12安打1得点のピストル打線で再び借金16で自力CSも消滅!!神宮のスタンドで感じたカープファンのたくさんの「あきらめ」

12安打1得点のピストル打線で再び借金16で自力CSも消滅!!神宮のスタンドで感じたカープファンのたくさんの「あきらめ」

 「ヤクルト5-1広島」(19日、神宮球場) 広島は2桁12安打を放ちながら1得点と決め手を欠き、2連敗。自力でのクライマックスシリーズ(CS)進出の可能性が消滅した。

情報源: 広島敗戦で借金16 自力でのCS進出の可能性消滅 12安打でわずか1得点の拙攻

昨日は恐らく今季最後になるであろう生観戦。神宮球場はアルコール禁止だからな、車で行くことにした。途中、アタクシと誠也の母校を子供たちに見せた。東京のど真ん中、千代田区にある学校だからな、ビルなのよ。子供たちも「これが学校??」と驚いていた。その後は青山の駐車場に車を預けて神宮外苑を散歩。国立競技場や五輪のエンブレムなんかを見てね、この辺の大きな変化に驚きの連続だった。ただキラー通りのホープ軒は昔ながらの佇まいを残したままでどこかホッとしたねぇ。球場についたころはまだ大学野球の試合をやっていてね、球場に入れたのがゲーム開始1時間を切っていた。ゲーム前のビジター練習もみられなかったのは残念だったねぇ。と、いうことで昨日は生観戦の為、細かい配球なんかの話はなし。ただね、毎回のようにヒットを打って12安打を重ねながらも1得点のみのピストル打線については神宮に詰め掛けた沢山のカープファン同志のため息があちこちから沸き上がった。チャンスを迎えても「どうせダメ」といったムードに満ち溢れていた。3連覇の頃はこの神宮ではイケイケだったけどな、やはりカープが弱いというのは球場で見ていても盛り上がらんよな。

髙橋昂は立ち上がりに花火を食らって4回4失点

カープの先発は高橋昂。この日座った席は3塁側ブルペンのマウンドの目の前。高橋昂のゲーム前のブルペンでの投球を堪能できた。ブルペンではそれほど悪いといった印象はなかった。真っすぐのキレもよかったように思うし、いい投球をしてくれるかなぁというのはあったんだよな。
ところが初回、先頭打者の塩見に初球を背中に命中させてしまった。まぁこれが動揺の第一歩だった。神宮のスタンドからも大きなため息と「やれやれ、先が思いやられる」といったムードがいきなり支配したように思えた。続く青木には2球目のひざ元へのカットボールかな??これをすくいあげられて2ランを食らった。続く山田を打ち取って、ようやく落ち着くかなぁといった矢先に村上に一発。もう打った瞬間、カープのファンの「うわッ!!」という驚きと悲鳴が起こった。打った瞬間、ライトの誠也も一歩も動かずといった一発だった。あれよあれよという間に3点を先制された。まぁ1点打線のカープからすれば、初回でいきなりの3点はある意味、致命傷ともいえるだろう。大きなビハインドをいきなり背負った形になったよな。
その後も何とか踏ん張りをみせた高橋昂だったけど、4回の失点ね、あまりにも粘りがないというかこれはバッテリー、ベンチも含めてね、あっさりと点を取られたよな。8番の西浦にツーベース。原樹里が簡単に送りバントを決めた。この辺ね、絶対にバントさせないという気持ちがバッテリーに感じられなかった。何だろう厳しさがないというかね、もうゲームの流れがヤクルトに行っちまって「なすがまま」といった感じだった。どことなく「オレたち、何やってもダメなんだ」そんな気持ちをもってプレーしているのかなぁとさえ感じてしまったよな。1死3塁から先頭の塩見にもあっさりとセンター前に運ばれた。初回の3失点のみなら、評価も変わってきたけど、このあっさりと取られた1点ね、これは高橋昂だけでなく、チーム全体によどんだムードを感じてしまったねぇ。

