「広島東洋カープ1-4中日ドラゴンズ」(29日、マツダスタジアム) 広島は打線がつながりを欠き、痛い黒星を喫した。計9個の四球をもらいながら、得点は九回の1点のみ。中盤に3イニング連続で得点圏に走者を進めながら無得点に終わった。
情報源: 広島・新井監督 9四球を勝利につなげられず「得点に結びつけられなかった。そこは私が反省したい」一問一答
3年位前かな??ある日突然あぐらがかけなくなっていることに気づいてね、近所の整骨院に通って股関節を柔らかくする施術を週に2回やるようになった。毎日ストレッチしてね、あぐらがかけるようになるまで1年くらいかかった。歳をとると回復の速度も遅いしね、このままにしていたらいずれは歳とって転んで大怪我する怖さもあって、あぐらがかけるようになってからも2週に一度股関節を柔らかくする施術を受けている。そこの整骨院の院長がタダ券もらったのをきっかけに今季からロッテファンになって、通院の度に野球の話で盛り上がっている。ロッテもCS争いの真っただ中で7連敗を喫した。「こんなことってあるんですねぇ!?」と驚いていた。まぁどこのチームもそうだけど、順位のかかる勝負の9月になるとプレッシャーに押しつぶされて失速するチームは必ずある。セ・リーグで言えば、それに当てはまるのは恐らくカープだろう。昨日のゲームを見てもとにかく「硬い」。再三のチャンスがありながらも得点を奪えず、最下位中日との最終戦を白星で飾れなかった。3位DeNAが勝ってとうとう1ゲーム差。昨日勝って、DeNAが負けていれば2位確定だったけど、残念ながらマジック2の状態はそのまま。残り2試合。昨日の様子を見ると今日からの阪神戦も非常に危ない。そんな気がしているカープファン同志も多いんじゃないかねぇ??
森下不運な打球が続くも踏ん張ってほしかった
先発は森下と仲地。これまでの実績を考えれば森下が力も経験も上。森下が中日打線を黙らせておけば、いくらプレッシャーのかかっている打線でも何とかなるだろう。そんな風に考えていたカープファン同志も多かっただろう。
しかし3回に2点を先制された。先頭の岡林がヒット、2番のカリステが送って3番細川にレフト前にタイムリー。打った瞬間はショートゴロかな??と思ったけど、キレイに三遊間を抜けていった。これで先制。まぁこの1点だけにとどめておけばよかったんだろうけど、続く石川昂のあたりはどん詰まりのレフトフライ。しかしレフトの龍馬がかなり深く守っていた。ダッシュしてくるも間に合わずつながれた。続くビシエドも体はレフト打球はライトといった打球も1,2塁間を抜けて2点目。打線に活気がないカープにとって、たった2点でも非常に重たい先制点になってしまったよな。
この日の森下はどうだろう??決して悪いとは思わなかった。三振も程よく取れていたし、四球もない。打たれたヒットは7本だけど、やられた!?というのは岡林の2本くらいだったように思う。まぁただ、床田と同様に打たれだすと止まらないという感じだよな。肝心なところで三振が取れる本来の森下の投球ではなかったように思うねぇ。この日は10勝目を目指しての登板。10勝達成はならなかったけど、この悔しさをCSにぶつけてほしいよな。
新井監督早めにカードを切ったけど…
5回にも森下は1失点。この失点はエラーがきっかけだった。三遊間の当たりを小園が候補も送球が高くそれて打者走者は2塁に。ここは守らなきゃと森下にも力みが感じられた。石川昂の2球目にワイルドピッチ。中日は労せずして3塁にランナーを進め、その石川昂にタイムリー。この辺には森下の粘りが感じられなかったのが残念だよな。これで3点差。もうカープは追いかけるしかない。
勝ち投手が見えてきた中日先発の仲地。5回に3つの四球で2死満塁のチャンスをくれた。まぁ2死取ってから連続四球だからな、正直なところ先頭の秋山が出たところでカープベンチが仕掛けると仲地は崩れていたような気もしている。
秋山が出て末包が走者を進められなかった。むしろランナーが末包に入れ替わったところで攻撃の幅が狭くなった。1死1塁で菊池の所でやはり何か仕掛けたかったけど、結局は内野フライで何も動かなかった。9番の森下の所で代打にマクブルームを起用。これは「仕掛け」というよりも森下を諦めた代打だったろう。
仲地はこのマクブルーム、そして小園に連続四球で満塁になってここで松山を起用した。新井監督は「ここが勝負と仕掛けた」とゲーム後に言っていたけど、アタクシは「本当だろうか??」と勘ぐってしまうんだよねぇ。それはなぜか??
