「広島2-1巨人」(23日、マツダスタジアム) 広島は接戦を制して今季2度目の3連勝、今季初の同一カード3連勝を飾った。巨人戦は昨年7月19~21日以来の同一カード3連勝と、意地を見せた。
情報源: 広島・佐々岡監督「やられた分、やり返す」巨人に3タテ返し
巨人に地元広島で3連勝。じっくり書きたいところだけどな、朝のバイトが試験勉強が間に合わないということで急遽お休み。なので時間がない(笑)。今日はショートバージョンだぜぃ。
難しい立ち上がりを乗り切る投手になった遠藤
テレビをつけたら試合が中断していた。てっきり試合開始が遅れているのかと思いきや、1回表無死1塁、2ボールでの中断。こら、なんとも言えないイヤなタイミングでの中断だよな。再開後の遠藤の投球に不安があった。
再開後は案の定、制球が定まらない。特にアウトコースへの真っすぐはことごとくストライクゾーンを外していたよな。
1死1,3塁。ここで先制されるとこれまで連勝した流れが止まってしまう恐れもある。遠藤も調子を取り戻す前に、打ち込まれる可能性もあった。
しかし、ここで遠藤が踏ん張ったよな。
岡本に投じた初球のカーブね、これに岡本がまんまと手を出してくれた。このゲーム、このカーブが非常に有効だったよな。この岡本のセカンドフライが非常に大きかったよな。
さて、続くウィーラー。怖ぇよな。やはり真っすぐのコントロールが乱れて3ボール。正直、歩かせた方が…という気持ちで見ていた。
ところがここで岡本を打ち取ったカーブ。ストライクを取りに来るであろうとウィーラーが真っすぐ系を待っていたのだろう、その打ち気を削ぐようなブレーキの利いたカーブが決まった。ウィーラーも「そう来たか!?」と苦笑い。このカーブで取ったストライクが大きかったよな。
打者心理というのは面白い。初球、2球目とボールをじっくり見れる。遠藤の荒れ球を冷静に見極められる。しかしチャンスの場面でフルカウントとなるとやはりストライクゾーンを大きく見なきゃいかん。するとボール球でも手を出してくる。
その心理を會澤が上手く利用したのか、たまたま高くいっちまったのかわからんけどな、最後は高めの釣り球のような真っすぐに手を出してくれた。何もストライクしか打者が手を出すわけではない。場面やカウントによってはボール球にも手を出す。球持ちのいい遠藤の投球フォームも身を助けたように思う。このピンチを無失点に抑えて乗れたよな。
あとは、回を追うごとにしり上がりに調子を上げてくれた。7回1失点。何とかまとめる力を身に着けてきた。成長したよな。
誠也が「顔」で一発。
巨人先発の直江。プロ初登板・初先発だよな。まぁカープはこういう若手投手の引き立て役に回るケースが多い。とはいっても初めて見る投手。どんな球を投げて、変化球もどんな軌道で入ってくるかもわからん。そら、打てないだろうねぇ、最初はさ。
でも、こういう投手がなかなか勝てないのは緊張と経験不足から来る「自滅」だよな。でもこの直江投手はそういう崩れ方をしないタイプ。敵ながら、将来が楽しみな投手だよな。
ただ、今のカープは3連覇を経験している選手が多い。ベテランの長野もいる。こうした豊富な経験を盾に若手を「顔で潰す」野球はしてもらいたいと思う。それを実践してくれたのが誠也の一発だよな。
さすがに誠也はマウンドから見ていても迫力があるんだろうねぇ。第1打席も四球で逃げた傾向があった。2打席目もコントロールが定まらない印象だった。高めの少々ボール球だったけど、無理くりスタンドに叩き込んだ。まさに「顔」で打った一発だろう。
これは結構効き目がある。その後の直江の内容を見れば、コントロールの乱れや、球速にそれを確認することができたよな。
まぁプロ初先発とういうことで、少しでも陰りが見えれば交代という巨人ベンチの腹積もりだったんだろう。この回を投げ切ったところで交代。でも、今後は手ごわい投手に成長しそうだよな。
