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栗林球団タイ25セーブ、小園規定打席到達、チームの転換期を感じさせる秋

強いカープがみたい!
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 「DeNA2-3広島」(25日、横浜スタジアム) 広島のドラフト1位・栗林良吏投手が1点リードの九回から登板。無失点で締め、25セーブ目を手にした。03年の永川が持つ、球団の新人最多セーブ記録に並んだ。

情報源: 広島・栗林が25セーブ!03年永川以来、球団新人最多セーブ記録に並ぶ

今季のセリーグはAクラスとBクラスがはっきり分かれてしまったよな。毎年白熱するCS争いの話題はセ・リーグの場合は全く出ないだろう。その代わり上位3チームが白熱した戦いを見せてくれている。カープも3連覇したけど、こうしたつばぜり合いを勝ち抜けてきたわけではない。この辺3連覇のうち1つでもこうした展開で優勝していればこれほどのスピードで劣化が進まなかったのではないか??アタクシはそう思っている。
Bクラスのチームは中日が5連勝で4位に抜け出すかと思いきやその後5連敗、DeNAも勝負の9月は20日までは9勝4敗。ところが21日から昨日までで5連敗を喫し結局は借金を返しきれていない。まぁカープも同様。ちょっと借金を返したかと思うと連敗で借金を膨らませてしまう。上位3チームがそれだけ頑張っているということなんだと思うけどな、この連敗癖のあるチームと言うのはなかなか浮上できないよな。

髙橋昂粘り強く投げて4勝目

前日のゲームでは大瀬良が投打で気持ちの入った姿をみせてこのカード先勝した。この日も勝って早々にカード勝ち越しを決めたいよな。先発は高橋昂。前回登板は初回先頭打者の塩見にいきなりぶつけて青木、村上に一発を浴びた。そういった投球をした直後だっただけに初回はかなり注目していた。先頭の桑原を3球三振に仕留めてね、初回の入りは良かったよな。ただ、四球で無駄なピンチを作っていたし、毎回ランナーを出す形が序盤は目立った。この辺ね、7回8回と行くのであれば序盤の球数の多さは課題としていかなきゃいかんところだよな。ゲーム中盤あたりからは本来の投球を見せてくれたように思う。5回、6回と3者凡退に抑えた。この辺が高橋昂本来の投球だと言えよう。こういった投球を立ち上がりからできればもっと勝てるんだろうねぇ。

もっと野手から信頼され「勝たせたい投手」になるためには

個人的には高橋昂のような「気持ち」で投げる投手は好きなんだよな、だから応援している。でも、この日のゲームをみるとまだまだ課題は多いなぁとも感じた。別に剛速球を持っているわけではないし、針に糸を通すようなコントロールがあるわけではない。腕をしっかり振って真っすぐ、カット、スライダーの投げ分けで打者のタイミングを外して打ち取るタイプだよな。そうなると野手の守りや攻撃の助けが絶対に必要になってくる。そうなると高橋昂は野手に「コイツを勝たせたい」と思わせる投球やプレーを見せていかなきゃいかんと思う。その部分については課題の見えたゲームだったように思うねぇ。
まずは逆転された3回。カープ打線は序盤からDeNA先発の京山を捕まえられそうで捕まえられないもどかしい展開の中、ゲッツーの間に先制点をゲットした。まぁなんとか搾り取った1点だよな。しかしその裏に高橋昂はいとも簡単にひっくり返されてしまった。まぁ振り返ってみればDeNAのクリーンアップと勝負できなかったってことなんだろうけど、あまりにあっけなくやられたよな。これじゃぁ野手の信頼は勝ち取れないよな。
送りバントの失敗もあった。これ、前回のヤクルト戦でもあったよな。この辺をきっちりやるようになると高橋昂を勝たせたいという気持ちも湧いてくるだろう。早く「コイツを勝たせたい」を思われるようなプレーもそうだけど立ち振る舞いね、頑張ってほしいよな。

會澤、さすがの一発!!読み勝ちか??

