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河田ヘッド 外から見て感じたカープの凋落。「簡単には良くならない」は本音?それとも選手たちへの檄!?

強いカープがみたい!
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【コーチが語る】<上>ヘッドコーチ・河田雄祐(53) 主軸も進塁打の意識を(中国新聞デジタル)

実にアタクシ事なんだけど、この1月で今の妻と結婚して10年になる。色々あって前妻との離婚が成立してすぐに籍を入れたんで結婚式も何もやっていないし、指輪も買ってあげていない。やれ、養育費だ、慰謝料だ、そして新しい自分の生活を始めるにも銭がかかる。正直、それどころじゃなかった。それでも愚痴一つ言わずついてきてくれた。本当にありがたい存在なんだよな。
10年経って養育費も終わったし、慰謝料の分割払いも終わった。そして何にも代えがたい二人の子供達にも恵まれた。当初は生活費で数万円しか渡せなかったけど、ようやく地に根を張り、足を着けて暮らせるようになった。この「10年」という節目に妻に指輪のひとつでも買ってあげようと思っていた。
今週の日曜にレストランを予約して家族でお祝いしようと計画していた。そのレストランから昨日電話があり「緊急事態宣言が発令されたのでラストオーダー19時、20時閉店になるけど、よろしいでしょうか?」と。レストランの主は「それならキャンセルで」と言われるのを覚悟していたようだった。
アタクシは外で飲み歩くのが好きなんだけど、基礎疾患があるのでコロナが流行りだしてからは外飲みはやめているけど、外食はしている。大声出したり大笑いしたり、酔った勢いで肩組んだり歌ったりはさすがに自粛しているけど、外でメシ食うくらいは問題ないと思っている。今回も盛大にパーティしようぜ!ということではなく、家族だけでささやかなお祝いと思っていたので緊急事態宣言が発令されようが雪や槍が振ろうが中止するつもりはなかったからな、「それなら、開始を30分早めていただいてよろし?」とお願いした。
レストランの方は「??」といった感じの間があった後、「では、当日はお越しいただけるということで…」と恐る恐る確認して来たので「もちろんです!ささやかな記念日の会食なのでよろしくお願いしますね」と伝えるとホッとしたようなため息とうれしさを隠せないような声で「もちろんですとも。では17時にお待ちしております」と言い電話を切った。恐らく、キャンセルが相次いだのだろう。自分も客商売やっているからな、心が折れそうになる気持ちは痛いほどよくわかる。もうさ、「がんばれ」なんて言えないのよ。商売やっている人の励ましになるのは「お客」だからな、当日はおいしいお料理を期待して、目いっぱいお世話になろうと思っているよ。それが飲食業に携わる人へのエールのつもりでいるかねぇ。
その話を妻にしたら「なんなら昼からいってもいいぜ!」だってさ(笑)。

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インタビューから垣間見る「本音と建て前」

さて、カープの話題に移ろう。この時期は記事にできそうな話題が一番乏しいんだけどな、御用新聞に今季からカープに復帰する河田ヘッドコーチのインタビュー記事が載っていた。こういうインタビュー記事というのはそれぞれの立場から「本音と建て前」が聞き分けられるんで面白い。今回の河田ヘッドのインタビューは河田ヘッドらしく本音が満載の記事だった。その辺を拾ってみようと思う。
内容はまさに「外から見たカープ」の感想が満載だったよな。3年カープを離れてネット裏ではなく敵軍のベンチから、コーチャーボックスからその様子を伺っていた。一言で言えば河田ヘッドが在籍していた16年、17年からかなり「劣化」していると感じていたようだねぇ。そして「(チーム状況が)ここまで来ると簡単には良くならない」と語っている。さぁそれを聞いた選手たちはどんな気持ちを持っただろうか?
個人的には的を得ている部分はかなりある思う。それはタクローコーチとともにカープを離れてから、年々ただ「打つだけ」「投げるだけ」の野球になってきているのを肌で感じていたからねぇ。以前にも書いたけど名将や名コーチの教えの賞味期限は1年位だと思う。そのおかげで18年も優勝できたけどな、その後は一気にBクラス。もう、本当に「劣化」と表現するしかないだろうねぇ(笑)。このコメントに関してはかなり「本音」で語っているようにも思える。ただ、ここまではっきり言うという行動の裏には選手たちへの檄文として読めなくもない。そういう意図もあるかなぁと。「お前たち、キャンプは覚悟してけよ!」とね(笑)。

なぜ、巨人がカープに勝てなかったのか??