坂倉スタメン落ちの悔しさをバットで晴らす
勝ち越し打は坂倉の一発だよな。本当にいい打者になったもんだよ。
打ったホームランは初戦のスリーランの再現を見ているかのようだった。
本来なら遠藤が先発ならマスクは坂倉というのが今季は多かった。ところがマスクは會澤。會澤もここの所、打撃も上向いてきた。ベンチが使いたいと思うのも無理もないだろう。
それと前日に佐々岡監督が3タテ宣言をした。そういうベンチの気持ちも會澤スタメンに動いたのかもしれんねぇ。
坂倉からしてみれば、「え?俺じゃねぇの!?」となったかもしれん。悶々とした気持ちで試合を見つめていただろうねぇ。その鬱憤を一振りで振り払った。本当に頼もしい若手が出てきたよな。
切り替えの早さが光るセットアッパー塹江
1-1の同点で試合は終盤。まぁこれまでのカープの戦いぶりだと、ちょっと勝てない展開だよな。ここはブルペンの踏ん張りが必要。しかしここの所、塹江⇒フランスワが安定してきた。これでチームが落ち着いたのは確かだよな。
8回のマウンドに上がったのは塹江。四球とヒットでピンチを作った。
塹江はピンチを作ると「いけね!」って顔をする。でもそこには悲壮感はないんだよな。常に胸を張って前を向く。この辺はコントロールに苦しんだ時期には見受けられなかった。この辺、自信の表れと切り替えの早さね、感心させられる。
昨日のゲームはツーアウトからピンチを作った。「いけね!」という場面。ここで昨日ホームランを打っているモタ。おっかねぇよな。
塹江はモタを早々に追い込んだ。しかしモタは粘る。真っすぐをカットし、足元のスライダーには引っかかってこない。真っすぐにタイミングが合ってきているだけにフルカウントからの選球が難しい。
塹江は磯村のサインに首を振った。何か塹江に策があったように見えた。
ここで投じたのはスライダー。でも、いつもの塹江のスライダーとコースというか軌道を変えてきたように思う。
本来のスライダーは真ん中から右打者への足元へボールになるよう軌道。これで左右の打者を打ち取れる決め球でもある。
しかしこの時に塹江が投じたスライダーは外から真ん中に入ってくる軌道。これをモタは真っすぐと判断したようなタイミングで振ってきた。真っすぐだと思ったところに球が遅れてきてなおかつ、落ちた。モタのバットは空を切った。
いつも通りのスライダーなら、見逃されていただろう。素直に真っすぐに行くのも怖い。なので外から内に入る「内スラ」それも大きく曲がる内スラを選択した塹江のヒラメキが功を奏したよな。
ピンチでも切り替えて打者を観察する余裕も生まれるようになった。風貌はすでにベテランのような23歳。今後が楽しみだよな。
さぁDeNAにもお返しだ!
佐々岡監督の宣言通り、巨人に3連勝した。大勝もいいけど、昨日のような1点差ゲームを勝ち切るのもいいよな。巨人も大敗よりはこっちの負け方の方が後を引くだろう。
明日からは横浜に乗り込んでDeNAとの対戦だよな。地元での3連戦では勝たせてくれなった。
味をしめたのか佐々岡監督もDeNAへのリベンジを誓うコメントを残した。結果はどうあれ、やはり監督がメッセージを残すのは非常に大事なことだと思う。
やはりカギは初戦先発の九里だよな。前回のようなしょっぱいピッチングをするとそのムードがその3連戦を支配してしまう。本当に大役だから頑張ってほしいよな。
少し、長野が下降しているように思う。この辺、打線を少しいじくってもいいだろう。1番にピレラを持ってきたり気分転換も必要だろうねぇ。
やはり、、巨人戦に勝つというのはいいもんだよな。首位とのゲーム差を三つ縮めた。でも借金はまだ4つある。一気に返していけば面白い展開になりそうだよな。
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