一番大きいのは松山がこのイニングで代打で出る準備をしていたのか??というところ。このイニングは6番の秋山からだから松山が出るとすれば9番の森下の所だろう。逆算すれば9番までに走者を貯める、または走者を得点圏に進める攻撃を組み立てなきゃならん。
秋山が見事に先頭で出た。しかし続く末包の打席ではサインは出ていなかったように思う。それは初球、2球目と末包が何の躊躇もなくスイングしていた。つまり「打て」という指示だったと思う。もしこの回逆算して松山を何処かで起用するのであれば、アタクシはランエンドヒットなり、末包が右打ちに徹底するなりの「動き」がなきゃおかしいと思っている。それがないということはある意味、末包の長打にベンチが期待していたということだろう。アタクシはそれはそれで問題ないと思っている。
末包が倒れて走者が入れ替わり、8番菊池の場面でカウントがスリーボールになった。しかし菊池はショートフライに倒れた。このシーンはアタクシは見逃しているんだけど、例えばボール先行になった時にネクストに松山を入れて揺さぶるとかそういったこともなかったし、恐らくだけど最初から9番の代打はマクブルームだったように見えた。つまり、このイニングの9番に松山を起用するという組み立てはこの時点でなかったのではないか??と推察する。
しかし仲地はマクブルームはおろか、1番の小園まで四球を出してしまった。アタクシはこの時点で「慌てて」松山を出した。そんな風に見えたんだよな。だからゲーム後の新井監督の「ここだと思って勝負に出た」というコメントに違和感を覚えた。勝負に出るということはどこかで松山を起用するということも含めて「動き」があってよかった。新井監督の早めに切ったカードがアタクシには凄く中途半端に感じたんだよな。
9四球もらって最終回の1点のみ…
スポーツ紙各紙のネット記事の見出しでも「9四球」の文字が躍っていた。まぁ9個も四球出せばそのチームは負けだろう。2位争いをしているチームがそういうチームに負けてしまう、これも「勝負の9月」がなせる技なんだろうなぁと思うねぇ。もちろん勝って2位を決める気持ちは新井監督を筆頭にカープナイン全員が持っていただろう。その気持ちが「力」にはならずに「硬さ」につながってしまった。各打者もそうだけど、ベンチの采配も非常に硬かった。そんな風に感じたねぇ。
ベンチで打者を見守っていた朝山コーチも選手の硬さを強調していたけど、これは今に始まったことじゃなくて、カープはずっとこんな感じで大事なゲームを落としまくってきた。まぁ大事なゲームになればなるほど先制されると打線が非常に硬くなる。8月9月の阪神との直接対決もそうだし、DeNAとの最終戦もそう。先週日曜のヤクルト戦も、その前の中日戦もそうだった。勝負の9月の戦いも先制されると非常に打線が重くなる。それまでは「逆転の広島」の復活と言われたけど、そういった粘りすらなくなってしまっているのが、この9月の戦い、順位争いを苦しくしてしまっているよな。
むしろ気楽にCSに入ったほうがいいのでは??
やはり新井監督を筆頭にカープナインも相当地元CS開催の「圧」を感じてしまっているんじゃないだろうかねぇ??見事に残りゲームを勝って2位を決めれば、それはそれで自信にはなるだろうし、この重圧を跳ねのけていくのであれば、堂々と胸を張ってCSに挑めるだろう。しかし仮にDeNAが勝手にコケての2位なら、アタクシは地元開催のCSでも逆に地元声援がプレッシャーになるのでは??と危惧している。それならもう地元開催に拘らず、CSには出られるんだから気楽にやろうやと力を抜いた方が好結果を生むような気がしないでもない。まぁカープはやっぱりかわいいからな、重圧で結果が出ずに選手がうつむく姿は本当なら見たくない。でもアタクシは「強いカープ」が見たい。そしてずっとカープは強くあってほしいと思っているんでね、この苦しい状況を「勝って」突破して欲しいと思っている。思いつめるのも大事かもしれないけど、この2位争いを楽しめるようなね、そんなムードで残りゲームを戦ってほしい。仮にそれでだめならセ・リーグ3位から上り詰めればいい。失うものは何もないんだから。もうCSには出られる。5年ぶりのAクラスだ。もう十分胸を張れるシーズンだったのよ。だからね、新井カープにはどうか残りゲーム2試合をね、楽しんで、球場に詰めかけたファンにいいプレーを見せる。それを最優先にしてね、「2位」なんて気にせず戦ってほしいんだよな。そうすれば結果は自ずとついてくると思うけどねぇ。今夜の先発は九里。どうか打撃陣を硬直させないよう先制されないように頑張ってほしいよな。
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