虎さんになめられた??主力休養の阪神に快勝!!天敵西を誠也が攻略。この調子で秋山も…!?

虎さんになめられた??主力休養の阪神に快勝!!天敵西を誠也が攻略。この調子で秋山も…!?

 「広島7-1阪神」(2日、マツダスタジアム) 打線がつながった広島が阪神に大勝。阪神戦の連敗を5で止め、カード初戦で白星を挙げた。

情報源: 広島・鈴木誠「今はヤジばかり、すごい声援のある球場に」6戦4発上昇気配 逆襲誓う
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【阪神】 ●西勇(4勝5敗) 石井大 岩貞 藤浪
【広島】 ○玉村(2勝3敗) コルニエル フランスア
[本塁打] 鈴木誠12号(広)

アタクシの友人の阪神ファンは2位に8ゲームついても、過去に13.5ゲーム差をひっくり返さた経験からまだまだ安心できないなんて言っていた。昨日のゲームが始まる前の段階で2位巨人に2ゲーム差まで詰め寄られてしまった。まぁ巨人が8連勝したのが大きな要因で、ここからが追い越すのにはまた大きな連勝が必要だろう。届きそうで届かない、そんな感じになるだろう。普通にやっていればね。ところが追い上げられている立場からすると尻に火が着いたような気持ちになる。そこをグッとこらえてチームを前に向かせるのが監督の仕事だろう。そういう意味ではこの日巨人がゲームがないとなれば、仮に負けても0.5しか縮まらないわけで、矢野監督が一つの決断に出たように思う。大物ルーキー佐藤や、前回このカードで大暴れした中野、サンズといったレギュラークラスの選手に休養を与えた。ブルペンでも連投が続く岩崎や抑えのスアレスも休ませた。先発がカープを得意としている西ということもあって、「何とかゲームになるのでは??」と考えたかもしれん。最下位を低迷するカープも舐められた??もんよ。
ただね、143試合の長丁場。絶対勝たなきゃいかんゲームもあれば、「捨てゲーム」も必要。主力を休ませる「勇気」も必ずどこかで必要になるし、今回の矢野監督の決断はアタクシは支持できる。

天敵・西を火ダルマに!!きっかけと仕上げは主砲・誠也

カープが弱いなぁと思うところのひとつとしてね、相手がこうやって「飛車角抜き」で勝って当然のゲームを負けてしまうところ。このゲームの前も西に完璧に抑えられて僅差で負けてしまう絵が簡単に想像できた。回を追えば追うほどこのチームは焦る。5回くらいまで西に抑えられるとイヤなムードになる。捕まえるなら序盤と踏んでいた。まぁ今回は2回に西を捕まえることができたよな。
きっかけは誠也の豪快な一発だった。レフト線切れるかなぁと思ったけど、切れずに飛んで行った。調子上がってきたようだねぇ。これで苦手の西からまずは先制できた。この日の西は決して調子がいいわけではなかったけどな、過去にもこんな調子の西に抑え込まれていただけに、この一発で堰を切ったように打線がつながったよな。
でもアタクシはポイントは仕上げのツーベースだったように思うねぇ。なんせ前のゲームで巨人に4点先制もひっくり返された前科がある。4点なんてぇカープ投手陣にしてみれば決してセーフティリードじゃない。4-0で終わるよりはもう1点、2点と欲しいところだよな。場面は2死満塁。ここで誠也が外野の頭を抜く走者一掃。これぞ4番の仕事だと思うし、この一打でようやくゲームを支配できたよな。

川口さんもべた褒め!!玉村地元で初勝利!!

先発は若き左腕の玉村。いつの間にか、巡り合わせもあるんだろうけど、カードの頭を任されている立場になっている。それでも気負うことなく自分のピッチングをしてくれた。7回を1失点。よく投げたよな。
この日も真っすぐとスライダーのコンビネーションで阪神打線を「ねじ伏せた」印象だよな。阪神の右打者は完全に玉村の真っすぐに押されていた。インコースやや高めのね、カープOB川口さん曰く「ちょうどいい高さ」の食い込んでくる真っすぐに阪神打線がてこずっていたよな。インコースや高めを投げ切れない投手が多いカープ投手陣だけど、玉村はここにコントロールできるのが最大の強みだろうし、「三振の取れる投手」の条件を持っている。川口さんも現役時代に三振の山を築いた名左腕。通じるものがあるんだろう。べた褒めしていたよな。今後も楽しみであり、頼もしい投手が出てきたよな。

フランスワが復活登板。フォーム変わった??

