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新井監督初陣は王者・ヤクルトに完敗!!監督を勝たせたい気持ちが空回り??

強いカープがみたい!
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 「ヤクルト4-0広島」(31日、神宮球場) 広島はわずか3安打で完封負け。開幕戦の完封負けは1994年以来、球団6度目となった。

情報源: 広島・新井監督 3安打完封負けに「全体的に硬かったかな」

真っ赤に染まった神宮球場のレフトスタンドを見て、そういえば神宮球場での開幕戦ってすごく久しぶりだなぁと。調べてみると2003年以来ということだから20年ぶり。そら、久しぶりだよな。

20年前といえばカープ暗黒時代。この年の開幕戦の4番が新井監督。開幕投手は黒田さん。このゲームは恐らくアタクシは神宮に見にいっていたと記憶している。黒田さんがヤクルト打線を全く寄せ付けなかった。3-1で勝ったんだけど、果たして今年はどうかな??といった気持ちでプレイボールを待った。結果は残念だったけど、久しぶりに歓声OK。スクワット応援や選手の応援歌を奏でるトランペットの音色を聞いているとやっぱり野球はいいなぁと思ったねぇ。まぁ宮島さんが歌えなかったのは残念だったけどな。

新井監督初陣は王者ヤクルトに完封負け

結果は残念ながら3安打完封負け。併殺が3つ、村上、オスナに一発を食らいヤクルトは「いつも通り」の戦いぶりだった。村上、山田、中村と侍戦士たちも疲れどころか随所にいい活躍を見せた。さすがに強いねぇといった感じだったよな。カープはこのヤクルト相手に開幕戦の緊張感もあってちょっと圧倒された形になってしまった。新井監督も「ちょっと硬かった」と言っていたようにセ・リーグ連覇のヤクルト相手にちょっと身構えてしまった印象が強く残ったよな。

対戦相手のヤクルトも抑えのマクガフが抜けて後ろが課題といえば課題で僅差のまま終盤ならわからんと思ったけど、4点目をスクイズで取ってくるあたりね、抜け目ないなぁと。この8回の1点で不安の9回も無難に通過できた。この辺に「勝ち方」を知っているなぁと感じたよな。

大瀬良は好投も村神様の一発で…

カープの開幕投手は5年連続の大瀬良。この日の投球は決して悪くなかったと思うし、いい球を投げていたように思う。ただ、先頭の濱田にいきなりヒットを打たれ、一番打たれちゃいけない村上に一発を食らった。まぁこれで球場はヤクルトペースで動くようなムードになってしまった。去年もかなり村上には打たれたし、ヤクルトとの対戦成績も分が悪かった。この点の取られ方はどうしても「今年もか…」という流れに行きやすくなってしまう。そういう意味では何とか防いで欲しい一発だったよな。

しかし経験豊富な大瀬良は失点はこの2点だけでゲームを作った。打線が1点でも返していれば、もう少し長いイニングを行けたのかもしれんけど、開幕投手の重責は果たせたと思う。次に期待だよな。

一番・小園の奇襲作戦??は不発

さて、開幕スタメンだけど、ポイントは「一番・小園」だったように思う。見出しでは「奇襲」」と書いたけど、オープン戦最終戦で小園は1番に起用されたので想定していたバリエーションなのだろう。
まぁこの流れはオープン戦で試した1,2番ね、秋山・菊池・野間を色々試したよな。それと4番もマクブルームと西川を交互で試した。その中でまず決まったのは「4番マクブルーム」。そこから色々と肉付けしてくと1番が空いた。残ったのが小園と菊池と坂倉。この中で1番の適性となれば小園なのだろう。アタクシはこの開幕オーダーはこうした流れで決まっていったように感じたねぇ。
ただ1番小園はこうした消去法的な理由だけではなく新井監督の狙いもあったように思う。ビジター開幕だからカープが先行。カープの1番打者が最初に打席に立つ。小園といえばファーストストライクからガンガン行く打者。好調時ならその積極打法でチームに勢いをつけるきっかけを作ることができる。小園が開幕戦初球からヒットで出れば開幕の硬さも一気にほぐれるのではないか??そんな狙いもあったような気がする。今日以降、打線がどういった形になるかはわからんけど、新井監督の想いがにじみ出ていたスタメンだったと思うねぇ。あ、ちなみにアタクシが推していた7番坂倉・8番菊池が実現した。CS放送の解説だった真中さんと坂口さんもこの下位打線は脅威と言っていた。昨夜、唯一ビールが美味かった瞬間だったよ(笑)

