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大瀬良粘って粘って6回2失点で4連勝!!誰かのミスをカバーしての見事な勝利!もう西は怖くなくなったかな??

Mageちゃんの「熱視線」
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 「広島6-4阪神」(27日、マツダスタジアム) 広島が阪神に競り勝ち、2連勝でカード初戦を制した。

情報源: 広島が連勝 大瀬良が6勝目を挙げ自身4連勝 栗林は21セーブ目

しかしプロ野球選手も大変だよな。前日東京でナイトゲームやって、翌日広島に移動してゲーム。このゲームも長くてね、3時間半を超えた。アタクシなんか新幹線で4時間揺られてきたら、一泊して明日から…なんて気になってしまう。この長いペナントレースを乗り切るにはこの移動も克服していかなきゃならん。移動が多いカープは昔から移動ゲームは弱いという話はあった。巨人戦負け越して、この日は首位阪神と。先発の大瀬良は東京に行かずに調整して待ち構えていたんだろうけどな、見事に初戦を取れた。このゲーム、カープナインは非常に集中していたと思うし、前日の5発で自信がついたのか首位阪神に臆することなく、非常にいい野球で勝てたように思う。もちろん、チョンボがあったり、中継ぎがピリッとしなかった部分があったけど、それをチームメイトがフォローして流れを相手にあげなかった。チーム全体でもぎ取った1勝。この勝ち方はもしかしたら今季のベストゲーム??アタクシの中ではそんな気もしている。

粘りの投球もエースの証 4連勝で6勝目

両チームの先発は大瀬良と西。大瀬良はローテを崩して中7日での登板。前回は中5日だったので、調整で難しい部分があっただろう。球的にはここ数試合ではコントロールに少し苦しんだ印象だったよな。球数が多かったのがその表れだろう。それでも立ち上がりも無難にこなして上々のスタートだった。真っすぐはそこそこキレがあったし、それを見せ球にしてカットとスライダーを上手に投げ分けていた。捕手の坂倉のリードよかったよな。
しかし相手は首位のチーム。思いがけないところから点を取ってくる。中軸を抑えた2回に伏兵のロハス ジュニアに逆方向に一発打たれた。この辺が首位のチームといった感じだよな。カープにはなかなかできていない先制点の取り方だった。この辺、大瀬良にも動揺があったように思うねぇ。続く3回は西にヒットを打たれた動揺を隠せなかった。この辺は守っているナインにも伝わっていたような気がした。案の定ファーストの松ちゃんが悪送球で2点目を献上する形になった。
こういうプレーが出ると、正直ファンもチームも「あ~あ」となる。ここ数年のカープはこういったムードになると一気にやられる傾向にあるよな。ところここから大瀬良が踏ん張った。続くサンズ、大山に対してはギアをあげた投球だった。サンズを歩かせて満塁の場面、打者は大山。前回登板で一発食らっている相手だよな。おっかねぇよな。
ここでこの大山に対しての配球を見てみよう。まぁその前にサンズに対してね、1死2,3塁。まぁもう1点は覚悟しなきゃいかん場面ではあるよな。ただ、1塁が空いているだけに無理に勝負をしなくてもいいという場面でもある。個人的には大瀬良はサンズよりは大山という印象を持っていただろうし、1塁に歩かせて満塁で大山ならゲッツーもある。そうやって打ち取れる自信が大瀬良にあったように思う。そういう背景を持ってこの対大山の配球を振り返ってみよう。

さっきも書いたけど1死満塁。このピンチを切り抜けるにはゲッツーが一番最高の形だよな。となるとバッテリーはゴロを打たせるために球を低めに集めてくるだろう。それも外角低めだよな。大瀬良は右打者に対してここにコントロールできる球は3つある。真っすぐとスライダー、そして小さく曲がるカットだよな。このうちスライダーは追い込まれてから効果を発揮する。ただ、これは内野ゴロを打たせるというよりは三振を取りに行くときに使える球だよな。ゴロを打たせるならカットでタイミングをずらす。一番望む結果から逆算すれば、決め球はカット。打者の大山はどう考えていたかはわからないけど、いずれにしても外勝負といった感じだったよな。配球もやはり一発警戒で外中心の攻め。初球は外の真っすぐ。これを見逃して1ストライク、2球目はスライダー。これには大山は反応して追い込んだ。3球目。これはもしかしたら勝負に行ったか??と思わせるようなカットボールが低めに大きく外れた。4球目はインサイド低めのシュート系。これに大山は全く反応をしなかった。ただ、アタクシはこの4球目ね、この球が大山を惑わしていたように思う。1~3球目は明らかに外の変化球を待っている印象だったし、カープバッテリーはこういう場面になると外一辺倒が多い。本当はどこかで内を攻めれば変わってくるんだけど、それを投げられずにいた場面が多かった。この場面は大瀬良だから投げ切れたというはあるだろう。そしてこの4球目の大山の反応で、完全に意識は外に行っていると確信したねぇ。しかし1球内角へ来た。ひょっとしたらという気持ちが大山に湧いてきたように感じた。もう1球インサイドに速い球なら打ち取れるのでは??アタクシはそう思った。5球目。坂倉が大山の体の近くに体を寄せた。この瞬間、アタクシはゲッツーになると確信した。案の定大山はここで意識は外、もしかしたら内の意識だったろう。迷いがあったと思う。そこに大瀬良が渾身の真っすぐを投げ込んできた。大山が完全に立ち遅れた感じの打撃になった。この辺はバッテリーの配球勝ち。そんな気がしたねぇ。

