中田翔巨人移籍&HRでチャラになりそうな「暴力事件」。昭和の体質が抜けきれないプロ野球界

中田翔巨人移籍&HRでチャラになりそうな「暴力事件」。昭和の体質が抜けきれないプロ野球界

(セ・リーグ、広島─ヤクルト=降雨中止、22日、マツダ)夕方にかけて雨が強くなり午後5時50分に中止が決定した。佐々岡真司監督(53)の主な一問一答は以下の通り…

情報源: 【指揮官一問一答】広島・佐々岡監督はヤクルト戦の中止について「これはしようがない」

広島地方はまたまた豪雨にみまわれ大変だよな。もちろん昨日のゲームも雨天中止。野球自体は楽しみにしていたけど、この豪雨で被災された方や不安な気持ちで過ごされている方のことを考えれば、野球どころじゃねぇって感じもするしな、とにかく被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。

昨日はゲームが中止、今日は移動日と言うことでね、久々に「カープの野球」以外のことを書こうと思う。まぁアタクシがこのジャンルに手を出すと賛否両論たくさんのご意見をいただく。ぜひ読者の皆様のご意見も伺いたいですなぁ。

中田翔、暴行事件で日ハムを追われ巨人に移籍

最近の話題では日ハムの顔だった中田翔がチームメイトといざこざを起こして暴行事件に発展した。まぁ日頃から後輩をイジりながらも面倒見の良さは色々なマスメディアを通じて伝わって来ていた。好意的な報道ではそのイジりが発展してしまってということで中田翔を庇う話も色々聞こえてくるけどな、いざこざになったのは後輩の選手が「我慢ならなかった」わけで、日ごろのイジりが積もり積もってということなのだろう。
それ以外にもゲーム前の声出しを担当した選手に対し、人種差別的な発言が日ハム球団の公式映像で公になり物議を醸した。この辺の日ハム、特に1軍の「体質」というかね、まぁ栗山監督も侍ジャパン、稲葉監督へのバトンタッチが既定路線だったけど、五輪が1年延びた関係で続投となり10年のシーズン。マンネリ化は否めないよな。この辺にチームの緊張感のなさと言うかね、何か今季は宙ぶらりんの惰性で野球やってる感を一番感じていたのは日ハムファンなんだと思う。当然順位もよくない。同じ野球ファンとしては気の毒に感じるんだよな。

その中田翔は日ハム球団から出場停止という「球団独自の処分」を言い渡された。この処分は恐らく長くて今季いっぱい、軽くても1か月くらいだと勝手に思っていた。このオフには日ハム球団も中田翔を放出する方向に動くのは当然だろうと。中田翔もやってしまったことは褒められることではないしな、そういった懲罰を受ける覚悟はあっただろう。野球選手が野球をできないというのは手足をもぎ取られるようなもの。この期間に十分反省して自分を見つめなおし、また豪快な打撃をファンの前で見せて欲しい。こういった気持ちが日ハム球団や日ハムファン、いやいやプロ野球ファンの率直な気持ちだと思う。

ところが処分9日目に巨人への無償トレードが決まった。そして出場停止処分は日ハム球団独自の処分で移籍するとなれば、この処分は解除となった。あまりにも「短すぎる」と感じたのは野球ファンだけではなく、世間一般の人もこれを聞いたら「なぜ」と違和感をおぼえるだろう。
これはあくまでも個人的な印象だけど、巨人というのは他球団の主力を不可解な方法で入団させている歴史がある。古くは江川問題。詳しくは書かないけど、あのやり方で巨人ファンを辞めた人も多かった。アタクシの父もそうだった。
現ソフトバンクのヘッドコーチである小久保も経営危機に陥っていたダイエーから巨人に「預ける」ような形で移籍した。まぁ後に小久保さんが自叙伝で当時のダイエー球団のやり方に我慢がならず、移籍を直訴したというのが本当のところらしいけど、その事情を知らない当時のファンは扱いづらい小久保を巨人に「厄介払い」したという噂も持ち上がったし、経営難で足元を見て高年俸の小久保を引き抜いたなんてぇ話も聞こえてきた。

逆の話もある。スキャンダルで巨人のプライドに傷をつけた二岡を日ハムが引き取ったという話もあるし、巨人で花開かなかった太田泰司もセ・リーグに渡すくらいならと日ハムと大型トレードで放出した。そういう巨人と日ハムの関係ね、それも影響があったかなぁと。
ただ、巨人という球団は懐も深いところがある。恐らく今回の中田翔の放出に手を上げる球団は巨人以外にいなかっただろうねぇ。巨人から声をかけたような儀がしている。個人的にはこのオフに巨人に移籍かなぁと思っていたんだけど、まさか処分9日目で移籍するなんてぇのは本当に驚いたよ。

中田翔のホームランでどんちゃん騒ぎに違和感と巨人の古い体質

その中田翔が昨日のゲームで移籍後初ホームランを打った。巨人を取り巻くマスコミは手放しで報道している。長嶋名誉監督も東京ドームに来て大興奮だったと。まぁ巨人は長嶋さんがOKなら、みなOK的な体質だよな。暴力事件を起こしたことなどこれっぽっちも深刻に受け止めていないようなはしゃぎようにはさすがに違和感しかないんだよな。ましてやそんな選手を移籍して即スタメンに使うというね、度胸というか面の皮の厚さを見ると巨人という球団はやはり「自分たちは特別」という意識が昭和の時代から脈々と受け継がれているんだろうなぁと色んな意味で感心する(笑)。だから野球の中でも暴力も「どうってことない」って言ってるようにも見えてしまうんだよな。