ヒットは打っても1死、2死から。無死で出ればゲッツーの悪循環

さて、3点を先制されたカープだけど、チャンスはそれなりにあったよな。3番の龍馬が3安打。しかしその後が続かない。ヒットが出ても1死、2死からでカープベンチの引き出しにはここからの作戦は「打て」しかない。特に3点差、4点差となればこの首脳陣は完全に選手任せ。1点ずつコツコツ返して相手にプレッシャーを与えようなんてことは考えていないんだろう。一気にひっくり返せればラッキーぐらいにしか思っていなんだろう。こんなのが相手ならヤクルト・原樹里は楽だっただろう。ピンチは背負うけど、髙橋昂とは対照的に冷静なマウンドだったように思うねぇ。
せっかく無死でランナーが出てもベースについているファーストの正面に打球が行っちまう不運なゲッツーもあったけど、攻撃に全く迫力がない。もうどうやったら点が取れるのか??完全に打線が負のスパイラルに陥っている。見ていてそんな印象を強く受けたねぇ。

坂倉、久々のヒットで涙するファンも

アタクシが昨日陣取った席は神宮球場の内野B席。1席4,000円以上する。まぁ臨時収入があったんでそれでチケットを取ったわけだけど、やはり外野のビジター席よりも年齢層が高い。アタクシの周りにもアラフォー、アラフィフ、そして年配のカープ女子が沢山いらっしゃった。アタクシの幼い子供たちにも気さくに声をかけてくれた。鳴り物応援がないからな、ファン同士の会話も耳に入ってくる。そんなカープ女子の皆様の心配の種は20打席以上ヒットのない坂倉ね、「心配だわ~」「悩んじゃうわよね、かわいそう…」なんてぇ会話をされている方が多かった。龍馬を起点に作ったチャンスも坂倉で止まる。まぁカープ打線がここのところ「1点打線」となっている要因の一つだよな。しかし坂倉の代わりに5番を打つ打者が見当たらない。この辺は当然カープ球団の編成の問題だろうねぇ。
その坂倉がようやく3打席目でヒットを打った。このゲーム、得点シーン以外で一番盛り上がったところだったように思う。周辺のカープ女子たちも「よかったねぇ」と中には涙ぐんでいる方もいた。何だろう??こういう「見守り型」のファンが多いのもカープファンの特徴かもしれん。アタクシも「これで坂倉はまた打ち始めますよ」と声をかけると口元を抑えて「うん、うん」と大きくうなずいたカープ女子様の目にたまった涙が印象的だった。本当にカープってのはファンを心配させるチームなんだなぁとつくづく思ったねぇ。坂倉にはこれをきっかけにまた打ち始めて欲しいよな。

チャンスに主力が三振じゃぁ点は入らん

やはり子連れのナイター観戦は大変だよな。下の坊主は来ていたユニを脱いで背番号を選手に向けてノリノリで応援していたけど、大好きな森下が投げない娘は5回あたりからつまらなそうな顔をしだした。うちの子は寝るのが早いからな、8時に球場を出ることにした。その直前の7回表に大きなチャンスが巡ってきた。9番に入った長野がヒット、ヤクルトのバッテリーエラーもあって無死2塁のチャンス。ここで代打・松山の登場。ん~ここでの松山起用ってね、相手からすれば怖くないんだよな。もう1発打つ力はないし、バッティングもヒット狙い。仮にヒット打たれて1点失っても無死1塁から始められる。結果はどうなるかは別にして、ランナーを貯めて同点、逆転の場面で使うピースが松ちゃんだと思うんだよな。
松ちゃんももしかしたらこの起用でモチベーションMAXとはいかなかった感じもした。見逃しの三振でこの代打策は何も生まなかったよな。続く小園のがファーストゴロでオスナがもたついたおかげで内野安打になった。さぁここからこの日すでに3安打している龍馬、誠也と続く。この日一番の期待感がスタンドには漂っていた。しかしこのクリーンアップが連続三振でチャンスの火が消えた。松ちゃんも含めてカープの主軸を打っていた、打っている打者が何も生まない三振で3つのアウトを作ってしまった。この辺は「野球が下手」としか言いようがない。何とかしなきゃ、何とかしなきゃとプレッシャーでガチガチになっていたよな。龍馬もボール球に手を出してカウントを悪くしたし、やはり平常心で打席に立てていない、いや、集中して打席に立てていないといった方が当たっているように思う。まぁこの辺は佐々岡監督の「あと1本が‥」という呪文で完全に催眠術にかかってしまっているかのようだよな。本当にゲーム後のコメントというのは選手は気にするもんなんだよな。まぁこの攻撃を見届けて球場を後にした。残念な生観戦だったよ。

再びワースト借金16 最下位街道をばく進中!?