今季はチーム打率や得点はリーグ上位ながらも「生きた得点」が少なかったよな。まぁそれがBクラスの要因のひとつだろう。特に犠牲フライの少なさは群を抜いている。「1点を取る野球」がムチャクチャヘタクソになった。そんな印象だよな。ランナーがいてもお構いなし。みんなブルンブルン振っているだけ。
河田ヘッドも
「バント一つできない」「フルカウントで走者がスタートする状況で、空振りする。」「走者が走るっていうのに、ぶんぶん振って本塁打を狙われても困る」そして「チームとして成り立たない。」とも言っている。これが外からみた「カープの印象」なんだよな。これだけも「弱い」というのが伝わってくる。特に「チームとして成り立たない」という印象は内側にいる選手たちも同じように感じていた選手が多かったんじゃねぇかねぇ?
誠也を筆頭に主力選手たちはさかんに「チームがひとつになって」「チームが勝てば個人成績は別にいい」といっている。佐々岡監督も最初は一体感を掲げてシーズンに臨んだけど、なかなかそういった光景を目にすることは少なかったように思う。この辺は誰が…とは言わんけどな、昨季主力選手たちが胸につかえていた「何か」が河田ヘッドが復帰することで解消できるのではないか?そんな期待から出ている発言のように感じるんだよな。
昨季、巨人に対戦成績で久々に負け越した。シーズン終盤はだいぶカープの野球を取り戻して連勝して差を詰めたけど、終わってみれば、12勝9敗3分。勝ちきれないゲームも多かったよな。ではなぜその前までの5,6年カープは巨人に勝ち越せていたかと言えば、見失っている「1点を取る野球」「チームで戦う野球」ができていたからなんだと思うし、巨人はそういう相手を必要以上に警戒し、嫌がるチームなんだということだと思うわけよ。そういった野球をカープができなくなったから、今季巨人はカープに勝ち越せたように思う。ペナントを制する上で巨人を叩いておくことは非常に重要だよな。そういった野球を復活させる上で河田ヘッドへの期待というのは大きいよな。

主力にもチームバッティングを徹底!「イヤなら試合に出るな」(笑)

このインタビュー記事を読んでいるといかに勝つ為にチームバッティングが必要なのか?ヒシヒシと伝わってくるよな。主軸であり、スター選手である誠也にも一発の期待がかかるクロンにもチームバッティングを求める。それをしっかり河田ヘッドは「伝えられる」コーチだからこそ、選手や首脳陣からの信頼が厚いのだろう。そういった人材が「ヘッド」であるというのは本当に心強いよな。言いづらいことも言えることで定評のある河田ヘッドだけど、この言いづらいことを言うことがどれだけ大変かってのは組織の中に身を置いている人なら誰でも理解できるだろうねぇ。
前ヘッドを引き合いに出すのはどうかと思うけど、高前ヘッドはどちらかと言えばチームの「和」を重んじるタイプだったように思う。この「和」というのもチームスポーツでは非常に大事な要素のように思う。ただあまり重んじすぎると「可能性」や「やる気」を削いでしまう危険性もはらむ。反発を恐れ、和が乱れれるのを恐れるがあまり、言いたいことが言えなかったり、沢山の「妥協」に押しつぶされてしまう可能性がある。そしてある一定レベル以上の成長が難しくなるように思う。
やはり組織の上にいる人間が言いたいことややりたいことをしっかり示すというのは大事だと思うし、そこに近づけるためには言わなきゃいかんことも時には言わなきゃいかんだろう。そこに反発や反目が生まれるかもしれないけど、その先に「勝利」という共通の目標があれば、いずれ理解してくれるだろうしな、妥協が生まれない分成長も見込める。言っても理解できないのであれば、もちろん話し合う必要はあるけど、シーズンは待ってくれない。時にはゲームに出さないという行動も必要になるだろう。そのくらいの覚悟あるんだよな、河田ヘッドには。主力選手が復帰を歓迎するってのは覚悟がある人には人はついてくるものんなんだろうなぁというのを実感するよな。

1番広輔から見る2021年の広島野球とは??