ルーキー・河野は苦いプロデビュー

ビハンドの展開だから先発大瀬良は5回で降板。6回のマウンドにはルーキーの河野がマウンドに上がった。社会人投手3人のルーキーの中で唯一1軍に残った。ルーキーデビュー一番乗りだよな。
しかしいきなりプロの洗礼を浴びた。先頭のオスナに一発を食らって3点目を献上した。ただ、この一発はオスナの技とパワーが一体化した素晴らしい一発だった。相手を褒めるしかないだろうねぇ。

河野がただのルーキーではないというのはこの後。いきなりの一発被弾で動揺するかと思いきや、なんのなんのその後は冷静さを取り戻し、文字通り淡々と後続打者を抑えた。普通なら動揺で四球与えたりするものだけど、この辺に河野が「プロ向き」と思わせるモノを見せてくれたように思うねぇ。自身も四球が少ない投手というように自分らしさを発揮できたデビュー登板だったように思うねぇ。打者のタイミングを外すのも上手い。先発起用も含めて楽しみな投手であることは間違いないよな。

戸根も持ち味を発揮!カープにはいなかったタイプ

もう一人の注目の投手は現役ドラフトで巨人から移籍してきた戸根。こちらも持ち味を発揮してくれたように思うねぇ。
ワイルドないで立ちで右打者の胸元をえぐる球を臆せず投げ込んできた。紳士的な投手が多いカープ投手陣の中ではひときわ異彩を放つ存在になりそうだよな。
戸根の姿をマウンド上に見つけたアタクシの妻は「アレ、誰??」と食いついてきた。戸根のことを説明すると「カープっぽくない」と一言。まぁ普段から目を皿にしてみているアタクシと違ってたまにしか見ない人から見ても戸根という投手は目立つのだろう。カープ中継ぎ陣に新風を巻き起こして欲しいよな。
戸根本人は「勝ちパターンに入れるように」と高い志。戸根が投げるとカープが勢いづくようなね、そんな存在になってくれるといいよな。

打線のミス連発は焦りというよりは…!?

打線はヤクルト投手陣に3安打と抑え込まれた。チャンスはありそうだったけど3併殺となかなか攻撃のリズムを作れなかったよな。ミスも連発していたし、この辺は課題が多いと感じたカープファン同志も多かっただろう。
当然、村上に一発食らって追いかける展開になったわけだし、開幕戦の緊張も手伝ってうまくいかなかったよな。ランナーもなかなかでないし、新井監督も作戦を繰り出せる展開にはならなかった。

まぁこの辺は焦りというよりは選手たちの気持ちが空回りしてしまった。そんな風にも見えたねぇ。その気持ちというのはもちろん「新井監督に初白星を」という気持ちなんだろうと思うねぇ。その典型的なシーンが6回表。菊池がエラーで出塁。代打広輔がセンターへの大飛球。菊池がこれは抜けたと判断し、減速せずに2塁ベースを蹴って3塁へ駆け抜けた。しかしセンターが好捕。菊池は戻れずにゲッツーとなった。中にはボーンヘッドと批判の声もあろうが、アタクシは菊池が「抜けた」というよりは「抜けてくれ」という気持ちが2塁ベースを蹴らせたんだと思う。そこには新井監督を現役時代から慕っている菊池からすれば新井監督に初白星をという気持ちね、冷静な判断よりも気持ちが勝ってしまったプレーだったと思う。これを責める気にはならんのよ。

その他にも龍馬はいつも以上にスイングに力が入っていたように思うしね、野間も硬かった。ヒットを打ったのは秋山とマクブルーム。新井監督の「新井さん時代」を肌で感じていない選手というのもなんか皮肉な結果になったような気がするねぇ。

戦いながらチームを作っていけばいい

残念ながら開幕戦を新井監督初白星で飾ることができなかった。残念だったよな。まぁでもまだ1試合目だし、必ず勝つチームと負けるチームが生まれるわけで気にすることはないだろう。点が取れなかったのも開幕戦の緊張と新井監督への気持ちが空回りした。そうやって片づけられるだろう。でも昨日は昨日。今日は切り替えてやっていってほしいよな。
新井監督の敗戦の弁も実に淡々としたものだったのが印象的だった。ミスもいろいろ出たけど、それを責めることもしなかった。次のゲームに向けて前を向いている証拠だろう。