9連戦を連敗でスタート。これで借金は今季ワーストの16となった。中日、DeNAが頑張っているんで5位とのゲーム差も3となった。借金を返せないでいるんだから、このゲーム差はかなり厳しいゲーム差だろう。まぁ今季の最下位はかなり現実的なものになってきたよな。
オリンピック代表の選手が5人もいて、優勝の経験もある。30歳前後の油の乗り切った選手が沢山いる。優秀なルーキーを筆頭に若手も伸びてきているし他球団から見ればなぜカープが最下位に沈んでいるのか??不思議でしょうがないだろう。誠也だって確かにチャンスで打てないのが目立つけど、この日100号ホームランを打った村上だってチャンスで打てない場面はいくらでもある。ただ、ヤクルトとカープの違いはそのほかの選手も打つからなんだよな。山田だって打率は今一つだけどホームランは結構打っているし、助っ人の二人だってそれなりに1発の怖さはある。アタクシはこのブログで何度も「一発」の重要性を叫んでいる。昨季の今頃も同じことで苦言を呈していた。今年もとなれば、それは課題が全く改善されていないということだよな。これは現場の監督・コーチというよりも球団の編成の問題。3連覇時代に長打を担った選手が何人もいなくなっているのに補強が全くされていない。若手の成長に賭けるといった一見長期的ビジョンを持った編成にも聞こえるけど、まだまだそういった芽は出てこないよな。期待されている林もこのままいくと松山のような「ヒット狙い」でなければ数字を残せない選手になっていくような気がしている。三振してもいいから8番打者という気楽な打順なんだから全打席一発狙うくらいの豪快さが欲しい。カープにはこういった豪快な選手がいない。ならば助っ人に頼ればいいものを扇風機ばっかり連れてくる。困ったもんだよな。

アタクシの前に座って下の坊主に話しかけてくれていたカープ女子の方々の会話のなかで、佐々岡監督の進退について話していたのを耳をダンボにして聞いてしまった(笑)
他球団の今季限りの監督は誰だろう??そんな話になった。西武の辻監督やソフトバンクの工藤監督もBクラスならあり得ると。日ハム栗山監督も稲葉監督に交代は既定路線。さすが、このご婦人方は詳しいな、と。セ・リーグも中日与田監督が契約が切れるし、原監督も優勝を逃したら辞めるのでは??と続いた。そして…
「佐々岡監督は??」となった。
1人のご婦人が「最下位だもん交代でしょ??当然」
さすが、おっしゃる通り(笑)
するともう一人のご婦人が「え~??でもカープの監督で成績悪くても5年はやるんでしょ??」と反論
最初のご婦人がそれを聞いて「じゃ、カープしばらくダメじゃない アッハハハ~」
だって(笑)。
まぁまさにその通り。5位、そして2年目は最下位濃厚な佐々岡監督の3年目がもしあるとすれば、球場へ足が遠のき、カープから遠ざかっていくファンも多いだろう。
3連覇時にファンになった方は多いと思う。「にわかファン」とオールドファンから揶揄されたご経験も多いだろう。恐らくそういった「にわかファン」が離れていくタイミングなんだろうなぁとは思う。
断っておくけどアタクシは「にわかファン」の存在は大いに結構だと思う。そら、強ければ面白いし、弱ければいつまでもそれに付き合っている必要はないし、当然そこから足が遠のくは当たり前。批判する気どころかそれが当たり前だと思う。誰だって何事にもにわかに興味を持ってハマっていくわけだしな、いわゆる「本当のカープファン」という定義はどこにもない。批判する方が狂信的というか、視野が狭いなぁとも思う。

個人的には佐々岡監督来季続投はまだ五分五分といった見方でいる。いや、来季も佐々岡監督でコーチ1,2軍入れ替えの線が一番濃いと思う。それでいいのかなぁと思うねぇ。
神宮球場の外ではグッズショップが出ていたけどな、まぁ収容人数の半分しか入れないからだとは思うけど、3連覇時のような賑わいはなかった。これも時代の流れかなぁと思うねぇ。帰り際、娘がポツリいった。「カープが弱いとつまらないね」。
まさにそう。弱いとつまらんのよ。もうすでに負け犬根性のようなものがチラホラ目につくようになってきた。「どうせ勝てない」「どうせ点が入らない」といったムードが神宮のスタンドに漂っていたように感じた。せめて負けても選手がギラギラした目で白球を追う姿を見せて欲しいんだけど、この監督じゃ難しそうだね。

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