「楽天1-3広島」(7日、楽天生命パーク宮城) 広島は五回に会沢、野間の連続適時打で2点を先取。八回は相手失策に乗じて追加点。投げては先発の床田が7回2安打1失点の快投でリーグトップに並ぶ6勝目をマークした。
情報源: 広島・佐々岡監督 3年前に7失点の床田に「ボコボコにされた、それを返せと言った」
今週に入って東京はぐずついた天気が続いていてね、結構気温も低い。それよりも上にある仙台も同じような天気だからナイターは結構冷えるだろうねぇ。この気候同様にお寒い内容あが多いカープなんだけど、一人の投手の強い気持ちがそれをホットなものに変えてくれた。やはり勝負というのは「気持ち」が大事なんだなぁとつくづく思ったねぇ。
床田、借りを返す熱投で6勝目!!
先発は床田とマー君。カープ打線は「名前負け」することが多く、確か昨季もマー君を打てなかったと記憶している。このゲームでも打線は簡単にマー君に打ち取られていた。とにかく投げる球に全部反応してくれるんだから楽だよな。本当にカープ打線は「ちょろい」と感じただろうねぇ。
対する床田はこの楽天戦は苦い思い出がある。3年前に5発食らって7失点。これでファームに行ってしばらく1軍に上がってこれなかった。床田としては忘れたくても忘れられない出来事だっただろう。ただ、この敗戦が今の床田を作り上げて原点だったのかもしれん。前回の登板からこの楽天にリベンジをと非常に気力も充実していたように思うねぇ。普段は対左打者に課題の床田だけど、楽天の左打者をしっかりと抑えたし、むしろ翻弄していたように思う。外角の真っすぐは左打者にはかなり遠く感じるほどの角度があったし、変化球もよかった。左打者のひざ元にチェンジアップやカーブなどを非常にいいコントールとキレで翻弄したよな。
大きなポイントとなったのは6回。5回を投げ終えて球数は75球。うまくいけば8回くらいまで行けそうだったし、場合によっては完投もできそうな調子だった。しかし6回の先頭の田中和に10球粘られた上に四球を与えた。交流戦、カープサイドに大きなプレッシャーのかかる四球だった。大体これでバタバタするもんな。続く小深田にはフルカウントからランエンドヒット。ベースカバーに入ろうとした小園の動きの逆を突く打球で少々不運だった。非常にイヤな形で無死1,3塁。まぁどっかの赤い帽子のチームはここから3者連続三振したけど(笑)、普通なら1点は覚悟といった場面だよな。ただ、カープの場合、特に交流戦は1点でおさまらずにズルズルと失点を重ねるケースが多い。なんだろう??プレッシャーに押しつぶされて周りも見えなくなり、あれよあれよと点を取られる感じになるよな。こうなるとね、やはり投手の「気持ち」って本当に大事だなぁと感じたねぇ。もう3塁ランナーはいい。アウト一つ一つを積み重ねればという切り替えと床田の楽天に絶対に負けたくないという気持ちね、これが床田にとっては踏ん張る原動力になったように思うねぇ。西川を力で押して浅いレフトフライ。これでは3塁ランナーは帰れず。続く島内の打球は高く跳ねたファーストゴロ。イヤらしい打球だよな。これをマクブルームが目いっぱいの背伸びでキャッチ。床田が素早いベースカバーでアウトにした。当然3塁ランナーはホームイン。これは仕方ないよな。この場面での床田のベースカバーね、非常に素早かったし、このプレーにも絶対に勝つという気持ちがにじみ出ていた。非常に感心したねぇ。続く浅村はカウントを悪くして歩かせた。この辺はベンチの判断もあると思うけど、切り替えて鈴木をセカンドゴロに打ち取った。この6回だけで投じた球は30球。苦しかったけど、長かったけど、最初失点で抑えられた。今のカープでこういう展開を抑えられるのは悲しいかな、床田くらいかもしれん。やはり気持ちというのは大事なんだろうなぁと感じたねぇ。床田とほかの先発投手の違いはやはり堂々と投げているし、打てるもんなら打ってみろと思いきり腕を振ってくる。打者とちゃんと勝負できているんだよな。パ・リーグの選手だって同じ日本のプロ野球チーム。阪神やDeNAと大きく変わるわけじゃない。現に阪神はパ・リーグ相手に6連勝している。要は気持ちなんだよな。
負けない気持ちと負けそうな気持ち
