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今季復活に賭ける大瀬良。カギは対菅野ではなくて、森下、九里との「エース争い」。3人で貯金「15」ならVに大接近!? 

愛すべき赤ヘル戦士
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 広島の大瀬良大地投手(29)が11日、廿日市市の大野練習場で自主トレを公開し“菅野の壁”を打破することを誓った。大学時代から親交のある巨人・菅野の残留が決定。鯉のエースは、打倒巨人で3年ぶりの優勝をつかみ取ることを目標に掲げた。昨年手術した右肘の状態も良好。悲願のVへ、大黒柱が腕を振るっていく。 右手に白い息を吹きかけた後、全身を使って力強く白球を投げ込んだ。寒さが染みる中でのキャッチボール。大瀬良が腕をしならせていく。昨年手術した右肘の状態は順調で「いろんな方の支えがあって、100%くらいの強度に近い形で投げることができている。飛ばし過ぎず、しっかり一歩一歩進めていけたら」とうなずいた。

情報源: 広島・大瀬良 菅野に投げ勝つ! 過去6度対戦2勝1敗「特別な人」残留望むところ 

いやいや、本当にこの時期は記事のネタに困る。色々考えているうちに時間ばかりが過ぎてしまって記事の更新を断念してしまうケースが多い。ここ2,3日更新してないのは決してサボっているわけではございませんのよ。ネタがないのでございますのよ。今日の記事も何とか振り絞って書いたんだけどな、書いているうちにこれは結構大事なことのように思えてきて筆が進んだ。一見充実してそうな今季の先発陣ね、やはりキーマンというのは必ず出てくるであろう。そのキーマンが誰なのか?森下というファンもいれば、九里という方もいるだろう。いやいや今季は遠藤がブレイクするだろう!?カープ愛に満ちた同志の皆様の想いも多種多様。アタクシの先発投手のキーマンは誰になりそうか?意外と思うかもしないけど、アタクシは一昨年までのエース・大瀬良のような気がしているんだよな。

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エースはKO食らっちゃダメ!が理想のひとつ

野球ファンは色々と「エース像」というのが漠然とあるんじゃないかと思う。「先発完投」「ローテを絶対に守る」「連敗ストップ」など、チーム状況やそのゲームの意味がどんなものかとかね、見る角度も色々あるから一概に「コレ」というものを一つ上げろ言われてもなかなか難しいよな。
そんな中、アタクシは理想のひとつとして「KO食らっちゃダメ」ってのがあると思う。どんなに調子が悪かろうが打たれてマウンドを降りるというのはエースとしては見せてはいけない姿だと思うんだよな。
大瀬良は手術をするくらいの故障の不安を抱えながら投げていた。その結果、昨季の最後の登板は滅多打ちされたのが9月5日のDeNA戦。この時は3回1/3で8失点。エースのやる仕事ではなかった。昨季は5勝4敗という成績だったけど、最後の登板からさかのぼって1か月くらいの投球も安定はしていなかった。
最後の登板の1週間前、8月29日の阪神戦も3回5失点でマウンドを降りた。いわゆる2ゲーム連続で5回すら投げ切れずにKOされた。その前の登板では巨人相手に8回を2失点の好投を見せていた。ただこのゲームは序盤からカープが大量リードを奪った展開で上手く誤魔化しながらの投球ができたように思う。そのまた1週間前の阪神戦は5回5失点。これも打ち込まれてKOみてぇなもんだった。故障離脱する1か月前くらいから大瀬良らしからぬ投球が目立ったのが印象的だった。この辺から異変を感じていたのだろうねぇ。開幕戦から2試合連続完投した面影が残っていなかったもんな。
ただね、違和感があったとは言え、ひと月の間に3度もKOされたんじゃぁそら、チームが不安に陥るのも無理はない。アタクシがエースはKO食らっちゃダメというのはこういうところなんだよな。同志の皆様の精彩を欠く大瀬良の姿を見て、「こりゃ今季はダメかな?」と感じた同志も多かったんじゃねぇかねぇ?

大瀬良自身がこれを引きずってしまうのでは?ここが心配の種

はやり投手がヒジや肩を手術するってのは一大決心だろう。もとに戻るかどうかという不安がリハビリしながらも付きまとってくるだろう。大瀬良も球団も来季を考えて早めに手術に踏み切った。お陰で今季のキャンプ前には投球練習ができるまで回復してくれているし、今季の先発ローテには当然名前を連ねてくるだろう。
ただ、懸念しているのは今季の大瀬良は昨季の開幕当初の大瀬良と同じなのか?アタクシは今季実戦で投げてみないとわからないと思っている。恐らくだけど、大瀬良本人もその不安はあるんじゃねぇかと。昨季の打たれたときの記憶というのが投球を変えてしまうのではないか?微妙な狂いが生じるのではないか?今季実戦練習やオープン戦までこの不安と大瀬良は戦いを強いられる。そんな気がしているんだよな。まぁ答えはその時に出る。それを待つしかないよな。

大瀬良が今季もエース格として投げられればAクラスは固い!?