6点差で最終回のマウンドにフランスワが登板した。今季2試合目だけど、前回の登板は打者一人だけだったのでよくわからなかったけど、この日は1イニングを投げた。ヒットも打たれ、四球も出し、三振もとった。まぁ実質今季初登板みてぇなもんだから多少の緊張もあったのだろう。
気のせいかもしれないけど、フランスワのフォームが少し変わったような気がする。それは「角度」ね、この角度が以前よりもついたような気がする。スナップの効いた上から投げ下ろすイメージが強くなったような気がする。
フランスワも中継ぎデビューした時は剛速球とキレッキレのスライダーで三振の山を築いていたけど、一時一発を打たれるようになってから、コントロール重視にシフトしたような印象を持っていた。なので球速も150kmに届かなかった。この日は回転のいい真っすぐを投げていたし、151kmを計測していた。コントロールは荒れ気味だけど、個人的にはいい真っすぐを投げるようになった。そんな気がしている。
カープ投手陣も栗林の前ね、ここが不安定になってきた。大道は先発に回り、塹江は調子を崩して勝ちパターンから外れた。バードは1イニングというよりは左殺しのイメージだし、8回というのが鬼門になってきた。ここにフランスワがハマると非常に大きいよな。ただ、今日は点差が開いていたし、メンタル的にも楽な場面だった。もう少し見てみないと何とも言えないけど、何とか勝ちパターンに入ってきて欲しいよな。

追加点が欲しかった…??

さて2回に7点のビッグイニングを作ったけど点が入ったのはこの回のみでその後は西に抑えられたし、その後のリリーフ陣からも点を取ることができなかった。ここを気にされるカープファン同志も多かっただろうねぇ。しかしアタクシはこの日の玉村なら2回の7点で十分だと思ったし、玉村もこれで十分といった投球を見せてくれた。アタクシはこういう勝ち方は「強い勝ち方」なんだと思う。追加点がないと尻に火が着いてしまう野球ってのは結局は弱い野球なんだよな。昨季の中日は6回までにリードしていれば37連勝とか言っていた。Aクラスに入る要因になったよな。この連勝中も1点差、2点差ゲームもあっただろうし、そこをずっと勝ってきた。この投手陣ならリードしていれば勝てる。そういう強力な「パターン」を持っているチームは強いんだよな。
まぁ普通5,6点差あれば自分のペースで投げればなんてことないんだけど、カープ投手陣はそれができない。DeNA戦では最終回に大差を一気に縮められて1点差まで追い込まれたり、先の巨人戦も序盤で4点取れば勝たなきゃいかんゲームを落としている。はっきり言ってカープ投手陣の中でそういう投手が多すぎるということなのだろう。その点、玉村はしっかり自分の投球に専念できる投手。四球出しても「イヤだな」と考えずに自分の投球を継続できる。そういう投手ならむしろ自分たちの攻撃も淡々と終わらせて玉村のペースを崩さない方が勝ちにつながる確率が上がるかもしれん。昨日の玉村の投球を見れば「追加点は不要」だった。そしてそのリードを保ったまま勝つことができた。アタクシはこれはこれでいいと思う。

阪神打線の迫力のなさに助けられた??

玉村の好投の背景には阪神打線の迫力のなさに助けられた側面はあっただろう。なんせルーキーの佐藤には一発打たれまくっているし、サンズにもいいところで長打を浴びている。下位打線の中野につながれて失点する場面も多かったよな。今季カープを苦しめた役者がいないだけでもだいぶ迫力という部分では違うよな。前に書いたようにこの日は阪神にとっては捨てゲームだったのだろう。こういうゲームをきちんととれたの大きいというよりはこういうゲームも落としていたら、もう救いようもない。勝ててホッとしたというのが本音かもしれん。
だから大事なのは今日のゲーム。ここの所、阪神にはやられまくっているいるので、やり返したよな。今日の先発は大道。前回登板は先発投手として「6回の壁」を経験した。今日は6回を投げ切ることがテーマになってくるだろう。頑張ってほしいよな。
やはりこのチームは「誠也のチーム」。誠也が打てば打線が乗ってくるし点も入るようになる。打線が初戦のように流れを作って投手を引っ張り上げる形ができてくれば、借金も減っていくだろうねぇ。

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