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セ・パの実力差は広がるばかり。こんなんじゃリーグ再編の話も再燃!?カープ復活のカギは「打倒パ・リーグ」!?

Mageちゃんの「熱視線」
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 「フェニックス・リーグ、広島3-0日本ハム」(22日、天福球場) 広島の高橋昂也投手が、来年の1軍春季キャンプ帯同を勝ち取った。視察に訪れた佐々岡監督が試合後、「期待している投手。1軍キャンプ?きょうを見てね。当然、見てみたいと思う」と話した。

情報源: 広島・高橋昂 早くも1軍春季キャンプ内定 佐々岡監督「見てみたい」

世間では日本シリーズやっているようだねぇ?(笑)。アタクシはカープが出ない日本シリーズは基本的には見ない。ただ、ネット記事や店でスポーツ紙売ってるんで見出しを見ただけでどんなシリーズなのか大体わかる。戦前の予想通りソフトバンクがセリーグの王者巨人を圧倒している。セ・パの実力差がどんどん広がっていく。そんな印象を強く持った同志も多いだろうねぇ。まぁただ、日本シリーズは終わっていない。過去にも3連敗から4連勝した例は沢山あるし、ちょっとしたプレーでシリーズの流れが変わるというのは短期決戦では十分考えられる。まだ、わからんけどな、まぁでもソフトバンクの圧勝なんだろうねぇ。

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セ・パの実力差がなぜここまで開いたのか?

今季は行われなかったけど、交流戦が始まったのが15年前。ここからセパの力の差が顕著に表れて、そこから差がどんどん広がって行っている印象だよな。セリーグは何をやってるんだ?と。これはリーグ全体で考えなきゃいかん問題だろうねぇ。日本シリーズもやる前から結果が見えているなんてぇことになったら、やってる意味もない。交流戦が始まるきっかけになった1リーグ制やリーグ再編といった議論が再燃する可能性もあるよ。それでいいのか?
このセパの力の差の要因は何か色々な話が出ているよな。一つは「野球の違い」。そう、DH制だよな。これだけでも野球の質は大きく変わってくる。投手が打席に立たないだけでパリーグの先発投手は長いイニングを投げることを意識する。セリーグは5回で勝ち投手の権利なんてぇ言って、継投ありきの考え方、鍛え方になっている。それと「一つ一つの強さ」。これをパリーグのチームは選手に求めているように思う。

「一つ一つの強さ」。これは投手が投げる球にしても、セリーグと比べると総じてパリーグの投手の球の強さを感じるよな。真っすぐ一つにしてもズドン!ミットに収まる。このブログを通してアタクシは真っすぐはそうそう打たれないと書いてきているけど、パリーグの投手はまさに打たれない真っすぐを投じる投手が非常に多い。多いというかそれが「スタンダード」なんだと思うんだよな。速くて強い球を投げるのであれば打者はそれに負けなようなスイングをする。打者の振りにしてもセパの違いというのは手に取るようにわかるよな。空振りや打ち損じなんか気にせず思いきり振ってくる。これを毎日やっていれば、それはそれは力がつくってもんだよな。
セ・リーグはどうだろう?基本的に細かい野球をやろうとしているから「失敗を恐れる野球」をしているように思う。だからミスが勝敗に響くゲームが多いように思う。「失敗したら負ける」だから失敗しない野球をやる。投手は四球を怖がって四角を丁寧に投げようとする。球の力なんて関係ない。そういう野球をやってきている。三振を怖がり大振りしない。ちょこちょこ当てていく打撃が多い。こうなれば短期決戦のような力勝負になった場合にセリーグが木っ端みじんにされるのは目に見えているよな。この差が年々広がっているってこと。一言で言えば、毎日「真剣勝負」しているリーグと毎日「失敗しない野球」をしているリーグ、どっちが強いかと言えば真剣勝負している方が強いに決まっている。そういうことだ思う。

そもそもリーグの盟主の考え方が全く違う

各リーグにはそれを引っ張っていく「盟主」的存在のチームがある。セリーグは長らく巨人がその役割を言い方は悪いけど、独占してきた。TV放映権の利権を牛耳り、プロ野球経営のおいしいところを独占し、他の5球団はその「おこぼれ」を頂戴してきた歴史がある。FA制度が導入される前から各チームのエースや強打者を引っ張ってきた。角度を変えてみれば、相手の戦力を削ぎ落して勝ってきたチーム。これがセリーグの盟主なのよ。
パリーグはソフトバンクがホークスを買った時点で「世界一のチームを目指す」という姿勢で球団経営してきた。最初は巨人を参考にしていただろう。巨人OBの王さんを監督や球団会長として招き入れFAで巨人と同じように西武の主力を獲得して戦力を削ぎ落すことをやってきた。まぁこれはソフトバンクというよりも前身のダイエー時代だよな。ソフトバンクがホークスを買ってから少しはその路線を引き継いでいたけど、内川をFAで取った後はどちらかといえば育成路線に方向転換をしたように思う。それとは別に助っ人の補強に関しては独自のルートはもちろんのこと日本の野球を知っている他球団の助っ人を横取りするような巨人的な補強とこの両輪でチーム強化を図ってきた。その結果が今の強さに繋がっているんだろうねぇ。