なので、この大瀬良が離脱前の投球ができるか否かでカープの評価もかなり変わってくるのではないだろうか?もしかしたら、手術前の球を投げられなくなっているかもしれん。そうなれば、大瀬良自身も新しいスタイルを確立していかなきゃならんだろう。急に切り替えるなんてのは無理だし、時間がかかる作業だろうねぇ。そうなれば今季は計算できないことになる。
それとは逆にこれまでの大瀬良の投球、いや、それ以上となればこの上ない戦力になるだろう。そういう意味でアタクシは先発のキーマンは大瀬良なんじゃなぁないかと。これまで通りの大瀬良なら10勝以上は期待できるし、あとはどれだけ大瀬良で貯金ができるか?だろう。2017年の10勝2敗、2018年の15勝7敗のように貯金を8くらい作ってくれれば非常にいいよな。ただ、こうして大瀬良の成績を改めてみると、まだまだ先発の柱として実質3年しか機能していない。そういう意味では大瀬良にとって先発投手としてこれからもやっていけるかどうかの試金石に今季はなりそうだよな。

チーム内のライバルが大瀬良を引っ張れ!

しかし1年でチームってのはこれほど変わるものかなぁと。去年のキャンプで先発投手の席ってのはがら空きだった。大瀬良、ジョンソンは決まり。あとは競争。野村が開幕間に合わずで本当に先発投手どうすんの?といった感じだったよな。蓋を開ければ大瀬良が途中離脱、野村も復帰するも再び離脱、ジョンソンは一つも勝てずとよくこれで借金4で済んだよな。まぁこれも若手投手の台頭や九里のように何をつかんだ投手が踏ん張ってくれたからなんだろうねぇ。なので、今季は昨季に比べれば「高いレベル」での先発ローテ争いになりそうだよな。
昨季勝ち頭の森下、そして昨季何かをつかみ規定投球回数をクリアし自信をつけた九里が開幕投手争いに名乗りを上げている。そこに大瀬良が意地を見せて食い込んでくるのか?もし、ここに大瀬良が食い込んでくるとなれば、かなり高いレベルでの開幕投手争いにもなる。それはいわゆる「先発3本柱」の形成に進化していくだろうねぇ。そうなればペナントは非常にいい形で進められるだろう。森下も九里も昨季以上に数字を残せば、大瀬良もそれに引っ張られていく、そういう形が理想だろうねぇ。そういう意味では森下と九里には大きな期待がかかるよな。
下からの突き上げもある。ドラ1の栗林、昨季ローテを守った遠藤、野村の復活、その野村離脱でチャンスをつかんだ中村祐太、床田も貴重な先発左腕として自信をもって投げられれば、そこそこは勝つだろう。若手の高橋昂も早く見てみたいよな。そういった先発候補が結構いることで大瀬良を引っ張っていけるとかなりいい先発陣が出来上がるだろうねぇ。

大瀬良復活で、森下、九里の三人で貯金15ならVに現実味

ここまで書いていてさ、手前味噌だけどやっぱり今季の先発のキーマンは大瀬良だよ、絶対に(笑)。まぁシーズン長いしな、必ずしも戦力が計算通り働くか?ってのは去年のジョンソンを見てカープファンは勉強しただろう。机上の計算通りにはいかんだろうねぇ。ただ、開幕前にこうしてあぁだこうだ言うのもプロ野球の楽しみ方のひとつだよな。開幕前に解説者の安仁屋さんの「安仁屋算」は「そんなにうまくいくわけねぇだろ!?」とツッコミ入れたくなるけど、案外みんなニヤニヤしながら楽しんでるだろう。いいんだよ、それもプロ野球の楽しみ方よ。
個人的には大瀬良、森下、九里でそれぞれ貯金5以上作ってくれればかなりVが現実味を帯びてくると思う。もちろん勝ち星だからな、ブルペンが白星を消すようなら当然この数字は実現しない。投手陣の出来不出来はこの3人の貯金の数で大体測れるだろう。
森下はある程度、計算できると思う。九里はこれまでは大体8勝7敗くらいの投手なだけに、昨季の自信でどれだけ白星を上積みできるか?ここは頑張ってもらわなきゃいかん。それと故障明けの大瀬良にこの貯金5が果たしてたやすいのか?難しいのか?
ほ~ら、やっぱり大瀬良がキーマンでしょ!?(笑)。
今季の大瀬良をこれまでは違った意味で緊張しながら見守っていくことになるだろうねぇ。大瀬良も色々な不安の中でキャンプを迎えるだろうけどな、頑張ってほしいよな。

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