高橋昂が5回6回とDeNA打線を黙らせている間に打線が同点、勝ち越しとねいいリズムで攻撃ができたように思う。誠也のタイムリーは直前でホーム憤死があって、ここで無得点だとイヤなムードになるところだっただけに、4番の仕事をしてくれたよな。そして6回には會澤がライトスタンドへのホームラン。會澤はこのハマスタではこうし逆方向のホームランが多いような気がするねえ。それとこのホームランは會澤の読み勝ちだったように思う。振り返ってみよう。投手は3人目のピープルズ。剛速球を持っているわけでないけど、球に力があり真っすぐで押してくるタイプの投手だよな。ちなみ捕手は山本。これまでのリードを見ていると真っすぐの要求が多い捕手のように思う。ただ、まだ若いというかね、投手のことを考えずに理想を追った配球が目立つよな。投球を振り返ってみると初球は外の真っすぐ。2球目も同じコースだけどカットかな?少し動いていたような気がした。これも見逃して早々に追い込んだ。會澤は完全に追い詰められた??かに見えた。3球目も同じ高さ、コースだったけど、外し気味の球でボール。個人的にはインコースにズバッといったら會澤は手が出なかったろうと思ってけどな。そして4球目。バッテリーは決めたいところ。カーブかな??これまで真っすぐで押してきて決め球に緩いボールを使った。しかしこれが大きく外れてボール。並行カウントになった。バッテリーは次の球こそ決めていきたい。フルカウントにはしたくないからねぇ。ここで捕手の山本は高めの真っすぐを要求。今度は高低差でといった狙いだったのだろう。これも大きく外れてフルカウントになった。さて、DeNAバッテリーは困った。低めの変化球もダメ。高めの速球もダメ。これはピープルズが「投げ切れない」でいるからなんだろうけどな、これベテランの捕手なら恐らくカットボールあたりでタイミングを外すか、外の真っすぐで1球ファールを打たせて打者をもう一度考えさせるかといった方向に行くんだろうけど、捕手の山本はどうも「三振」にこだわっていたように思う。4球目か5球目の球で三振を取りたい。そんな感じだったように思う。じゃ、どっちにするかと言えば、4球目のカーブは大きく外れたので四球の可能性が高い。となれば高めの真っすぐ。アタクシは會澤はこれを読んでいたような気がしている。だから素直にライト方向に打ち返した。外の高めの真っすぐね、これを會澤が得意とする「ヘッドを立たせたまま打球を打つ感じで逆方向」がキレイに決まったよな。これは相手の球と自分の見立てがバッチリ合わないとできない。いいホームランだったよな。
まぁ要求した山本は直後の打順で代打を出された。DeNAベンチもその辺の山本の頑ななリードが気になったのだろう。捕手と言うのは本当に難しいポジションだよな。