考えてみれば、松ちゃんのミスから傷口が広がった。ここからズルズルゲームが壊れていくのを何度も見てきた。特に上位チーム相手にはモロさを露呈していたよな。そこを大瀬良と坂倉のバッテリーが食い止めた。松ちゃんのミスを1点で防いだ。この時のベンチの盛り上がりも大きかったし、カープに流れが来たと感じたカープファン同志も多いだろう。味方のミスをみんなで守った。印象に残った場面だよな。

林のチョンボから始まったイニングでの1点も大きかった

この大瀬良の踏ん張りでチームのムードはアゲアゲだよな。その勢いで3回裏先頭の林が相手のエラーを誘って無死2塁。阪神バッテリーもイヤだなぁという感じだったろう。ここで打席は大瀬良。まぁ送りバントのサインは当然出ていただろう。ここで林の若さが出た。初球の高めのスライダーを大瀬良が見逃した。ボール球だったから当然、バットを引くよな。ところが林が飛び出していた。まぁ気持ちはわかる。足の速さには自信があまりないのだろう。いいスタートを切って3塁を陥れたい。その一心だったように思う。2塁に必死に戻るも楽々アウト。まぁやってはいけないミス。チョンボだよな。
せっかく大瀬良の踏ん張りで流れが来たかと思ったけど、一気にそれが萎んじまった。そんな瞬間だったよな。
ところが…だ。野間が初球を三遊間へしぶとい内野安打。続く龍馬がこれまたしぶとくレフト線へのツーベース。快足を飛ばして野間が1塁から一気にホームを突いた。2死ランナーなしからもぎ取った1点ね、これは大きかったよな。それと同時に林のチョンボもみんな忘れてくれた。これ負けていればクローズアップされていた場面だっただけに、そういう意味でのこの1点差に追いつく1点を返せたことで「これでゲームになる」と感じたよな。大瀬良も気合が入っただろう。こうして味方のミスを誰かがカバーする。こうしてチームは盛り上がっていくもんなんだよな。

初球から積極攻勢で同点!!そして逆転!!

このゲーム、序盤から見どころ満載でね、ゲーム進行が遅かったよな。いい流れを作った大瀬良も4回表はコントロールに苦しみ、フルカウントが多かったけど、ここで失点を許さなかったというのは大きかったよな。
そして4回裏。先頭の誠也がツーベース。前日の2発でバットが積極的に出るようになったのかねぇ??初球を叩いてチャンスメークした。そして坂倉も初球を引っ張ってライト前のタイムリーたった2球で同点に追いついた。これ何気に阪神先発の西は堪えたように感じた。その証拠に続く松ちゃんに対してコントロールを乱した。最後はボテボテの投ゴロだったけど、これで1塁ランナーの坂倉も進塁できた。続く菊池がまたもや初球をセンターの頭を超えるツーベースで一気に逆転。この初球から積極的に「バット出す」ではなくてしっかりスイングするという姿勢で西を攻略できた。いい攻撃だったよな。

誠也が今夜も「4番の仕事」

ゲームは1点差のまま両先発が踏ん張りそれぞれ6回を投げ切って降板。となるとブルペンの出来が今後の展開を左右することになるよな。先にリリーフ陣を捕まえたのはカープ打線だった。前回対戦では完璧に抑えられたアルカンタラを攻め立てた。1死後龍馬がこの日3本目のヒットで出塁。龍馬も調子が上がってきたよな。続く小園は追い込まれながらも粘りのセンター前。この打席は非常に評価していい打撃だった。ここの所疲れからか打率が落ちてきているけど、いいきっかけにになるといいよな。1死1,2塁から誠也が左中間を破るツーベース。2塁ベース上で地面に向けてのガッツポーズね、今までの鬱憤を吐き出すような姿だった。やはり点をとるには「長打」。それも4番の長打は本当にチームが盛り上がる。いい仕事をしてくれたよな。