今のところ交流戦は3シーズン連続で最下位街道をまっしぐらのカープなんだけど、今季のセ・リーグの戦いを見ているとヤクルトとセ・リーグ最下位の阪神は首位争いをしている。DeNAと中日も貯金をしているし、巨人もマイナス1。カープの一人負け状態が続いている。セ・リーグの5球団はしっかりとした野球をやっているんだろうねぇ。今永もノーヒットノーラン、阪神は6連勝している。しっかり戦えているよな。
この交流戦をみてカープベンチ、カープナインが怖がって野球をやっている。そんな印象を強く持っているカープファン同志の皆様も非常に多いだろうねぇ。なんか常に「負けそう」な気持ちでやっている印象が強いよな。
しかしこの日登板した3投手ね、森浦や栗林もそうだけど非常に強い気持ちでマウンドに上がっている。森浦も1点取られたけど、常に攻める投球を心がけてくれたと思うし、栗林は文句なしだよな。この3投手には絶対に負けないという気持ちがすごく伝わってくる。大事だよな。
恐らくカープ以外の5球団もパ・リーグ相手に身構えることなく自然と対峙出来てきてるように思う。カープだけ昔のまんま。置いてかれているよな。
マー君から連打で2点先制も物足りない??
投手陣は強い気持ちで投げてくれたけど、打線の方は「田中将大」の名前に圧倒された感じでね、マー君なんて決して力を入れていないんだけど、カープ打線が勝手にボール球に手を出して、ストライクを見逃してくれる。甘い球があっても全部ファールで簡単に追い込める。はっきり言ってマー君の方が手ごたえが無さすぎて戸惑ったかもしれん。まぁおそらくだけどファーストストライクを狙えという指示だったのだろう。これが上手くいったのが5回の攻撃だよな。坂倉・松山の連続ヒットで無死1,2塁。打順はこの日7番に入った中村奨⇒小園⇒曾澤とつながる。
さて、アタクシは今、乗っている中村奨に「打たせた方がいい」と感じた。もちろん中村奨の調子の良さもさることながら、次の小園が調子を落としている。打ってもみんなポップフライになっちまう。中村奨を打たせて結果次第では小園にバントといった方がいいように感じていたけど、ベンチは好調の中村奨に送りバントを命じた。これがフライとなった。結果を見るとどうしても「打たせた方が…」とちょっと悔やまれる策だったよな。続く小園が思った通りの浅い外野フライ。これも初球だった。
無死1,2塁と相手にとってみればピンチだよな。楽天もこの交流戦はカープのすぐ上にいるだけに調子は良くないからな、先制されるとキツいはず。まぁカープはそこまで読んでいないだろうけどな(笑)。このピンチにカープはなんと2球で2つのアウトを差し出してしまった。こんな野球やっていたら相手は楽だよな。ちょっとカープサイドにイヤなムードが漂ってきたよな。ここで曾澤はしぶとくライト前ヒット。坂倉もよく走ってくれたよな。これで先制。何とかしてくれたよな。そしてトップに戻って野間がツーベースでさらに加点。交流戦では見られなかった集中打を見せてくれたよな。
ただ集中打といっても取った得点は2点。やり方によってはもう1,2点あってもいい攻撃だった。まぁマー君にうまくかわされたといえばいいけど、アタクシは中村奨のバントね、あれがヒッティングだったら…??点は入っていなかったかもしれんし、入っていたらもう1点くらいは多く取れた。そんな場面だったと思うねぇ。
それと中村奨も打つだけではなくスタメンで出るのであれば、ボール球をバントしちゃだめだよな。これは小学生でも習うこと。あれ、ポップフライになったからよかったけど、前に転がったらゲッツーの可能性だってある。基本、送りバントはストライクをするのが基本。ボールならばランナーはスタートを切らない。そういう約束事なんだよな。だからボールだと思えばランナーは「バントしない」と判断する。それを打者がバントしちゃって前に転がればランナーは慌ててスタートを切ることになる。当然先の塁に間に合わない可能性だってある。この場面はランナーが1,2塁打からどうしても先の塁に走らなきゃいかんわけで止まるわけにもいかんしな、下手すりゃトリプルプレーだってあり得る「ミス」。勉強だよな。
大瀬良の代わりに野村。DHは松山。若い選手は何してる??
