上がった合同トライアウト。今後はもっともっと選ぶ側の間口を広げて可能性の拡大を。野村祐輔は現状維持で更改。来季は勝負のシーズン

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 広島の野村祐輔投手(31)が7日、マツダスタジアムで契約更改交渉に臨み、2年契約の2年目を現状維持の年俸1億2000万円プラス出来高でサインした。「(今季は)悔しいの一言でしたね。最初の方はよかった

情報源: 【広島】野村祐輔、現状維持の1億2000万円でサイン「開幕からローテを守れるように」

毎年、静かに行われる感のある12球団合同トライアウト。今季は少し様相が違ったようだねぇ。あの新庄さんが48歳という年齢で「プロ復帰」を目指して参加した。にわかに注目されたよな。ただ、新庄さんが本気でプロ復帰を目指していたのか??まぁ冗談みてぇなことを真剣にやる人だけあってアタクシは結構マジだと思っている。
トライアウトと言えば「後がない」選手の集まり。その中で新庄さんの明るさというのが際立ったように思う。これで新庄さんを獲得に動いたチームが出てくるかは非常に疑問だけど、このトライアウトの結果次第でユニフォームを脱ぐ選手が出てくるだろう。最後の最後にいい思い出になるかもしれん。
ただトライアウトが導入されて20年近く経っているけどだいぶ縮小されている感じはするよな。東西で2回開催されていたのが1回になっているし、契約にこぎつける選手の割合も参加率の5%前後。参加資格も一人2回までだったかな?どんどん制限されているように見える。もちろん自由契約になった選手たちだから、狭き門であることには間違いないんだろうけど、選手をチェックする球団側のトライアウトでの補強熱というのはどんどん下がっているように思う。そのうち「やってて意味があるのか?」と言い出す球団もあるかもしれんねぇ。

自由契約を通告された選手はそれでも野球をやりたい。その一心で家族や関係者に頭を下げて、そのあきらめたくない気持ちをぶつける場がトライアウト。なのでもう少し12球団だけはなく独立リーグや社会人(年々縮小傾向)野球、もっと言えば韓国や台湾のプロチームなんかも選手をチェックできるようしたらいいんじゃないかねぇ?
この合同トライアウトの制度ができる前は自由契約=クビで野球を断念せざるを得ない環境だった。それと社会的な目もあるのできっぱり野球を諦めて第2の人生を歩む選手がほとんどだった。最近の選手は自分が納得できるまでやりたいという選手が多くなってきたように思う。時代を感じるとともに、そのチャンスがこの合同トライアウトならこの場に参加できるチーム数をもっともっと増やしてね、こうした選手たちにもっともっとチャンスを与えて欲しいなあと思うねぇ。
ちなみにカープから参加したのは藤井皓と平岡。まだ20代半ばの投手。藤井皓は三振、三振、ショートゴロで力を出し切った。平岡は最速145kmを投げ内野ゴロを二つと四球。新庄さんをセカンドゴロに打ち取った。最後の四球が悔やまれるけど精いっぱいやっただろう。後は吉報を待つのみ。いい結果が出ることを願うばかりよ。

まぁそれでもプロ経験者が社会人や独立リーグも含め最近では大学や高校野球の指導者になるケースも多くなってきたよな。最近でもイチローさんが智辯和歌山の指導をしだということで話題になっていたし、社会人チームも元プロが監督や首脳陣に名を連ねるチームが多くなった。非常にいいこと。非常に失礼な言い方かもしれんけど、子供のころから野球一筋でやってきた人が大人になってから野球を取り上げるのは残酷でもある。そういう人たちがずっと野球に携わっていけるような環境というのもね、これからもっともっと考えてあげほしいなぁと思うよな。

さて、カープの契約更改。野村祐輔が現状維持の1.2億で更改。2年契約の2年目を来季は迎える。今季は故障に苦しんだ、野村にしては珍しいシーズンだったように思う。まず、開幕に間に合わないというのは野村にとって初めてのことだろう。非常に悔しい思いをしたと思う。そしてシーズン後半でも離脱。手術に踏み切った。これも野村にとってはさらに悔しい思いをしたことだろう。成績は6勝3敗防御率4.58。チームに3つの貯金をもたらした。どちらかと言えば調子がよかったシーズンだっただけに、2度の離脱はカープにとって本当に痛かったよな。

今季の野村は個人的には2016年に最多勝を取った時に非常に近い印象を持った。いやいやあれから4年経って年齢を重ねているけど、今季の野村は2016年の時よりも「強い球」を投げている。そんな印象を持った。
そしてスタミナ面でも改善されているように思う。以前は6回がやっとといった印象だったけど、7回、8回も行ける。そんな感じだったよな。長いシーズン先発が7回、8回を投げ切ってくれると本当にブルペンは助かる。故障がなければ二けた行けたように思うし、カープの順位も変わっていたかもしれん。そういう意味でも今季の野村の2度の故障離脱は本当に痛かったよな。それと調子の持続という面に関しては野村の大きな課題だろう。7月の出始めの頃は非常によかったけど、やはり疲労から来るものなのか続けていくと打ち込まれるケースが目立ってくる。これが防御率に響いている。まぁ来季は32歳になるだけに、先発してももう少し間隔をあけてあげた方がより確実な戦力になるように思う。この野村をはじめ、大瀬良の離脱、ジョンソンの不調により先発の椅子ががら空きになったにもかかわらず、遠藤や床田、中村祐の頑張りでローテに大きな穴が開かずに済んだし、非常に成長したと思う。こうした若い投手も出てきているんでね、もちろんその若手とローテの椅子を争うに越したことはないけど、野村の間隔を少し開けてあげながらかみ合わせていくのも一つの戦略だろうねぇ。

それと2年契約だからな、来季の成績次第では大幅な減俸での契約を迫られるかもしれない。その時に野村がどういう判断をするのか?FA権は行使していないし、先発が足りないチームは沢山ある。大幅減俸ならカープを去る可能性もなくはないだろう。もちろんそれは「最悪」を想定してのハナシ。来季はしっかりローテを守ってカープ側から好条件を提示され「もう2年」「もう3年」と言わせるくらいの活躍をしてほしいよな。
野村にとっては来季は「勝負の年」。今季の分を取り返すべく来季はシーズン通して完走してもらい、いいオフを迎えて欲しいよな。

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