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磯村の満塁弾を演出した長野の「つなぎ」。秋山にも一発でカープは乗っていけるだろうか??

Mageちゃんの「熱視線」
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 「巨人3-6広島」(15日、東京ドーム) 広島の磯村嘉孝捕手(29)が自身初の満塁弾でチームを勝利に導いた。2-2の延長十一回だ。菊地のスライダーを完璧に捉え、左中間席へ突き刺した。敗れれば、5位に転落する可能性があった一戦。今季東京ドーム6戦目にして初勝利だ。伏兵の一発がチームを救い、阪神と勝率で並んで3位に浮上。2位・巨人とのゲーム差も0・5とした。

情報源: 広島・磯村 延長十一回ド派手に決めたプロ初満塁弾 東京ドーム今季初星で3位タイ浮上

今日はね、妻がやっているピアノ教室の発表会。大きな会場を借りてやるんでアタクシもこれから運転手兼お手伝いでなかなか時間がない。なのであまり脱線せず、ショートバージョンで失礼しますな。

磯村がド派手な満塁弾で延長戦を制覇!!

まずはゲームを決めた磯村だよな。長野がつないで2死満塁。初球で決めてくれたよな。まぁ長野のことは個の次に書くけど積極的に行った結果が最高だったよな。もうどんな球でも行くという気持ちね、これは大事だよな。このゲームでも本来なら9回で決着がついてもおかしくなかったけど、カープ側に不味い攻めが目立ったよな。序盤はゲッツーでチャンスをつぶしたし、終盤は盗塁しかけてもみんな憤死。流れが巨人に行っても全然おかしくないんだけど、その巨人が本当に元気がないというかね、坂本一人いないだけでこちらか見てみると怖さが全然違うよな。まぁ相手が調子が悪い時にどれだけ白星をもぎ取れるかってのはペナント上位に行くためには絶対に必要な要素。2位から6位まで団子だからな、今のうち巨人を突き放しておくことは大事だよな。
そんな中で磯村がふん詰まりを一気に解消してくれた。この日は途中出場でゲームに入ったのが良かったのかもしれん。これスタメンマスクでの打席だったら再三チャンスをつぶしてきているだけに力が入ったかもしれんし、バットが出なかったかもしれん。初球から行けたというのがよかったよな。
磯村もムードメーカー。ダイヤモンドを1周してベンチ戻ると手洗い祝福の嵐。人柄がこういうところで出るよな。これでチームのムードも上がってくれるといいよな。

磯村の満塁弾生んだ長野の「つなぎ」

延長戦に入るとホームの巨人はいい投手から、逆にカープは最後に栗林という使い方になる。巨人は9回に大勢を使ってくれた。ただ、10回の赤星、11回の菊地と今季出てきた投手。カープ打線もあまり対戦がないだけにやりづらさもあっただろうねぇ。アタクシも11回に出てきた菊地という投手は初めて見た。なんでも前日の阪神戦で登板して3者三振を演じたそうな。抜擢だよな。真っすぐも早いし、得意としているスライダーね、タテ変化とヨコ変化の二つもっているのかなぁという印象だった。右打者はちょっと厄介だけど、左打者に対してどんな球を投げるのか??チェンジアップとかあると有効だけどやはりスライダーと真っすぐのコンビネーションだった。1死後に出てきた坂倉に対しては真っすぐ中心、外からスライダーを入れてくるか外を意識させて左打者の泣き所ひざ元にスライダーを投げ込むかといった配球で、最後はひざ元のスライダーが外れて四球を出した。まぁ左打者が攻略のポイントかなぁとは思ったねぇ。逆に右打者はなかなかスライダーが邪魔でマクブルームはセンターフライ、堂林はスライダーに翻弄されて三振した。攻略は左打者かなぁと思ったけど、ベンチに残っている左打者は矢野だけ。あとは小園、投手の所に代打、そして磯村と並ぶ。この投手の所の代打ね、ポイントかなぁと感じたねぇ。

小園がボッテボテの内野安打でつないだ。2死1,2塁。ここで代打はとっておきの長野を起用。アタクシはこの起用が磯村のサヨナラを呼んだ、そんな気がしている。結果は四球を選ぶんだけど、アタクシはこの四球で菊地のスライダーを封じ込めたと思っている。振り返ってみよう。初球はスライダーも抜けて高めに決まった。菊地を初めて見る長野にとっては難しい初球だった。2球目はストレート。外角低めを狙った。スライダーで仕留めるための種まきだよな。この2球目がストライクとなれば、長野は簡単に料理されたと思う。ただ、ここから長野が粘りを見せる。3球目は2球目とほぼ同じコースにスライダーを投げる。ここはストライクゾーンに入れてきた。これで追い込まれた。4球目はスライダーを遠く見せるためにインハイでのけぞらせる。これで並行カウント。巨人バッテリーはここからスライダー攻めだよな。それに対して長野はことごとくファールで逃げる。7球目。菊地はどうだろう??ファールにされないようにとややボールになるスライダーを投じた。これまですでに菊池のスライダーを5球見ている長野は「ボール」と見切ったのだろう。この7球目は外れてフルカウントになった。さぁて困ったのは巨人バッテリーだよな。恐らく菊地のスライダーは完全に長野に「見切られている」と感じたのだろう。最後は真っすぐ勝負も力は入って外れた。難しい初対戦の相手からベテラン長野は四球で「つないだ」よな。