ひょっとしたら新井監督の初白星は難産になるかもしれん。開幕から連敗を重ねるかもしれん。それでもこのゲームの菊池や龍馬のように監督を勝たせたいと思う選手がいる限りアタクシはチームは成長すると信じている。一つの白星が自信になり力になる。そういう力を新井監督は持っていると思うねぇ。監督初白星の瞬間、新井監督はどんな顔をするのだろう。恐らくウィニングボールを手にして選手やコーチ、裏方さんに笑顔で感謝の言葉を伝えるだろう。チームのみんなが新井監督のその顔を何度でも見たいと感じたとすれば、チームはどんどん成長していくような気がするねぇ。もちろん戦術や選手起用、作戦、継投も監督の大事な仕事だし難しいんだけど、「もって生まれたもの」は絶対にまねできないし、努力しても身につかないもの。新井監督はそのもって生まれたものを持っているし、それが魅力で選手たちがついてくるとすれば、これはこれで大きな武器だし、財産だよな。このチームは戦いながら、少ないかもしれないけど白星を重ねながら作っていくことになるだろう。新井監督1年目、アタクシはこうした目で見守ってみようかと思うねぇ。

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コメント

  1. セブンさま。遅くなりました。とうとう開幕しましたねぇ。残念ながら開幕3連敗と厳しいスタートでしたが、おっしゃるように阪神も9連敗スタートでした。むしろ今のカープを考えると逃げるよりは追いかけて勢いに乗っていったほうが若いチームなので面白いと思います。セブンさま同様、アタクシも今季は勝ち負けよりも新井カープの成長を見守りたい気持ちの方が強いです。負けが続くこともありますが、根気よく応援にしていきましょう!!
    コメント、ありがとうございました。

  2. セブン より:

    開幕しましたねぇ!
    新監督の初陣でしたがライアンのキレの良さにやられました。今期は新井さんがやりたい様にやれば良いし、数試合では何も分かりません。去年の阪神の例もあるし、セリーグ相手には五分の試合をしても課題、問題は交流戦にあるので交流戦まで5割ペースで行けば十分ですし、床田復活したので後は森下君、投手陣はそこそこ良いので打線が上向きになれば噛み合って来るでしょう。後はデビさん次第でその見極めをいつ頃にするのかだと思います。監督、コーチ陣が大幅に変わって楽しみでしか無いので今年も全試合観たいと思います。

    • セブンさま。遅くなりました。とうとう開幕しましたねぇ。残念ながら開幕3連敗と厳しいスタートでしたが、おっしゃるように阪神も9連敗スタートでした。むしろ今のカープを考えると逃げるよりは追いかけて勢いに乗っていったほうが若いチームなので面白いと思います。セブンさま同様、アタクシも今季は勝ち負けよりも新井カープの成長を見守りたい気持ちの方が強いです。負けが続くこともありますが、根気よく応援にしていきましょう!!
      コメント、ありがとうございました。

  3. MAX より:

    こんにちは。
    正直言って大瀬良をもう1イニング投げさせて欲しかったですね。
    ここはバントだろうなと思っていたのですが、まさかの田中広輔代打はびっくりしました。
    仮にもう1イニング投げさせて打たれても捨て試合にすればいいだけですし、8回に投げてた人を使わなくて済んだかもしれませんからね。

    田中のあの打球、以前なら神宮ですしホームラン、最低でもツーベースでしょう。
    ただ結果はセンターフライ。
    正直言ってこれはもうダメだなと思いました。

    打順に関しては3番秋山が本人が向いていないと言うぐらいなので1番は秋山派なのですが、1番に小園使って結果はダボハゼでしたし、勢いも何もないただ来た球を打つだけ。
    現状はショートの一番手なのはまあいいのですが、12球団でも下位レベルのショートですし、ネット見ても盗塁阻止のタッチが上手くないなんて批判もされてますから、小園にこだわるのも危険かなと思いました。
    2番野間にするぐらいなら田村でもよかったですね。
    せっかく田村を一軍に上げたのなら負けてもいいから起用ぐらいしてもらいたかったです。

    坂倉に関しては3年前に會澤がFAで退団して独り立ちできてたはずだと思っているので、予想外の残留で立ち位置が変わり捕手一番手ではなくなったのも大きいかなと思います。
    昨日解説で持っているものの1割も出せていないと言われてました。
    こればかりは起用しないと伸びないと思ってます。

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