「広島11-5中日」(26日、マツダスタジアム) 頼れる主砲が帰ってきた!広島の鈴木誠也外野手(26)が5試合ぶりにスタメン復帰し、3安打2打点の活躍。五回には復帰即本塁打となる9号ソロを突き刺した。新型コロナウイルスのワクチン接種による副反応で、欠場や代打出場が続いたが、周囲の不安を一掃。背番号1の貢献もあって、チームは今季最多の18安打で連敗を5で止めた。
情報源: 広島・鈴木誠 復活弾 5戦ぶり先発で4番の仕事3安打2打点
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【中日】 ●小笠原(5勝3敗) 山本 藤嶋 ロサリオ 橋本
【広島】 ○大道(3勝1敗) 菊池保 バード コルニエル 栗林
[本塁打] 鈴木誠9号(広) 長野1号(広)
今日は2年前に亡くなった父の命日。三回忌の法要があるんで時間がない。とは言えカープの連敗が止まったとなれば、やはり記事を更新したくなるもんよ。と、いうことで今日はショートバージョンで失礼しますな。
カープの連敗が今回は5で止まった。まぁこの辺で勝っておかないとな、来週はリーグ1位、2位との6連戦。来週を迎えるのは怖いんだけど力強いカープの主砲が戻ってきた。非常にいい野球ができたよな。やはりこのチームは「誠也のチーム」。誠也が元気じゃなきゃいかんのだろうねぇ。
一発の予感があった第一打席
まぁこれはアタクシが感じた、あくまでも「印象」なんだけど、この日の誠也は「打ちそう」という感じはあった。まぁ誠也本人はどうなのかわからないけど、何かきっかけがあったような気がする。もし、そのきっかけがあったとすれば、それは第1打席のセンターフライだったように思う。この第1打席は2回の表、先頭打者として打席に立った初球だった。中日先発の小笠原が投じた初球は真ん中高めの真っすぐ。これに誠也は「珍しく」バットを出した。あえて「珍しく」と書いたのはアタクシはそれほど気にはなっていなかったのだけど、当ブログへのコメントやメールでの問い合わせで「なぜ誠也は初球を見送るのか??」というご意見を結構いただいていた。まぁアタクシは過去にいた強打者が大体初球を打たないのを知っていたのであまり気にかけなかったんだけど、初球を打たないというのは打者の「間」みたいなもので、狙う時は狙うしな、さほど大事なことではないと思う。ただ、その打者が結果が出ない時に大甘の初球を打たないのはもったいないと見ている方は思うんだろうねぇ。
話を戻そう。この初球を「珍しく」誠也はバットを出した。いや、どうだろう??バットを出したというよりは「反応」したといった方が当たっているような気がする。高めの球をバットを振り下ろすようなスイングで打った打球は鋭くセンター方向へ飛んで行った。センターがバックして捕球。センターフライとなったけど、アタクシはこの弾道が気になった。いや、というよりは「気に入った」。そして打った当人である誠也がセンターへ飛んでいく打球を見て少し驚きの表情を見せた。あれだけブンブン振っても遠くへ飛ばなかった誠也の打球がバットの出し方と力を抜いた、「反応した」だけであれだけの打球が飛んで行った。もちろんこれはアタクシの主観だけど、あれで誠也は何かをつかんだような気がした。それがその後の1発やタイムリーにつながったような気がする。どの打球も不振だった誠也にみられなかった鋭い打球だった。第1打席にヒントがあって何かをつかんだ。何度も言うけど、これはアタクシの主観。本人はじぇんじぇん違うというかもしれんけど、きっかけになったセンターフライだったように思うねぇ。
改めて感じた「誠也のチーム」の強さと弱さ
誠也と大瀬良は今季からそれぞれ野手と投手の「キャプテン」に任命された。まぁそれぞれ「向いていないのでは??」というご意見がSNSなんかには散見している。まぁ一言で「キャプテン」といっても色々なタイプがいるよな。くしくも今、作者のちばあきおさんのあとを継いでコージィ城倉さんが「キャプテン2」を連載している。最近は否定されがちな「昭和」という時代ね、この昭和臭さがプンプンする野球漫画、いいもんだよな。この「キャプテン」は墨谷二中の歴代野球部のキャプテンを描いた作品なんだけど、ここに出てくるキャプテン像もさまざまだよな。自らが努力を重ねて信頼を勝ち取った谷口。口うるさくすぐに手や足が飛ぶスパルタタイプの丸井。根っからのリーダータイプのイガラシ。天真爛漫で頼りなさもあるけど、プレーの凄さでチームを引っ張る近藤と色々なキャプテン像が描かれている作品。アタクシがこの記事を書いている机の横の本棚にはこの「キャプテン」の単行本が今も並んでいる。
今のカープは「誠也のチーム」。雨で中断中にベンチで談笑している姿や、マツダスタジアムのバックスクリーンに映し出される誠也の映像は子供たちに大ウケだよな。「楽しくやろう!!」というスタイルが誠也のキャプテンとしてのスタイルなのだろう。ただ、自身が打てなかったり、チームが低迷していると「ふざけるな」と批判されるリスクのあるキャプテンだよな。半面、チームが波に乗ると手が付けられなくなるキャプテンでもある。このゲームに限って言えば、誠也が打つとカープは強い。手に負えない。そういう印象を強く残したよな。