金持ち球団が他球団の主力をFAで獲得するというのはソフトバンクが育成路線に舵を取ってからはむしろ下火になり、パリーグではどちらかというとドラフト重視の傾向にあるように思う。いい選手を積極的に行くのはパリーグのチームの方が多いよな。特にソフトバンクについてはドラフトも積極的だけど、育成で沢山選手を抱えて上手に主力として育てている。今の主力で育成出身が多いのも、そういった経営方針が実を結んだと言っていいだろうねぇ。
巨人もたくさん育成で選手を抱えているけど、ソフトバンク程主力に育てたという印象はないし、ドラフトもくじ運の悪さもあるんだけど、それほど重要視していないように思う。まぁやはり球団の体質のどこかで「足らないところはFAで」という頭があるんだろうねぇ。
特に巨人はカープに3連覇を許して打倒カープに燃えていた。専属スコアラーを設け徹底的に分析、そして主力の丸を獲得して戦力の削ぎ落しでカープを引きずりおろした。まぁ3連覇後のカープの凋落ぶりは丸を取られたせいだけではないし、もっと別の問題もあるんだけど、そうやって巨人はあくまでも「リーグ優勝」が目標でチームを強化してきたように思う。パリーグの盟主は「世界一」を、セリーグは「セ界一」を。目指しているレベルが全く違うんだよな。それではセリーグは弱体するのも当然と言えるだろうねぇ。

セ・リーグDH制導入が進まないのはカープが反対しているから!?

巨人の原監督が昨季に日本シリーズで惨敗した時にセ・リーグもDHを導入するべきだと持論を展開した。しかし一向に話が進まないよな。それはなぜか?
ひとつはセ・リーグの「理念」が邪魔をしている。もう削除されたらしいけど、セリーグはDH制を導入しない理由を公にしていた。まぁその理由は非常に抽象的なものだし、本当に「理念」以外の何物でもなかった。歴史・伝統だったり、野球の醍醐味であったり、野球は9人でするものみてぇな理由もあった。そうした頑なに伝統を守る姿勢というのは日本的で悪いとは思わんけどな、これだけ実力差が広がるとなればリーグ消滅の危機だってあるわけで、決断をしなきゃならん場合だってあるだろう。
それともう一つの理由はセリーグDH導入に頑なに反対している球団がある。ということ。残念ながらその球団のひとつはカープであることは間違いない。理由は「金」。DH制が導入されれば資金力がそのままチーム格差につながるという主張なんだよな。そのほかにも中日やヤクルトといったチームも反対だという情報もあるが定かではない。まぁカープはDH制導入反対派であることは間違いなけどな。まぁそうはいっても今のカープは貧乏球団ではない。ただ、今季のようなことをやっているようではまた逆戻りする可能性はあるだろう。金のあるうちに導入に賛成するってのも手だとは思うけどな。ただ、セ・リーグがDHを導入したからと言ってもすぐに実力差が埋まることはないだろう。10年くらいの時間はかかるだろうねぇ。

打倒パリーグを唱えるチームがあっていい

このセパの実力差が近いうち球界再編といった問題に発展する可能性はあるように思う。2004,5年の球界再編は球団を減らして1リーグ制というのがメインだったけど、この実力差の開きを是正するために12球団をガラガラポンする可能性もあるだろう。エクスパッション(球団数増)をすることで一度戦力をフラットにすることを提言する球団もあるかもしれない。まぁ真面目に球団経営やっているソフトバンクからすれば冗談じゃねぇって話なんだろうけどな。まぁ今回の日本シリーズで巨人が4タテ喰らうようなら巨人から色々言ってくる可能性はあるだろうねぇ。
そういったハード面を変えて力の差を是正するやり方はあるんだろうけど、一番はセリーグの球団がしっかりやれって話なのよ。それが一番大事なことのように思う。

別にDH制がなくても「打倒パリーグ」を目指してチーム強化に取り組む。パリーグのようなパワーとスピードのある野球に取り組むには別にDH制がなくてもできるだろうとアタクシは思う。変な話交流戦で好成績を残せばセリーグの場合はリーグ優勝にかなり近づくわけだから、ある意味「交流戦優勝」を目指してチームを作っていくのが一番いいように思う。ならばパリーグのような野球を積極的に取り入れていくことは決してチームを弱くする行為ではないだろう。むしろセリーグの球団を圧倒できる可能性の方が高いよな。

佐々岡監督の投手起用はパリーグの野球を意識!?