もう一つ苦言を。不調の大瀬良が2軍落ちで再調整することになった。代わりに上がってきたのが野村で10日の西武戦で先発予定。まぁ個人的には若い投手を抜擢する方が今後のためになりそうな気がするんだよな。別に野村が悪いと言っているわけではなくて、野村より若い投手でいいのがいないのか??ということなのよ。もちろん野村が使えれば、それはうれしい悲鳴だけど、もう5回を投げ切る力はなくなっていると思うし打順2周りくらいで勝ち負け関係なく継投策に入ったほうが勝ちはチームの勝利は近いと思うねぇ。
それと昨日から6連戦ですべてDH。ここには松山を入れてきた。これも松山よりいい若手はいないのか??とね。3番には龍馬の代わりに宇草が入ったけど、アタクシは若い中村健あたりを入れたほうがいいように思う。このゲームだけではなく将来のために。空いた選手枠をベテランにあてがうというのは組織としてはあまりいい傾向じゃないよな。ベテランはベテランで実績に伴う結果を求められるわけで、空いたスペースに入れてもらうようじゃダメなのよ。この辺はまだまだ首脳陣が3連覇メンバーで野球をやりたいと言っているように感じてしまうんだよな。
残り5割なら借金せずに済むけど、どうせなら…!?
オリックスとの3連戦で貯金を使い果たしたんだけど、この勝利で再び貯金が1。本当に個人的な見解だけど、アタクシは交流戦終わって借金2~3くらいで済んだら御の字だと思っていた。残り5試合は当然気が抜けないんだけど、あと1,2試合勝てばそのくらいで済みそうだよな。って、非常にレベルの低い話をしてるんだけど、本来なら残り全部勝てば貯金が6で勝率5割だ。これで交流戦を抜けられれば、リーグ戦はかなりいい戦いができるだろう。全部勝つつもりで交流戦を駆け抜けてほしいよな。今日の先発は遠藤と辛島。辛島にもカープは何度もやられているからな、今日こそは絶対に打つという気持ちね、苦手だなぁじゃなく、打ち崩すつもりで襲い掛かってほしいよな。
こんばんは。
とりあえず勝てましたけど小園はほんと見たくないですね。
対抗馬みたいな人がいないので、やらかしてもそこまでポジションを失う心配もないですし。
まあこれはマクブルームにも言えますが。
DHは松山が聖域化してますけど、松山って基本打っても単打なイメージなので中村健や宇草使ってもいいと思います。
あとベテラン贔屓なのは相変わらずですよね。
本人たちにその気があるのかないのかは別にして、ファンから見たら優勝に貢献した選手が王様のようになってアンタッチャブルな存在となっている気がします。
日ハムですら実績よりも現状を取って宮西を登録抹消したりしていますし、未来につながる起用はもっとしてもらいたいですよね。
そもそも負けてもいいから若手使うだなんてことはもっと前からして、FAになったベテランで、どうしても必要な選手(近年で言えば菊池と先発投手、會澤は年俸次第でしたが)以外が一軍保証欲しいなんて言うのであればFA権行使させて再契約しなければいいだけですからね。
特に田中と松山に対しては甘すぎる気がします。
mageさん、こんにちは。
今日の記事に
➡️打者とちゃんと勝負できているんだよな。という一文がありました。昨日のテレビ解説の山内さんが、「かわして、かわして、逃げても、勝負は避けられないのだから、打者と勝負した方がいい。」と言っていた場面がありました。
私の意見はすべて結果論なので、mageさんもあきれていると思います。が、逃げて四球、勝負してヒット、野手も含めてチームとしてはどうなんでしょうか?
勝負した球がど真ん中、ホームランもガックリですが、シングルヒットで出塁、フォアボールで出塁、私は、強気で勝負にいく方がいいと思います。できたらやっとるワイ、としかられそうですが、私が言いたいのは、「カープバッテリーの指導方針自体が、交わすピッチングだったら選手もそうなるでしょう。」ということです。
打つ方にしても、mageさんの記事と同じ指摘を、多くの解説者がいっているような気がします。
試合を見るたびに同じこと言われるので、見ている方も???となります。
なんとかならないのでしょうか?
今日も記事のアップありがとうございました。