これで2死満塁。打席には磯村。ここまで見てきて菊池がスライダー投手だというのは捕手である磯村ならわかっていただろう。四球の後の初球ね、狙い球だったろう。対する巨人バッテリー。満塁だからな、一番イヤなのは打たれることなんだろうけど、勝ち越しのランナーが3塁にいる。四球も出せないし、厳しいスライダーを投げてもバッテリーエラーになる可能性もある。延長戦。1点もやれないよな。それと巨人バッテリーが印象に残っているのが長野打席。厳しいスライダーを投げてもボール先行だと苦しくなる。現に長野には見切られている「気持ち悪さ」を菊地は感じていたように思うねぇ。そういった背景があっての初球。この日菊地が投じたスライダーの中で一番甘いコースに来た。これを逃さずに磯村は叩いた。カープファンの待つレフトスタンドへ一直線だったよな。

アタクシは「つなぎの野球」というのは何も連打を重ねるだけではなく、相手投手へのプレッシャーね、次の打者には甘く投げざるを得ない状況にして次の打者につなぐのも「つなぎの野球」だと思う。3連覇の時代はこれができていたように思う。ただ次の打者につなぐために四球を選ぶにしてもその選び方ね、相手投手の得意な球を使えなくすることは本当に大事だと思うねぇ。そういう意味では長野は菊地のスライダーをことごとく粘って見切ってね、それから磯村につないだ。アタクシは長野のつなぎが生んだ満塁弾、そう思うねぇ。

おっと、とうとう時間が来てしまったよ…
ここまで9連戦は2勝2敗。元気のない巨人を叩いて白星を先行したいよな。今日の先発は森下。対するは新助っ人のアンドリース。また見たことない投手が出てくるよな。こういう投手こそ、みんなで得意球を封じで中盤に一気に叩く、そういう野球を見せてくれれば、調子のいい森下と巨人打線を考えればいいゲームができるだろう。秋山にも一発が出た。非常にいいムードの勝ち方だっただけにこれを大事にしていきたいよな。

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コメント

  1. MAX より:

    そもそも優勝してた時も繋いだり、時にはホームランや進塁打、はたまた内野ゴロで相手のエラー誘うなど色々あったと思います。
    ただ、一番印象に残ってるのは、別にレギュラーの選手じゃなくても控えの選手がヒーローになれる場面が多かったかなと言う雰囲気があったように思います。
    磯村のグランドスラムも、優勝してた時期の良い雰囲気を思い出しました。

    別にコロコロスタメン変えろって訳じゃないですけど、誰もが活躍できてヒーローになれる環境、それを思い出してもらいたいですね。
    好調な選手、好調だから昇格させた選手は即起用する。不調の選手は調整させたり好調だった選手が低調になった時に備えてもらう。
    優勝してた時ってそうやっていたように思うのですが。
    野間だって2016年は抹消されて代わりに上げたのが誠也。結果は大成功でしたし。
    ベテランだからとか残留してくれたからと異常なまでの配慮っていらないと思うんですけどね。
    好調な選手は好調である限りは使うべきだと思いました。

    • MAXさま。まさにその通りだと思います。ベテランやFAで残留した選手も調子が悪ければ当然下で調整してもらうという毅然とした態度は首脳陣には必要でしょうねぇ。確かに3連覇の時には日替わりヒーローでした。下水流のサヨナラホームランはアタクシは特に印象に残っています。
      コメント、ありがとうございました。

  2. 一禅小和尚92 より:

    mageさん、おはようございます。
    いい旦那さんですね。コンビニ経営に奥さんのお手伝い、子供さんたちの習い事の送り迎え等、本当に忙しそう。
    そして、毎日のブログ記事更新。凄いです。
    私も読者としてコメントを書くのを続けていきたいです。(はじめたばかりですが)

    「mageさんにきいてみよ」これがmageさんのブログを読み初めてからずっと私の口癖で、分からんことは直ぐにきくことにしています。うっとうしい奴ですがこれからもよろしくお願いします。
    今日はここです。
    ➡️「つなぎの野球」というのは何も連打を重ねるだけではなく、相手投手へのプレッシャーね、次の打者には甘く投げざるを得ない状況にして次の打者につなぐのも「つなぎの野球」だと思う。3連覇の時代はこれができていたよ。
    なるほど、感心しました。解説者さんたちも「流れ」をよく口にします。たまに、「そういうことか!」と微妙にわかったような感じがします。
    そして、今日の記事の「つなぎの野球」つまり、繋がる、繋がってしまう、ということかな?
    最後に一言
    何でこうも、三連覇時代にできていたことが悉く出来なくなっているのでしょうか?比較という発想ではなく、理由があるはず。

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