その河田ヘッドがFA宣言せずにカープと複数年契約を結んだ広輔を1番で起用すると明言しているよな。これについては同志のご意見も様々だろうねぇ。広輔も30を過ぎているし、3連覇時代のように盗塁に関してはあまり期待できないよな。アタクシも昨日の記事で「一発」と「盗塁」を増やすことが優勝へのカギだと書いた。なので1番広輔というのはどうなのだろう?という疑問が残る。
まぁカープの1番打者というのは俊足好打でチームをひっぱる打者のイメージが強い。塁に出れば果敢に盗塁、エンドランなどを絡めて相手投手を揺さぶっていく。こういう選手像があるよな。
河田ヘッドも今の主力を見て16年、17年のイメージを完全に捨てたと言っているし、そうなるとエンドランやバントが増えてくるんだろうねぇ。そうなれば菊池の2番というのも現実味を帯びてくる。タナキクの1,2番の復活だよな。この辺の練習がキャンプで増えてくるのは予測されるだろうねぇ。
それと野間を毎日でも特守をやりたいと言っている(笑)。やはりヤクルトにいる間も野間を気にかけていたんだろうねぇ。この野間がキャンプでアピールするとなれば、構想も変わってくるだろう。以前在籍していた時にはいなかった大盛や羽月を見て新しいアイデアが浮かぶかもしれん。まだまだ色々なバリエーションが出てくる可能性はあるよな。
ただ、いずれにせよ、近年のカープは盗塁の練習を全然してねぇみてぇだからな(笑)、小技を絡めたスモールベースボール中心のチームになっていくように思う。どんな「広島野球」を見せてくれるか楽しみだよな。

コーチも鍛えなおす!?そこは本当にお願いしたい

最後にコーチもしっかり教えているか?見ていきたいというようなことも言っている。まぁカープのコーチと言えば高前ヘッドが一番長いだろうねぇ。その高コーチが1軍から外れたことで新しいカープのコーチ像を作っていくことも河田ヘッドに期待したいよな。カープのコーチってのはどうしても身内が多いし、入れ代わりも1,2,3軍のエレベーター方式でしか行われていない。じっくり長い目でと言えば聞こえはいいけど、選手はその年その年が勝負。やはりしっかり見てあげるコーチがいるといないとではかなり違うだろうねぇ。河田ヘッドは長くパ・リーグでやっているし、同一リーグのヤクルトも3年見ている。数少ない「壁の向こう側」を知っているコーチ。本来なら選手が真面目にどん欲に野球に打ち込む選手が多いカープならどんどん外部の血を入れた方が効果が出るように思うけどな、そういったコーチは河田ヘッドしかいない。
その他のコーチも外に出ていないから「カープのやり方」しかわからない。これもどうかと思うよな。そういう意味でも河田ヘッドがコーチの育成も意識してくれるというのはいい話だよな。その辺も期待したいよな。
なんか、河田ヘッドに全てを背負わせてしまうような記事になっちまったけどな、選手は「勝ちに飢えている」。そういう状態で河田ヘッドが復帰してくれるのは大歓迎だろう。今季はカープが再びセ・リーグの各球団から恐れられるようなチームを作り上げて欲しいよな。

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コメント

  1. ただのじ~ より:

    初めてコメントしますが、約1年半前くらいから読んでいます。写真付きの長文記事を毎回書くのは大変?かと思いますが、カープブログでは、トップの内容かと思います(もう一つ面白く、鋭いブログもありますが)。

    あまり熱心なファンとは言えませんが、大学時代を含めて18年くらい広島市に住んでいたので、プロ野球と言えばカープです。

    1980年代後半のカープ最強に時期に広島にいたにもかかわらず、球場には行っていなかったのですが、あの当時と比べると、今のカープには物足りなさを感じるのは年のせいでしょうか?(プロ野球全体が、ただ投げて、ただ打つ、みたいで面白くないのが、FA導入以降ますます起こっているように思います)。

    2016-2018で3連覇したのに、あっという間に4位、5位と落ちてしまうのは、やはり新井、黒田のように頼れるベテランがいないせいでしょうか?