コルニエルの失点を石原の「一発」でカバー

誠也の2点タイムリーで3点差。こうなると勝ちパターンの投手の出番だよな。7回は島内、8回はコルニエルがマウンドに上がった。ただ、ここの所の登板はこういう場面でと言うのがあまりなかった。モチベーションの持って行き方が難しかったように思うねぇ。案の定、やはりコントロールに苦しんだ。制球も心のコントロールも乱れていたよな。大山にツーベースを打たれるも2死2塁。点差を考えればなんてことない場面でロハス ジュニアに四球を与えた。これはミスだよな。何のための3点差なのか??一発打たれてもまだ1点勝っている。ならばどんどん攻めなきゃいかんのにストライクが投げられない。この四球は明らかに「何やってんだ??」というコルニエルのミスだよな。それに動揺したかワイルドピッチもやらかした。これで2,3塁。代打糸井がさすがのタイムリーで1点差に攻め寄られた。ちょっとイヤな予感もあったけど、とりあえず勝っている形で栗林につなげることはできた。この日のコルニエルは限りなく落第点に近い「キリギリ合格」といったピッチングだったよな。
1点差。栗林がいいとはいえ、3点差あっただけにカープの方が追い詰められるようなムードになったよな。ただ、それを猛烈な突風が吹き飛ばしてくれた。代打石原の打った瞬間にそれとわかる豪快な一発。いいところで出たよな。阪神ベンチも8回の2点で1点差。中継ぎ陣で頼りになる及川を9回のマウンドに上げた。カープ打線もこの及川には前回対戦で抑えられている。ところが石原がそんなの関係ねぇとばかりに豪快な1発。これね。やっぱり1発なのよ。これで阪神ベンチも諦めが漂ったし、カープはカープでこれで行けるとなっただろう。まさかの伏兵の石原の一発ね、勝つときってのはこういう「一発」が効くのよ。この1発でコルニエルのミスをカバーした。これが「チーム」なんだよな。

もう西は怖くない??西のペースに持ち込ませなかったカープ打線

さて、これまで阪神の西にはやられっぱなしだったカープ打線。今季はこれで西から4勝かな??ここの所、この西を攻略できている。ただ、これまでの対西に対しては立ち上がりを攻めた。やられっぱなしの中、唯一のチャンスは立ち上がり。そこを上手く攻めることができていた。
しかし、このゲームはちょっと違ったよな。当然西も立ち上がりをいつも以上に慎重に投げてきた。初回を切り抜け、2回、3回に味方が点を取った。こうなると西は乗ってくる。こういう展開になって西を乗せてしまい凡打の山を築いて負けてきた。ところがこのゲームは立ち上がりこそ抑えられたけど、打順2巡目で西を捕らえた。これは今までにはなかったことだろう。こういう攻略ができると自信もつくよな。立ち上がりも怖い、2巡目も油断できないとなると西の方がカープに対して見方を変えてくるだろう。こうなれば、儲けものよ。カープ打線も西を打てたことによって、苦手意識も薄まっていくだろう。矢野監督もそろそろ西をカープ戦にという考えを変えてくるかもしれんねぇ。

本当にこのゲームは誰かのミスを誰かがカバーする「チーム」で勝ち取った勝利だった。こういう勝ち方ができれば、チームも乗ってくるだろう。少し光が見えてきた。そんな感じだよな。阪神もこのゲーム勝てば巨人を引き離せたけど、お付き合いしてしまった。まだまだそんなゲーム差ではないし、今季はAクラスとBクラスで完全に離れてしまっているけど、そのうち上位チームは「下位チームには取りこぼせない」という別のプレッシャーに襲われるだろう。そんな展開の中で巨人、阪神、ヤクルトが「カープとやるのはイヤだなぁ」と思わせる野球を是非やってほしいよな。今日の先発は久々の野村。アタクシは野村の野球人生の今後がかかっている大事な登板のように思う。阪神の先発はルーキーの村上。まぁ谷間だよな。優勝するチームはこういう谷間をどれだけ取れるかがポイントになってくる。そうはさせじとカープ打線がね、奮起してほしいし、上位チームをどんどんバタつかせるようなゲームを見せて欲しいよな。

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