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「もぎ取る四球」を足掛かりにビッグイニング!佐々岡監督からついに飛び出た「3タテ宣言」

Mageちゃんの「熱視線」
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 「広島10-4巨人」(22日、マツダスタジアム) 鯉打線が巨人を粉砕した。三回に打者一巡12人の猛攻で6点を奪うなど、今季6度目、巨人戦は今季初となる2桁10得点。その中心となったのは堂林翔太内野手(29)だ。三回に2点適時打を放つと、四回には11号2ランをバックスクリーンにたたき込み、計4打点をマークした。首位巨人に2連勝し、4カードぶりの勝ち越しも決定。この勢いで宿敵をスイープじゃ!

情報源: 堂林 打者一巡6点の猛攻けん引 広島が痛快10点G連倒!誠也とプリンスジャンプ

DeNAに一つも勝てなかったカープ。巨人戦もやられるだろうと思っていたけどな、序盤に大量リードという展開で早々にカード勝ち越しを決めた。

どうだろう?なんか巨人の選手に元気がない。この広島の暑さにもへばっているように思う。丸もこの暑さを知っているだろうけど、やはり温室で野球やっていると、体質も変わっちまうのかねぇ?

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畠攻略のカギになった「もぎとる四球」

まずこのゲームは先発投手の出来で大きく明暗を分けたよな。まぁ決して大瀬良もいいとは思わんかった。先制直後に一発献上したりね、この辺は大瀬良らしさを感じることができなかった。

対する畠もコントロールが定まらないというか、解説の槇原さんも言っていたけど、球がシュート回転して外を狙っても中へ中へ入って来てしまう。これを投げながら修正しようにもなかなかうまくいかなかった。この辺はカープの各打者が苦労する畠を見て「四球を選ぶ」のではなく「四球をもぎ取った」という槇原さんの言葉で強く感じた。

まずは3回先頭の大瀬良が手本を見せたように思う。まだゲームは序盤だし、投球に専念しなければならない。あっさりアウトになってもいいのだろうけど、この辺はやはりエースだねぇ、何としてでも先頭として出塁するぞ!という気持ちが見えた。

初球、2球目とボールが続いた。この辺から大瀬良に色気が出たのだろう「四球で出れるかな?」と。フルカウントとなって畠が投じた6球目は外角低め、コースギリギリに来るいい球だった。これを大瀬良がカットした。これが大きかったように思う。最後は畠の方が根負けした形で歩かせた。まぁこの大瀬良の四球のもぎ取り方が畠にとっては後を引く感じになっちまったよな。

続く長野も早々に追い込まれながらも、四球をもぎとった。ストレートが荒れてしまっている畠はスライダー一辺倒。まぁ炭谷の中にはスライダーを引っかけさせてゲッツー狙いだったと思うけど、このスライダーも丁寧に見極めていたように思う。この辺も畠への強烈なプレッシャーになっていただろうねぇ。

押し出しで勝ち越し点を取り、その後は堂林やピレラが「しぶとく」タイムリーね、これもスカっと打たれるよりはあぁいう泥臭いヒットの方がダメージを与えられたように思う。まぁ投手に四球出すとロクなことがないという典型だろうねぇ。

チームを前向きにさせた菊池の走塁

話を少し巻き戻そう。初回の先制点ね、菊池の走塁が非常に前向きになれるムードを作ってくれたように思う。

1死2塁から龍馬のあたりは1,2塁間を抜けるヒット。非常に打球が速かった分、2塁からホームを陥れるのは難しいと思えた。

しかしに2塁ランナーの菊池は3塁手前でスピードを落とすことなくホームへ向かった。

三塁コーチャーの廣瀬コーチも最初は手を回しながらもストップのジェスチャーに切り替えた。廣瀬コーチも判断が難しい打球に対して、菊池は「果敢に」ホームへ走った。結果は送球が乱れ楽々セーフではあったけど、送球が良ければクロスプレーだったように思う。

かつてのカープはこうした「攻めの走塁」ができていたし、他球団もそれを脅威に感じていた。でも、いつしかカープからこういう走塁が消えてしまっていたよな。中には1塁への全力疾走も怠る選手も出てきた。

もしかしたら、菊池自身がそれに気づいたのかもしれない。打順を2番から7番に降格されたことによって、今まで忘れていたものを思い出したのかもしれん。2番に戻って打率も上向いてきた。これからも積極的な走塁を続けて欲しいよな。

思ったよりも早かった!?堂林の復調

堂林にあたりが戻ってきたよな。このゲームでも2安打4打点。一時は3割を切った打率も.310まで戻した。この日のホームランも打った瞬間にそれとわかる打球だった。完全に復調したと言っていいだろう。そしてこの復調で堂林はシーズン完走する可能性が非常に高くなったように思う。