誠也自身も「楽しくやらないと面白くない。暗くなる必要はない」とコメントを残しているしな、それならそれで野手陣をどんどんそういう形で引っ張ってね、「カープベンチはいつも楽しそう」という場面をどんどん作って行って欲しいよな。
カープファン同志の皆様も心の中で「理想のリーダー像」というのはお持ちだろう。合うリーダー、合わないリーダーは皆さんの身近な職場やバイト先、町会やサークル、部活といった人が集まるところには必ず存在するだろう。誠也のリーダー像は「ふさわしくない」と感じる人がいて当然だと思う。ただ、シーズンはまだ半分も終わっていないし、五輪休みもある。誠也のキャプテンとしての資質はシーズン終わってから下せばいいだろうねぇ。ただ、一つ言えるのは「誠也のチーム」である今のカープは強さと弱さが表裏一体なんだよな。今は「弱さ」が出る確率が非常に高い状態。だから連敗する。ベンチの能力はもちろん重要だけど、プレーするのは選手だからな、その選手が誠也の一挙手一投足に左右されているのが今のチーム状況なのだろう。ここにも「強さ」と「弱さ」が同居している。そんな感じだよな。「強さ」が出る確率が上がれば大型連勝もあり得ると思うよ。勢いが生まれて欲しいよな。
大道が先発で初勝利!!更なる飛躍は「6回」をどう投げ切るか??
さて、投手の方は大道が先発として初めて白星を手にした。5回2/3を投げて5失点。まぁ最後の6回は明らかに心も体もスタミナ切れの印象が強かったよな。今回は打線の援護があったから白星をゲットできたけど、今後も白星を伸ばしていくのであれば、自身も感じた「未知の世界」6回をどう投げ切るのか??これが課題だろうねぇ。
先発にまわって大道は「バラツキ」が少なくなったし、特にカウントを取るアウトコースの真っすぐのコントロールね、生命線になる球だけど、これが非常にいいよな。これが先発向きと感じさせる部分だよな。後はランナーを背負った時にどう切り抜けるのか??この辺は変化球の精度というものも課題だろうねぇ。大道はフォークとスライダーがあるけど落差は実はスライダーの方が「落ちる」。大道のフォークは栗林のような大きく落ちるというよりは小さく落ちるほうね、スプリットといった方がいいかもしれん。この日の配球は真っすぐが7割以上だったかねぇ、このパターンを続けて長いイニングを投げ切るのは難しい。現に6回は力の落ちた真っすぐを狙い打たれているんでね、この辺真っすぐ一辺倒の配球をどこかのイニングでアクセントとして変化球中心の配球をやっていくとか、真っすぐを見せ球にして抑えられる投球を身に着けると「6回」という課題がクリアできそうだよな。まぁまだ若い投手だからどんどん伸びるだろう。今後の成長が楽しみだよな。
カード勝越して巨人・阪神に「挑戦」を
短めにしようと最初に書いていながらも、いつもの長さになってしまったよ…(笑)
カープはこれまで借金14。ここまで借金を伸ばせる要因はやっぱり「連敗」だよな。一つ勝って連敗、連勝しても連敗で借金が増える。まずこの流れを止められるか??がチーム状況を測る上で大きな指標になるように思うねぇ。そういう意味では連敗が止まった、今日のゲームは非常に大事だよな。それと来週は交流戦後初めて巨人⇒阪神との対戦だよな。ここが一つの大きな前半戦のヤマ、というよりも五輪休み後の期待度を測る上でも大きな意味を持つだろうねぇ。
今日の阪神の先発は秋山だから1週間後、カープに投げてくるだろう。これまでと同じやられ方をしているようなら、五輪後も同じ道をたどるだろう。
巨人も連勝を重ね始めた。阪神との差が最大8あったゲーム差を3.5まで詰めた。やはり「連勝」というのは大きいよな。
カープだって連勝できるようになれば、まだまだ上を狙えるよ。このチームは意識するとダメになるからな、案外誠也の提唱する「楽しく、面白く」野球をやった方が勢いを生むかもしれん。勢いに乗ったらこのタイプが一番厄介だからねぇ。
今日は森下と勝野の先発。森下は前回久々の白星をゲットした、勝野は確か前回登板では7回途中までノーヒットピッチングを展開した。調子はよさそうだよな。投手戦になるかもしれんねぇ。とにかく今日も勝って勢いを少しでもつけて巨人、阪神にぶつかっていきたいよな。
昨日の試合は都合が悪く見ることができなかったんです。magechanさんの記事を読んで流れを知りました。「誠也のチーム」なんだと思うんだけど、本日日曜日の試合はどうも?って感じじゃなかったですか?ブログ記事を楽しみに待ってます。
どうしても気になるので、質問させて下さい。お願いします。
カープはスクイズはしない主義なのですか?
どうして得点に結び付かないんですか?