今でもそうなんだろうけどな、昭和の時代に人気を博したスポーツほど、昔ながらの体質が抜け切れていないよな。特に野球、バレーボールなんかもまだまだ古いタイプの指導者が多いと聞く。今のプロ野球でもやんちゃな選手がベンチにドカッと座って後輩をアゴで使うようなシーンを見かけるよな。このスポーツの中での暴力というのがまだまだ「当たり前」というか、「しょうがない」という考えが確かに存在しているんだと思う。

カープ緒方前監督も野間に鉄拳制裁の過去が

カープでもこうした「暴力沙汰」はあった。古くは高橋慶彦さんの飛び蹴り事件とか(笑)。まぁ最近はYoutuberとして活躍されている慶彦さんが当事者である正田さんと雑誌の対談で当時のことを振り返っている。二人にはわだかまりはないし、むしろ今のカープに非常に危機感を持たれていた。思いきり昭和の時代。「根性」という言葉がまかり通っていた。正田さんが肩を痛めており、痛がっている表情を出すのを見て慶彦さんが「痛いっていうな」と。正田さんは本当に痛くて痛くてしょうがなかったらしいんだけど、慶彦さんはそれがどうしても許せなかったそうな。「根性で乗り越えろ」と喝を入れたつもりだったらしい。それが「昭和」に蔓延っていた概念だったのはアタクシも昭和の人間なのでよくわかる。

最近では緒方前監督が野間に鉄拳制裁でこの時のカープ球団は厳重注意の処分を行った。確かに暴力は暴力なんだろうけど。常習性はなく、やられた野間も監督の気持ちを理解していると大きな問題にはならずに終わった。
アタクシはこの時も記事を書いてるんだけど、お互いの信頼関係の中での鉄拳制裁はあってもいいのでは?と持論を展開したんだけど、賛否両論のご意見をいただいたのを覚えている。
野球と言うのはチームスポーツで特にプロとなれば、実績十分の中心選手もいれば、ベテランもいる。若い選手も含めて結構幅広い世代で構成されている。野球界ではプロの飯を食ってきた長さよりも「年齢」で先輩後輩を区別するし、プロ野球選手は高校、大学と名門校出身の選手が多く、プロでも高校や大学時代の先輩後輩の関係がそのまま続いているという選手も多いだろう。どうしても「年功序列」の考えが抜けきらない環境なんだろうねぇ。
中田翔は恐らく、そういった野球界の空気の中で後輩いじりは「常習」だったのだろう。日ハム球団が出場停止にしたのはそう言ったことは長きにわたって行われていた背景があったのは容易に想像できる。暴力は暴力でも緒方前監督のものとは「性質」は違うんだろうねぇ。もちろん、どんなことがあっても暴力はいかんという人は一定多数存在するのは理解しているし、そういった考えの人たちを否定するつもりは毛頭ない。

一番複雑な気持ちになっているのは中田翔

この中田翔の問題はね、それぞれの立場で言い分はあるのだろう。ただ、それがどうしても「方便」に聞こえてしまう。そこに「違和感」があるんだろうなぁと。
今回の事件は日ハム球団内で起こった事件。日ハム球団が処分を下すのは当然だよな。そして中田翔の処遇もその処分が終わるまでは日ハム球団が管理するのが筋なんだと思う。トレードで獲得したのは巨人。巨人の言い分は処分は日ハム球団が下したもの。巨人は関係ない。もう巨人の選手だし、戦力として獲得したのだから使うことに何ら問題はない。そういう立場なんだろう。まぁこういう芸当は前に書いたけど巨人にしかできないことのように思う。
古くから日本人は「罪を憎んで人を憎まず」と時代劇を通して刷り込まれている。巨人の言い分は罪は日ハム球団の判断、巨人は中田翔という人(選手)なんだから使うことに問題なしと言うことなんだろうし、それも一理あると思う。ただ、その犯した「罪」の償い方ね、これはそれなりのモノじゃなきゃいかん様に思う。多分だけど、中田翔もその辺に戸惑いを感じているんじゃねぇかねぇ??せめて巨人も日ハム球団と協議してこの「罪」に対する処分に関してはある程度のモノを引き継ぐことをすればいいのになぁと。
そこでやはり感じるのはNPBの影響力の薄さね、日本プロ野球コミッショナーの権限のなさね、長年問題になっている日本プロ野球の構造的な部分ね、この辺が何とかならんのかなぁと思う。こういう問題を起こした選手の処分は球団ではなくNPBが下す仕組みにした方がいいと思う。そうすれば、こうした「違和感」を感じずに済むのかなぁと。
今の日本プロ野球の構造と言うのはどっかの国の共産党と国の関係に似ている。共産党の下に国がある。だから国の決まり事よりも共産党の決めたことの方が上。国の外務大臣よりも共産党の外交担の幹部の方が上。
日本のプロ野球も全ての決めごとは12球団で協議して決める。NPBが構造改革をすることはできない。NPBよりも12球団が上、なんだよな。これじゃぁ12球団の中の力を持った球団が思惑通りに補強出来たり、今回のような「罪」を不問に付してしまう結果を招いてしまう。本当にそれでいいのか??興味深いよな。
そしてこの巨人のチーム、球団、OB、そして巨人を取り巻くマスコミの中田翔歓迎の動きってのは違和感でしかない。この問題をもみ消そうとしているのではないかと勘繰ってしまうほど不自然さを感じてしまう。まぁ一番複雑な心境なのは当人である中田翔なんだろうけどな。

明日は同じ投手出身で同じ2年目のシーズンを迎えるカープ佐々岡監督とヤクルトの高津監督を比べてみよう。そんな企画を考えているよ。まぁ書く時間があればなんだけど、お楽しみに。

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