    河田コーチ復帰はプラス要因だと思いますが、試合中にプレーをする選手が3連覇のときのパワーとか気合いを発揮できるのか不安ですね。

    新井、黒田のように一度カープを出て苦労して実績を残したのに比べると、カープ一筋の選手ばかりで3連覇して満足して?、30歳くらいでみんな衰えるように見えるのは錯覚でしょうか(鈴木のみが例外)。

    カープが強くないと面白くないのに、今年も目立った補強もなく、外部の血を入れない状況では、今年もBクラスかもとも思います。

    • ただのじ~さま。初めまして。いつも読んでいただきありがとうございます。大変励みになります。
      アタクシは3連覇の立役者は間違いなく黒田さんと新井さんがチームをまとめ、若い選手たちに常に刺激を与え続けてきた結果だと思っています。でもこれはその効果を狙って意図的に球団が黒田さん、新井さんを復帰させたわけではなく、あくまでもこのお二人のカープに対する「気持ち」がそういう方向に導いてくれた結果だと思います。万年Bクラスに甘んじていたエースと4番ですから、このお二人にしかわからない何かがあったのでしょう。これを真似しろと言っても誰もができるわけがありません。
      確かに今の野球は完全にベースボール化しています。「面白味」という面では昔の方がよかったと思います。色んな意味で。今季は河田コーチが一番の補強なのでしょう。おっしゃる様にカープで育った人間ばかりですから、この3連覇で満足してしまっている側面はありますよね、特にカープ球団にそれをどうしても感じてしまうんです。だから2年連続Bクラスでも危機感が球団から全く感じられないんです。こうなったら選手発信で面白味のある野球をやってもらいたいですね。
      コメント、ありがとうございました。

  2. MAX より:

    こんばんは。
    河田ヘッドには期待したいのですが、正直なところいつまで野間に期待してるの?とは思います。
    外野手で足を使いたいなら大盛もいますし、代走枠なら内外野ができる上本や曽根の方が使い勝手いいですし、河田ヘッドも曽根に増田大輝のようになって欲しいと発破をかけてました。
    上記に挙げた3人はそれぞれ育成、ドラ1ではないドラ3、他球団からトレードで来たと、野間と比べると監督の贔屓がなかった分応援したいですし、ハングリー精神もあると思います。
    反面野間はおちゃらけてばかり、誠也や西川より年上なのに2人にくっついていわゆる情けない先輩ポジションを確立していますし、そもそも入団の経緯からして一部ファンからの反感を買うような選手ですし、正直なところ伸び代があるのか?と疑問を感じています。
    それに盗塁は数より成功率ですから、足が速い選手よりも極端に足が速くなくても盗塁を成功させられるようなスキルを選手に与えて欲しいですね。

    コーチの育成ができるかも分かりませんが廣瀬コーチは走塁より打撃コーチの方がいいかなと。

    • MAXさま。
      野間に厳しいッスねぇ(笑)。まぁそういうカープファンは多いでしょう。前監督の鶴の一声で1位指名が決まった選手でありながらも伸び悩んでいるから、またそれも癪に障る(笑)。本当に身体能力は素晴らしいのですが、ポカが多いですしね、なかなか成長を感じられない選手ではありますね。
      河田コーチにも「情」が野間にはあるのでしょう。そういう部分も期待を後押ししているのかもしれませんねぇ。
      若い選手もどんどん出てきますから、野間の立場も年々悪くなるでしょう。今季は誠也から離れて単独で自主トレするようです。何か変化があるかも?とうす~く期待しております(笑)。
      コメント、ありがとうございました。

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