今季、開幕からの堂林の活躍に目を疑った同志も多いだろう。アタクシもその一人。

開幕から好調な打撃を見せてきたけど、長いシーズン必ず打てなくなる時が来る。その時に再度上がれるか、そのままシーズンを終えるかが分かれ道。これまでの堂林のプロ野球人生を見ていた人は後者を予測していた方が多いかもしれん。

17打席ノーヒットというのもあった。堂林は小細工して誤魔化しながら成績を維持することはできない男。これまでもゲームに出るためには外野やファーストにも真正面からぶつかっていった。吸収できるものなら何でも取り入れた。決して器用で世渡り上手ではないよな(笑)

不振の時期を堂林は自分の力で切り抜けた。これは堂林にとって貴重な成功体験になるだろう。一皮むけたよな、ホントにさ。

ホームランばかり目が行ってしまうけど、2打席目のボテボテがしぶとく1,2塁間を抜けるタイムリーね、あの打球に堂林の気持ちが表れていたように思う。「このまま、終わるわけにはいかないぞ」というね。

これで堂林のホームランは11。自己最多の14が見えてきた。このままいけばキャリアハイの可能性は高いだろうねぇ。

鯉のプリンスと言われて早11年。時間はかかったけど、「プリンス」から「キング」になる日も近いかもねぇ。

大勝ムードに水を差した薮田の投球

本来なら大瀬良にも完投してもらいたかったけどな、やはり連戦が続く今シーズン、大差の時点で主力野手を休ませたように、大瀬良も8回でお役御免。大量点に助けられたとはいえ、巨人に反撃の糸口さえつかませない内容だったよな。

初戦も森下を8回までで、最終回は島内にバトンを渡したものの結局はフランスワを出す展開になっちまったよな。2戦目も最終回、マウンドに上がった薮田が失点を重ねた。困ったもんだよな。

昨日の記事坂倉が、ピレラが、上本が、そして森下の頑張りに「三連覇戦士たち」は何を見たか?でも書いたけど、大量点差の最終回ってのは難しい。でも、それは若い島内だから同情したのであって、何年もプロの飯を食っている薮田にはそいう言葉はかけられない。「何やってんだよ!?」そういう言葉しか出てこないよな。

もう8点差ある。どんどんストライク先行で行かなきゃいかん。それでも先頭に四球出してモタに一発献上。その後も四球出したりね、若手投手みてぇな投球をしている。心なしか會澤もムッとしていたよな。

チームがようやく前向きな姿勢を見せつつある中で、こういう内容はいただけない。アタクシが思っている以上にベンチは薮田を戦力として評価しているのだからね、次はビシッと行ってもらいたいもんだよな。

連日の大勝に手ごたえ!?佐々岡監督から飛び出た「3タテ宣言」

この巨人とに2試合を見ているとチーム全体が前を向き始めたように思う。何だろう?「勝ち方を思い出した」ようなムードね、このムードを大事にしたいよな。

これまで佐々岡監督を筆頭に首脳陣が「メッセージ」を発することが少なかった。佐々岡監督が何を考えているのか?アタクシ達ファンにもモヤモヤしたものがあったよな。

まぁ当然、チームの成績も悪いから、監督のコメントも歯切れが悪いのも仕方ない。でも、その中でも前向きになれる発言というはこれまでなかったように思う。

そんな佐々岡監督の口からゲーム後「やられっぱなしだったのでやり返す。もう1試合を取りにいきたい」と巨人を3タテ宣言が出た。非常にいいことだよな。

佐々岡監督のムードというのは独特というかねぇ、これまで見たことのない監督像のように思える。ただ、FA選手残留には選手に積極的にメッセージを送っていたし、その発したメッセージは心に響くようなものを持っているのかもしれない。

三連覇メンバー中心で、三連覇メンバーが働くのを待っていた打線を巨人戦から大幅に入れ替えてきた。これも監督の決断とメッセージなんだろう。選手が即座に反応を示した。やはり監督は常にメッセージを発していかんとねぇ。

この佐々岡監督の「もう一つ取りに行く」というメッセージね、もちろん選手にも届いていることだろう。これまでコテンパンにやられているからな、選手の気持ちも高ぶっていることだろう。こういう前向きなメッセージはどんどん発してほしいよな。

そういう意味では今日の先発、遠藤ね、前回の巨人戦で完投勝利を上げた。巨人だって遠藤攻略を練ってきているだろう。その上を行く投球を期待したいよな。

巨人は先発の谷間。これまではブルペンデーで回してきたけど、今日はプロ初登板の直江が投げるそうな。

カープ打線は初回から「上から目線」で襲い掛かってほしい。その気持ちがあれば、初戦、2戦目のような展開に持ち込めるだろう。頑張ってほしいよな。

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