今季の佐々岡監督の采配、特に投手の起用法を見ているとなんとなくだけど、パリーグの野球を意識しているように思える場面が結構あるように思う。一つは先発を完投させる起用法だよな。今季は大瀬良はもちろんだけど九里やルーキーの森下に完投・完封があった。今季先発1年目の遠藤も完投させた。先発を引っ張る。強い先発陣を作り上げる。そういった方針が見て取れた。終盤に先発投手に打順が回っても代打を出さない。という場面があったよな。これは投手が打席に立たないパリーグなら関係ない話。先発はいけるとこまで行くし、リリーフも計画的に使える。その先発が行けるところまで行くことでブルペンの負担が減るよな。終盤でもあえて投手を打席に立たせるということに「先発完投型」の投手を増やす。そういった意図が感じられる。それにつられるように床田あたりも5回がやっとのところを7回投げ切れる力がついてきたし、野村も故障前は7,8回を投げ切るゲームも増えてきた。6回でお役御免の投手がイニングを伸ばせることができれば、ブルペン負担も減るしねぇ。いいことだよな。
それとリリーフ投手には「強い球」を投げる投手をどんどん抜擢している。塹江や島内、ケムナといった投手は力のある真っすぐを投げる。こういう投手を積極的に使い、駒を揃え始めているのを見ているとパリーグを意識しているようにも感じる。まぁ佐々岡監督の投手陣の理想がたまたまパリーグの野球と重なっているだけで意識はないのかもしれんけどな。

河田ヘッドの「パ・リーグと互角に戦えるチームに」発言にも期待

ヘッドコーチに就任した河田コーチの就任会見でもパリーグを意識した発言に好感を持った。そうなのよ、パリーグと互角に渡り合えればセ・リーグを制する。目標は連覇の巨人ではなく、レベルの高いパ・リーグに標準を合わせることがチームのレベルアップに大きく影響するだろう。
今のカープの野手陣を見ると「パワー」という部分では今後の課題だろう。でも「スピード」に関して言えば選手のポテンシャルはセリーグでは一番あるように思う。大事なのはそういった選手をどう使うのか?なんだろうねぇ。こういった活用法はセ・リーグ育ちの高前ヘッドには難しいだろう。アタクシがパリーグを知っているコーチを連れて来いというのは、こういうこと。多くの同志も外部の血を求めているのもカープ育ちのコーチに「限界」を感じているからに他ならない。河田コーチはここ数年はセ・リーグだったけど、現役時代もコーチとしても長くパリーグにいるし、まだまだそっちのキャリアの方が長い。パリーグのスピードという部分をカープに注入したおかげで3連覇できたようなものだからな。3年経っていればメンバーも変わる。再びそういった「スピード」を活かした走塁や攻撃を叩きこんでほしいよな。

若鯉たちも「打倒パリーグ」を目標にダイナミックな選手に

フェニックスリーグでカープの若手がかなり頑張っているようだねぇ。なんせ来季の1軍キャンプのメンバーに選ばれる可能性が活躍次第ではあるわけで、目の色変えてやっている選手もたくさんいるだろう。こうした若鯉たちもぜひ打倒パ・リーグ、パ・リーグに勝つ為に自分ができることは?と自問自答してみるのもいい。そうった考えが首脳陣の眼に止まる可能性は十分あるだろう。
待望の左腕先発候補の高橋昂也も病み上がりながらも7回を投げ切るスタミナを見せつけて1軍キャンプの切符を手にしたようだねぇ。2年目の捕手石原貴も「打てる捕手」をアピール。坂倉も磯村もウカウカしてられんだろう。中村奨も同じだよな。
まぁカープ球団も変わらなきゃならんだろう。頑なにDH制導入を拒否しているけど、実際にカープよりも人件費の安いパ・リーグ球団は沢山あるし、カープができないとは思えない。ドラフト戦略も野手ならスピード重視の選手を獲るのが伝統だけど、そろそろ遠くに飛ばす選手だったり、足だけはスゴイという選手だったりね「一芸」にひでた選手の獲得も積極的にやる方向にシフトしていくのもいいだろう。これなら負けないという侍の集団を作るべきだろうねぇ。パリーグと互角に戦うチームを作るにはそういったドラフトも絶対に必要だろうねぇ。やはりカープ球団が「その気に」ならんとな。ファンは見ているよ。しっかりやってほしいよな。

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