栗林までたどり着く道のりは本当に険しい

ゲームの途中で買い物に出なきゃいけなかったんだけどな、1点差でゲーム終盤。結局は8回の裏をケムナが抑えたところで出かけることになった。もちろん9回は栗林だから大丈夫というカープファン特有の妙な自信から出た行動であることは間違いない。裏を返せば栗林にバトンをつなぐ7回8回ね、これがカープ投手陣の課題であると白状しているようなもんだよな(笑)。いや~それにしても7回、8回の2イニングだけだけど長い道のりだったように思う。
7回は島内だよな。正直Twitterでもツイートしたけど、1点リードでの7回は島内にとっては重荷ではないか??そんな気がしていた。案の定先頭打者に四球。アチャ~っと思ったカープファン同志も多かっただろう。ところがここから先は連敗中のDeNA打線に助けられた側面はあったように思う。続く桑原は初球をライトフライ。まぁ四球のあとの初球を狙うのはセオリーと言えばセオリーだけど、ここはじっくり行った方が攻略できたように思う。なんせ島内くんだからねぇ(笑)。続く柴田の初球に神里が盗塁をしかけてくるも失敗。この辺はDeNAベンチも焦っているなぁと感じたねぇ。まぁこの辺も會澤が仕掛けを読んでいたように思う。完璧な2塁送球だったよな。この2つのアウトで島内が7回を無得点。ラッキーな面もあったけどこの展開で7回に0を刻めたのは大きいし自信にしてほしいよな。
8回はケムナ。こちらも1点差での8回を任せるにはやはりハラハラものだよな。ケムナはいい球を持っているし、いずれは7回8回を任せる人材ではある。個人的には名前負けするタイプの投手なので、この8回はDeNAのクリーンアップが相手。どう切り抜けるかが、ポイントだった。しかし、やはり悪い癖が出たよな。先頭の佐野にヒット。オースティンが打った瞬間はやられた!?と思ったけど、風に助けられてライトフライ。まぁこれは大きかった。これでそのまま行って欲しかったけど、宮崎には四球。佐野と宮崎は「首位打者」のタイトルを獲った面々。この辺にケムナがまたもや名前負けした印象を残してしまったよな。これで1死1,2塁。踏ん張りどころだよな。DeNAベンチは勝負と見るや佐野と宮崎に代走を送った。続く打者は牧。新人王争いの最有力候補だよな。この牧に対して1ボールの後カーブでストライクを取った。この辺は成長と言うかね、この場面でカーブでストライクを取りに行くというのは勇気のいること。會澤の要求にしっかり応えたよな。早々1-2と追い込みながらも7球まで粘られた。結果は7球目をサードゴロに打ち取った。ここまででケムナはボールが1球もなかった。全部ストライクゾーンで勝負しに行っていた。投げ切れていた。この辺は成長だろう。ファールで粘られてカウントをだんだん悪くする投手が多いなか、ケムナはそれに屈しなかった。続く大和もセカンドゴロに打ち取り踏ん張った。
ケムナも期待されながらも開幕は2軍だったし、なかなか1軍に上がってこれなかった。まぁ昨季の疲れもあったのだろう。ただ、ケムナにはそんなこと言ってる立場じゃない。こうして勝ちゲームで投げる素質と球を持っているんだからな、自分でそのポジションを取りに行かなきゃいかん投手だと思う。今季の経験もしっかり生かしてね、不動のセットアッパーになってほしいもんだよな。

栗林25セーブ、小園は7打席連続安打 若い力が躍動

最後は観ることができなかったけど栗林が締めて25セーブ目。これ、永川コーチが記録した球団記録に並んだそうな。25が球団記録と言うのはいささか低いような気がする。まぁそれだけカープは「守護神」不在に泣かされてきた歴史があるからなのだろう。本来なら3連覇中の守護神中崎が記録を持っていてもおかしくないわけだけど、それだけ3連覇中は競り勝ってきたわけではないというのを物語っているよな。まぁこれで球団記録を投げるたびに塗り替えることだろう。これだけの守護神ならもう30セーブくらいいっていてもいいんだろうけどな、とにかく栗林が投げるのが「久しぶり」なわけだからね、カープの野球が勝つときは大勝、負ける時は接戦負けが多い証拠だよな。つまり接戦での弱さね、ここが課題だよな。

小園が7打席連続ヒットを記録した。素晴らしいよな。6打席目のヒットでこれまでヒットを量産してきたバットを折ってしまった。イヤな予感がしたけど、次の打席では新しいバットでもヒットを打った。道具のお陰ではなく実力であることを証明したわけだ。こうしてヒットを量産するとやはり2番という打順はもったいない気がしている。1番か3番の方がいいように思うねぇ。
こうしてカープの若い選手が球団記録や派手な連続ヒットを見せてくれると世代交代が進んでいるのを感じる。とは言っても3連覇で活躍した選手たちだってまだまだ老け込む歳ではなく、これまでの経験を活かしたいぶし銀を醸し出してもいいくらいで、これほどまでに力が落ちていくというのは信じられないよな。まぁそれでもスタメンを見れば25歳以下の選手が非常に多いし、こうした若い選手たちが「順調に」成長してくれれば強いカープ復活への期待も膨らむだろう。ただ、こうした選手たちだけでは強くなれない。その戦力をうまく使いこなす首脳陣や+アルファの力になる助っ人の補強、ウィークポイントの補強をしっかりやってこそ、主力が安定して力を出せることができるだろう。こうした環境整備を今後カープ球団がどれだけできるかで、こうした若い力の命運は決まっていくように思うねぇ。それを松田オーナーがやるかどうかね、この辺は広島が声を上げていかなきゃいかんよ。何度も言うけどね。いい選手いっぱいいるんだからカープは。その選手たちの笑顔を何度でも観たいよな。

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